本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
7.82%の高利回り株で、2年後の「小1の壁」と習い事費用を乗り切れるか?(株)日本創発グループの適合性
こんにちは、みずきです。2026年が始まって、もう半月が経ちましたね。今年度の家計の棚卸しをしながら、来年以降、特にお金がかかる時期への準備を進めています。
我が家は娘が5歳(年長)で、来年にはいよいよ小学校入学です。巷でよく言われる「小1の壁」は、学童保育代や習い事代、そして送迎の手間など、時間もお金もかかる大きな壁だと覚悟しています。私も時短勤務の継続を検討中ですが、それでも家計に月数万円の負担が増えるのは確実です。だからこそ、高配当株からのインカムゲインで、この過渡期を乗り越えるための対策を立てたいと思っています。
今回注目したのは、高配当株の中でも特に利回りが目立っていた(株)日本創発グループ(7814)です。なんと、会社予想ベースで配当利回り7.82%という驚異的な数字が出ています(2026年1月16日時点)。
「え、7%超え?!」って思わず前のめりになりますよね。でも、これだけ利回りが高いと、必ず裏に「リスク」が隠れています。人生設計の柱にする前に、そのリスクが我が家の許容範囲内か、しっかり見極めていきたいと思います。
1. シナリオ設定:2年後、習い事代を配当で賄いたい
我が家の最大の家計課題は、2年後の「小1の壁」と、それに伴う教育・習い事費用です。
- 我が家の現在地:娘5歳。貯蓄は教育資金(学資保険とジュニアNISA)と老後資金(つみたてNISA、iDeCo)で役割分担済み。個別株投資枠として、約200万円の余剰資金を準備中。
- 2年後の家計課題:娘の学童保育代と習い事(英語、ピアノ)を合わせると、月々約8,000円〜10,000円の支出増が見込まれます。
- 必要な配当額:この増える支出を配当金で賄うため、税引き後で月8,000円(年間96,000円)の配当収入を目指したい。
高配当株は、この短期的な家計の隙間を埋めるのに最適です。特に7.82%という利回りなら、少ない投資額で目標を達成できる可能性がありますね。
2. 目標配当額の逆算計算:約122万円の投資で実現可能
目標の年間配当額96,000円を、税引き前利回り7.82%で逆算してみましょう。
目標年間配当額:96,000円
必要な投資額(現在):
$$
96,000円 \div 0.0782 \approx 1,227,621円
$$
現在の株価(768円)で計算すると、約1,600株、投資額としては約122万円が必要になります。これは我が家の余剰資金約200万円の約6割で実現できる計算です。
もし、この投資を娘のジュニアNISA枠(非課税)で実行できれば、税金(約20%)が引かれないので、96,000円がまるまる手元に入ってきます。これは本当に魅力的ですよね。
ただし、この計算は「今の配当が減配されないこと」が大前提です。特に日本創発グループのような超高利回り銘柄の場合、まずはビジネスの安定性を確認しなければなりません。
3. (株)日本創発グループ(7814)の事業内容と高配当の背景
日本創発グループは、印刷業界を基盤としつつ、M&A(合併・買収)を通じてビジネス領域を拡大している企業です。印刷(カタログ、パンフレットなど)、マーケティング、デジタルソリューション、そして最近では店舗支援など、多岐にわたるサービスを提供しています。
要するに、様々な企業活動に必要な「広告、販促、情報伝達」をトータルでサポートするグループ、というイメージです。
主な財務指標(2026年1月16日時点)
| 項目 | 数値 | みずきの評価 |
|---|---|---|
| 株価(終値) | 768円 | |
| 配当利回り(予想) | 7.82% | 驚異的な高利回り |
| 1株配当(予想) | 60.00円 | |
| PER(予想) | 6.53倍 | 割安感がある |
| PBR(実績) | 2.13倍 | 割高ではない |
| 配当性向(予想) | 約51.1% | 適度な水準(余裕あり) |
| 自己資本比率(実績) | 20.5% | 懸念点。かなり低い |
配当性向は適度だが、財務安定性に大きな懸念
高配当の理由を探ると、まず配当性向が約51.1%と、まだ無理をしている水準ではないことが分かります。EPS(1株当たり利益)が117.39円に対し、配当が60円なので、利益の半分程度を株主還元に回している計算です。この数字だけ見ると、「企業が成長しつつ、配当も維持する余裕がある」ように見えます。
しかし、次に目をやるべきは自己資本比率20.5%です。これは一般的に安定しているとされる30%を大きく下回っています。有利子負債も増加傾向にあるとのことで、財務の安定性に大きな懸念があります。
なぜ収益性(ROE 18.65%と高水準)は高いのに、自己資本比率が低いのか?これはM&Aによる事業拡大を積極的に行ってきた背景が関係しています。成長のために借入を増やし、レバレッジをかけている状態なんですね。
つまり、日本創発グループは、
高収益だが、高いレバレッジをかけているため、不況耐性が低い
という特性があります。景気が良い間や、M&A戦略がうまくいく間は高配当を維持できるかもしれませんが、景気が悪化したり、借り入れの金利が上昇したり、M&Aした子会社の業績が悪化すれば、すぐに配当が維持できなくなるリスクを抱えていると判断せざるを得ません。
外部環境:市場全体の上昇の恩恵はあるか
最近の市場環境についても確認しておきましょう。日本株全体への資金流入は増加しており、日経新聞の記事(海外勢の日本株買い、3カ月ぶり大きさ 日経平均の最高値更新を演出)でも、海外投資家が1兆円規模の買い越しをしていることが報じられています。
こうした市場全体の活況は、高利回り・低PERで割安と見なされる中小型株にも資金が流れるきっかけになる可能性があります。日本創発グループも、現在のPER 6.53倍という割安さから、一時的に株価が上昇する可能性は秘めています。
