はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。株価や配当利回りなどのデータは、記事執筆時点(2025年4月3日時点の数値を基に2026年3月期の予想値を参照)の情報を基にしています。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
こんにちは、みずきです。最近、娘の成長の早さに驚く毎日です。2020年生まれの娘も、気づけばもうすぐ小学生。2026年4月には小学校入学という、いわゆる「小1の壁」が目前に迫っています。
これまで保育園に預けてフルタイムで働いてきましたが、小学校に上がると放課後の過ごし方や、長期休みの学童費用、そして習い事の月謝など、今までとは違った形でお金が必要になってくるんですよね。私の仕事も、娘のケアのために少しセーブする可能性があるかもしれません。そうなると、「お給料以外の安定した現金収入」が家計の大きな支えになります。
我が家の今の課題は、「2026年の小学校入学までに、家計をサポートしてくれる月5,000円(年間60,000円)の配当金ルートを確保すること」です。この「月5,000円」があれば、ちょっとした習い事の足しにしたり、週末の家族での外食代を賄ったりできますよね。今回は、その有力候補として「クレハ(4023)」を検討してみたいと思います。
2. 目標配当額の逆算計算
目標とする「月5,000円(年60,000円)」の配当金を得るために、どれくらいの投資が必要か計算してみます。税金(約20%)を考慮した「手取り」で考えるのがみずき流ですが、まずはNISA口座などを活用する前提の税引き前でシミュレーションします。
| 目標年間配当額 | 想定配当利回り | 必要な投資金額 |
|---|---|---|
| 60,000円 | 3.0% | 200万円 |
| 60,000円 | 4.0% | 150万円 |
| 60,000円 | 5.39% (クレハ予想) | 約111万3,000円 |
クレハの現在の予想配当利回りは5.39%と非常に高い水準です。これなら約111万円の投資で、目標の年間6万円に手が届く計算になります。400万円以上の投資が必要な低利回り銘柄に比べると、資金効率はとても魅力的に見えますね。
3. 複数銘柄の比較紹介
クレハ単体で判断するのではなく、似たような役割を果たしてくれそうな他の銘柄とも比較してみましょう。今回は、同じ化学セクターの「ダイセル」や、利回りの高い「パイオラックス」を並べてみました。
| 項目 | (4023) クレハ | (4202) ダイセル | (5988) パイオラックス |
|---|---|---|---|
| 主なビジネス | 機能樹脂(NEWクレラップ等) | セルロース、有機合成 | 自動車用ばね、医療機器 |
| 最低投資金額 | 約406,000円 | 約155,000円 | 約280,000円 |
| 予想配当利回り | 5.39% | 4.67% | 5.8%超 |
| PBR(実績) | 0.85倍 | 0.87倍 | 0.7倍前後 |
| 配当方針 | 安定配当・株主還元重視 | DOE(自己資本配当率)意識 | 配当性向100%期間あり |
クレハは、家庭でおなじみの「NEWクレラップ」を作っている会社として、子どもにも説明しやすいのが良いですね。一方で、最低投資金額が40万円を超えてくるので、家計から一気に出すには少し勇気がいる金額かもしれません。同じ化学セクターのダイセルについては、こちらの記事でも詳しく分析しています。
◎(4202)ダイセル : PBR0.87倍の割安性で2026年小1の壁月5千円を4.67%配当で「即戦力」に設計: https://stock2.hotelx.tech/?p=1166
4. 外部ニュースに見る高配当株のトレンド
最近の投資トレンドとして、気になるニュースがありました。Yahoo!ファイナンスで紹介されていた「4月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30」という特集です。
参考記事:4月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>(株探ニュース)
この記事では、PBRが1倍を下回るような「割安株」かつ「高利回り」な銘柄が注目されています。クレハもPBR0.85倍と、解散価値と言われる1倍を下回っています。日本株全体で「株主還元を強化しよう」というプレッシャーが強まっている中、クレハのようなキャッシュをしっかり持っている企業が、配当を維持・増配する期待感は高まっていると言えそうです。
