はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。日々の株価変動や社会情勢によって、投資の前提条件は常に変化します。この記事が、みなさんのご家庭に合った人生設計を考えるヒントになれば嬉しいです。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
こんにちは、みずきです。最近は娘が幼稚園から元気に帰ってくるたび、「あぁ、あと3年もすれば小学生なんだな」としみじみ感じています。我が家の長女は2020年1月生まれ。日本の学校スケジュールでは、2026年4月に小学校入学を迎えます。いわゆる「小1の壁」が目前に迫っているわけです。
共働きの我が家にとって、小学校入学は大きな転機です。時短勤務の終了や学童保育の費用、そして習い事の本格化。今のうちから「家計に月5,000円、できれば10,000円の余剰金」を作っておきたいと考えています。この「第2の給料」を配当金で賄うことが、今の私の目標です。
今回は、少しユニークなビジネスモデルを持つ(株)ユーラシア旅行社(9376)に注目してみました。辺境や秘境へのツアーに強い会社ですが、ここ最近の地政学リスクや原油価格の動向を含め、我が家の「教育費ポートフォリオ」に組み込めるか、じっくり検討してみたいと思います。
2. 目標配当額の逆算計算
「小1の壁」を乗り越えるために、まずは月5,000円の配当金、つまり年間60,000円の配当収入を目標に設定しました。ユーラシア旅行社の2026年9月期の予想配当は1株あたり50円。この銘柄を使って目標を達成するには、どれくらいの投資が必要か計算してみます。
| 項目 | 内容・金額 |
|---|---|
| 目標年間配当(税引前) | 60,000円 |
| 1株あたりの予想配当 | 50円 |
| 必要株数 | 1,200株(12単元) |
| 想定投資額(株価898円の場合) | 1,077,600円 |
| 配当利回り(会社予想) | 5.57% |
約108万円の投資で、月に5,000円の配当が得られる計算ですね。5.5%を超える利回りは非常に魅力的ですが、一銘柄に100万円以上を集中させるのは、子育て世代のリスク管理としては少し慎重になりたいところです。他の高配当銘柄と組み合わせながら、数年かけてこの金額を目指すのが我が家らしいかな、と感じています。
3. 複数銘柄の比較紹介
同じように「月5,000円の配当」を目指す際、ユーラシア旅行社以外にどのような選択肢があるでしょうか。過去に検討した銘柄と比較してみます。
| 銘柄名(証券コード) | 株価(目安) | 配当利回り | 配当方針・特徴 |
|---|---|---|---|
| ユーラシア旅行社 (9376) | 898円 | 5.57% | 秘境ツアーに強み。業績回復期待による高配当。 |
| ナガセ (9733) | — | 5.41% | 教育事業で安定。配当性向が高く株主還元に積極的。 |
| ゲンダイエージェンシー (2411) | — | 5.0%前後 | 広告事業。財務基盤が比較的安定しており利回り高め。 |
教育関連で安定感のあるナガセや、広告業界のゲンダイエージェンシーと比較すると、ユーラシア旅行社は「景気や社会情勢に左右されやすいが、その分利回りが突出している」という位置づけになります。
過去の記事でも、これらの銘柄を検討してきました。気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。
○(9733)ナガセ : 5.41%配当で「小1の壁」月1万円で人生設計を支える
◎(2411)ゲンダイエージェンシー : 小1の壁月5千円を「第2の給料」に活用
4. ユーラシア旅行社の「人生設計マッチ度」評価
ユーラシア旅行社の詳細データを踏まえ、我が家の視点で3軸評価を行いました。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
最新の収益性データを見ると、営業利益率は改善傾向にあるものの、純利益率がマイナスに振れる場面もあり、まだ「安定」とは言い切れない状況です。配当性向は会社予想ベースで算出すると高めになる可能性もあり、今後の業績回復が前提となります。ただし、自己資本比率が57.3%と高く、すぐに資金繰りが悪化するリスクは低いと考えられます。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
最低購入金額が約9万円と、育休中や時短勤務中でも「今月は頑張って1単元だけ買おうかな」と思えるサイズ感です。2026年の入学に向けて少しずつ買い増していくには、ちょうど良い銘柄だと思います。旅行という夢のあるビジネスなので、娘が大きくなった時に「世界にはいろんな場所があるんだよ」と話すきっかけにもなりそうです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(慎重に)
ここで気になるのが外部環境です。楽天証券のトウシル(2026年3月9日記事)でも「中東危機で相場急落、株の売り時と買い時とは?」(https://media.rakuten-sec.net/articles/-/51716)というトピックが報じられています。この記事では、地政学リスクによる原油高や市場の混乱が指摘されています。ユーラシア旅行社はエジプトや中東などのツアーにも強みがあるため、こうしたニュースは業績に直結します。我が家の「教育費」という絶対に守りたい資金をすべて預けるには、少しハラハラするかもしれませんね。
5. みずきの総合評価+判断
ユーラシア旅行社は、「ポートフォリオのアクセント」として非常に面白い銘柄だと評価しています。5.5%を超える高利回りは、家計にとって大きな助けになりますが、一方で世界情勢の影響をダイレクトに受ける繊細さも持ち合わせています。
我が家の判断:
すべてをこの銘柄に頼るのではなく、インフラ系や通信系といった「不況に強い安定株」をコア(中心)に据えつつ、ユーラシア旅行社を数単元保有することで、全体のリターンを底上げする戦略がベストかな、と考えています。娘が小学校に入るまでに、コツコツと「攻めと守りのバランス」を整えていきたいですね。
6. 制度活用との組み合わせ
私たちが個人投資家として有利に戦うための武器は、なんといっても「税制優遇制度」です。
ジュニアNISA(旧制度)の活用
もし過去にジュニアNISA枠で保有している資産があれば、そこでの配当金は非課税です。新規の買付はできませんが、継続管理勘定で保有し続けるメリットは大きいです。ユーラシア旅行社のような高配当株は、非課税で受け取ってこそ、その威力が最大化されます。
配当控除の検討
特定口座(源泉徴収あり)で保有している場合、配当金からは約20%の税金が引かれます。ですが、年収によっては確定申告をして「総合課税」を選択し、配当控除を受けることで、税金の一部が還付される可能性があります。子育て世代は保育料の計算に住民税額が影響することもあるので、このあたりの損得勘定は毎年12月頃に夫と会議をするようにしています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直なところ、旅行株への投資は勇気がいりますよね。パンデミックの時期、旅行業界がどれほど苦境に立たされたかを私たちは目の当たりにしてきました。「もし、娘が小学校に入ったタイミングでまた世界的な移動制限が起きたら?」と考えると、配当がゼロになるリスクもゼロではありません。
だからこそ、投資額は「最悪、配当がなくても生活が破綻しない範囲」に留めることが大切だと思っています。私はよく「期待しすぎない投資」と言っているのですが、プラスアルファの潤いとして配当を捉えるくらいが、精神衛生上も、そして家族の笑顔を守るためにも良いのかもしれません。
みなさんも、ご自身の家計の「防御力」を確認しながら、ワクワクできる銘柄選びを楽しんでくださいね。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


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