はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。早いもので、2020年生まれの長女がいよいよ来月の2026年4月から小学校に入学します。いわゆる「小1の壁」が目前に迫ってきましたね。これまでは保育園にお任せしていた時間も、小学校になると放課後の過ごし方や、長期休暇の預け先など、親としての悩みは尽きません。
特に、民間の学童や習い事を増やすとなると、家計にもそれなりのインパクトが出てきます。そこで今回は、「小1の壁」を乗り越えるための「第2の給料」として、超高財務・高配当な銘柄である(株)エーワン精密(6156)を我が家の人生設計に照らし合わせて検討してみたいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
我が家がいま直面しているのは、まさに「教育環境の変化に伴う固定費の増加」です。今の家計状況と、これから必要になるお金を整理してみました。
我が家の現在地
・私(39歳):会社員(営業・企画)
・夫:会社員
・長女(6歳):2026年4月に小学校入学
・家計:共働きで安定しているものの、今後の教育費や第2子の可能性を見据えて、現金流(キャッシュフロー)を強化したい時期。
○年後の家計課題
2026年4月(来月!)から、長女が小学校に進学します。公立の学童だけでは時間が足りない日もあり、週に2回ほど民間の学童や英語の学童を検討しています。これに伴い、月額で約5,000円〜10,000円程度の教育費アップが見込まれます。
その課題を解決するために必要な配当額
まずは「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を、この教育費の補填に充てたいと考えています。給料から捻出するのも手ですが、配当金という「働かなくても入ってくるお金」で固定費をカバーできれば、気持ちに大きな余裕が生まれるからです。
2. 目標配当額の逆算計算
今回の目標は「月5,000円=年間60,000円」の配当金を手に入れることです。これを実現するために、エーワン精密に投資した場合、いくらの資金が必要になるかを計算してみます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 60,000円 |
| エーワン精密の予想配当利回り | 5.21% |
| 必要投資額(概算) | 約1,151,632円 |
| 必要株数(1株100円配当想定) | 600株 |
| 現在の投資単価(1,921円想定) | 1,152,600円 |
利回りが5%を超えているため、約115万円の投資で月5,000円の配当が実現できる計算です。100万円単位の投資は決して小さくない金額ですが、銀行に預けておくだけでは生まれない「月5,000円」という果実が、娘の習い事1つ分を永久にサポートしてくれると考えると、投資する価値を強く感じますね。
ここで、最近気になるニュースを見つけました。アメリカのTSA(運輸保安庁)の職員が、約1ヶ月ぶりに給料を受け取ったというニュースです。
TSA officers set to receive first paycheck in over a month – CBS News
この記事では、政府機関の閉鎖によって給料が止まっていた職員たちが、ようやく支払いを受けて安堵する様子が描かれています。私たち日本の会社員にとっても、「給料が当たり前に入る」ことの有り難さを再認識させられる内容です。投資の世界で言えば、配当金はまさに「自分でもう一つ作る給料」です。不測の事態で本業の収入が不安定になったとしても、複数の収入源があれば、心身の安定が守られる。そんな思いで私は配当株投資を続けています。
3. 複数銘柄の比較紹介
「月5,000円」の配当を実現するために、エーワン精密だけでなく、他の候補銘柄とも比較して、我が家のポートフォリオにどれが合うかを考えてみます。
| 銘柄名(証券コード) | 株価(目安) | 予想利回り | 配当の性格 | 特徴・懸念点 |
|---|---|---|---|---|
| エーワン精密 (6156) | 1,921円 | 5.21% | 業績連動・高還元 | 自己資本比率92.9%という鉄壁の財務。ニッチトップ。 |
| ダイセル (4202) | 約1,500円 | 4.67% | 安定・増配傾向 | PBRが低く、株主還元に積極的。事業の幅が広い。 |
| ピー・シー・エー (9629) | 約1,800円 | 5.47% | 安定・成長期待 | サブスクモデルへの転換で収益が安定。 |
エーワン精密は、この中でも特に「財務の健全性」が突き抜けています。自己資本比率が90%を超えている企業は滅多にありません。一方で、PERが40倍を超えており、直近の業績に対して株価がやや割高に見える面もあります。収益性の改善がどこまで進むかが鍵になりそうです。
ちなみに、以前検討したダイセルについてはこちらの記事で詳しく書いています。
◎(4202)ダイセル : PBR0.87倍の割安性で2026年小1の壁月5千円を4.67%配当で「即戦力」に設計
