△(4235)ウルトラファブリックスHD : 小1の壁月7千円を5.55%高利回りで支える現実

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:小1の壁対策!月7,000円の家計サポートを「高配当×低PBR」で実現できるか?

こんにちは、みずきです。娘は今年長さん(5歳)なので、いよいよ来年2027年春には小学校入学です。巷でよく言われる「小1の壁」が近づいてきて、今から家計のやりくりをどうするか頭を悩ませています。

学童保育の費用、急に増える習い事の月謝、小学校入学に伴う学用品や制服代……一時的に支出が増えるだけでなく、私が時短勤務を選んだ場合の収入減も考えると、配当金で安定したキャッシュフローを作っておくことが、精神安定剤になるな、と感じています。

今回は、高い配当利回りを出しつつ、PBR(株価純資産倍率)が非常に低く割安感がある銘柄、ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)を、我が家の「小1の壁」対策として検討してみますね。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と必要な配当額

我が家がこの銘柄を検討する具体的なシナリオは以下の通りです。

  • 我が家の現在地(2026年1月):娘(5歳・年長)。私も夫も正社員で働いていますが、来年春の小学校入学に合わせて、私は少し時短勤務を検討中。
  • 1年後の家計課題:娘の小学校入学に伴い、学童保育と習い事(スイミングと英語)をスタート予定。これらの合計費用として、月々約3万円の支出増を見込んでいます。
  • 課題を解決するために必要な配当額:この支出増を配当で全て賄うのは難しいですが、まずは月7,000円(年間84,000円)を配当で確保し、習い事費の一部をカバーしたいと考えています。

2. 目標配当額の逆算計算:約151万円の投資が必要

ウルトラファブリックスHDの現在の予想配当利回りは5.55%と非常に魅力的です。この利回りを使って、月7,000円の配当を実現するために必要な投資額を逆算してみましょう。

目標年間配当額: 7,000円 × 12ヶ月 = 84,000円

現在の予想配当利回り: 5.55%

$$
\text{必要投資額} = \frac{\text{目標年間配当額}}{\text{予想配当利回り}} = \frac{84,000円}{0.0555} \approx 1,513,513円
$$

もしこの銘柄(株価約700円)一本で目標を達成する場合、約151万円の投資が必要になります。最低購入代金は100株で約7万円程度なので、少額から積み立てやすいのは助かりますね。ただ、151万円となると、我が家の貯蓄ペースだと今から半年〜1年かけて積み立てるイメージです。

3. ウルトラファブリックスHD(4235)の評価

(1)企業の概要と特徴:高機能人工皮革のグローバルニッチ

ウルトラファブリックス・ホールディングスは、主に自動車、航空機、公共交通機関、家具などに使われる高機能な人工皮革(合成皮革)を製造販売している企業です。特に高耐久性が求められる高級家具や自動車内装材市場で存在感があります。

<主な指標 (2026年1月9日時点)>

  • 株価(終値):705円前後
  • 予想配当利回り:5.55%
  • 1株配当(予想):39.00円
  • PBR(実績):0.66倍
  • PER(予想):18.53倍
  • 最低購入代金:約70,300円(100株)
  • 自己資本比率:44.7%

利回りの高さとPBRの低さ(解散価値以下の評価)が目を引きますね。これは割安株投資を好む投資家にとっては魅力的に映るかもしれません。

(2)収益性と安定性:景気敏感と高すぎる配当性向の懸念

この銘柄を検討するにあたって、真っ先にチェックすべきは「配当の持続性」です。なぜなら、我が家は1年後の安定した家計サポートを目的にしているからです。

企業データによると、収益性は「悪化傾向」にあり、EPS(1株あたり利益)の安定度が低いと指摘されています。特に問題なのは、予想配当性向が100%を超えている点です。

  • 予想EPS:37.94円
  • 予想配当:39.00円
  • 予想配当性向:約102.8%

配当性向が100%を超えるということは、今期の利益だけでは配当金を賄いきれず、会社の内部留保(過去に稼いだお金)を取り崩して支払う計画だということです。これは非常にリスキーなサインですね。

企業側はPBRが低い現状を改善するために、株主還元(高配当)を頑張っているのだと思いますが、もし来期以降も業績が回復しなければ、この39円の配当を維持するのは難しい、と正直思ってしまいます。この不安定さが、高い利回り(5.55%)と低いPBR(0.66倍)という形で現れているわけです。

4. 複数銘柄の比較とみずきの「人生設計マッチ度」評価

高配当株投資で最も避けたいのは「減配」です。減配は家計の計画を一気に狂わせてしまいます。ウルトラファブリックスHDの利回りは魅力的ですが、配当性向リスクをどう評価するかが鍵になります。

安定性を重視する場合、以前検討したような財務基盤が堅いディフェンシブな銘柄と比べる必要があります。

(過去にも、高利回りでも安定性に懸念がある銘柄は検討しました。例えば不動産セクターのムゲンエステートなんかも利回りが高かったですね。○(3299)ムゲンエステート : 1年後「小1の壁」月8千円を5.80%高利回りで賄う人生設計の現実

