○(6245)ヒラノテクシード : 2026年小1の壁月8千円を約4.5%配当と鉄壁財務で家計支援

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:子育てママの「攻め」の資産防衛

こんにちは、みずきです。この記事を書いているのは2026年2月上旬。いよいよ、長女(6歳)の小学校入学まであとわずかとなりましたね。

入学準備は楽しいけれど、やっぱり気になるのはお金のこと。特に「小1の壁」対策として、学童や習い事の費用が家計にどう響くか、日々シミュレーションしているママも多いのではないでしょうか。

私たちは今、家計の「守り」を固める時期だと考えています。今回は、その守りの一環として、高い自己資本比率で財務が安定していながら、約4.5%の高配当利回りが魅力的な銘柄、(株)ヒラノテクシード(6245)を、我が家の人生設計にどう組み込むか検討していきたいと思います。

ヒラノテクシードは、産業用の塗工・乾燥装置のトップメーカーです。聞き慣れない名前かもしれませんが、私たちが普段使うスマホの部品やバッテリー、機能性フィルムなどの製造に欠かせない、ニッチで重要な技術を持った会社なんですよ。

この安定企業から得られる配当で、我が家は具体的な家計の課題をどう解決しようとしているのか、その逆算思考を共有させてくださいね。

我が家の人生設計シナリオ:2026年、小1の壁を配当で乗り切る

我が家の現在地は、長女が小学校入学直前です。ここから数年間は、教育費と私の仕事のペース調整(時短勤務や昇進スピードの調整)が家計の主な課題となります。

特に「小1の壁」で最も負担になるのは、民間の学童や送迎、そして複数の習い事にかかる費用です。小学校に入ると途端に自由になる時間が減るので、私も時間を有効活用したいのですが、その分、費用はかさみますよね。

我が家では、長女が小学校入学後、週に2〜3回程度の習い事を想定しており、月々の追加費用をざっくり8,000円と見込んでいます。この8,000円を、安定した配当収入で賄うことを目標にします。

これができれば、家計のキャッシュフローに心理的な余裕が生まれるので、私が仕事で多少ペースダウンしても「生活が回らない」という心配がなくなります。

目標配当額の逆算計算

目標は「年間96,000円」の配当収入です。これを実現するために、ヒラノテクシードが我が家にとってどれだけ現実的な選択肢なのかを計算します。

項目 数値
目標年間配当額(税引前) 96,000円
ヒラノテクシードの予想配当利回り(2026/02/06時点) 4.48%
目標達成に必要な投資元本 約2,142,857円 (96,000円 ÷ 0.0448)
ヒラノテクシードの株価(2026/02/06終値) 1,885円
最低購入代金(100株) 187,500円
目標達成に必要な単元数 約11単元

約215万円の投資元本が必要、という計算結果になりました。これは決して小さな額ではありませんが、現在運用しているつみたてNISAや特定口座の特定用途資金を充当すれば、手が届く範囲だと判断できます。

約11単元購入し、配当金(84円/株)を受け取れば、年間で84円 × 1,100株 = 92,400円(税引前)となり、目標の96,000円にかなり近づきます。

産業機械セクターの選択肢:ヒラノテクシードの魅力と懸念点

高配当株を探す際、私が最も重要視するのは「不況期に配当を維持できるか」という安定性です。ヒラノテクシードは、収益性はやや悪化傾向にあるものの、財務の安定性が非常に高い点が魅力です。

ここでは、同じ目標配当額(月8,000円)を実現するために比較検討した、安定志向の銘柄群と比較してみます。

比較銘柄の概要

銘柄名(コード) 配当利回り 自己資本比率 配当性向 事業概要
ヒラノテクシード(6245) 4.48% 62.0% 約115.5%* 塗工・乾燥装置の産業機械メーカー
アマノ(6436) 4.58% 63.6% 約42.4% 勤怠管理システム、環境関連機器
北川鉄工所(6317) 4.38% 67.0% 約43.3% 工作機械、建設機械(PBR改善期待あり)

※ヒラノテクシードの配当性向は、予想EPS(72.71円)と予想配当(84.00円)から計算すると100%を超過します。これは後述する最大の懸念点です。

ヒラノテクシード(6245)の分析

ヒラノテクシードの強みは、その事業の独自性鉄壁の財務基盤にあります。

  1. ニッチトップの技術力:
    液晶パネルやリチウムイオン電池、半導体製造に使われる高機能フィルムの製造装置で高いシェアを持っています。特に、最近話題の半導体関連や、EV化に伴うバッテリー関連の需要を取り込める位置にいるのが魅力的ですね。

  2. 圧倒的な安定性:
    自己資本比率62.0%と非常に高く、有利子負債も減少傾向です。この安定性こそが、私のような子育て世代が「守りの資産」として個別株を選ぶ際に最も安心できる要素です。

一方で、最大の懸念は収益性の低さと配当性向の高さです。

データを見ると、直近のROEは2.36%と低水準で、収益性自体は悪化傾向と評価されています。そして、予想ベースですが、1株配当84円に対して予想EPSが72.71円、つまり配当性向が100%を大きく超えています。

これは、稼ぎのすべて、あるいはそれ以上を配当に回している状況を示しており、配当の持続性という観点から見ると、大きなリスク要因となります。「PBR 0.73倍を是正するために、株主還元を一時的に強化しているのでは?」という推測もできますが、この高配当が継続するかどうかは慎重に見極める必要があります。

外部ニュースから読み解く事業環境

ヒラノテクシードは、先端材料の製造に不可欠な装置を提供しています。この分野の市場動向を知るため、関連するニュースとして、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を参考にします。

(引用記事:A Critical AI Niche Is Dominated by One Little-Known Japanese Company – The Wall Street Journal

