はじめに:2026年「小1の壁」を乗り越える、オフィス家具大手オカムラ(7994)の評価
こんにちは、みずきです。うちの上の子が小学校入学(2026年4月)を目前に控え、家計の引き締めと同時に、いよいよ「攻め」の配当戦略を具体化するタイミングだと感じています。
小学校に入ると、学童保育や習い事、長期休暇中の預け先など、幼稚園時代とは比べ物にならないほど費用と時間のリソースが必要になりますよね。特に、この春から環境が大きく変わる私たち子育て世帯にとって、毎月安定した「配当収入」が心の支えになると思っています。
今回注目するのは、オフィス家具のトップメーカー、オカムラ(7994)です。高機能チェアの「コンテッサ」や「シルフィー」などでお馴染みですよね。実は、このオカムラ、配当利回りが4.32%(2026/02/03時点)と魅力的で、なおかつ自己資本比率が64.0%と非常に高い財務安定性を持っているんです。景気に左右されやすいオフィス家具業界の中で、この安定性は我が家の「小1の壁」対策に使えるのか、じっくり考えてみます。
もちろん、投資は自己責任が原則です。本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってくださいね。
我が家の人生設計シナリオ:3年後までに教育費の基盤を固めたい
我が家は、娘が2020年1月生まれなので、まさにこの2026年4月に小学校に入学します。来年からは「小1の壁」が本格化し、家計に大きな負荷がかかり始めます。
直近の家計課題は、習い事と学童の費用増加です。具体的には、週に数回の習い事と公立学童の利用料を合わせると、月々約8,000円の家計負担増を見込んでいます。夫と話し合い、この月8,000円(年間96,000円)を「配当金」で賄うことを目標に設定しました。
この目標配当額を、財務が安定している優良株の配当でカバーできれば、家計の精神的な安心感が格段に高まります。配当金は税金で引かれますが、非課税制度の活用で効率を高めたいですね。
目標配当額の逆算計算:オカムラで月8,000円を得るには?
オカムラ(7994)の予想配当利回り4.32%を使って、目標とする年間96,000円の配当収入を得るために必要な投資額を逆算してみましょう。
(※税金は考慮しないグロス計算です。制度活用については後述しますね。)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 96,000円 |
| オカムラ(7994) 予想配当利回り | 4.32% |
| 必要投資元本 | 96,000円 ÷ 0.0432 ≈ 2,222,222円 |
| 直近株価(2026/02/03 高値 2,405円) | 2,405円 |
| 必要株数(単元株換算) | 約900株(100株単位) |
月8,000円の配当を得るためには、約222万円の投資資金が必要になる計算です。
1単元(100株)あたりの最低投資金額は240,500円ですから、まずは1単元から投資を始めて、少しずつ買い増し、最終的に9単元程度を保有することで目標を達成できることになります。約220万円という金額は、すぐに用意できる額ではありませんが、つみたてNISAやiDeCoでコア資産を構築しつつ、特定口座やジュニアNISA(※)で個別株を積み重ねていく長期計画の中で、現実的な目標だと言えます。
複数銘柄の比較紹介:オフィス環境銘柄の特性
オカムラは、ただの家具メーカーではなく、「オフィス空間のソリューションプロバイダー」です。その特性上、景気や働き方のトレンドに大きく左右されます。我が家が重視する「安定性」と「配当の持続性」を評価するために、オカムラが持つ強みと、比較検討すべき同業他社の一般的な特徴を並べて考えてみましょう。
1. オカムラ(7994)
オフィス家具・物流機器の国内トップクラスの企業です。近年は、多様な働き方に対応したオフィス提案や、テレワーク向け家具の強化を進めています。
| 項目 | オカムラ(7994) データ (2026/02/03時点) |
|---|---|
| 主なビジネス | オフィス、産業設備、商業施設向け什器 |
| 予想配当利回り | 4.32% |
| 1株配当(予想) | 104.00円 |
| 配当性向 | (予想EPS 232.42円より)約44.7% |
| PBR / PER | 1.20倍 / 10.35倍 |
| 財務健全性 | 自己資本比率 64.0%(非常に高い) |
| 配当方針 | 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元 |
