本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:ヘルスケア特化REITは、子育て世代の守りになるか?
こんにちは、みずきです。
うちの娘(2020年1月生まれ)が2026年4月に小学校に入学するまで、もうあと2ヶ月を切りました。いよいよ「小1の壁」が目の前に迫ってきていますね。
学童保育の費用や、小学校に入ってから増える習い事、長期休暇中の追加費用など、急に家計の支出が増えることを考えると、今のうちに安定したキャッシュフローの「守り」を固めておきたいなと思っています。
前回までは事業会社の高配当株を多く検討してきましたが、今回は「ヘルスケア&メディカル投資法人」というJ-REIT(不動産投資信託)に注目してみました。
J-REITは景気変動の影響を受けにくい賃貸収入がベースなので、子育て家計の安定収入源としては最適解の一つだと考えているんです。中でも、高齢化社会の日本で構造的に需要が伸びる「ヘルスケア施設」に特化しているのは、将来設計において非常に安心感がありますよね。
利回りも5.11%と魅力的ですが、このJ-REITが我が家の「小1の壁」対策として本当に適しているのか、人生設計の観点から深掘りしていきますね。
我が家の人生設計:2026年4月以降、月1万円の家計サポートが必要
我が家が今直面している家計の最大の課題は、「小1の壁」に伴う支出増です。
現在、娘は幼稚園に通っていますが、小学校に入ると学童や民間の習い事を増やす予定なので、月々約1万円の追加支出を見込んでいます。これは、私が仕事でパフォーマンスを落とさずに働き続けるための必要経費だと捉えています。
我が家の家計課題と目標
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 我が家の現在地(2026年2月) | 娘(6歳)が2026年4月に小学校入学。つみたてNISA、iDeCoは満額拠出済み。 |
| 課題 | 2026年4月以降、「小1の壁」による追加支出(学童、習い事)が発生。 |
| 目標配当額(分配金) | 追加支出を補うため、年間120,000円(月平均10,000円)のキャッシュフローを確保したい。 |
| 資金源の役割 | 生活防衛資金の一部を活用し、安定性が高く、減配リスクの低い「守り」の資産を構築する。 |
目標分配額の逆算計算:ヘルスケア&メディカル投資法人でいくら必要?
月10,000円、つまり年間120,000円の分配金を確保するためには、今回の候補である「ヘルスケア&メディカル投資法人」にどれくらいの資金を投じる必要があるでしょうか。
現在の予想分配金利回りは5.11%です。税金(約20%)が引かれる前の目標分配金を逆算しますね。
(年間目標分配金 120,000円) ÷ (利回り 5.11%) ≒ 2,348,336円
約235万円の投資が必要だという計算になります。
このJ-REITの最低投資金額(1口あたり)は約124,600円なので、まとまった資金が必要ですが、他のJ-REITと比較しても、利回り5.11%は魅力的ですよね。この235万円を、税制優遇を受けられる制度と組み合わせて運用することが、我が家の戦略の核になります。
複数銘柄の比較紹介:ヘルスケア特化REITの強みとは
安定的なキャッシュフローを目的とするJ-REIT投資において、ヘルスケア特化型は非常にユニークな存在です。
景気変動に左右されやすいオフィスビルや商業施設と異なり、病院や介護施設は、日本の構造的な高齢化トレンドから、需要が安定しているどころか、むしろ伸び続けています。
今回は、このヘルスケア特化型J-REITを、以前検討した安定性の高いJ-REITと比較してみますね。
比較候補銘柄と基本情報(2026年2月上旬時点)
| 銘柄名(コード) | ヘルスケア&メディカル投資法人 (3455) |
大和ハウスリート投資法人 (8984) |
サムティ・レジデンシャル投資法人 (3459) |
|---|---|---|---|
| セクター | ヘルスケア施設特化 | 総合型(物流、住宅、ホテル) | 住居特化型 |
| 分配金利回り | 5.11% | 4.62% | 5.35% |
| 前日終値(1口) | 124,600円 | 315,800円 | 149,500円 |
