△(6817)スミダコーポレーション : 4.48%配当「小1の壁」月7,500円を支える補完資産

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:不安定な高配当株を「小1の壁」対策に組み込むか?

こんにちは、みずきです。娘(2020年1月生まれ)は今年の4月、ついに小学校に入学します。子育てママ投資家にとって、この2026年4月は「小1の壁」という大きな家計の課題が立ち上がるタイミングですよね。

学童保育の費用や、新しい習い事の送迎費、そして何より私自身の勤務時間を確保するためのコスト。これらを吸収するために、我が家は配当金によるキャッシュフローを強化したいと考えています。

今回注目したのは、電子部品メーカーの(6817)スミダコーポレーションです。高い配当利回りが魅力的なのですが、財務指標を見ると、実は少し「不安定さ」が見えます。この不安定な要素を抱える高配当株を、私たちの人生設計の「守り」に組み込んでいいのかどうか、具体的な数字で検証してみますね。

我が家の人生設計シナリオ:2026年「小1の壁」対策

まず、今回の銘柄選定の土台となる我が家の家計シナリオを明確にします。

私たちは今、娘の小学校入学に伴う費用増と、私自身が働き方を調整する可能性に備える必要があります。計算したところ、学童代や習い事代で、年間で約9万円の純増コストが発生すると試算しました。

この「小1の壁」を乗り越えるため、2026年度から家計に月々安定して流れ込むプラスの現金流が必要です。

  • 我が家の現在地:娘は2020年1月生まれ。2026年4月小学校入学。
  • 家計課題:2026年4月以降、学童・習い事費用で家計負担が増加。
  • 目標配当額:この課題をカバーするため、年間90,000円(月平均7,500円)の配当収入を確保したい。

目標配当額の逆算とスミダコーポレーションの立ち位置

年間90,000円の配当を実現するために、スミダコーポレーション(6817)にいくら投資する必要があるのか、逆算してみましょう。

必要投資額の計算

本日(2026年1月30日時点)のデータを使います。

項目 数値 備考
目標年間配当額(税引前) 90,000円 月7,500円
スミダ 配当利回り(会社予想) 4.48% 2025年12月期 1株配当53.00円を基に計算
必要投資額 約2,008,928円 90,000円 ÷ 4.48%

約200万円の資金を投入できれば、理論上は「小1の壁」の追加費用を配当で賄える、という計算になります。最低購入代金は100株で118,300円なので、手が出しやすい価格帯ではあるのですが、200万円となると、我が家のポートフォリオの重要な位置を占めることになりますね。

スミダコーポレーション(6817)の分析:高配当の魅力と懸念

スミダコーポレーションは、インダクタ(コイル)やトランスなどの受動部品、モジュール製品を製造する電子部品メーカーです。主要顧客は自動車や産業機器分野で、特に車載向けは電動化(EV)やADAS(運転支援システム)の進化に伴い、コイルの需要は高まる傾向にあります。

企業概要と業績の安定性チェック

スミダの魅力は、何といっても配当利回り4.48%という水準です。しかし、安定性を重視する我が家にとって、いくつかの懸念点があります。

指標 数値 (2026/01/30時点) みずきの評価
株価 1,183円程度
配当利回り(会社予想) 4.48% 高水準で魅力的
PER(会社予想) 12.22倍 割安感がある
PBR(実績) 0.66倍 かなりの割安水準(PBR改善期待あり)
自己資本比率(実績) 39.6% 40%弱でまずまず
収益性評価 悪化しています 懸念点。営業利益率・純利益率ともに低下傾向
EPSの振れ 振れが大きいです 業績連動性が強く、将来的な減配リスクに注意が必要

PBRが0.66倍と低く、割安感がある点は魅力的です。これは将来的な株価改善の期待も持てますね。しかし、収益性評価が「悪化」している点と、EPS(1株あたり利益)の振れが大きい点は、長期で安定配当を期待する私たち子育て世帯にとっては大きな懸念材料です。

配当の持続性評価

配当性向を確認しましょう。会社予想EPS 96.81円に対し、予想配当額は53円です。配当性向は約54.7%となります。これは配当として出しすぎている水準ではないため、利益が出ている限りは維持しやすい水準だと考えられます。一般的に配当性向60%以下は健全性の目安ですよね。

しかし、「収益性悪化」と「EPSの振れ大」という評価は、業績が少しでも悪化すると、この54.7%という水準が一気に100%を超え、減配リスクが高まることを示唆しています。特に電子部品業界は景気変動の影響を受けやすいため、景気後退期に入ると配当が維持できなくなる可能性があります。

人生設計マッチ度と懸念点の比較

スミダは高配当ですが、安定性には課題があります。これを他の高安定性銘柄(仮想)と比較して、我が家にどこまでマッチするかを評価します。

比較銘柄(仮想) スミダ(6817) 安定性重視A社 高利回り・変動大B社
利回り 4.48% 3.5% 5.0%
配当性向 54.7% 40% 75%
必要投資額(年9万円目標) 約201万円 約257万円 約180万円
配当安定性 やや不安定(収益性悪化) 非常に安定(増配実績あり) 不安定(業績連動)

安定性重視A社は、必要投資額が257万円と高いですが、配当の継続性は信頼できます。一方、スミダは利回りが高くA社より少額(201万円)で目標を達成できますが、配当の継続性に不安が残ります。B社は最も効率的ですが、配当性向が高く減配リスクが最も高いです。

