△(3665)エニグモ : 7年後中学塾代月5千円、5.98%利回りも減配リスクが懸念

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

我が家の人生設計:長女が中学生になる7年後、月5,000円の塾代を配当で賄いたい

こんにちは、みずきです。最近、株価が急騰して高配当銘柄として注目されている(株)エニグモ(3665)について、我が家の人生設計にどう組み込めるか真剣に考えてみました。

エニグモといえば、海外ファッション通販サイト「BUYMA(バイマ)」を運営している会社ですね。娘(5歳、年長)に「これは何の会社?」と聞かれたら、「世界中の素敵な洋服を、お家から買えるように手伝う会社だよ」と答えられる、親しみやすいビジネスモデルだと思います。

ただ、私たち子育て世代の投資は、ただ「知っている会社だから」ではダメ。「この銘柄が、我が家の人生のどの課題を解決してくれるのか」という逆算思考が欠かせません。

我が家の現状と課題はこれです。

  • 我が家の現在地: 娘(5歳)。第二子を検討中。つみたてNISA、iDeCo、ジュニアNISAで順調に積立中。
  • 7年後の家計課題: 娘が中学校に入学するタイミング。部活や習い事、そして本格的な塾の費用が増え始めます。
  • 解決したい目標: 塾代や習い事費の一部、月額5,000円(年間60,000円)を、労働収入とは別の「配当金」で安定的に賄うことです。

この「月5,000円」を7年後に確保するために、高利回りで注目されているエニグモが本当に使えるのかどうか、具体的に分析していきますね。

目標配当額の逆算計算:100万円の投資で本当に達成できる?

エニグモは2026年1月15日時点で、会社予想の配当利回りが5.98%という非常に魅力的な水準にあります。この高利回りを前提に、月5,000円の配当(年間60,000円)を賄うために、いくら投資が必要か逆算してみます。

必要投資額 = 目標年間配当額 ÷ 予想配当利回り

60,000円 ÷ 5.98% ≒ 約100.3万円

最低購入代金は100株で約5万円なので、少額から投資できるのは嬉しいですが、目標の月5,000円を賄うには約100万円の投資が必要です。この100万円を、私たちの「成長とリスク許容度」に合わせて投入できるかが焦点になります。

ちなみに、この配当をジュニアNISAで受け取れたら、税金が一切かかりません。通常、配当には20.315%の税金がかかるので、年間6万円の配当でも約1万2千円が税金で引かれてしまいます。ジュニアNISAならこの1万2千円が手元に残るので、この「高利回り×非課税メリット」は、子育て家計にとって大きな魅力ですよね。

複数の高利回り銘柄の比較とエニグモの特異点

エニグモの利回り5.98%は、市場全体で見てもトップクラスです。つい先日もニュースで高配当銘柄として注目されていました。

ニュース記事では、エニグモは高配当利回り銘柄のトップ3に入っています(Yahoo!ファイナンス 「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 1月14日版」より)。

ただ、私たち投資家ママがチェックすべきは、「なぜこんなに利回りが高いのか」という裏側です。他の高利回り銘柄と比較しながら、エニグモ(3665)の特異点を洗い出します。

銘柄(コード) 事業内容 予想配当利回り PER(予想) 自己資本比率 直近の収益動向
エニグモ(3665) BUYMA運営(EC) 5.98% 51.49倍 78.9% 悪化傾向(直近は利益マイナス)
FPG(7148)※仮想比較 リースファンド等 6.01% 約10倍 約30% 安定
ダイドーリミテッド(3205)※仮想比較 繊維・不動産 7.72% 約60% 特別配当に依存

エニグモの現状分析:高利回りなのに、収益は赤信号?

この表を見ると、エニグモのデータは非常に矛盾しているのがわかります。

  • 配当利回り5.98%: 非常に高い。家計サポートに魅力的。
  • 自己資本比率78.9%: 財務は非常に盤石。借金が少なく、倒産の心配はほぼない。
  • PER 51.49倍: 割高。市場は将来の成長を強く期待している証拠。
  • 直近の収益動向: 指標データによると、営業利益率、純利益率が大きく低下し、直近はマイナス(赤字)。収益性は不安定。

これはつまり、「会社は赤字傾向で収益が悪化しているけれど、配当は頑張って出す予定ですよ(だから利回りが高い)」という状態を示しています。

なぜ収益が不安定なのに高配当を出すのか?

エニグモは現在、株主還元の姿勢を強く打ち出していると見られます。つまり、利益を上回る配当(配当性向が一時的に100%超え、あるいはその傾向)を出している可能性が高いです。会社が持つ潤沢なキャッシュ(高自己資本比率の恩恵)から配当を捻出している、あるいは、一時的に業績が悪化している中で株価を支えるために還元を続けている、という判断ができます。

私たちママ投資家が一番怖いのは「減配」です。7年後の教育費のあてにしていたのに、数年後に配当が半減したら、人生設計が崩れてしまいます。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

エニグモが我が家の「7年後の月5,000円」計画に適合するかどうか、3つの軸で評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

現状の5.98%という高利回りが持続する可能性は低いと評価せざるを得ません。

収益性が悪化している中で、利益を上回る配当を出し続けるのは体力がいることです。たしかに自己資本比率は高いので、短期間の業績悪化なら耐えられますが、EC事業(BUYMA)の競争環境が厳しくなったり、成長が鈍化したりすれば、株主への還元方針を見直さざるを得なくなります。

