◎(9312)ケイヒン : 5.07%配当で3年後の小4の壁に向けた習い事代月5千円を支える教育費の土台

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

こんにちは、みずきです!関東郊外で夫と、2020年生まれの6歳の長女と3人で暮らしている、30代のワーキングママです。2021年から家計管理の自由度を広げるために株式投資をスタートして、つみたてNISAやiDeCo、そして高配当株をコツコツと買い増す日々を送っています。

我が家の長女は、2026年4月に無事に小学校に入学しました!毎日ピカピカのランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、嬉しい半面、子どもの成長の早さに少し寂しさも感じている今日このごろです。それと同時に、世間でよく言われる「小1の壁」をリアルに実感しています。お迎えの時間が早くなったり、長期休みの預け先に悩んだり、何かとクリアすべき課題が多いですよね。

でも、本当に教育費や習い事の費用が本格化するのは、実はここから数年後なんです。今回は、そんな「3年後の小4の壁」を見据えた、我が家の逆算型の人生設計と、その資金作りに役立ちそうな高配当銘柄として、国際物流の老舗であるケイヒン(証券コード:9312)を検討してみたのでご紹介しますね。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と小4の壁

我が家の長女は現在小学1年生(6歳)です。今はまだ、学童保育や地域の習い事で、そこまで大きな教育費はかかっていません。しかし、周りの先輩ママたちの話を聞くと、小学校4年生(9歳)になるタイミング、つまり今から3年後がひとつの大きなターニングポイントになるのだそうです。

いわゆる「小4の壁」ですね。この時期になると、学童保育を卒所する子どもが増える一方で、塾に通い始めたり、スポーツや音楽などの習い事がより専門的になって月謝が上がったりします。我が家でも、娘がやりたいと言い出したことには、できる限り「お金のせいで諦める」ということはさせたくないなと思っています。

そこで、3年後の2029年春に向けて、家計に「月額5,000円(年間6万円)」の新しいゆとりを、配当金という不労所得で作りたいと考えました。月5,000円あれば、ちょっとした習い事の月謝を丸ごとカバーできますし、夏期講習や教材費のスポット的な支出の足しにもなります。

現在地としての我が家は、インデックス投資をつみたてNISAとiDeCoでコア資産として運用しつつ、日々の家計のキャッシュフローを潤すために個別高配当株をサテライトで保有しています。この「月5,000円の配当金」を、3年かけてコツコツと積み上げていくための具体的なシミュレーションをしてみましょう。

2. 目標配当額の逆算計算:いくら投資が必要?

目標は「手取りで年間60,000円(月5,000円)」の配当金を得ることです。日本株の配当金には通常20.315%の税金がかかりますが、我が家では「新NISAの成長投資枠」を活用するか、もしくは特定口座で保有して確定申告で「配当控除」を利用することで、税引き後の実質的なリターンを最大化する計画です。

今回は、現在注目しているケイヒン(9312)のデータをもとに、逆算して必要な投資額を計算してみます。

ケイヒンの株価指標データは以下の通りです(2026年6月26日時点)。

  • 株価:2,764円
  • 1株配当(会社予想):140円(2027年3月期予想)
  • 配当利回り:5.07%
  • 最低購入金額(100株):276,400円

このデータを使って、NISA口座(非課税)で保有する場合と、特定口座(課税、配当控除を考慮)で保有する場合の2パターンで、目標を達成するために必要な株数と投資金額を計算してみますね。

パターンA:新NISA(成長投資枠)を活用して完全に非課税にする場合

税金がかからないため、単純に「年間60,000円 ÷ 1株配当140円」で計算できます。

必要株数 = 60,000円 ÷ 140円 ≒ 428.5株

単元株数は100株単位なので、400株(年間配当56,000円)または500株(年間配当70,000円)を保有することが目標になります。

400株を保有する場合の必要投資額:2,764円 × 400株 = 1,105,600円

500株を保有する場合の必要投資額:2,764円 × 500株 = 1,382,000円

パターンB:特定口座で保有し、配当控除を活用する場合

もし新NISAの枠を他の投資信託などで使い切っている場合、特定口座で保有することになります。配当金をそのまま受け取ると約20%が源泉徴収されますが、私の課税所得水準であれば、確定申告で「総合課税」を選択して配当控除を適用することで、所得税の還付を受けることができます。その結果、実質的な税率を約10%に抑えることも可能です(住民税は申告不要制度を活用、または一律課税などの工夫が必要です)。