5. みずきの「人生設計マッチ度」評価
では、クレハが我が家の人生設計にどれくらいマッチするか、3つの軸で見ていきます。
A. 配当の持続性・成長性:○(まあ大丈夫)
配当利回り5.39%は非常に魅力的ですが、EPS(1株利益)が246.11円に対し、配当が219円。配当性向で見ると約89%と、かなり利益の多くを配当に回している状況です。収益性が「改善傾向」にあるとはいえ、ROEが3.62%と低めなのが少し気になります。10年、20年というスパンで見た時に、この高配当を維持するためには、もう一段の利益成長が必要だと感じます。ただ、自己資本比率は60.6%と高く、すぐに配当が止まるリスクは低いと考えています。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
2026年4月の娘の入学に合わせて「月5,000円」の上乗せが欲しい私にとって、この高利回りは大きな武器になります。ジュニアNISA(旧制度)で保有している資産や、新NISAの成長投資枠をうまく使えば、非課税でこの恩恵をフルに受けられます。「今すぐ現金流が欲しい」というニーズには、これ以上ないほど適合しています。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
最低投資金額が約40万円というのは、家計管理の視点からは「一箇所に固めすぎ」のリスクがあります。化学セクターは景気の波を受けやすいですし、リチウムイオン電池向け材料などの成長分野がどう転ぶかという不透明感もあります。一気に買うのではなく、株価が下がったタイミングで少しずつ拾うか、他の低単価な高配当株と組み合わせてリスクを分散させるのが、今の私には合っている気がします。
6. 制度活用との組み合わせ:みずきの裏ワザ
高配当株投資を最大限活かすなら、制度の活用は欠かせません。
新NISA(成長投資枠)の活用:
クレハの配当利回り5.39%を新NISAで運用すれば、通常かかる約20%の税金がゼロになります。手取り額で考えると、特定口座で4.3%程度の利回りの銘柄を持っているのと同じ効果があるわけです。これは子育て世代にとって、非常に効率的な「教育資金作り」になります。
配当控除の検討:
もし特定口座で購入する場合、所得金額によっては「総合課税」を選んで確定申告をすることで、配当控除を受けることができます。これによって税率を下げ、実質的な手取りを増やすことも可能です。育休中など所得が下がる時期には、特に有効な手法ですね。
7. 総合評価:我が家でのクレハの立ち位置
結論として、クレハは「2026年小1の壁を突破するための、強力な利回りブースター」だと評価しました。
利益の多くを配当に回しているため、爆発的な株価上昇は期待しにくいかもしれませんが、今の家計に必要なのは「確かな現金流」です。PBR0.85倍という割安な水準であれば、これ以上の大きな下落リスクも限定的ではないでしょうか。もちろん、ROEの低さや有利子負債の増加といった懸念材料はありますが、それは「家計のポートフォリオ全体」で他の安定銘柄(例えばインフラファンドや通信株)と組み合わせることでカバーすれば良いと考えています。
完璧な銘柄はありません。でも、「娘が小学校に上がる時に、お月謝代を出してくれる心強い味方」として、クレハは私のウォッチリストの最前列にいます。
8. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます
正直なところ、1単元で40万円という金額には今も迷っています。40万円あれば、家族でちょっと豪華な旅行にも行けちゃいますし、つみたて投資枠を数ヶ月分埋めることもできます。でも、投資は「未来の自由」を買う行為。今の40万円をクレハに預けることで、10年後には累計で20万円以上の配当(増配があればそれ以上)を届けてくれるかもしれない…。そう考えると、ワクワクする気持ちの方が勝っています。
もし業績が悪化して減配になったら?その時は、その時。自分の人生設計を修正すればいいだけです。投資も子育ても、トライアンドエラーの連続ですよね。皆さんも、ご自身の家族のタイムラインに合わせて、納得のいく銘柄選びを楽しんでくださいね。


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