エーワン精密(6156)の企業情報詳細
エーワン精密は、自動旋盤の消耗部品である「コレットチャック」で国内シェア6割を誇る超優良なニッチ企業です。町工場のような柔軟さと、世界レベルの技術力を併せ持っています。
- 最低購入代金: 192,100円(100株)
- 配当利回り: 5.21%
- 自己資本比率: 92.9%
- 配当方針: 利益配分を重視し、高水準の配当を維持する姿勢。
売上高や営業利益は、景気の波を受ける工作機械業界ということもあり変動がありますが、特筆すべきは「借金がほとんどなく、現金が潤沢」である点です。これなら、多少の不況が来ても配当がバッサリ切られるリスクは、他社に比べて低いと考えられます。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家の人生設計において、エーワン精密がどう役立つかを3つの軸で判定します。
A. 配当の持続性・成長性:○
評価理由: 自己資本比率92.9%は、投資家にとって最大の安心材料です。不況になっても「配当を出す余力」がたっぷりあります。ただ、ROEが直近でマイナスだったり、利益率が以前に比べて低下していたりするのが気掛かりです。10年、20年というスパンで見ると、製造業のDX化などで同社の部品需要がどう変わるかを注視する必要があります。
B. 人生設計との適合性:◎
評価理由: 「来月から教育費が増える」という我が家の切実な課題に対して、5%を超える利回りは非常に魅力的です。NISAを活用して保有すれば、税金を引かれずに丸々受け取れます。最低投資金額も約20万円と、ボーナスの一部などで買い付けやすいサイズ感なのも嬉しいポイントです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○
評価理由: 現在、我が家は共働きで比較的リスクを取れる状況です。しかし、数年後に第2子の育休に入る可能性を考えると、株価の乱高下が激しい銘柄は避けたい。エーワン精密は時価総額が小さいため株価の動きは荒いかもしれませんが、下値は「豊富なキャッシュ」と「高配当」が支えてくれるはず。ポートフォリオの「高配当・安定財務枠」として組み込むのはアリだと判断しています。
5. みずきの総合評価+判断
エーワン精密は、「小1の壁を乗り越えるための、家計の強力なサポーター」になれる銘柄だと感じました。特に、私のような「一度買ったら長く持ち続けたい」というママ投資家にとって、財務がこれだけしっかりしていることは、夜ぐっすり眠れるための必須条件です(笑)。
ただし、一点だけ注意したいのは「成長性」です。今の高い配当は素晴らしいですが、企業としての利益が成長していかないと、将来的な増配は望めません。まずは100株、ジュニアNISAの残り枠や、新NISAの成長投資枠で少しずつ拾っていくのが、我が家らしい「無理のない投資」かなと思っています。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログお馴染みの「制度活用」の視点も忘れません。
ジュニアNISA(旧制度)または新NISAの活用
長女名義のジュニアNISA枠が残っている場合、あるいは自分自身の新NISA枠を使うことで、この5.21%という高い配当金を非課税で受け取れます。通常の特定口座だと約20%が税金で引かれてしまうので、月5,000円の配当が4,000円に減ってしまいます。この「1,000円の差」は、子供のドリル1冊分に相当します。バカにできませんよね。
配当控除の活用
もし特定口座で購入する場合でも、総合課税を選択して「配当控除」を利用すれば、所得税の一部を取り戻せる可能性があります。我が家のような共働き世帯は、夫と私のどちらの所得で申告するのが有利か、毎年シミュレーションするようにしています。こうした一手間が、家計の自由度を確実に高めてくれます。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直に言うと、今のエーワン精密のPER(株価収益率)の高さには少し足がすくみます。「割高な時に買って、後で株価が下がったらどうしよう」という不安は、何年投資をしていてもゼロにはなりません。
また、工作機械業界は景気の影響をダイレクトに受けます。世界情勢が不安定になると、受注がピタッと止まるリスクもあります。ですから、エーワン精密だけに全力投球するのではなく、以前紹介した「ピー・シー・エー」のようなITサービス業や、食品株など、景気の波が異なる銘柄と組み合わせることが、家計を守る上での鉄則だと思っています。
投資に「絶対」はありませんが、「この銘柄の配当で、娘の英語教室代を払うんだ」という具体的な目的があると、多少の株価変動にも動じない強い心が持てるようになります。これからも、家族の笑顔を守るための「人生設計に寄り添った投資」を続けていきたいですね。皆さんのご家庭では、どんな「第2の給料」を設計されていますか?


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