本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:2026年4月、「小1の壁」対策にアオキの配当は役立つか?
こんにちは、みずきです。
うちの娘(2020年1月生まれ)が小学校に入学する2026年4月まで、もうあと2ヶ月ちょっととなりました。いよいよ「小1の壁」が目前に迫ってきて、夫婦で習い事や学童の費用について話し合う機会が増えています。
入学後、家計の現金の流れを安定させるために、私は高配当株からのインカムゲイン(配当金)を生活費の一部に充てる計画を進めています。
今回は、多角化経営で知られる(株)AOKIホールディングス(8214)をピックアップして、「我が家の人生設計にどう組み込むか」を具体的にシミュレーションしてみたいと思います。
我が家の人生設計シナリオ:小1の壁で必要な「家計の守り」
我が家は共働きで、私も夫も時短勤務は難しい状況です。そのため、小学校入学後は学童や習い事の費用が大きく膨らむ見込みです。
具体的に私たちが目標としている「配当金での家計サポート」のシナリオは以下の通りです。
- 我が家の現在地:娘が2026年4月に小学校に入学予定。つみたてNISA、iDeCoは満額拠出済み。次のフェーズは個別株によるキャッシュフローの確立。
- 3ヶ月後の家計課題(2026年4月以降):学童保育料や習い事(英語、スイミングなど)の費用増加により、家計から月々約1万円の現金流出増が予想されます。
- その課題を解決するために必要な配当額:年間12万円(月額1万円)。これを配当金で賄うことが目標です。
年間12万円の配当金を、税制優遇を活用しながら安定的に得られるか。これが今回の銘柄選定の鍵になりますね。
目標配当額の逆算計算:AOKIホールディングスで月1万円を実現するには
目標は年間12万円の配当金です。もしこの全額をAOKIホールディングス(8214)の配当で実現しようとした場合、いくら投資が必要になるのかを計算します。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 120,000円 |
| AOKIホールディングス 予想配当利回り(2026/02/06時点) | 4.43% |
| 税引前の必要投資額(逆算) | 約2,708,800円 |
もし、娘のジュニアNISA口座(非課税)で保有できた場合、約271万円の投資で年間12万円の配当金がそのまま手元に入ることになります。
100株あたりの最低購入代金は180,400円(2026/02/06時点の株価に基づき計算)なので、約15単元(1,500株)を取得する必要がある計算になりますね。決して小さい金額ではないですが、このくらいの投資で小1の壁がクリアできると考えると、現実的な目標設定だと思います。
(株)AOKIホールディングス(8214)の事業分析と比較
AOKIホールディングスは、紳士服の「AOKI」というイメージが強いですが、実はビジネスの多角化を進めているのが特徴です。コロナ禍で打撃を受けたブライダル、カラオケ、ネットカフェといった分野が回復傾向にあるのが、高配当を支える背景だと思います。
AOKIホールディングス(8214)の基本データ
財務指標は2026年2月6日時点の情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業紹介(業界) | 紳士服(AOKI、ORIHICA)が主軸だが、カラオケ(コート・ダジュール)、ネットカフェ(快活CLUB)、ブライダルなど複合サービスを展開。 |
| 予想配当利回り | 4.43% |
| 1株配当(予想) | 80.00円 |
| 配当性向(予想) | 約70.1% (EPS 114.11円に対し) |
| 自己資本比率 | 60.9% |
| 株主優待 | AOKIグループ店舗で使える割引券など。家族でスーツを買うときやカラオケで使える実用性がありますね。 |
自己資本比率が60.9%と高い水準にあるため、財務の安定性は非常に高いと評価できます。不況耐性も備わっていると言えそうですね。
一方で、配当性向が約70%というのは少し気になります。一般的に安定配当を維持しやすいとされる40%〜60%の範囲をやや超えているので、業績が少しでも悪化すると、減配の可能性を考えなければなりません。
比較検討する安定配当銘柄
AOKIホールディングスは「景気回復による業績改善」を期待する側面があります。そこで、より景気変動の影響を受けにくい、安定性の高いセクターの銘柄と比較してみましょう。
比較銘柄A:日本特殊塗料(4619)
こちらは以前の記事でも紹介しましたが、堅実なメーカーです。
- 配当利回り:4.69%(AOKIとほぼ同水準)
- ビジネス:塗料メーカーで、自動車や建設向けに強い。景気変動はあるものの、インフラや製造業の安定的な需要に支えられています。
- 財務:鉄壁の財務基盤。
同じ年間12万円の配当を得るには、約256万円の投資が必要です。AOKIと投資効率は同等ですが、配当の持続性という点では、メーカーの方が安心感があります。2026年小1の壁・月1万円を4.69%配当で人生設計をサポートの記事でも詳しく分析しました。
比較銘柄B:合同製鐵(5410)
こちらも高配当でPBR改善期待がある銘柄です。
- 配当利回り:4.43%(AOKIと全く同じ)
- ビジネス:電炉メーカー。建築資材(鉄筋)などが主で、こちらもインフラ需要に直結します。
- 魅力:PBR(株価純資産倍率)が1倍台と低く、資本効率改善への期待が持てます。