| 投資判断の目安 | 長期の安定性と社会貢献性の高さ | スポンサーの安定性(大和ハウスG) | 不況耐性の高さ |
| リスク要因 | 専門性の高い施設の運営リスク、特定テナントへの依存 | 金利上昇による借入コスト増 | 人口減少による賃貸需要の縮小懸念 |
ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)の特徴
この法人は、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、クリニックなど、ヘルスケア施設に特化した投資を行っています。施設の賃貸契約は、比較的長期(10年~20年)で結ばれることが多く、契約期間中の賃料変動が少ないため、分配金の安定性が高いのが最大のメリットです。
また、スポンサー(大和証券グループ)もしっかりしています。高齢化が加速する日本において、安定的な賃料収入を確保しやすいビジネスモデルだと思いますね。
比較対象としての他のJ-REITの検討
比較対象として、居住系や総合型を挙げました。
- 住居特化型のサムティ・レジデンシャル投資法人(3459)は、景気に左右されにくく、利回りも高い点が魅力です。ただし、物件の分散性や今後の人口動態の変化は考慮が必要です。
- 大和ハウスリート投資法人(8984)は、物流施設や住宅など複数のセクターに分散投資しているため、一部のセクターが落ち込んでも全体でカバーできる安心感があります。スポンサーが強いのも大きな強みですよね。
ヘルスケア特化REITは、特定のセクターに集中している分、その分野の法規制や政策変更の影響は受けやすいものの、今の日本の状況を考えると、今後10年で最も安定したセクターの一つだと感じています。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
ヘルスケア&メディカル投資法人を、我が家の人生設計に必要な「守りの資産」として3つの軸で評価します。
A. 分配の持続性・成長性:構造的な安心感
評価:◎(強く信頼できる)
J-REITは「分配金性向」ではなく「LTV(借入比率)の健全性」と「稼働率」が重要です。この法人のLTVは概ね安定しており、稼働率も高水準を維持しています。
そして何より、日本の高齢者人口は今後も増え続けます。高齢者向け施設の需要が急激に落ち込むことは考えにくいので、賃料収入の持続性は非常に高いと評価できます。成長性に関しては、REIT全体で金利上昇による費用増のリスクはありますが、この安定したセクターは他より耐性が強いと考えられます。
B. 人生設計との適合性:必要な時期に、必要な金額
評価:◎(ぴったり)
我が家は2026年4月からの「小1の壁」による月1万円の支出増をターゲットにしています。利回り5.11%は、目標額(約235万円の投資)を実現するための投資効率が非常に良いです。
この安定的な分配金は、小1から高校卒業までの12年間、私たちが最も支出に敏感になる時期の家計を直接サポートしてくれます。分配金の支払いも年2回(1月と7月)あり、家計のボーナスのような感覚で使えるのも嬉しい点ですね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:コア資産としての位置づけ
評価:◎(安心して持てる)
J-REITは、値動きの激しい個別株(特に成長株)とは性質が異なります。景気後退時でも賃料は比較的安定しているため、私たちのコア(中核)資産として、高い安定性を期待できます。
特に私のように育児と仕事を両立していて、日々株価をチェックする時間があまり取れない子育てママにとって、「放置できる安定資産」として非常に適していると思います。もし景気が悪化しても、高齢者の生活は維持されますから、他の不動産セクターよりも安心感がありますね。
みずきの総合評価と判断:ヘルスケアは「守り」の最前線
ヘルスケア&メディカル投資法人は、我が家の「小1の壁」対策として、非常に優秀な候補だと判断しました。
特に、日本の少子高齢化という、誰も避けられない社会構造を味方につけている点が評価が高いです。私たちの人生設計の期間(今後10~20年)において、この需要が衰えることはありません。
もちろん、全ての資金をこの一銘柄に集中させるのはリスクですが、J-REITポートフォリオの「守りの最前線」として組み込む価値は十分にあると考えます。
