○(9733)ナガセ : 5.41%配当で「小1の壁」月1万円で人生設計を支える

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。日々の株価変動や社会情勢に一喜一憂せず、あくまで「我が家の人生設計」に照らし合わせて、等身大の投資を心がけています。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

2026年3月。私にとって大きな節目がやってきます。娘が4月から小学校に入学する「小1の壁」です。これまで保育園にお世話になってきましたが、これからは学童保育の費用や、少しずつ本格化する習い事の月謝など、新しい支出が見え隠れしています。特に教育関連の費用は、削るのが難しい項目ですよね。

我が家の現在地としては、2021年から投資をスタートし、つみたてNISAやiDeCoで土台を作ってきました。でも、これからは「将来の資産」だけでなく、「今、使える現金(配当金)」の重要性が増すと考えています。具体的には、娘が小学校に通う6年間、毎月の習い事代の一部を株主配当でカバーできたら、家計の心理的負担はグッと軽くなるはずです。

今回のターゲットは、「月1万円の配当収入」です。年間12万円の配当があれば、公立小学校の放課後を彩る習い事(英語や算数など)の月謝を賄えます。最近は地政学リスクなどで相場が荒れていますが、そんな時こそ「教育」という、親が最後まで予算を削りにくい分野の銘柄に注目してみたいと思います。

ちょうど今、こちらのニュースでも話題になっている通り、世界情勢の影響で株価が大きく揺れ動いていますね。

参考ニュース:イラン発株安「泥沼化で日経平均5万円割れも」 カギはホルムズ海峡
https://www.asahi.com/articles/ASV340TLZV34ULFA003M.html

相場全体が下がると不安になりますが、「配当利回りが高まっているチャンス」と捉えることもできます。地政学リスクに左右されにくい「内需・教育サービス」の代表格である「ナガセ」を、我が家の人生設計に当てはめて検証してみます。

2. 目標配当額の逆算計算

「月1万円(年間12万円)」の配当を、ナガセ(9733)の利回りを使って実現するにはどれくらいの投資が必要か計算してみました。

項目 内容
目標年間配当額 120,000円
ナガセの予想配当利回り 5.41%
必要投資額(概算) 2,218,114円
購入株数(単元100株) 800株(約221.7万円)

約222万円の投資で、毎月1万円相当の配当が得られる計算です。最低購入代金が約27.7万円(100株)なので、少しずつ買い増していく戦略も現実的ですね。ただ、利回り5%超えは魅力的ですが、その分リスクもしっかりチェックする必要があります。

3. 複数銘柄の比較紹介

教育関連や、以前から注目している高配当銘柄と比較してみます。教育という軸と、安定したキャッシュフローという軸で並べてみました。

銘柄名(コード) 株価(目安) 配当利回り 配当性向 特徴・判断材料
ナガセ (9733) 2,772円 5.41% 103.5% 東進、四谷大塚。圧倒的利回りだが配当性向が課題。
ピジョン (7956) 1,600円前後 約4.7% 100%超 育児用品。ブランド力は高いが、中国市場の懸念。
ビジネスブレイン太田昭和 (9658) 2,000円前後 約4.4% 約40% コンサル・IT。財務が非常に強固で増配傾向。

ナガセの利回り5.41%は、教育業界の中でも突出しています。しかし、EPS(1株利益)144.91円に対して、配当150円を予定している点は見逃せません。つまり、稼いだ利益以上に配当を出している計算です。これは、株主還元への強い意志を感じる反面、将来的に減配されるリスクも内包しているということですね。

過去の記事でも紹介した、鉄壁財務の銘柄と比較すると、ナガセは「攻め」の配当銘柄といえるかもしれません。
参考:◎(9658)ビジネスブレイン太田昭和 : 2026年小1の壁、月1万円を4.44%配当と鉄壁財務で人生設計を支える
https://stock2.hotelx.tech/?p=816

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の「小1の壁」対策として、3つの軸で評価します。

A. 配当の持続性・成長性:評価 △

配当利回り5%超えは素晴らしいですが、配当性向が100%を超えているのが気になります。「無理をして配当を出している」状態なので、今後業績が悪化した際に真っ先に減配の検討対象になる可能性があります。ROE 6.53%も、教育業界のトップランナーとしてはもう少し伸びてほしいところ。10年、20年と持ち続けるには、定期的な業績チェックが欠かせません。