配当性向が約45%と適度な水準にあり、利益の半分以上を内部留保できている点は、増配余力と不況時の減配耐性として非常に評価できます。また、自己資本比率64.0%という鉄壁の財務は、景気変動の波を乗り越えるための強い味方になってくれそうですね。
2. 業界の動向と生産技術(外部ニュースの活用)
オフィス家具の製造においては、効率化と品質維持が重要です。欧州のハイエンド家具メーカーの動向は、オカムラのような日本の大手企業にとっても無関係ではありません。
例えば、こんなニュースがありました。
これは、ヨーロッパの主要なチェアメーカーであるInterstuhlが、Dürr社のロボット技術を導入して、シートのコーティングプロセスを自動化し、効率と品質を高めているという内容です。オカムラも工場自動化や生産技術への投資を積極的に行っていますから、こうした技術革新は、将来的なコスト競争力や収益性の向上に直結する重要な要素だと考えられます。
「家具」というイメージよりも、むしろ「製造業×ソリューション」として、生産性の進化を評価することが、この銘柄を長期保有する上での重要な視点になりそうですね。
3. 比較軸として考えるポイント
オカムラは高財務ですが、景気循環株であるリスクをどう分散するかを考えなければなりません。
- 景気変動耐性の強い安定高配当株(例:食品、インフラ): オフィス需要が冷え込んだ場合に備えて、景気に左右されにくいディフェンシブな銘柄と組み合わせて、ポートフォリオ全体の配当の安定性を高める必要があります。(例えば、過去記事で紹介した 東京鐵鋼(5445) のような、景気循環の中でも高財務で安定している素材メーカーも守備固めとして選択肢に入りますね。)
- 他のオフィス家具・事務機器関連: 競合他社と比較して、オカムラの事業の多角化(物流システムなど)が、オフィス需要低迷時のリスク分散に寄与しているかを確認することが重要です。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
オカムラ(7994)が、我が家の「2026年小1の壁・月8,000円配当目標」にどれだけマッチしているか、3つの軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:◎(強く信頼できる)
配当持続性は非常に高いと評価できます。
- 配当性向の健全性: 予想配当性向が約45%と適正範囲内です。業績が悪化しても、すぐに減配を検討する必要がない体力がある証拠だと思います。
- 財務基盤: 自己資本比率64.0%は、景気後退期や大きな設備投資が必要になった際も、資金調達に困りにくい強靭さを示しています。これは長期保有するママ投資家にとって、何よりも安心材料ですね。
- 市場環境: リモートワークとオフィス出勤のハイブリッド化が進む中で、オカムラは単に家具を売るだけでなく、オフィス環境改善のコンサルティングにも注力しており、収益機会の多角化が進んでいます。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
目標達成までの道筋は明確ですが、投資タイミングと資金確保の難易度が課題です。
- 目標達成の現実性: 約222万円という投資額は、我が家の年間貯蓄ペースを考えると、数年かけて積み立てていくことで現実的に到達可能です。
- 必要な時期への貢献: 2026年4月の小1の壁に間に合わせるためには、すでにまとまった資金を投入する必要がありますが、オカムラは配当月が3月なので、早めに仕込むことで年度初めの教育費支払いに役立つ配当金が期待できます。
- 株主優待: オカムラは現在株主優待制度を実施していません。優待品で生活費を補完したい私にとっては少し物足りない点ですが、その分、配当金に還元されていると捉えるべきでしょう。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
財務の強さでリスク許容度を補完していますが、景気敏感株である点は意識が必要です。
- 景気敏感リスク: オフィス家具の販売は企業の設備投資意欲に直結します。日本経済や世界経済が大きく冷え込むと、売上や利益が一時的に落ち込むリスクはあります。
- 守りの資産としての役割: 高い自己資本比率を持つため、「成長」よりも「守り」の役割、つまり家計の生活防衛資金を補完する資産として、ポートフォリオの中核を担うことができます。育休に入る予定がない今(2026年2月)であれば、安定性を評価しつつ少しずつ積み立てていきたいですね。
みずきの総合評価と判断:高財務を活かした「景気耐性のある守備固め」
オカムラ(7994)は、高配当利回り(4.32%)と鉄壁の財務(自己資本比率64.0%)を両立させており、我が家の「小1の壁」対策として非常に有力な選択肢だと判断しました。
