△(7343)ブロードマインド : 小1の壁月8千円目標、4.48%配当も配当性向100%で家計サポートに懸念

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:小1の壁目前。FP企業の配当は、私たち子育て世代の設計に役立つのか?

こんにちは、みずきです。うちの上の子(2020年1月生まれ)は、もうすぐ小学校入学(2026年4月)を控えています。あと2ヶ月ちょっとで、いよいよ「小1の壁」が到来です。

学童保育の費用や、小学校に入ると一気に増える習い事代など、家計の支出構造が大きく変わるこの時期に向けて、私たちは「配当金」という形で家計の現金を強化したいと考えています。

今回は、ブロードマインド株式会社(証券コードなし)について見ていきます。ここは、FP(ファイナンシャル・プランニング)を軸に、保険や住宅ローン、資産運用などのコンサルティングを提供している会社ですね。私たちの資産形成のパートナーとなり得る業界の銘柄が、私たち自身の人生設計にどう貢献できるのか、逆算思考でチェックしていきます。

我が家の人生設計シナリオ:2026年「小1の壁」を乗り越える

私たちがこの銘柄を検討する背景にあるのは、以下の人生設計シナリオです。

  • 我が家の現在地:2026年1月現在、娘は6歳。4月から小学校に入学。
  • 家計課題:

    小学校入学後、放課後対策(学童、習い事など)で、月々の家計支出が少なくとも月8,000円程度増加すると見込んでいます。

  • 目標配当額:この増加分を、資産運用からの配当収入で完全にカバーしたい。

つまり、「2026年4月以降、毎月8,000円(年間96,000円)の配当収入を得る」というのが、この銘柄を検討する上での具体的な目標になります。

目標配当額の逆算計算:210万円超えの現実

ブロードマインドの会社予想配当利回りは4.48%(2026年1月30日時点)です。この利回りを使って、目標年間配当額96,000円を達成するために必要な投資元本を逆算してみましょう。

ただし、配当金には通常、約20.315%の税金がかかるため、税引き前で考えると、実際にはもう少し多めに配当が必要です。

年間手取り配当目標:96,000円

税引前配当目標:96,000円 ÷ (1 – 0.20315) ≈ 120,400円

必要投資額 = 120,400円 ÷ 4.48%

項目 数値
目標年間配当(手取り) 96,000円
税引前年間配当目標 約120,400円
会社予想配当利回り 4.48%
必要投資額の目安 約2,687,500円

約270万円。この金額を個別株1銘柄に集中させるのは、私たちのように子育て世代でリスク許容度が限られている家計にとって、かなり大きな決断になります。

ブロードマインドの最低購入代金は134,000円(100株)なので、少額から試すことはできますが、目標達成にはかなりまとまった資金が必要であることが分かりますね。

ブロードマインド(FP事業)の企業概要と評価ポイント

ブロードマインドは、個人や法人に対して、ファイナンシャル・プランニングサービスを提供しています。これは、まさしく私たちのような子育て世代が直面する「教育費」「住宅ローン」「老後資金」といった人生設計の悩みに寄り添うビジネスです。

私たちの人生設計を支える配当金を生み出す銘柄として、以下の点で評価できます。

強力な財務基盤は安心材料

この会社の最も注目すべき点は、その財務の安定性です。自己資本比率が73.6%と非常に高い水準にあり、有利子負債も横ばいとのことです。これは、急な景気悪化や予期せぬ大きな支出があっても、会社が揺らぎにくい、ということを示しています。

高配当株を探すママ投資家として、「不況が来ても、会社が倒産したり、財務的に配当が出せなくなったりしないか」は最重要チェックポイントです。この点においては、非常に優秀だと言えますね。

収益性の悪化と、最大の懸念点

しかし、財務が安定している一方で、収益性には大きな懸念があります。

データによると、「収益性は悪化」しており、営業利益率と純利益率は前年同期比で低下。また、ROE(自己資本利益率)やROAも一般的な目安を下回っています。さらに、EPS(一株あたり利益)も鈍化が続いているとのことです。

そして、最も気になるのは、会社予想のEPS(59.60円)と1株配当(60.00円)の関係です。

配当性向を計算すると、配当60.00円 ÷ EPS 59.60円 = 約100.6%となります。これは、稼いだ利益の全て、あるいはそれ以上を配当に回していることを意味します。

これは、配当政策としては「株主還元を非常に重視している」とも言えますが、私たち長期投資家にとっては非常にリスクが高い状態です。なぜなら、今後の業績が少しでも下振れすれば、すぐに減配に繋がる可能性が高いからです。

