本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:子どもの教育費と育休期間を支える「安定の土台」を探る
こんにちは、みずきです。2026年になり、娘(5歳・年長)の小学校入学が目前に迫ってきました。それに加えて、私たち夫婦は第二子を前向きに検討しているところです。
子育て中の投資家にとって、この「小学校入学」と「育休」が重なる数年間は、家計にとって最大の試練かもしれません。出費が増える上に収入が減るわけですから、精神的な安定のためにも、株式やREITからの安定したキャッシュフローが本当に大切になってきます。
そこで今回注目したのが、日本の主要都市の不動産に分散投資しているセントラル・リート投資法人(3278)です。予想分配金利回りが5.40%と高水準で、安定収入を求める我が家の人生設計にうまく組み込めないか、具体的な逆算シミュレーションをしてみました。
1. 我が家の人生設計:3年後の「家計の穴」を配当で埋めるシナリオ
我が家の現状と目標はシンプルです。
- 我が家の現在地:娘5歳。来年小学校入学。第二子の妊娠・育休は3年後(2029年)を目標。
- 3年後の家計課題:娘の習い事(ピアノとスイミングを検討中)と、第二子の育休で収入が減る時期が重なる見込みです。
- その課題を解決するために必要な配当額:最低でも、増える習い事費用として月10,000円(年間12万円)を配当で賄いたい。これにより、育休中も家計に手をつけずに生活費を回せる安心感が生まれます。
家計の防衛ラインを、この月1万円の配当金に設定することで、「じゃあ、そのためにはいくら投資が必要か?」という具体的な目標が見えてきます。銘柄ありきではなく、人生設計ありきで考えるのが、みずき流の投資哲学なんですよね。
2. 月1万円の配当を実現するための逆算計算
目標年間配当額120,000円を、セントラル・リート投資法人の予想分配金利回り(5.40%)で逆算してみます。
必要な投資元本 = 120,000円 ÷ 0.0540 ≈ 2,222,222円
セントラル・リート投資法人の直近の投資口価格(2026年12月30日終値)は116,300円です。
(※REITは通常、単価が高いため、1口=約11.6万円が必要になりますね)
必要投資口数 = 2,222,222円 ÷ 116,300円/口 ≈ 19.1口
四捨五入して、約20口を保有すれば、年間12万円の分配金目標を達成できる計算になります。つまり、約220万円の資金を集中させる必要がありますね。これはまとまった金額ですが、私たちの3年間の貯蓄ペースで準備できる現実的なラインです。
ちなみに、この銘柄の予想分配金は6,272円(2026年2月期予想)です。REITは上期と下期で年2回の分配が基本なので、この金額が年に2回入ってくる見込みですね。
3. 複数銘柄の比較:高利回りREITで安定性をどう選ぶか
REIT(不動産投資信託)は、分配金利回りが高く、家計のキャッシュフロー改善に非常に役立ちますが、その分、不動産市場の動向や金利変動に敏感です。
セントラル・リートは、オフィス、商業施設、住宅など多様な用途の物件に分散投資している「総合型」REITです。似た目標を持つ他のREITと比較してみましょう。
| 銘柄 | 利回り (予想) | 主なポートフォリオ | 特徴(安定性) |
| :— | :— | :— | :— |
| **A: セントラル・リート (3278)** | **5.40%** | オフィス、商業、住宅、ホテル | 堅実な分散型。特定セクターの落ち込みに強い。 |
| B: エスコンジャパンリート (2971) | 5.46% | 商業施設、物流施設、住宅 | スポンサー(エスコン)のサポートが期待できる。 (過去記事はこちら)|
| C: インヴィンシブル投資法人 (8963) | 6.27% | ホテル比率高め | 利回りは高いが、コロナ禍のような景気変動に弱いリスク。 |
目標配当額(月1万円)に対して、利回りが高いインヴィンシブル(C)の方が少ない投資額で済みますが、ホテル比率が高いと、景気変動やパンデミックなどの影響を受けやすいのが心配なところです。
一方、セントラル・リート(A)とエスコンジャパンリート(B)は利回りが近いです。セントラル・リートは、よりポートフォリオがバランス良く分散されており、「育休中の家計サポート」というディフェンシブな役割を考えると、減配リスクの低さが魅力だと感じています。
また、REIT全体のリスク要因として、クレジット市場や金利動向があります。2026年に入り、米国のクレジット市場に関するニュースでは、REITも投資対象に含まれることが言及されています。(DoubleLine Opportunistic Credit Fund Declares January 2026 Distribution Financial Times, 2026/01/02)これは間接的ですが、金利環境が安定しない限り、REIT全体の借り入れコスト上昇懸念は払拭できないことを示唆していると思います。だからこそ、財務体質が比較的堅固で、物件分散が進んでいる銘柄を選ぶことが重要になるわけですね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