AOKIホールディングスは、消費者のトレンドや景気の波に直撃されるビジネスが多いのに対し、日本特殊塗料や合同製鐵は、需要が急に消えることのない「社会の土台」を支える事業だという点で、リスクの質が異なります。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
AOKIホールディングスが我が家の「小1の壁・月1万円支援」にどれくらい役立つかを、3つの軸で評価してみます。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当性向が約70%とやや高めなのが気になります。これは企業が稼いだ利益の多くを配当に回している状態ですね。もし、主力の紳士服部門や、快活CLUBなどの競合が激しくなると、利益が圧迫され、配当維持が難しくなるリスクがあります。
ただ、コロナ禍からのV字回復は素晴らしいですし、自己資本比率が高いので、一時的な不況には耐えられる体力はあります。回復局面にある今、高配当を享受する戦略はありですが、「増配を強く期待する」というよりは「現在の高水準の配当が維持されること」を期待する形になりそうです。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
必要な投資額約271万円で、目標の月1万円を達成できる点は、我が家の人生設計にぴったりです。
また、優待で割引券がもらえるので、家族でカラオケに行ったり、子どもの成長に合わせてカジュアルな服をORIHICAで買うなど、実生活で家計に貢献してくれる点も評価が高いです。配当金とは別に優待で「娯楽費」を助けてくれるのは嬉しいですね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
AOKIホールディングスは、不祥事からの回復や、コロナからの回復という特殊要因も抱えています。いくら多角化しているとはいえ、衣料品やレジャーは景気の波や消費者の気分に左右されやすいです。
我が家は、小1の壁という人生の節目で「確実に配当を受け取りたい」というニーズが強いため、ポートフォリオ全体から見ると、AOKIホールディングスのような銘柄は「コア(核)資産」として全てを預けるのは少しリスクが高いかな、と感じます。
そのため、リスク許容度としては、ポートフォリオの「サテライト(補完・回復期待枠)」として、全体の10%程度の割合で持つのが適切だと思います。
みずきの総合評価と制度活用戦略
AOKIホールディングスは、配当利回り4.43%と魅力的ですが、配当性向の高さと事業内容の景気敏感性を考慮すると、鉄壁の守りとして期待するよりも、「回復の恩恵を受けつつ、優待も活用する」という攻守兼ね備えた役割を期待するのが良さそうです。
もし私たちがこの銘柄に投資するとしたら、以下のような戦略を取ります。
【具体的な判断】
目標配当額(月1万円)の全額をAOKIホールディングスに頼るのではなく、半分(月5,000円分)をAOKIで、残り半分(月5,000円分)を日本特殊塗料(4619)のような安定性の高いメーカーで持つ、という組み合わせ戦略がベストだと考えます。
- AOKIホールディングス(8214):約135万円投資(月5千円分)
- 日本特殊塗料(4619):約128万円投資(月5千円分)
こうすることで、合計約263万円の投資で年間12万円の配当収入が得られ、かつ「消費回復への期待」と「安定した産業の土台」の両方の恩恵を受けられます。
ジュニアNISAと配当控除の活用
この配当金は、娘の学童費や習い事代に充てるためのものなので、最大限に非課税の恩恵を受けたいです。
娘のジュニアNISA口座はまだ残枠がありますから、この高配当銘柄群をジュニアNISAで取得することを優先します。
- ジュニアNISA活用:ジュニアNISA口座内で保有すれば、配当金(年間12万円)は全額非課税で受け取れます。約20%の税金がかからないというのは、子育て世代にとって非常に大きな差です。まさに「制度の活用が、個人投資家の最大の武器」だと思います。
- 配当控除の視点:もし課税口座(特定口座など)で保有する場合でも、日本株の配当金は総合課税を選択すれば「配当控除」の対象になります。所得税の税率によっては、源泉徴収された税金が一部還付される可能性もあります。ただし、手続きが煩雑になるため、まずはジュニアNISAや新NISAの成長投資枠を活用するのがシンプルで効率的だと思います。
失敗・迷い・懸念も素直に述べる
AOKIホールディングスについて、正直な懸念点もあります。
それは、紳士服業界全体の縮小トレンドです。コロナが収束し、ビジネス需要が戻ってきているとはいえ、リモートワークの定着でスーツの需要が「以前の水準」に戻るのかは未知数です。また、カラオケやネットカフェも競争が激しい分野です。経営の多角化はリスク分散になりますが、「多すぎる」と感じる人もいるかもしれません。
もし今後、本業の収益が再び大きく悪化し、配当性向が80%を超えるような事態になったら、減配リスクを強く意識し、売却を検討するタイミングだと考えています。長期保有の銘柄ではありますが、市場や生活の変化に合わせて柔軟に判断を変えるのが「完璧を目指さない」私のスタンスです。
投資は人生設計あってこそ。私たちの「2026年小1の壁を配当で乗り切る」という目標に合った選択肢として、AOKIホールディングスは魅力的ながらも、安定株と組み合わせて持つのが今の我が家の最適解だと考えています。
皆さんの家計や人生段階に合った選択肢は何か、ぜひ逆算思考で考えてみてくださいね!
それでは、また!


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