はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。株価の変動や企業の業績によって、期待した配当が得られないリスクもあります。あくまで我が家の人生設計に基づいたひとつの考え方として、参考にしていただければ幸いです。
こんにちは、みずきです。2020年生まれの娘を育てるママ投資家として、仕事に育児に、そして資産運用にと慌ただしい毎日を送っています。最近は娘が「もうすぐ1年生だね」とランドセルの色を悩み始めていて、成長の早さに驚くばかりです。
でも、親として気になるのは成長の喜びだけではありません。そう、「小1の壁」です。共働き家庭にとって、保育園のような手厚い延長保育がなくなることや、夏休みの預け先、さらには時短勤務の終了による収入減など、家計へのインパクトは決して小さくありません。我が家の場合、2026年4月の入学を控え、今から「家計の守り」を固めておく必要があると考えています。
今回は、そんな人生の転換期を支える「第2の給料」として、創業400年を超える老舗企業、森六ホールディングス(4249)を検討してみたいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
まずは、なぜこの銘柄を検討するのか、我が家の具体的なシナリオをお話ししますね。投資を考えるとき、私はいつも「何のために、いつまでに、いくら必要なのか」という逆算から入るようにしています。
我が家の現在地と課題
現在、娘は年長さん。私はフルタイムで働いていますが、来年4月の入学後は、状況次第で残業を減らしたり、働き方を調整したりする必要が出てくるかもしれません。そうなると、当然ですが手取り収入は減ってしまいます。
○年後の家計課題
2026年4月から始まる「小学校生活」。学童の費用や、新しく始めるであろう習い事の月謝などで、月に1万円程度の支出増が見込まれます。一方で、働き方の変更で収入が月数万円減るリスクもあります。この「収入減と支出増」のギャップを、少しでも配当金で埋めたいというのが私の願いです。
その課題を解決するために必要な配当額
まずはスモールステップとして、「月5,000円(年間60,000円)」の配当収入を目指しています。これだけあれば、娘の通信教育費や、ちょっとした週末のお出かけ費用を賄うことができます。家計にこれくらいの「余白」があるだけで、精神的なゆとりが全然違うんですよね。
2. 目標配当額の逆算計算
では、月5,000円の配当を実現するために、森六ホールディングスにいくら投資すればいいのか計算してみましょう。
| 項目 | 内容・計算結果 |
|---|---|
| 目標月間配当(手取り) | 5,000円 |
| 目標年間配当(税引前) | 約75,000円(※20.315%の税金を考慮) |
| 森六の予想配当利回り | 4.66% |
| 必要な投資総額 | 約1,610,000円 |
| 必要株数(1株115円配当) | 約653株(単元100株単位なら700株) |
※NISA口座(成長投資枠)を活用して非課税で受け取る場合、目標年間配当額は60,000円で済むため、約1,287,000円の投資で目標を達成できる計算になります。約129万円。これは、我が家の貯蓄から数年かけてNISA枠を埋めていく現実的な数字だと感じています。
3. 複数銘柄の比較紹介
「月5,000円の配当」という目標を達成するために、森六ホールディングスだけでなく、同じような利回りや特徴を持つ銘柄と比較してみます。特に森六はホンダ系ということもあり、自動車関連や化学セクターと並べて検討するのが分かりやすいです。
| 銘柄名(コード) | 株価(目安) | 予想利回り | 1株配当(予想) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 森六HD(4249) | 2,411円 | 4.66% | 115.0円 | 創業400年の老舗。ホンダ系樹脂部品と化学品商社の2本柱。PBR0.55倍と超割安。 |
| ホンダ(7267) | 1,500円前後 | 5.22% | 78.0円 | 森六の主要顧客。圧倒的なブランド力と高い利回りが魅力。業績連動性が高い。 |
| SUBARU(7270) | 2,500円前後 | 4.47% | 112.0円 | 北米市場に強み。配当方針が明確で、還元姿勢が強まっている。 |
各銘柄の詳細を見ていきましょう。
森六ホールディングス(4249)の深掘り
森六は、1663年創業という驚くべき歴史を持つ企業です。ビジネスは大きく分けて2つ。ひとつは、プラスチックなどの化学品を扱う「商社部門」。もうひとつは、ホンダ向けを中心に自動車の内外装部品を作る「製造部門」です。最近はROE(自己資本利益率)がマイナスになるなど苦しい時期もありましたが、自己資本比率は51.1%と高く、4.66%という配当利回りは非常に魅力的です。最低購入代金も約24万円と、少し背伸びすれば手が届く範囲ですね。
ここで最近、老舗企業の変容について考えさせられるニュースがありました。
ぺんてる株式会社、2026年4月1日付で法人名を「アストラム株式会社」に変更
誰もが知る「ぺんてる」さんが、2026年から社名を変更するというニュースです。森六も400年の歴史がありますが、時代に合わせてポートフォリオを組み替え、新しい素材や環境対応技術に投資しています。長く続く企業には、必ず「変わる力」があるのだと感じます。
