本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:2026年4月「小1の壁」に備える、4.69%配当の守備固め
こんにちは、みずきです。早いもので、娘(2020年1月生まれ)が小学校に入学する2026年4月まで、もうあと2ヶ月ちょっととなりましたね。本当に時間が経つのが早いです。
私たち子育て世代にとって、小学校入学は「小1の壁」とも呼ばれる家計上の大きな節目です。学童保育や習い事、送迎サービスなどで、一気に支出が増える可能性がありますよね。この増える出費を、毎月の配当金でカバーするのが私の目標です。
今回は、高い自己資本比率(67.4%)と安定した配当利回り(4.69%)を両立している日本特殊塗料(株)(以下、Nittoku)を、「家計の守備固め」としてどう評価するか、具体的に人生設計に落とし込んで考えていきたいと思います。
我が家の人生設計シナリオ:月1万円の安定配当で「小1の壁」を乗り切る
我が家は、つみたてNISAやiDeCoといった制度投資をコアとしつつ、個別株の高配当でキャッシュフローを強化する方針です。
このNittokuを検討する背景にあるのは、以下の具体的な家計課題です。
1. 我が家の現在地と課題
娘は現在年長クラスの終盤で、2026年4月に小学校入学を控えています。私の本業の仕事も忙しくなるため、学童保育と、その後の習い事(英語やスイミングを検討中)の費用が、家計に重くのしかかることが予想されます。
2. ○年後の家計課題と目標
時期: 2026年4月以降(約2ヶ月後)
家計課題: 学童保育料と習い事の増加。特に民間学童や送迎サポートを使うと、月に1.5万円〜2万円程度の追加支出は現実的です。
目標配当額: まずは、この追加支出の一部をカバーするため、税引き前で月10,000円(年間120,000円)の配当収入を確保したいと考えています。
目標配当額の逆算計算:約255万円の投資で実現可能か
Nittokuの直近のデータ(2026年1月30日時点)と、我が家の目標年間配当額120,000円を元に、どれくらいの投資が必要かを逆算してみます。
データによると、Nittokuの会社予想配当利回りは4.69%、1株配当は110.00円です。
逆算シミュレーション(税引き前)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 120,000円 |
| 予想配当利回り | 4.69% |
| 必要投資額(概算) | 120,000円 ÷ 0.0469 ≒ 2,558,635円 |
| 1株配当(予想) | 110円 |
| 必要な株数 | 120,000円 ÷ 110円 ≒ 1,091株 |
| 最低購入代金(100株) | 234,300円 (終値2,343円として) |
月1万円を実現するには、およそ255万円の投資が必要になります。単元株数(100株)が23万円程度なので、この金額を一気に投資するのは、我が家の貯蓄ペースから見ても、現実的なターゲットだと思います。
特に、高財務で安定しているNittokuのような銘柄で、この配当利回りが期待できるなら、小1の壁に向けたコア資産として魅力的に映りますね。
日本特殊塗料(株)(Nittoku)の企業分析と配当評価
Nittokuは、自動車用防音材や塗料を主力とする企業です。ニッチな分野で高いシェアを持っているのが強みですね。
企業概要と財務の安定性
Nittokuのビジネスは、自動車業界の動向に大きく左右されますが、同時に建築材や産業機器向けも展開しており、多角化されています。
| 指標 | 数値 (2026/01/30時点) | みずきのコメント |
|---|---|---|
| 株価(高値) | 2,343円 | 最低購入金額は234,300円 |
| 配当利回り(会社予想) | 4.69% | 高配当水準 |
| 1株配当(会社予想) | 110.00円 | 安定的な配当への期待 |
| PER(会社予想) | 10.62倍 | 割安感のある水準 |
| PBR(実績) | 0.88倍 | 解散価値以下の水準で割安 |
| 自己資本比率(実績) | 67.4% | 非常に優秀。財務鉄壁。 |
| 配当性向(概算) | 約49.8% (110円 ÷ 220.66円) | 適度。増配余力も期待できる。 |
特筆すべきは、自己資本比率67.4%という鉄壁の財務基盤と、PBR0.88倍という割安水準です。収益性も改善傾向にあるとのことで(ROE 8.92%)、会社としても稼ぐ力と、それを維持する安定性が高いことが分かります。配当性向も約50%で無理がないため、景気変動があっても急な減配リスクは低いと評価できます。
自動車産業の動向:グローバル展開の波
Nittokuの主要顧客である自動車業界の動向は、配当の持続性に直結します。最近のニュースを見てみると、グローバルな自動車メーカーは積極的に電動化や新技術に大規模投資を行っています。
例えば、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、現代自動車が米国に260億ドルを投じ、ロボット分野への進出も図っているそうです。これは、自動車産業が単なる移動手段から、製造プロセスや未来技術へと投資の軸を広げていることを示しています。
Nittokuは自動車向け防音材や塗料を提供しているため、EV化や軽量化の波に対応できる技術力が必要です。今のところ安定した財務があるため、こうした産業の変化に対応するための投資余力は十分にあると言えそうです。技術革新によるリスクはありますが、現状の財務状況は安心感がありますね。
他の高配当・安定銘柄との比較
同じ目標(月1万円)を達成するために、Nittokuと、以前検討した安定性の高い銘柄を比較してみます。今回は、インフラを支える鉄鋼セクターの東京鐵鋼(5445)と比較しました。
| 項目 | 日本特殊塗料(Nittoku) | 東京鐵鋼(5445) |
|---|---|---|
| 配当利回り | 4.69% | 4.86% |
| 配当性向(概算) | 約49.8% | 約31.8% |