仮に実質税率を10%とした場合、手取りで60,000円を得るために必要な税引き前配当額は、約66,666円となります。

必要株数 = 66,666円 ÷ 140円 ≒ 476.1株

この場合も、端数を切り上げて500株(税引き前70,000円、税引き後約63,000円)を目標にするのが良さそうですね。

3年という期間で、およそ110万円から138万円の資金をケイヒンに振り向けるイメージです。これを3年間で割ると、年間約37万〜46万円、つまり毎月約3万〜4万円をコツコツと積立購入、または株価が下がったタイミングでスポット購入していけばクリアできる計算になります。我が家の今の貯蓄ペースや家計状況から見て、十分に現実的なタイムスケジュールだと思います!

3. 複数銘柄の比較紹介

人生設計において「これ一つだけ!」と1つの銘柄に依存するのはリスクがありますよね。そこで、今回は同じように「倉庫・物流・サプライチェーン」関連、または教育費を支える高配当の候補として、他の銘柄とも比較しながら検討してみたいと思います。

今回は、ケイヒン(9312)と、同じ物流・包装関連で高配当な2つの銘柄を比較対象として並べてみました。

銘柄名(コード) 株価(円) 予想配当利回り 最低購入金額(円) 自己資本比率 主な特徴・優待
ケイヒン(9312) 2,764 5.07% 276,400 56.5% 国内外の一貫輸送、割安なPER・PBR
川西倉庫(9322) 5.85% 冷蔵倉庫に強み、安定したインフラ枠
ショーエイコーポレーション(9385) 4.97% 70,000円台 包装資材の製造販売、クオカード優待あり

それぞれの銘柄について、我が家の人生設計というフィルターを通して詳しく見ていきましょう。

① ケイヒン(9312)

ケイヒンは、横浜港や神戸港をはじめとする主要港に拠点を持ち、国内外の一貫物流を手がける老舗企業です。倉庫での保管から、陸上輸送、海上・航空輸送まで、一連のサプライチェーンをすべて自社グループでつなげられるのが強みです。

直近の指標を見ると、PERは(連)5.31倍、PBRは(連)0.53倍と、非常に割安な水準にあります。会社の業績は〈収益性〉〈安定性〉〈成長性〉ともに良好で、売上高は右肩上がり。営業利益率も改善傾向にあります。自己資本比率も(連)56.5%と、50%を超えており財務的な安定感も高いです。

さらに注目したいのは、1株配当(会社予想)が140.00円で、配当利回りが5.07%と極めて高い水準にあることです。PBRが1倍を大きく下回っているため、企業価値向上に向けた株主還元への姿勢(増配志向)も期待できる点も、長期保有を前提とする我が家にとっては嬉しい材料ですね。

② 川西倉庫(9322)

同じ倉庫セクターで以前から注目しているのが、冷蔵倉庫に強みを持つ○(9322)川西倉庫です。こちらの配当利回りは5.85%と、ケイヒンをさらに上回る高配当が魅力的な銘柄です。

食料品の保管に特化した冷蔵倉庫は、私たちの生活に絶対に欠かせない「生活インフラ」とも言えます。景気が多少悪くなっても、人々が食べることをやめるわけではないので、業績の底堅さは抜群です。ただ、ケイヒンに比べると国際貨物の取り扱い比率が異なるため、グローバルな景気拡大局面での成長性はケイヒンのほうがダイナミックな面があります。ポートフォリオの「安定したインフラ枠」として並行して持つのが面白い存在ですね。

③ ショーエイコーポレーション(9385)

もう一つの比較対象は、プラ袋などの包装資材の製造販売や、ダイレクトメールの発送代行などを手がける◎(9385)ショーエイコーポレーションです。こちらの利回りは4.97%と、ほぼ5%に近い水準です。

