はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。最近、娘が「将来は学校の先生になりたいな」なんて言い出しました。まだ幼稚園なのに、教える真似ごとが大好きなんです。そんな娘の姿を見て、あらためて「教育」という分野の根強さと大切さを感じている今日このごろです。
さて、今日は教育業界の巨人、(株)ナガセ(9733)について、我が家の人生設計という視点から深掘りしてみたいと思います。「東進ハイスクール」でおなじみのあの会社ですね。実は今、配当利回りが5%を超えていて、家計管理の視点からも無視できない存在になっているんです。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
投資を考えるとき、私はいつも「何のために、いつ、いくら必要なのか」という逆算から始めます。銘柄を先に選ぶのではなく、人生のイベントを先に書き出すスタイルです。今の我が家の大きな節目は、2026年4月の長女の小学校入学です。
いわゆる「小1の壁」ですね。保育園の延長保育が使えなくなり、民間の学童保育や習い事を増やすとなると、今の家計にプラスアルファの余裕がどうしても欲しくなります。具体的には、月5,000円、年間で6万円の「第2の給料」を配当金で作ることを目標にしています。
なぜ月5,000円かというと、ちょうど公文式1教科分や、学童のオプション費用の足しになる金額だからです。この「少しのゆとり」が、心の余裕につながると信じています。娘が小学校を卒業するまでの6年間、この月5,000円が自動的に入ってくる仕組みを、今から仕込んでおきたいと考えているわけです。
2. 目標配当額の逆算計算
では、ナガセの株を使って「月5,000円(年6万円)」の配当を実現するには、どれくらいの投資が必要か計算してみましょう。
| 項目 | 数値(2025年3月時点想定) |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 60,000円 |
| ナガセの配当利回り(予想) | 5.28% |
| 必要な投資総額 | 約1,136,363円 |
| 現在の株価目安(100株単位) | 284,500円 |
| 必要株数 | 400株 |
ナガセの株価が約2,845円ですから、400株(約114万円)を保有すれば、年間で6万円の配当が得られる計算になります。もちろん、税金(約20%)を考慮するともう少し必要ですが、NISA枠を活用すればこの金額で「手取り6万円」が現実味を帯びてきます。100万円強の投資で、子どもが大学に入るまでの教育費負担を軽減し続けられると考えると、検討の価値は十分にありますね。
3. 複数銘柄の比較紹介
ナガセだけでなく、同じ「月5,000円」という目標を達成するための他の選択肢も見ておきましょう。教育業界や高配当銘柄の中で比較することで、ナガセの立ち位置が見えてきます。
| 銘柄名(証券コード) | 株価目安 | 配当利回り | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ナガセ (9733) | 2,845円 | 5.28% | 圧倒的利回り。東進の映像授業が強み。 |
| メイテックGHD (9744) | 3,211円 | 5.45% | 技術者派遣。高還元方針が明確で安定感あり。 |
| 鳥越製粉 (2009) | 1,000円前後 | 4.53% | 財務が極めて健全。不況に強い守りの銘柄。 |
| 千代田インテグレ (6915) | 2,800円前後 | 4.92% | 自己資本比率が高く、配当の持続性が高い。 |
ナガセの最大の特徴は、教育という「不況でも削られにくい」支出をターゲットにしながら、5%を超える異例の高利回りを維持している点です。メイテックGHDも魅力的ですが、業種が異なるため、家計の「教育費対策」という文脈ではナガセの方がストーリーを作りやすいと感じています。
ただ、ここで気になるニュースもあります。フィリピンのメディア「The Manila Times」の2026年3月の記事(Hisense Advances a Quiet Green Revolution in Home Entertainment)では、中国の家電大手ハイセンスが家庭内エンターテインメントにおける「グリーン革命」を推進していると報じています。家庭内のエネルギー効率向上とテックの融合が加速しているという内容ですが、これは教育業界にも無関係ではありません。
ナガセ(東進)が得意とする映像授業は、まさに家庭内のデバイスを通じて提供されます。家庭での学習環境がより高品質・低消費電力に進化する中で、オンライン教育のプラットフォームを持つ企業の価値は、持続可能性の観点からも再評価される可能性があるな、なんて考えています。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