私たちは「小1の壁」という、家計がタイトになる時期を乗り切るための守りの資金源として配当を求めているため、少々投資額が増えても安定性を優先したいのが正直なところです。

みずきの「人生設計マッチ度」評価(3軸)

スミダ(6817)を、我が家の人生設計の3つの軸で評価します。

評価軸 評価 理由(みずきの視点)
A. 配当の持続性・成長性 △(やや懸念あり) 配当性向は適度だが、収益性自体が悪化傾向。電子部品は景気敏感なため、不況耐性に不安が残る。増配よりも配当維持に力を注ぐフェーズと見られる。
B. 人生設計との適合性 ○(悪くない) 4.48%の利回りは魅力的で、200万円で年間9万円という目標額は達成可能。PBR割れによる株価上昇の期待も持て、ジュニアNISAでの活用も考えられる。
C. 我が家のリスク許容度との整合性 △(やや緊張感ある) 2026年以降は教育費が本格化するため、配当金が減ると家計計画が狂う。景気敏感なセクターであるため、ポートフォリオ全体のリスクを考慮すると、コア資産としては少し重いと感じる。

総合判断:不安定な高配当をどうポートフォリオに組み込むか

スミダコーポレーションは、PBRが低く、利回りも高いため、割安感と配当によるインカムゲインを同時に追求したい投資家には魅力的な銘柄です。しかし、我が家のように「小1の壁」という具体的な家計の守りを目的とする場合、配当の確実性が最優先されます。

スミダの現状の収益性悪化とEPSの振れの大きさを見ると、この銘柄単体で年間9万円の配当目標を支えるのは、少しリスクが高いと判断します。もし景気後退が来て、減配に追い込まれた場合、家計の計画に直接影響が出てしまうからです。

よって、スミダは「守りのコア資産」ではなく、「PBR改善と高利回りを狙うサテライト(補完)資産」として少額保有するのが最適だと考えます。例えば、目標の9万円のうち、確実性の高い銘柄(電力・通信などのディフェンシブ株やJ-REIT:サムティ・レジデンシャル投資法人など)で8万円を賄い、残り1万円をスミダのような変動しやすいがリターンの大きい銘柄に割り振る、というイメージです。

制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで非課税メリットを最大限に

スミダのような高配当銘柄を検討する際に、税制優遇制度の活用は欠かせません。配当金は通常約20%の税金が引かれてしまいますが、制度を活用すればその手取りが大きく変わります。

我が家の場合、娘はまだ小学生未満なので、ジュニアNISAの枠が残っています。もしスミダを購入するなら、娘のジュニアNISA口座で保有するのが最も税効率が良いですね。

  • ジュニアNISA活用:娘名義でスミダの株を購入すれば、受け取る配当金(年間53円/株)が非課税になります。配当金が「小1の壁」の費用に消えることなく、そのまま再投資や教育費に充てられるメリットは計り知れません。
  • 配当控除の活用:一般口座や特定口座で保有する場合、国内株式の配当金は総合課税を選択して「配当控除」を使える可能性があります。これにより、一部の税金が戻ってくる可能性がありますが、手続きが複雑なのと、課税所得額によっては適用されない場合もあるため、やはり非課税のNISA口座の方がシンプルで確実です。

最新ニュースの関連性考察(AIサーバー)

スミダが事業を展開する電子部品分野は、自動車の電動化だけでなく、AIやIoTデバイスの進化にも深く関わっています。外部ニュースでは、AIサーバーの需要が急速に伸びているという報道もありました。例えば、SuperXが日本でAIサーバーハブの生産を開始し、大規模な受注(9.1億ドル)を得ているというニュース(New Japan AI server hub backs SuperX’s $910M orders…)です。

スミダは直接AIサーバーを製造しているわけではありませんが、AI機器や産業用機器に使われる高性能なコイルやトランスといった受動部品のサプライヤーとして、間接的にこの成長市場の恩恵を受ける可能性を秘めている、という期待感は持てます。

PBRが0.66倍と低い現状は、市場がまだこの成長期待を織り込んでいない証拠かもしれませんね。高配当狙いだけでなく、将来的な成長性やPBR是正を期待できるという意味で、我が家のポートフォリオの「少し攻めの枠」に位置づけるのはアリだと思います。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直なところ、スミダのような景気敏感株は、私のような専業投資家ではない子育てママには判断が難しい銘柄です。

最大の懸念は、やはり「収益性の不安定さ」です。もし私が来年、第二子の育休に入り、家計がさらにタイトになった場合、スミダの配当金が減ると、心理的な負担も大きくなります。そのため、現在のところ、スミダに200万円全額を投じる判断はしません。

まずは娘のジュニアNISA枠を活用し、100〜200株程度(約12万〜24万円)を保有して、配当金を受け取りながら、四半期ごとの収益性(特に営業利益率)をしっかりチェックしていくというスタンスが、今の我が家のリスク許容度に合っているかな、と思います。

「完璧を目指さない。今できる範囲で最適」という信条の通り、高配当の魅力を享受しつつも、不安定な部分には目をつぶりすぎず、少額から始めるのがいいかな、という結論になりました!

他の銘柄の分析も読んでみてくださいね。特に教育費の準備では、安定的なREITなども併用してリスクを分散していますよ!

(関連:安定的な配当で小1の壁を支えるREITの例:フロンティア不動産投資法人

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