ホンダ(7267)
森六にとって最大の顧客であり、投資先としても非常に強力です。利回り5%超えは圧巻ですが、自動車業界全体のEVシフトや世界情勢の影響をダイレクトに受けます。我が家では、森六を「化学品商社」という側面も含めた分散先として考えています。
SUBARU(7270)
こちらも安定した人気がありますが、最低投資金額が森六と同程度です。SUBARUはファン(スバリスト)が多く、ブランド力は高いですが、特定の地域(北米)への依存度が課題になることも。森六の方が、より幅広い化学品を扱っている分、業績の「波」が少し違うかなと思っています。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
さて、森六ホールディングスを「我が家の人生設計」というフィルターにかけて評価してみます。
A. 配当の持続性・成長性
評価:○(まあ大丈夫)
直近のROEがマイナスなのは正直に言って懸念材料です。しかし、キャッシュフローや自己資本の厚みを見ると、すぐに配当がゼロになるリスクは低いと考えています。配当利回り4.66%という数字は、経営側が「株主還元を重視して株価を支えたい」という強い意思表示にも見えます。10年単位で見れば、自動車部品以外の商社部門がどれだけ成長するかが鍵ですね。
B. 人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり)
2026年4月の「小1の壁」に向けて、今のうちから仕込んでおける利回りの高さは、まさに「第2の給料」として理想的です。特にPBRが0.55倍と非常に低いため、これ以上の大きな下落リスクは限定的かな、と見ています。娘が小学校を卒業するまでの6年間、この配当を受け取り続けられたら、合計で36万円。大きな助けになります。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:○(安心して持てる)
我が家は夫婦共働きで、今のところ生活費が困窮しているわけではありません。なので、多少の株価変動があっても「配当さえ維持してくれればOK」というスタンスです。有利子負債も減少傾向にあるというデータは、ママ投資家としては安心材料のひとつですね。
5. みずきの総合評価+判断
以上の分析を踏まえて、我が家では森六ホールディングスを「ポートフォリオの安定利回り枠」として前向きに検討しています。
単独で129万円をこの1銘柄に突っ込むのは少し勇気がいりますが、例えばホンダや他の高配当株と組み合わせて、「自動車・素材関連グループ」として保有するのが現実的かもしれません。そうすることで、特定の企業の業績不振リスクを分散しつつ、目標の「月5,000円」に近づけることができます。
6. 制度活用との組み合わせ
ここが「みずきブログ」で一番お伝えしたいポイントです!個別株を買うときは、必ず税制優遇制度をセットで考えましょう。
NISA(成長投資枠)の活用
森六のような高配当株は、絶対にNISA口座で買うべきです。通常、配当金からは20.315%の税金が引かれますが、NISAならこれが丸々手元に残ります。年間6万円の配当が、税引き後で4万8千円になってしまうのと、6万円そのまま受け取れるのでは、10年で12万円の差が出ます。この差は大きいですよね。
ジュニアNISA(旧制度)との付き合い方
我が家では娘名義のジュニアNISA口座も活用してきましたが、現在は新規購入ができません。しかし、継続管理勘定で保有し続けることで、18歳になるまで非課税で配当を受け取れます。もしお子さんの口座に余力があるなら、配当控除を活用するのもひとつの手です。
配当控除の視点
もし特定口座(課税口座)で森六を保有する場合、確定申告で「総合課税」を選択すれば、所得税から配当控除を受けることができます。年収によっては、源泉徴収された税金が戻ってくる可能性があるので、専業主婦の方や、私のように所得税率がそこまで高くない世代には強力な味方になります。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
ここまで良い面を中心に書きましたが、もちろん迷いもあります。一番の懸念は、やはり「ROEの低さ」です。稼ぐ力が落ちている中で無理に配当を出しているのではないか、という疑念は捨てきれません。もしも業績がさらに悪化して「減配」が発表されたら、私の「人生設計」は修正を余儀なくされます。
また、自動車業界は今、100年に一度の変革期と言われています。森六が今の樹脂部品ビジネスに固執しすぎると、将来的にジリ貧になるリスクもあります。投資を始めたばかりの頃の私は、「利回りさえ高ければいい!」と飛びついて、株価が暴落して泣いたこともありました。
だからこそ、森六だけに頼るのではなく、他のセクター(通信やインフラなど)とも組み合わせて、家計の「現金流」を守っていきたいと思っています。完璧な銘柄はありません。でも、歴史ある企業の底力を信じて、少しずつ買い増していく……そんな「無理のない投資」が、今の私には合っているようです。
皆さんのご家庭では、どんな「人生設計」を描いていますか?もし「小1の壁」に不安を感じているなら、まずは月3,000円、5,000円といった小さな配当目標から始めてみるのも良いかもしれませんね。一緒にコツコツ頑張りましょう!


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