○(4293)アドテック : 配当性向33.8%の安定配当、子育て世代の人生設計を支援

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:小1の壁対策、デジタル成長株は家計の「攻め」になるか?

こんにちは、みずきです。2026年2月に入り、上の子の小学校入学(2026年4月)まで残り2ヶ月となりました。本当にあっという間ですね!

入学準備はなんとか終わりが見えてきましたが、これから本格化するのが「小1の壁」対策です。学童保育や習い事など、今までなかった費用がドンと家計にのしかかってくる時期です。

今回は、この小1の壁を乗り越えるための配当収入源として、成長性の高いデジタルマーケティング分野の注目銘柄、(株)セプテーニ・ホールディングス(2382)を検討してみたいと思います。配当利回り(予想)は4.29%と魅力的ですが、この成長株の配当が、私たち子育て世帯の人生設計にどうマッチするのか、安定性とのバランスを見ていきましょう。

1. 我が家の人生設計シナリオ:小1の壁、月1.5万円の追加出費を賄いたい

我が家の現在の最大の家計課題は、第一子(6歳、2026年4月小学校入学)が直面する「小1の壁」です。具体的な出費増は以下の通り見積もっています。

一つ目は学童保育費。地域や環境によって差がありますが、我が家の場合、預ける時間やオプションを考えると月1万円程度が必要です。

二つ目は習い事費。放課後の時間が増える分、英語やプログラミングなど、親としては習わせたいものがいくつか出てきました。とりあえず週2回で月5,000円、合計で月1.5万円のキャッシュアウト増加を見込んでいます。

我が家の家計課題を解決するために必要な配当額

この月1.5万円の追加出費を、配当金で安定的に賄うことを目標とします。年間で見ると、18万円の配当金が目標ですね。

目標:年間180,000円(税引前)

この配当金は、つみたてNISAやiDeCoでカバーできない「家計の現金流の増加」という役割を果たしてくれます。

2. 目標配当額の逆算計算:約420万円の投資が必要

目標年間配当額18万円を、今回検討するセプテーニ・ホールディングス(2382)の予想配当利回り4.29%で達成するには、いくら投資が必要か逆算してみます。

必要投資額 = 目標年間配当額 ÷ 配当利回り

必要投資額 = 180,000円 ÷ 0.0429 ≒ 4,195,800円

約420万円が必要となります。セプテーニHDは最低購入代金が約42,000円(株価420円 x 100株)と単元株あたりのハードルは低いですが、目標の月1.5万円を実現するには、まとまった資金が必要であることがわかります。これを一括で投じるのは難しいので、私たちは「成長余力」と「配当安定性」を見極めながら、数年かけて積み立てていくイメージで検討します。

3. セプテーニ・ホールディングス(2382)の分析と比較

セプテーニ・ホールディングスは、主にデジタルマーケティング事業を展開している企業です。インターネット広告市場は今後も成長が見込まれており、その波に乗って業績を伸ばしてきました。最近では、マンガ事業も大きく成長しているのが特徴的ですね。

(株)セプテーニ・ホールディングス(2382)企業データ概要(2026年2月4日時点)

指標
株価 420円台
最低投資金額 約42,000円(100株)
配当利回り(会社予想) 4.29%
1株配当(会社予想) 18.00円 (2025/12期)
PER(会社予想) 22.93倍
PBR(実績) 1.33倍
自己資本比率(実績) 71.6%
配当性向(EPS予想18.32円換算) 約98.2%
配当方針 業績に応じた配当

私がまず注目するのは、配当利回りが4.29%と高いこと。そして、自己資本比率が71.6%と非常に高く、財務の安定性が抜群であることです。これは、成長事業を持つ企業としては安心感がありますよね。不況時の耐性も高そうだと感じます。

ただ、懸念点もあります。予想EPS(一株当たり利益)18.32円に対し、予想配当が18.00円なので、配当性向が約98.2%と非常に高いんです。これは「稼いだ利益のほぼ全てを配当に回している」状態を意味します。もし予想より利益が少しでも下振れすれば、減配のリスクが出てくることを示唆しています。デジタルマーケティングは競争が激しいので、ここは慎重に見る必要がありますね。

デジタル成長株の「AIによる破壊リスク」を考える

セプテーニHDが手がけるデジタルマーケティングやコンテンツ事業は、成長産業である一方で、技術革新のスピードが尋常ではありません。特に最近はAIの進化が激しく、業界構造が変わりつつあります。

外部ニュースで見つけたこちらの記事が、まさにその懸念を裏付けています。

S&P500の振り返りと見通し:新AIツールがソフト株を直撃。既存ビジネス破壊の懸念が広がる(2026年2月4日)