| 自己資本比率 | 67.4% | 76.5% |
| PBR | 0.88倍 | 0.74倍 |
| 事業内容 | 塗料、自動車用防音材、建材 | 鉄筋(電炉) |
| 必要投資額(月1万目標) | 約255万円 | 約247万円 |
利回りだけ見ると東京鐵鋼の方がわずかに上ですが、Nittokuの魅力は、景気の波を受けつつも、配当性向を50%以下に抑えている点と、PBRが1倍割れで改善期待もあるところです。東京鐵鋼も非常に安定していますが、NittokuはPBR改善+配当による二重のリターンが期待できる可能性があるという点で、魅力的だと感じました。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家が設定した「2026年4月からの小1の壁・月1万円の家計サポート」というシナリオに対して、Nittokuがどれだけマッチしているか、3つの軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性
評価:◎(強く信頼できる)
Nittokuの財務安定性は非常に高いです。自己資本比率67.4%は安心感があり、不況耐性も高いと判断できます。配当性向も約50%と無理がないため、一時的に業績が落ち込んでも、この110円配当を維持する余力は十分にあると考えられます。増配志向ではないかもしれませんが、「減らされない安定配当」として家計の現金を支える役目は果たせると評価します。
B. 人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり)
目標とする「月1万円の配当」を実現するために必要な投資額は約255万円。これは貯蓄目標として現実的な範囲です。娘の小学校入学というタイムリミット(2026年4月)に間に合わせるために、今すぐ購入を検討するのに適しています。配当金は子どもの習い事費として完全に割り当てて、精神的な余裕を生み出すことができると思います。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:◎(安心して持てる)
我が家は、つみたてNISAで世界株式に分散投資を行っているため、個別株は「高配当で財務が安定している日本の守備固め銘柄」を求めています。NittokuはPBRが1倍を割れており、財務が鉄壁であることから、株価が大きく下落するリスクも比較的限定的だと見ています。ポートフォリオ全体のリスクを抑えつつ、キャッシュフローを得るための「コア配当資産」として安心して持てる銘柄だと判断できます。
みずきの総合評価と判断
日本特殊塗料(株)は、高配当でありながら、非常に安定した財務基盤を持っているため、我が家の「小1の壁・月1万円の家計サポート」という目標に非常に適した銘柄だと評価します。
特に、PBR1倍割れという現状は、中長期的に株主還元への意識が高まれば、株価の上昇や、さらなる増配という形で報われる可能性も秘めています。これは、ただ配当をもらい続けるだけでなく、将来の資産拡大の可能性も持っているという意味で、一石二鳥ですね。
私は、このNittokuで目標の約1,100株をジュニアNISA枠と特定口座に分けて購入することを検討したいです。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで効率を極める
高配当株投資を行う上で、税制優遇制度の活用は絶対に見逃せません。配当金は通常約20%が課税されますが、制度を活用すればこの税金分をまるまる家計に戻すことができます。
1. ジュニアNISAの活用(非課税)
娘は2020年1月生まれで、まだジュニアNISAの枠が残っています。もし2023年末までにNittokuをジュニアNISA口座で購入していれば、配当金110円が非課税で受け取れました。
残念ながら、2024年以降は新規投資ができませんが、もし今後、子どもの教育資金づくりを目的として投資する場合は、新NISAの成長投資枠や、特定口座の配当控除を活用することになります。
2. 新NISAの成長投資枠の活用(非課税)
2024年以降の新規購入は、新NISAの成長投資枠を利用するのが最適です。
約255万円の投資を成長投資枠(上限1,200万円)で賄えれば、年間12万円の配当金が全額非課税になります。手取りは約10万円から12万円に増えるため、この非課税効果は非常に大きいです。
3. 配当控除(総合課税)の視点
もしNISA枠で買いきれない場合や、すでにNISA枠が埋まっている場合は、特定口座で購入することになります。その際、国内株の配当金は「総合課税」を選択し、配当控除を適用することで、所得税と住民税の一部が還付される可能性があります。
我が家のように、私自身の所得がそれほど高くない(税率が低い)場合、この配当控除を使うことで、源泉徴収された20.315%の税金よりも実質的な手取りが多くなるケースもあります。手続きは少し手間ですが、月1万円の配当を本当に「使える現金」にするためには、こうした税務上の工夫も欠かせませんね。
失敗・迷い・懸念も素直に
Nittokuは非常に魅力的な銘柄ですが、懸念点がないわけではありません。
まず、主力事業が自動車関連であるため、自動車業界全体の生産調整や、EV化による部品構造の激変が、長期的な収益に影響を与える可能性は常にあります。特に、防音材や塗料といった分野は、自動車メーカーのコスト削減のターゲットになりやすい側面も持っていると思います。
また、配当性向は適度ですが、ここ数年の増配トレンドは緩やかです。「将来のインフレに打ち勝つために、配当金も増えてほしい」というニーズには、少し物足りないかもしれません。あくまでも「安定した現金を家計に流すための守備固め」として割り切って保有すべき銘柄だと感じています。
我が家としては、この銘柄を主力に据えつつ、増配期待の高い銘柄(例えば、商社や通信など)をバランスよく組み込むことで、リスクとリターンのバランスを取っていきたいと思っています。小1の壁を乗り越えるため、まずはこのNittokuを第一候補として、次の貯蓄目標に進みたいですね。


コメント