セントラル・リート投資法人について、我が家の人生設計に照らして3つの軸で評価します。
A. 分配金の持続性・成長性:○(安定志向)
- 評価:○(まあ大丈夫)
- 理由:REITはそもそも収益の90%以上を分配する仕組みなので、「増配」は難しいです。セントラル・リートは安定的な収益確保を目指しており、ポートフォリオの分散度が高いため、特定のセクターの不振による急激な減配リスクは比較的低いと考えられます。ただし、REITである以上、金利上昇による借入金利負担増は常にリスクとして残ります。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
- 評価:◎(ぴったり)
- 理由:目標とする月1万円(年間12万円)の配当を得るために必要な投資額(約220万円)は、3年後の育休に間に合うペースで準備可能です。分配利回り5.40%は、銀行預金では絶対に得られない水準であり、子どもの習い事や家計の穴を埋めるという役割に最適です。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(安心して持てる)
- 評価:○(安心して持てる)
- 理由:REITは個別株に比べて値動きが安定しにくく(特に金利敏感)、株価の変動リスクはあります。しかし、我が家はつみたてNISAでS&P500や全世界株をコアにしているため、個別株・REITは「現金流の確保」というサブ的な役割を持たせています。分配金を目的とする限り、株価の短期的な変動に神経質にならなくて済むので、精神的な負担も少ないです。
5. みずきの総合評価と投資の判断
セントラル・リート投資法人は、我が家の「育休中の家計サポート」というシナリオに対して、非常に適合性が高い銘柄だと判断しています。
高利回りで年間12万円の分配金目標に無理なく到達でき、かつ分散型ポートフォリオであるため、変動リスクが高い他の高利回りREIT(例:ホテル特化型)よりも、安心して投資できます。
ただし、約220万円をREITの1銘柄に集中させるのは避けたいところです。もしセントラル・リートに投資する場合、我が家では以下の戦略を検討します。
- ポートフォリオの安定化:セントラル・リート(分散型)に50%を充当。
- さらに安定した土台:残り50%を、さらにディフェンシブな電力株や通信株(低利回りだが減配リスクが極めて低い)と組み合わせる。
この組み合わせにより、REITの高利回りで目標額に近づけつつ、他の安定銘柄で減配リスクをヘッジできます。特に景気後退が懸念される時期に育休に入る予定なら、このような組み合わせは必須だと思います。
6. 子どもの未来と税制優遇:ジュニアNISAとの最強の組み合わせ
REITのように分配金利回りが高い商品は、非課税制度の恩恵が本当に大きいです。
もし、目標の20口(約220万円)をジュニアNISAで娘の名義で組み入れたら、どうなるでしょうか?
年間12万円の分配金が、まるまる非課税で受け取れます。通常、配当・分配金には約20%の税金がかかるので、毎年約24,000円が手元に残る計算です。これを18年間続ければ、税金だけで約43万円も節約できる計算になります。すごいですよね。
REITの分配金は、性質上「配当控除」の対象外となることが多いですが、その心配もジュニアNISAで非課税にすることで、完全にクリアできます。
我が家では、娘の大学資金の種銭としてジュニアNISAを運用中ですが、成長株だけでなく、セントラル・リートのような安定高分配REITを組み込むことで、子どもの未来の教育費の土台作りに大きく貢献してくれると考えています。
7. 失敗・迷い・懸念も正直に:REIT最大のリスク
セントラル・リートは魅力的ですが、投資には必ず懸念があります。
正直なところ、REITの最大の弱点は「金利」です。2026年現在、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに転じる期待はあるものの、インフレ再燃などで金利が再上昇する可能性もゼロではありません。
金利が上がると、REITは以下の二重苦にさらされます。
- 不動産購入時の借入金利が増加し、分配金が圧迫される。
- 高利回りを求める投資家が、REITではなく債券に流れるため、REITの価格が下落する。
だからこそ、金利上昇局面においては、一時的な株価下落や分配金減少の可能性を念頭に置く必要があります。育休に入って家計が一番苦しいタイミングで、もし分配金が減ったら、精神的にも辛いですよね。
この懸念があるため、我が家では、セントラル・リートのようなREITには、目標額の全額を依存させるのではなく、半分程度を充当し、残り半分は、景気に左右されにくいディフェンシブな安定高配当株(食品やインフラ系など)で固める、という判断に至っています。完璧ではないけれど、これが我が家のリスク許容度に合った「最適解」だと考えています。
投資は焦らず、自分の人生のタイムラインに合わせて、賢く分散していきたいですね。


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