ただ、これはあくまで「株価」への影響であって、「配当の安定性」とは別問題です。我が家が重視するのは、株価の上げ下げではなく、配当の持続性ですから、ここは慎重に判断したいところです。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
超高利回り銘柄である日本創発グループについて、我が家の人生設計という軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当性向自体は51%と健全ですが、自己資本比率20.5%という数値が最大の懸念材料です。M&Aによる積極的な成長戦略は魅力的ですが、負債が多い構造は、万が一の不況や金利上昇時に、真っ先に配当維持が困難になるリスクを意味します。
我が家はまだ子育て中で、夫の仕事も私の仕事も景気変動の影響を受けやすい業種です。家計全体として「不況に強いディフェンシブな配当金」を求めているため、この財務体質はマイナスポイントです。
B. 人生設計との適合性:△(目標達成は容易だが、リスクが大きい)
目標額(月8,000円)を実現するための投資額(約122万円)は非常に少なく、目標到達の「効率」は抜群です。しかし、この配当を「2年後の小1の壁で絶対に必要な習い事代」に充てるとなると、減配リスクが怖すぎます。
もしこの銘柄に投資するなら、配当金は「あると嬉しい贅沢費(家族旅行の資金など)」に充て、減配しても家計が破綻しないという位置づけにしなければ、精神的に耐えられません。生活の基盤となる配当収入としては不向きだと考えます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(限定的な採用に留めるべき)
我が家の個別株ポートフォリオは、安定的なインカムゲインを目的としています。日本創発グループは、高利回りを追求する「アグレッシブ枠」として、ポートフォリオ全体の5%以下程度の少量に抑えるべきです。
もし、我が家のリスク許容度がもっと高ければ、割安な今のうちに仕込んでおくのはアリかもしれません。でも、今は「子どもの教育費確保」が最優先なので、安定性の低い銘柄に多くの資金を振り向けるのは避けたいですね。
5. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAでの超効率化
日本創発グループのような高利回り銘柄は、税制優遇制度と組み合わせることで、その恩恵を最大限に高められます。
もし目標通り1,600株(約122万円)を投資し、年間96,000円の配当を得た場合、通常なら約20%の税金が引かれ、手取りは76,800円になります。
これを娘のジュニアNISA口座で保有すれば、配当金は全額非課税です。
我が家の目標である「月8,000円(年96,000円)」がそのまま手取りになるわけですから、税金効率で考えると、これほど優れた投資はありません。もちろん、NISA口座(新NISA)の成長投資枠で保有しても非課税ですが、娘の教育資金枠としてジュニアNISAを活用する方が、資金の目的が明確になります。
ただし、大前提として「減配しないこと」が必要です。非課税で高利回りを得られても、減配で配当が半分になってしまったら、元も子もありません。
このため、我が家としては、もしこの銘柄を買うとしても、ジュニアNISAの最後の枠として、少額を試す程度に留める判断になりそうです。
高配当株をジュニアNISAで活用する話は、以前にも別の銘柄で考えたことがあります。利回りは落ちますが、財務の安定した銘柄と組み合わせてリスク分散するのが王道ですね。例えば、以前検討した高利回り銘柄の考察も参考にしてみてくださいね。バリューコマースの記事はこちら。
6. みずきの総合評価と最終判断
日本創発グループは、現在の数字だけを見れば「超割安」「超高利回り」で、非常に魅力的に見えます。もし、私が独身で、ハイリスク・ハイリターンを許容できる立場であれば、飛びついていたかもしれません。
しかし、子育て世代で「2年後の家計の穴埋め」という重要な役割を担わせるには、財務の不安定さ(自己資本比率20.5%)というリスクが大きすぎます。
みずきの総合判断:
高配当は魅力的だが、減配リスクを考慮し、「必須の家計費サポート」としての採用は見送る。
もし購入するならば、ポートフォリオ全体のリスク許容度が高まったとき、または株価が大きく下落し、さらなる割安感が出たときに、投資額を50万円程度に限定したリスク枠として少量保有を検討する。
月8,000円の安定した配当収入を確保したいという我が家の人生設計においては、利回りは7%台でなくても、5%台で自己資本比率が30%〜40%以上ある、よりディフェンシブな銘柄に資金を振り向けた方が、精神的な安心感が得られます。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直なところ、7.82%という利回りを見せつけられると、もし減配しなかったらどうしよう、という迷いもあります。約122万円で月8,000円が手に入るなら、夫のお小遣い分くらいすぐに賄えちゃいますもんね(笑)。
でも、私が投資で一番怖いのは、景気が悪くなったときに「頼りにしていた配当金まで減る」というダブルパンチです。特に、この会社はM&Aを繰り返しているため、買収した企業ののれん代の減損リスクなど、財務状況を常にチェックし続ける必要があります。子育て中で忙しい私が、そこまで四半期ごとに厳しく見張る時間を確保できるかというと、自信がありません。
だから、今回の日本創発グループは、一旦「ウォッチリスト」に入れておき、今後数四半期の財務状況やキャッシュフローの推移を見守ることにします。
高配当株投資は、ただ利回りの高さに飛びつくのではなく、「その配当が、我が家の人生のどんな役割を果たすのか」という逆算思考で考えることが、本当に大事だと改めて感じました。
皆さんの家計では、この銘柄はどんな役割を果たすと思いますか?ぜひ、リスク許容度と照らし合わせて考えてみてくださいね。


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