みずきの3軸評価(4235 ウルトラファブリックスHD)

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

合成皮革の需要は自動車や家具の景気動向に左右されやすい、いわゆる景気敏感株です。現在はPBR対策で無理をして高配当を出している状況に見えます。もし世界経済が減速すれば、業績悪化に伴い減配リスクは高いと見ざるを得ません。配当の継続的な「成長」は、現時点では期待しにくいですね。

B. 人生設計との適合性:△(微妙)

我が家の目標は「1年後の小1の壁で月7,000円の安定サポート」です。この銘柄の場合、1年後に減配されてしまうと、家計計画そのものが揺らぎます。リスク許容度が低い時期(小1の初期費用が発生する時期)に、業績変動が大きい景気敏感株をメインに据えるのは、適合性が低いと感じます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(比率を抑えれば)

もし私が育休に入ったり、収入が大きく減る予定がないならば、このPBR0.66倍の割安さと高利回りは、株価回復と高配当の両方を狙える「攻めの枠」としてポートフォリオの一部に組み込む価値はあります。ただし、家計のサポートという「守り」の役割を期待するには、今の我が家のリスク許容度から見て、少し荷が重い銘柄です。

5. みずきの総合評価+判断:守りの柱にはできないが、チャンスはある

ウルトラファブリックスHDは、現在の5.55%という高い利回りと、PBR0.66倍という割安さが魅力ですが、その裏側にある「配当性向102.8%」という現実を無視できません。

我が家の人生設計では、1年後の「小1の壁」対策として、確実に月7,000円を家計に組み込みたいという目標があります。そのため、配当性向が低く、不況耐性のある銘柄を「守りの柱」とする必要があります。

<みずきの判断>

この銘柄を「小1の壁の柱」として全額投資するのは避けます。減配リスクが高すぎるためです。

代わりに、以下のような戦略でポートフォリオの「サテライト(攻め)」枠として活用する手はあります。

  1. 「守りの柱」(例:財務優良、配当性向50%以下のディフェンシブ銘柄)で月5,000円の配当を確保する。
  2. ウルトラファブリックスHDを「攻めの高利回り枠」として、全体の配当収入の2,000円分(投資額約50万円)だけ組み込む。

もし業績が回復すれば、株価も上昇し、配当も維持される可能性があります。その場合は大きなリターンを得られます。しかし、減配されたとしても、他の銘柄(守りの柱)からの配当で家計へのダメージを最小限に抑えられるわけです。

リスクの振れ幅が大きい分、最低投資金額が7万円と低いので、まずは100株、200株と少額から試して、企業のIRや景気動向をウォッチしていくのが現実的だと思います。

6. 制度活用との組み合わせ:少額投資でもジュニアNISAで効率よく

ウルトラファブリックスHDのように、配当利回りが高い銘柄は、税制優遇制度と組み合わせると効果が劇的に高まります。

現在、娘(5歳)の名義でジュニアNISAを活用しています。もしこの銘柄を娘のジュニアNISA口座内で保有した場合、支払われる配当金39円に対して、通常かかる20.315%の税金が一切かかりません。

例えば、先ほど計算した目標の年間84,000円の配当をジュニアNISAで受け取れば、約17,000円の税金が非課税になる計算です。これは、浮いたお金でさらに株を買い増すことができます。

我が家の目標は「小1の壁」を乗り越えることですが、娘が18歳になるまで非課税で配当を再投資し続ければ、複利効果も相まって、将来の大学資金の土台作りになります。

ただし、ジュニアNISAは新規買い付けが2023年で終了していますので、旧制度での払い出し制限(18歳まで原則不可)を念頭に置く必要があります。2024年以降の制度変更によって、18歳を待たずに非課税で引き出すことはできるようになりましたが、我が家では長期保有を前提としています。

高利回り銘柄のリスク(減配)を抑えつつ、非課税メリットを最大限享受するためにも、この銘柄は「少額からジュニアNISAで積み立てる」というのが賢い選択だと考えています。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直に言うと、ウルトラファブリックスHDが属する自動車や家具セクターは、景気の波をもろに受けます。世界的に金利が高止まりしたり、消費者の購買意欲が減退すると、内装材の需要は真っ先に冷え込みます。

もし私が来年時短勤務に入るタイミングと、世界経済の景気後退期が重なってしまうと、この銘柄の配当が減ってしまう可能性は高いです。そうなると、頼りにしていた月7,000円の家計サポートが崩れてしまうことになります。

だからこそ、この銘柄は「利回り5.55%だけど、リスクはかなり高め」と認識し、全資産の数%程度の「サテライト枠」に留めておくのが、子育て中の私たちには適していると思います。

コアな資産形成は、引き続き安定したインデックスファンドや、配当性向が安定している超優良ディフェンシブ銘柄に任せ、このような高利回り・低PBR銘柄は、家計に余裕がある範囲で「種まき」をする意識で向き合っていくのが、私流の「完璧を目指さない投資」のやり方ですね。

皆さんのご家庭のリスク許容度や目標時期に合わせて、参考にしてもらえたら嬉しいです!

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