この記事では、新しいAIツールが既存の業務ソフトウェア株を直撃し、ビジネスモデル破壊の懸念が広がっていると指摘されています。デジタルマーケティングの分野でも、AIが広告の企画・運用・クリエイティブ制作の一部を代替し始めると、セプテーニHDのような企業が提供するサービスの付加価値が低下したり、人件費以外のコスト構造が急変したりする可能性があります。

つまり、セプテーニHDの成長性は魅力的ですが、その配当は「業績連動性が強く、将来的なAIシフトの波を乗りこなせるか」にかかっているため、家計の「守りの配当」としては少し心許ないかもしれません。これは「攻めの配当」として位置づけるのが妥当だと思います。

比較対象としての「守り」の配当銘柄(例)

家計の守備固めとしては、セプテーニHDのような成長株の配当性向が高い銘柄よりも、より配当性向が健全で景気耐性のある製造業などが有効だと考えています。例えば、以前検討した(5208)有沢製作所のような銘柄は、配当性向が低く、財務も鉄壁でした。

セプテーニHDの配当利回り4.29%は魅力的ですが、約98%という配当性向を考えると、「4年後、上の子が小学校高学年になってもこの配当水準が維持されているか」という点には、常に疑問符をつけておきたいところです。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

セプテーニHDが、我が家の「小1の壁・月1.5万円」の目標に対して、どれくらいマッチしているか、3つの軸で評価してみます。

評価軸 評価 みずきのコメント
A. 配当の持続性・成長性 △(やや懸念あり) 自己資本比率が高いのは安心ですが、配当性向約98%は高すぎます。デジタル業界は浮き沈みが激しいため、利益が少しでも落ち込めば減配の可能性が高いです。増配よりも「今の配当を維持できるか」を常にチェックする必要があります。
B. 人生設計との適合性 ○(悪くない) 目標額達成には420万円と大きな投資が必要ですが、単元株価格が安いため、ジュニアNISAや特定口座で毎月積立を行い、「成長と配当の両取り」を目指すには悪くないです。ただし、安定的な教育費の補填としては、少しリスクが高い位置づけです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性 △(やや緊張感ある) 我が家は今、子育て費用が増大し、今後第二子も視野に入れると「守り」を固めたい時期です。そのため、配当性向が高い銘柄に家計の生命線である「小1の壁費用」を全額依存するのは危険です。ポートフォリオの「成長枠」として少量保有が妥当です。

5. みずきの総合評価と判断

セプテーニ・ホールディングスは、高成長が期待できるデジタルマーケティング分野において、高い配当利回りと鉄壁の自己資本比率を両立させている点で非常に魅力的だと思います。

しかし、「稼いだ利益をほぼ配当に回している」という点(配当性向約98%)が、私のような子育て中の投資家にとっては大きな懸念材料です。

私たちは「お金は人生の自由度を高めるツール」だと考えています。その自由度を守るためには、「配当金の安定性」が不可欠です。もし、上の子が小学校に入学したタイミングで配当金が減ってしまうと、その分、私たちの労働収入で穴埋めしなければならず、人生の自由度(時間の使い方やキャリアの選択肢)が狭まってしまうことになりかねません。

したがって、私の判断としては、セプテーニHDを「小1の壁・月1.5万円を安定的に賄うためのコア銘柄」として採用するのは見送ります。

ただし、その成長性と高財務は捨てがたいので、我が家のポートフォリオでは「成長期待枠」として、全体の5%程度の比率で、単元株未満の金額から定期的に積み立てていくのが、リスク許容度と整合性が取れていると考えます。

6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで成長を狙う

セプテーニHDのような成長期待もある高配当銘柄こそ、制度の活用が非常に重要になります。

ジュニアNISAでの活用

単元株の購入金額が約42,000円と少額で済むため、ジュニアNISAで買い付けやすい銘柄です。もし将来的に配当が維持され、または増配された場合、お子さんが成人するまでの配当金・売却益が非課税になるメリットは計り知れません。

AIやデジタル技術は、今後お子さんが社会に出る頃には不可欠なものになっています。「みずきの家計簿+株」では、子どもに「この会社はね、インターネットで広告をやっていて、パパとママが子どもの教育費のためにちょっとだけ持っているんだよ」と説明できる銘柄を選ぶようにしています。セプテーニHDは、まさにデジタル時代を生きる子どもに教えやすい事業内容だと思いますね。

配当控除の仕組みと税効率

特定口座で保有する場合、配当金には通常約20%の税金がかかります。しかし、国内株であれば、総合課税を選択し「配当控除」の適用を受けることで、税負担を軽減できる場合があります。特に、配当金が年間数十万円程度で、所得税の税率が低い子育て世帯にとって、配当控除の活用は手取りを増やす上で非常に有効です。

我が家では、まずはリスクの低いコア銘柄(生活必需品や安定製造業)で配当の土台を作り、その上でセプテーニHDのような成長性の高い銘柄を「スパイス」として加える際に、ジュニアNISAや配当控除の活用を検討していきます。

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