もし、将来的にEPS(一株利益)が回復しなければ、現在の30円配当(EPS 9.75円)を維持するのは難しいでしょう。この点、安定配当を求める私たちには大きなリスク要因です。

B. 人生設計との適合性:△(微妙)

目標額(月5,000円)を実現するための必要投資額(約100万円)は、ジュニアNISAの枠内で十分に検討できる金額です。

もし、この5.98%の利回りが確実に7年間続けば、教育費の目標は達成できます。しかし、長女が中学生になる7年後という、「絶対に費用が必要になる時期」に向けて、減配リスクの高い銘柄をコアに据えるのは心もとないです。

減配されて計画が狂うと、教育費を急いで労働収入で補填しなければならなくなり、家計に負担がかかります。人生設計の「確実性」を求めるなら、よりディフェンシブな銘柄を選ぶべきでしょう。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(サテライトとしてなら安心して持てる)

エニグモは、財務安定性(自己資本比率78.9%)が非常に高いのが救いです。収益は不安定でも、会社自体がすぐ倒産するリスクは極めて低いと言えます。

これは、エニグモを「成長期待と、現在の高利回りボーナスを狙ったサテライト枠」として持つなら、アリかもしれない、という判断に繋がります。

私のポートフォリオの核は、S&P500などのインデックスや安定したリート(J-REIT)です。もしエニグモの株価が下がっても、ポートフォリオ全体への影響が限定的であれば、挑戦する価値はあるかもしれません。我が家なら、投資総額の5%以下に抑えるべき銘柄だと考えます。

みずきの総合評価+判断:成長と配当、どちらを優先すべき?

3つの銘柄を比較し、エニグモの評価をまとめると、現時点では「挑戦的な銘柄」という位置づけになります。

結論として、エニグモを7年後の教育費の「確実な柱」として組み込むのは、今の我が家では避けるべきだと判断します。高い配当利回りは魅力的ですが、収益悪化と高すぎるPER(51倍)が、リスク許容度を超えているからです。

私たちがエニグモに100万円を投資する場合、それは「月5,000円の配当が欲しい」というより、「BUYMAの今後の成長に期待して、高めの配当をもらいながら、株価成長も狙いたい」という性質の投資になります。これは、教育資金のような『使う時期が決まっている資金』の運用とは相性が悪いです。

もし私がエニグモに投資するなら、教育費の充当ではなく、将来的なFIRE資金の一部として、少額(例えば20万円程度)を成長株枠として投入するかもしれません。株価が下がっても、非課税で受け取る配当金で精神的な安定を保ちつつ、長期的な成長を待つ、という戦略です。

もし、同じように高利回り(6%前後)を狙うなら、私は収益の安定性が高いリートや、景気変動に左右されにくい食品系・インフラ系の高配当株(過去記事で紹介したような◎(5742)エヌアイシ・オートテック◎(2989)東海道リート投資法人など)を優先します。

制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで「非課税の挑戦枠」に

それでもエニグモの成長性と高い配当に惹かれるなら、やはりジュニアNISAで娘の名義で買うのが鉄則です。

エニグモの配当利回り5.98%は、非課税になれば実質的な利回りは約7.5%に跳ね上がります(税率20.315%を考慮)。この非課税効果があるからこそ、多少の減配リスクがあっても、挑戦する価値が出てきます。

現在のジュニアNISA制度では、18歳までの間に非課税で運用ができ、18歳以降は売却も可能です。7年後の目標時期(長女が中学校入学)に業績が回復していれば、高配当を享受できますし、もし業績が悪化していても、株価が大きく回復するまで非課税で寝かせておくこともできます。

私たちは、このエニグモのような「ハイリスク・ハイリターン」な高配当株は、通常の課税口座ではなく、非課税枠を優先的に使って運用すべきだと考えています。特に娘の将来のための資金は、税金で目減りさせたくないですからね。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直なところ、エニグモが「今、5.98%の利回り」を提供しているのは、異常事態だと思います。

収益が不安定で利益率が下がっているのに、株価が年初来高値(507円)を更新しているのは、市場が「BUYMAの成長や、新たなビジネス展開によって必ず復活する」と強く信じているからです。その期待がPER51倍という数字に表れています。

もし、私たちの人生設計で「来年、絶対にこの配当金が必要」という状況であれば、この銘柄は絶対に避けるべきです。なぜなら、企業収益がマイナス(赤字傾向)であれば、配当方針を変更して減配するリスクは非常に高いからです。

私の場合は、教育費の「コアな資金」は別の安定銘柄やインデックスでしっかり固めているので、「お小遣い運用枠」や「未来の成長期待枠」としてジュニアNISAで少額を持つのは迷いますが、今回は「安定配当の持続性」を最重要視し、エニグモへの本格的な投資は見送る判断になりそうです。

だって、投資で一番大事なのは「夜、安心して眠れること」ですものね。高利回り銘柄はドキドキしますが、子育て中は「安定」が一番のごちそうかもしれません。

投資は、家計の状況やリスク許容度によって判断が変わります。みなさんのご家庭では、エニグモをどう評価するでしょうか?ぜひ、ご自身の人生設計と照らし合わせてみてくださいね!

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