B. 人生設計との適合性:評価 ◎

東進ハイスクールや四谷大塚といったビジネスモデルは、子育て世帯には非常にイメージしやすいです。娘が大きくなった時、「パパとママがこの会社の株を持っているから、あなたの英語塾の代わりになっているんだよ」と説明できるのは、投資教育としても素敵ですよね。教育費という「教育」で得たお金で払うというサイクルは、人生設計として非常に美しいと感じます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価 ○

自己資本比率は34.6%と、教育サービス業としては合格点。有利子負債も横ばいなので、すぐに経営が傾くリスクは低いと考えます。ただし、相場全体が崩れている今は、一気に200万円以上を投じるのは怖いです。ジュニアNISAのロールオーバー分や、特定口座での分散投資の一環として、ポートフォリオの5%〜10%程度に留めるのが、今の我が家には合っている気がします。

5. みずきの総合評価+判断

ナガセは、「教育費のキャッシュフローを作るための、高利回りなスパイス」としての位置づけが最適だと思います。メインの資産形成はeMAXIS Slim 全世界株式などで行いつつ、個別株では「今、学童代が必要」というニーズに特化して、この5%超の利回りを享受するのはアリですね。

ただし、配当性向の高さから「永年保有」と決め打つのではなく、娘が小学校を卒業するまでの6年〜12年といった「期間限定の教育費サポーター」として活躍してもらうイメージです。もし利益が144円からさらに下がるようなら、その時は人生設計を見直して、他の安定銘柄(例えばピジョンなど)へ乗り換える柔軟性も持っておきたいですね。

参考:◎(7956)ピジョン : 2026年小1の壁、月1万円を4.5%配当で人生設計に
https://stock2.hotelx.tech/?p=810

6. 制度活用との組み合わせ

ここが「みずき流」の腕の見せ所です。高配当株を裸で持っていては、配当金に約20%の税金がかかってしまいます。ナガセのような銘柄こそ、制度をフル活用しましょう。

① ジュニアNISA(旧制度)の活用
もしお子さんの口座で旧ジュニアNISAの残高があるなら、その枠内で保有し続けることで、配当金は非課税になります。150円の配当が丸々手元に残るのと、税引き後120円になるのでは、積もり積もって大きな差になります。

② 配当控除の検討
特定口座で購入している場合、確定申告で「総合課税」を選択して配当控除を受けると、所得税の一部が還付される可能性があります(年収によりますが)。営業・企画職で共働きをしている我が家のような世帯は、ふるさと納税や医療費控除と一緒に、この「配当控除」をチェックするだけで、年間数万円の家計改善につながることもありますよ。

③ つみたてNISAとの棲み分け
つみたてNISAでは「キャピタルゲイン(値上がり益)」を狙うインデックス投資を行い、ナガセのような個別株は「インカムゲイン(配当)」で直近の家計を助ける。この両輪が、子育て世帯の心の安定には不可欠だと思います。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直に言うと、ナガセの「配当利回り5.41%」という数字には、かなり心を動かされます。でも、投資を始めたばかりの2021年の私なら、何も考えずに飛びついていたかもしれません。今は「なぜこんなに高いのか?」と疑う目も持てるようになりました。

今の迷いは、少子化が進む中で教育業界がどこまで利益を維持できるかという点です。ナガセは「難関校志向」が強いので、パイが小さくなっても単価を上げられる強みはありますが、やはり限界はあります。また、相場が不安定な時期に、PER 19.13倍は決して「激安」とは言えません。

「今すぐ全力で買う!」ではなく、「まずは100株、娘の入学祝いのつもりで買ってみて、様子を見ながら追加しようかな」というのが、今の私の正直な着地点です。完璧な銘柄はないからこそ、「自分の人生の時期(小1の壁)」に必要な分だけ、リスクを承知で取り入れる。そんな付き合い方が、今の私には心地いいなと思います。

皆さんのご家庭でも、「この支出を配当で賄いたい!」という具体的な目標はありますか?それが見つかると、銘柄選びがもっと楽しく、自分事になるはずです。一緒にお勉強していきましょうね。

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