この記事は、AIチップのパッケージングに使用される、極薄のガラス繊維シート(T-glass)の供給が、日本のとある企業一社に独占されており、供給不足が懸念されているという内容です。

ヒラノテクシードが直接T-glassを製造しているわけではありませんが、こういった半導体や高機能材料の製造工程において、同社が手がける「コーティング・乾燥」技術は不可欠です。AIや先端技術の発展に伴い、より精密で歩留まりの高い装置が求められるようになれば、ヒラノテクシードの技術力が再評価される可能性はあります。

つまり、短期的な業績の波はあれど、長期的には「時代の先端を行くモノづくりを陰で支える」という役割は続く、というのが私の見立てです。この技術の重要性は、配当の持続性を判断する上でプラス要素だと考えています。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の「小1の壁・月8,000円配当」の目標に対し、ヒラノテクシードはどの程度適しているでしょうか。3つの軸で評価します。

A. 配当の持続性・成長性

評価軸 ヒラノテクシードの現状 みずきの評価 理由
配当の安定性 自己資本比率62.0% ○(まあ大丈夫) 財務は非常に安定しているが、現在の配当性向が100%超えという事実があるため、業績が上向かないと減配リスクがある。
業界の将来性 先端機能性フィルム、バッテリー、半導体関連 ◎(強く信頼できる) 景気変動はあるが、社会のデジタル化やEV化の潮流に技術的に貢献しており、ニッチトップの地位は揺るぎにくいと予想。
経営の配当姿勢 PBR改善に向けた株主還元強化の可能性 △(やや懸念あり) 短期的な還元強化の意図は見えるが、配当性向の数字が不安要素。業績連動の場合、来期以降の減配リスクを考慮する必要がある。

B. 人生設計との適合性

評価軸 ヒラノテクシードの現状 みずきの評価 理由
目標配当額の実現性 利回り4.48%、約215万円で目標達成 ◎(ぴったり) 我が家の投資可能な範囲内で目標の月8,000円に近づけることができる。
必要な時期への貢献 2026年4月の小1の壁に間に合う ◎(ぴったり) 今期の配当(2026年3月期)を活用することで、家計の負担増時期に即座に貢献してくれる。
制度活用との相性 国内個別株 ○(悪くない) NISA成長投資枠での購入により、配当金が非課税になるメリットは大きい。

C. 我が家のリスク許容度との整合性

評価軸 ヒラノテクシードの現状 みずきの評価 理由
財務健全性 自己資本比率62.0% ◎(安心して持てる) 配当性向の高さというリスクはあるが、会社自体の倒産リスクは極めて低い。ポートフォリオの守り(コア)として組み込める。
景気耐性 設備投資に左右される産業機械セクター △(やや緊張感ある) 景気後退期には、顧客の設備投資抑制により受注が大きく落ち込む可能性がある。配当性向が高い分、その影響は大きい。
ポートフォリオの位置づけ 高利回りによるキャッシュフロー貢献 ○(まあ大丈夫) 我が家は積立投資で広く分散しているため、この個別株は「高配当によるキャッシュフロー強化」という役割に特化させられる。

みずきの総合評価と判断

ヒラノテクシードは、財務の安定性という点で非常に魅力的ですが、現在の配当性向の高さが最大の弱点だと感じています。

もし、月8,000円の配当を絶対に安定させたいのであれば、配当性向が健全で収益力の高いアマノ(6436)や北川鉄工所(6317)の方が、長期的な安心感は高いと思います。

しかし、ヒラノテクシードは技術的な将来性があり、PBR改善期待も背景にあるため、「短期的には高配当を享受しつつ、中長期的に配当性向が是正される(つまり業績がついてくる)ことを期待する」というスタンスで、ポートフォリオの一部に組み込むのはアリだと判断しました。

私は、目標の約215万円を一気にヒラノテクシードに投じるのではなく、目標額の約半分(月4,000円相当、約100万円)をヒラノテクシードに充て、残りの半分をアマノや北川鉄工所といった財務も収益性も優れている優良高配当銘柄に分散投資する戦略が良いと考えます。

こうすることで、小1の壁を乗り切るための配当収入という目標を達成しつつ、ヒラノテクシードが持つ「配当性向リスク」を軽減できるからです。

制度活用との組み合わせ:NISAと配当控除の活用

もちろん、この個別株投資は新NISAの成長投資枠を活用する前提です。

成長投資枠を使うことで、年間92,400円の配当金がまるごと非課税で受け取れます。もし課税口座だと約20%(約18,500円)が税金で引かれてしまうので、非課税メリットは本当に大きいですね。

私たちの家計では、つみたてNISAでS&P 500などのインデックス投資をコア資産として積み立てています。ヒラノテクシードのような国内個別株は、そのコア資産を補完し、「必要な時期に必要な現金を供給する」という重要な役割を果たしてくれます。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直なところ、ヒラノテクシードの配当性向100%超えは、やはり迷うポイントです。もし来期の業績が回復しなければ、配当はすぐに減額される可能性が高いからです。

でも、私たちが今最も必要としているのは、数年後の教育費の「安心」です。財務が盤石で、現在の利回りが高い銘柄は、その安心を短期間で与えてくれます。

そのため、もしこの投資が失敗して減配になったとしても、「数年間は高い配当を得られた」「ポートフォリオ全体のキャッシュフロー戦略としては間違っていなかった」と割り切れる範囲で投資をすることが大切だと考えています。

完璧な銘柄はありません。我が家の人生設計という軸で見て、リスクを理解した上で「今、最も有効な選択肢」を選ぶのが、子育て投資家のスタンスですね。

引き続き、私たちの家計簿と投資の考え方を共有していきます。どなたかの参考になれば嬉しいです!

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