ショーエイコーポレーションの魅力は、何と言っても最低購入金額が7万円台(2026年6月時点)と非常に少額から投資を始められる点です。さらに株主優待としてクオカードがもらえるため、我が家のような子育て世帯にとっては、日常のちょっとしたお買い物(コンビニでのドリル購入や文房具代など)に実用性が高いのが嬉しいポイント。資金を一気に100万円以上拘束されたくない場合や、少額から高配当株投資の「成功体験」を積むには、非常にバランスの良い銘柄だと言えますね。

ニュースから深掘りする物流・サプライチェーンの重要性

ここで少し、国際物流を取り巻くグローバルな動きにも目を向けてみましょう。最近、このような非常に興味深いニュースを目にしました。

参考記事:アップル中国メモリー騒動で資金が流れ込む「半導体メモリー関連・厳選20銘柄」完全マップ|日本個別株デューデリジェンスセンター

この記事では、米政権の規制やアップルの中国サプライチェーン調達問題に端を発し、半導体メモリーなどの最先端テクノロジー関連銘柄へ資金が流入している様子が描かれています。一見、こうした最先端の半導体やハイテク関連のニュースは、地味な「倉庫・物流セクター」とは無関係に思えるかもしれません。

しかし、実は全く逆なんです!こうした精密機械や半導体部品、そしてその原材料が世界中を行き来する際、温度管理や厳重なセキュリティを施した高品質な倉庫・国際物流網が絶対に欠かせません。世界的にサプライチェーンの「再構築」や「拠点分散」が進む現代において、国内外に張り巡らされた物流ルートを持つケイヒンのような一貫輸送企業は、目立たないながらも「サプライチェーンの生命線」として安定した需要を取り込み続けているのです。これが、同社の売上高が右肩上がりで推移している背景にある、強固なファンダメンタルズなのだと思います。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

さて、それでは今回の本命であるケイヒン(9312)について、我が家の人生設計にどれくらいマッチしているかを、3つの評価軸で辛口判定してみたいと思います!

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

配当の持続性を図る指標として、まず配当性向を確認しましょう。直近のEPS(会社予想)が(連)520.79円に対して、1株配当は140.00円。配当性向を計算すると、約26.8%となります。これは一般的に「無理のない配当」の基準とされる60%を大きく下回っており、業績が悪化したとしても、すぐに減配されるリスクは極めて低いと言えます!

一方で、物流業界は燃料費の高騰や「物流2024年問題」によるドライバー不足など、コスト増加の圧力が常に存在します。ケイヒンはこれらを運賃交渉や業務効率化で克服し、〈収益性〉を改善させていますが、景気敏感なセクターでもあるため、配当の劇的な「成長性(毎年どんどん増配する)」を過度に期待するのは禁物かもしれません。安定した配当を長く出し続けてくれるという点において、信頼性は高いという意味での「○」評価です。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

3年後の小4の壁に向けた、月5,000円(年間6万円)の配当作りという我が家のターゲットに対し、ケイヒンの「配当利回り5.07%」は非常に魅力的です。もし利回りが2〜3%の銘柄でこれを実現しようとすると、200万〜300万円の資金が必要になりますが、ケイヒンであれば約110万〜138万円の投資額で済みます。

この「目標達成までの資金効率の良さ」は、教育費や住宅ローンなど、何かとお金のかかる30代子育て世帯にとって大いなる助けになります。また、3年という準備期間があれば、毎月の積立感覚で少しずつ株数を増やしていけるため、時期的な適合性もバッチリです。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

自己資本比率が56.5%と財務基盤がしっかりしているため、会社が倒産するような壊滅的なリスクは低いと考えています。ただ、ケイヒンは時価総額が約180億円の「中小型株」に分類されます。中小型株は、市場全体の地合いが悪いときや、ちょっとした出来高の減少で、株価が大きく上下に振れやすいという特徴があります。

我が家は、投資の主軸(コア)に全世界株式のインデックス投資を置いているため、こうした個別株の株価変動(ボラティリティ)に対しては比較的寛容です。「株価は下がっても、配当金がしっかり入ってくれば問題ない」と割り切れるため、リスク許容度との整合性は十分に取れていると言えます。もし「株価の毎日の上下が気になって夜も眠れない!」というタイプの方であれば、少し緊張感がある銘柄になるかもしれませんね。

5. みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえた、我が家におけるケイヒン(9312)の総合評価は「◎(前向きにポートフォリオに組み入れたい実力派)」です!