景気敏感株だからといって敬遠するのではなく、そのビジネスモデル(オフィスや物流)が今後も社会に必要不可欠であること、そして何よりその企業が持つ「不況を乗り越えられる体力」、つまり高い自己資本比率を重視すべきだと思います。オカムラはその体力を十分持っていると言えるでしょう。
我が家の戦略としては、以下のように位置づけます。
- ポートフォリオ内の位置付け: コアサテライト戦略でいうところの、「守備力に優れたサテライト(個別株)」と位置づけます。
- 投資計画: まずは1単元(約24万円)を特定口座で購入し、その後の市場環境や業績をチェックしながら、配当金再投資と積立貯蓄を合わせて買い増し、年間配当96,000円の目標に向けて長期で保有していきます。
やはり、子どもが大きくなるにつれて教育費が増える10年後、20年後を見据えたとき、配当性向が健全で財務が盤石な企業を今から積み立てておくことが、人生の自由度を高める最善策だと信じています。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAと配当控除の視点
個別株投資において、税制優遇制度をどう組み合わせるかは、私たち個人投資家にとって最も重要な戦略の一つです。
1. ジュニアNISA(払出し制限の確認)
ジュニアNISAは2023年末で新規投資は終了しましたが、2020年生まれの娘の場合、2038年1月(18歳になる年の前年末)まで非課税で運用できます。オカムラのような安定した高配当株を子どもの名義で保有し、配当金非課税の恩恵を受けるのは非常に魅力的です。
もし、我が家が2023年までにオカムラをジュニアNISAで仕込んでいたとしたら、年間104円×900株=93,600円の配当金が、まるまる非課税で受け取れた計算になります。
もちろん、払出しには18歳まで制限があるため、今回の「小1の壁」の費用を直接賄うことはできませんが、将来の大学費用など、大きなライフイベントの原資として、この安定株をジュニアNISAで寝かせておくのは最高の選択肢だったと思います。
2. 配当控除の活用
特定口座で購入する場合、配当金には約20%の税金がかかります。しかし、国内株の配当金は総合課税を選択し、配当控除を適用することで、所得税の負担を減らせる可能性があります(住民税は増加する場合もあります)。
夫と私の所得水準や、つみたてNISA、iDeCoでどれだけ非課税枠を使い切っているかによって最適解は変わるので、毎年確定申告の際に、総合課税と申告分離課税のどちらが有利かをシミュレーションすることが重要ですね。特に、目標配当額が年間10万円近くになると、配当控除のメリットも大きくなります。
3. NISAとの役割分担
我が家は、夫も私も新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)をフル活用しています。主に全世界株やS&P500などのインデックス投資に充てています。
オカムラのような個別株は、成長投資枠で非課税メリットを享受しつつ保有するのが理想的ですが、もし成長投資枠を他の高成長株やETFで使っている場合は、特定口座での保有になります。この場合も、税効率の悪い銘柄を特定口座で持つのではなく、財務が強靭で増配が期待できる銘柄を選ぶことが、税金を払ってでも保有する価値を高めるポイントになると思います。
失敗・迷い・懸念も素直に述べる
オカムラは素晴らしい企業ですが、懸念点もあります。それは、やはり景気循環株であるという宿命です。
例えば、新型コロナウイルスのパンデミック直後、企業のオフィス投資が大きく冷え込んだ時期がありました。たとえ財務が強くても、売上が激減すれば、株価は大きく下落しますし、配当金維持のためには内部留保を切り崩すことになります。
私自身、2021年から投資を始めて、コロナ後の景気回復の波に乗ってきましたが、もし今後、大きな不況が来た場合、オカムラのようなオフィス家具関連株は、ポートフォリオ全体のリスクを高める要因になりかねません。
だからこそ、オカムラを検討する際は、「利回り」だけでなく、PBR(1.20倍)やPER(10.35倍)といった指標が、景気回復局面での成長期待に対して割高ではないかを冷静に見極める必要があります。
我が家としては、オカムラのような景気敏感株をポートフォリオ全体の20%程度に抑え、残りをインデックス投資やディフェンシブなリート(不動産)などに分散することで、配当の安定性と家計の守備力を両立させていきたいと考えています。
完璧な銘柄はないけれど、「我が家の人生設計」というゴールから逆算すれば、今この瞬間に取るべき最適なリスクが見えてくる。これが、子育てしながら投資を続ける醍醐味だと思いますね。


コメント