人生設計を支えるための高配当銘柄比較

同じく「小1の壁」の時期を乗り越えるために、このブロードマインドと同水準の利回りを持つ架空の比較銘柄と並べて、安定性を検証してみましょう。

安定性が必須の「守りの資産」として、どの銘柄が我が家のポートフォリオに合うかを見極めます。

銘柄 ブロードマインド A社(ファイナンシャル・プラネットHD) B社(ライフデザイン・コンサルティング)
事業内容 FP・保険・金融コンサル FP・コンサルティング(仮) ライフプランニング特化(仮)
配当利回り 4.48% 4.00% 4.70%
配当性向(推定/設定) 約100% 50% 75%
自己資本比率 73.6% 80% 60%
収益トレンド 悪化傾向/EPS鈍化 安定推移 成長中
みずきの懸念点 配当性向が高すぎる 利回りがやや低い 配当性向が少し高い

もしA社(配当性向50%)が4.00%の利回りを出しているなら、少々利回りが低くても、私としてはA社の方が「守りの配当」としては安心して投資できます。

私たちは2026年4月という具体的な時期に、月8,000円の現金を必要としているわけです。この重要な時期に、減配というサプライズで家計が揺らぐのは絶対に避けたいことなんですよね。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

ブロードマインドについて、3つの軸で評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

財務は盤石ですが、配当性向が100%を超えている点が最大のマイナスです。利益の成長が鈍化している状況で、この水準を維持するのはかなり厳しいと思います。

もしこの銘柄を買うなら、「来期以降は業績が回復し、EPSが60円を大きく超える」という自信が必要ですが、子育て中でそこまで詳細な分析に時間を割けない現状では、少しリスクを取りすぎだと感じます。

評価:△(やや懸念あり)

B. 人生設計との適合性:△(微妙)

我が家のシナリオは「2026年4月からの安定した月8,000円の確保」です。この時期の配当収入は、不安定な「お小遣い」ではなく、固定支出を支える「インフラ」のような位置づけです。

約270万円の投資が必要なこと、そして配当の持続性に疑問符がつくことを考えると、この銘柄に家計の守りを任せるのは不向きだと考えます。もっと配当性向が低く、利回りが多少低くても安定性の高い銘柄(例えば以前検討した、東京鐵鋼のような財務◎の銘柄)に軍配が上がります。

評価:△(微妙)

C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)

自己資本比率73.6%という鉄壁の財務は魅力的ですが、「減配リスク」という収益上のリスクが目立ちます。もし今、私たちが独身で、数年後の手取り配当を急いで必要としていないなら「配当性向が高くても、成長が期待できるからOK」と判断するかもしれません。

しかし、今は「小1の壁」という人生の大事な節目。このリスクを負ってまで高利回りを取りに行く必要はないと判断します。

評価:△(やや緊張感ある)

制度活用との組み合わせ:税効率を考える

もしこのブロードマインドに投資をする場合、税制優遇制度(NISA)をどう活用するかは重要です。

高配当株の場合、配当金が非課税になるジュニアNISA新NISAの成長投資枠での保有が原則最適です。約270万円を非課税で保有できれば、税引き後の目標配当額96,000円を、税引前の配当目標120,400円と同じ投資元本(約270万円)で達成できます。これは約55万円の節約に相当します。

しかし、問題は「配当の安定性」です。ジュニアNISAで非課税メリットを得ても、数年後に減配されてしまっては意味がありません。

また、私たちは「つみたてNISA」で、すでに先進国や全世界のインデックスファンドに分散投資をして、金融セクターも間接的に保有しています。そのため、この個別株ブロードマインドをポートフォリオに入れるなら、インデックスファンドが拾いきれない「特定テーマ(FPコンサルティング)」への集中投資、という役割になりますね。

制度活用を考えるからこそ、減配リスクが低い、安定した配当成長が見込める銘柄を選びたい、という気持ちが強くなります。

みずきの総合評価と判断

ブロードマインドは、自己資本比率73.6%という素晴らしい財務安定性を持っています。この会社がすぐに経営危機に陥ることはないだろう、という安心感は、子育てママ投資家にとって非常に重要です。

しかしながら、現在の収益状況(EPSの鈍化)と、それに対して100%超という限界ギリギリの配当性向で60円を維持しようとしている点に、大きな懸念が残ります。

目標達成に必要な270万円という投資額も大きいですし、何より2026年4月というタイムリミットが迫る中で、減配リスクの高い銘柄を「家計の守りの資産」として組み込むのは、賢明ではないと判断します。

今の私たちに必要なのは、利回りが4.48%と高くても不安定な銘柄ではなく、多少利回りが下がっても、配当性向が50%程度に抑えられ、確実に増配、もしくは安定配当を維持できる銘柄です。

結論として、ブロードマインドは、現時点では我が家の「小1の壁」家計サポートの主力銘柄としては不採用とします。今後の収益回復や、配当政策の明確な見直し(配当性向の低下など)が見られたら、改めて観察リストに入れたい銘柄ですね。

投資は焦らず、私たちの人生設計を揺るがさない安定性を最優先したいと思います。

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