ここからは、私なりの3つの評価軸でナガセを判定していきます。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当利回り5.28%は非常に魅力的ですが、EPS(1株当たり純利益)144.91円に対して、1株配当が150円と、配当性向が100%を超えてしまっています。つまり、稼いだ利益以上に配当を出している状態です。これは「株主還元を重視している」とも取れますが、無理をしている可能性も否定できません。少子化の影響で市場全体が縮小する中、この配当水準を10年維持できるかには、少し緊張感を持って見ておく必要があります。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
「小1の壁」を突破するための資金源として、2026年3月期の配当予想が150円と高水準なのは心強いです。娘が小学校に入学するタイミングでしっかりキャッシュフローを生んでくれる点は、我が家のタイムラインに完璧に合致しています。また、東進こども英語塾など、幼少期からの教育サービスも展開しているため、ビジネス内容が親としてイメージしやすいのも良いですね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
自己資本比率は34.6%と、教育業界としては標準的です。有利子負債も横ばいで、急激に財務が悪化するリスクは低いと見ています。我が家は現在、共働きで安定収入があるため、多少の株価変動があっても「配当金が入り続ける限りは持ち続ける」というスタンスが取れます。コア資産はiDeCoやNISAのインデックス投資で固めているので、ナガセは「家計に潤いを与えるサテライト枠」として適役だと思います。
5. みずきの総合評価+判断
ナガセは、「2026年の小学校入学から6年間の、教育費の蛇口」として非常に魅力的な銘柄だと評価しました。ただし、配当性向が高すぎるため、全額をナガセに突っ込むのは少し怖さもあります。
私なら、ナガセに400株すべてを託すのではなく、たとえば200株(約57万円)を保有し、残りの半分はより財務の堅い「鳥越製粉」や「千代田インテグレ」に分散させます。これで、高利回りを享受しつつ、万が一の減配リスクに備えるという「いいとこ取り」の戦略を立てると思います。
教育費は、必要な時期が決まっています。その時に「お金がない!」と慌てないために、今のような株価が落ち着いている時期に、少しずつ配当の種をまいておくのが私のやり方です。
6. 制度活用との組み合わせ
ここでみずき流の差別化ポイント、税制優遇の話をさせてください。ナガセのような高配当株こそ、制度をフル活用すべきです。
(1) 新NISAの成長投資枠の活用
5.28%の配当金は、特定口座だと約20%が税金で引かれます。150円の配当も、手元には約120円しか残りません。これがNISA枠なら、150円まるまる受け取れます。この「30円の差」が、100株、400株と増えるほど、家計へのインパクトは絶大になります。
(2) 配当控除の検討
もしNISA枠を使い切ってしまった場合、あるいは夫の口座で特定口座運用をする場合は、「配当控除」という仕組みを検討します。我が家のように共働きで、課税所得がある程度低い場合は、総合課税を選んで配当控除を受けることで、源泉徴収された税金の一部が戻ってくる可能性があります。「確定申告は面倒」と思われがちですが、スマホで簡単にできる時代。このひと手間で、習い事の月謝1ヶ月分が浮くなら、やる価値はありますよね。
(3) ジュニアNISA(旧制度)との使い分け
娘の教育資金として、既にジュニアNISAでインデックス投資(つみたて投資)をしている家庭も多いはず。ナガセのような個別株は、親のNISA枠で運用し、そこから出る配当金を日々の教育費(ランニングコスト)に、ジュニアNISAの資産は将来の大学費用(イニシャルコスト)に、という役割分担がスマートだと思います。過去の記事でも、安定した分配金が出るリートを「安心の土台」として紹介しましたが、ナガセはその上に乗る「教育費のブースター」という位置づけですね。
内部リンク:◎(3292)イオンリート投資法人 : 2026年小1の壁月5千円を5.1%配当で「安心の土台」に設計
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
もちろん、バラ色の話ばかりではありません。ナガセへの投資を考える上で、私が一番迷っているのは「PBR2.08倍」という指標です。教育業界にはPBR1倍を大きく下回る割安な銘柄も多い中、2倍を超える評価は「市場からの期待が高い」証拠でもありますが、少し割高感も否めません。
また、EPSを上回る配当を出している現状は、裏を返せば「成長のための投資資金を配当に回している」とも見えます。AI教育や海外展開など、次の一手が失敗すると、一気に減配リスクが高まるのが怖いです。育休中などで収入が不安定な時期だったら、私はもう少し利回りが低くても、財務に余裕のある銘柄を選んでいたかもしれません。
今の私は「仕事に復帰していて、余剰資金がある」からこそ、この5%超えという少しスリリングな高利回りに挑戦できるのだと思います。投資は、自分の家の今の家計状況と、心の余裕に相談して決めるのが一番ですね。皆さんのご家庭の「人生設計」では、ナガセはどんな役割を果たしてくれそうでしょうか?


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