具体的な戦略としては、高利回りの住居系REIT(例:サムティ・レジデンシャル)と組み合わせて保有することで、セクター分散を図りながら、全体で5%程度の分配金利回りを確保するのが理想的です。
他のJ-REITの検討については、以前の記事オリックス不動産投資法人(8954)の評価も参考にしてみてくださいね。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAはマスト
J-REITからの分配金は、株の配当金と同様に税金(約20%)が源泉徴収されてしまいます。
年間12万円の分配金目標を達成するためには、税金で約24,000円が引かれることになりますよね。この税金を非課税にする制度活用こそ、子育て世代の最大の武器です。
1. ジュニアNISA(払出し時期に注意)
J-REITは長期保有を前提とするので、ジュニアNISAで保有するメリットが極めて大きいです。娘の成人(18歳)までは非課税で運用できます。
ただし、分配金を教育費として使うためには、娘が18歳になる前に払い出すことになります。その場合、課税口座に移管され、それ以降の分配金は課税対象になってしまう点は注意が必要です。
我が家の場合は、娘が高校を卒業するタイミング(18歳)で、そのまま大学費用として使う想定なので、ジュニアNISAで非課税メリットを最大限享受したいと考えています。
2. 配当控除(現行制度の活用)
もし特定口座や一般口座で保有する場合、配当控除の仕組みを活用できます。J-REITの分配金は配当控除の対象外とされることが多いですが、この法人に関しては、投資先が不動産賃貸収入を主としているため、一定部分は配当控除の対象となる可能性もあります。この点は税理士さんや最新の情報を確認する必要があるのですが、税効率を考える上で重要な視点です。
いずれにせよ、まずは非課税制度の活用を最優先で考えるべきだと思います。
【外部ニュースの視点】ヘルスケアセクターの動向
今回、海外のヘルスケア関連ニュースに目を向けてみました。2026年2月6日付のロイターの記事(Belgium’s Agomab Therapeutics valued at $716 million as shares fall in Nasdaq debut – Reuters)によると、ベルギーのバイオテクノロジー企業Agomab Therapeuticsがナスダックに上場し、評価額が7億1600万ドルになったものの、株価は下落したそうです。
これはバイオテクという成長セクターのニュースで、J-REITの安定的な不動産投資とは性質が全く違いますが、ヘルスケア分野全体が、新薬開発(成長株)から高齢者施設(安定株)まで、世界的に大きな注目を集めていることの裏返しだと思います。
私たちが投資しているヘルスケア&メディカル投資法人は、バイオテクのような爆発的な成長は見込めない代わりに、長期で安定した賃料収入をベースとしています。グローバルな医療費の高騰トレンドがある中で、日本国内の安定した介護・医療インフラに投資するというのは、まさに「守りの長期投資」の王道ではないでしょうか。
みずきの懸念点と判断
この銘柄について、一つだけ懸念を挙げるとすれば、それは「金利上昇リスク」です。
J-REITは不動産を取得するために借入を多用します(LTV)。今後、もし日本の金利が急激に上昇した場合、借入コストが増加し、それが分配金減少につながる可能性があります。
ただ、日本の金利環境は欧米ほど急激な上昇は起こりにくいと見ていますし、ヘルスケア施設は賃料の安定性が高いため、金利上昇に耐える体力はあると期待しています。
私たちは、子どもの教育費という重要なライフイベントに向けて、「完璧な銘柄」ではなく「今、最も安定した守りを固められる銘柄」を選ぶべきだと思っています。
ヘルスケア&メディカル投資法人は、その役割を十分に果たしてくれる「90点」の銘柄だと評価しています。まずは目標の235万円に向けて、着実に積立投資を進めていきたいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
みずき


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