やはり、5%を超える予想配当利回りと、26.8%という非常に健全で余裕のある配当性向の組み合わせは、高配当株投資家としては見逃せません。割安度を示すPBRも0.53倍と、東証が推進する「PBR1倍割れ改善」の恩恵を受けやすいポジションにいることも、今後の増配や株価の下支えとして心強いですね。

我が家の具体的な戦略としては、一度にどかんと大金を入れるのではなく、「時間分散」を徹底する予定です。まずは、現在小学校1年生の娘の成長を追いかけながら、毎年100〜150株ずつを目安に買い増しを行い、3年後の小学校4年生になる春に「500株(年間配当70,000円)」に到達している、という緩やかなシナリオを描いています。

また、すべての資金をケイヒン1社に集中させるのではなく、冷蔵倉庫に強い川西倉庫(9322)や、少額から買えて優待もあるショーエイコーポレーション(9385)などと組み合わせることで、「物流・サプライチェーン関連」のミニポートフォリオを作り、リスクを分散しながら「月5,000円」の教育費サポート枠を完成させるのが理想的だなと考えています。

6. 制度活用との組み合わせ:新NISAと配当控除

みずきブログのこだわりとして、こうした高配当株を保有する際には、「どの制度を使って税効率を高めるか」をセットで考えることが極めて重要だと思っています。国が用意してくれているお得な制度は、フル活用しないともったいないですよね!

今回、ケイヒンを我が家のポートフォリオに組み入れるにあたって、検討している2つの制度活用アプローチをご紹介します。

① 新NISA(成長投資枠)の活用

一番シンプルで強力なのが、新NISAの成長投資枠を使って保有することです。通常、高配当株から得られる年間70,000円の配当金からは、約14,220円もの税金が引かれてしまいます。しかし、新NISA口座であれば、この税金が完全にゼロ(非課税)になります。手元に残る現金がそのまま増えるため、複利効果や教育費への充当効率が劇的にアップします。もしNISAの成長投資枠に余裕があるなら、これが最優先の選択肢になりますね。

② 課税口座(特定口座)× 配当控除の裏ワザ

もし「新NISAの枠は、すでにオルカンなどのインデックス投資や他の成長株で使い切ってしまっている!」という場合でも、諦める必要はありません。特定口座で買い付けを行い、確定申告時に「総合課税」を選択することで、税負担を大幅に抑えることができます。

日本の税制では、国内企業からの配当金には「配当控除」という制度が適用されます。これにより、所得税において最大10%(課税所得が1,000万円以下の場合)の税額控除を受けることができます。ワーキングママとしての私の個人所得の範囲内であれば、総合課税を選択して配当控除を適用したほうが、一律で20.315%引かれるよりも実質的な税率が低くなり、確定申告後に税金が戻ってくる(還付される)というわけです。

※注意点として、総合課税を選択すると住民税の申告不要制度との兼ね合いや、配偶者控除・社会保険の扶養基準などに影響が出るケースもあります。ご自身の課税所得金額や世帯の状況に合わせて、事前に税理士や税務署、あるいはシミュレーションサイトなどで計算してみることをお勧めします。こうした「一手間の工夫」ができるようになると、資産形成のスピードは一気に加速しますよ!

7. 失敗・迷い・懸念も素直に告白します

ここまでケイヒンの良いところをたくさん書いてきましたが、もちろん「世の中に完璧な銘柄」なんて存在しません。私がケイヒンを検討する中で、少し迷ったり、懸念しているリアルなポイントも共有しますね。

最大の懸念は、やはり「国際景気の影響を受けやすい」という点です。国際物流や港湾運送、倉庫業は、世界的な貿易量や荷動きに業績がダイレクトに左右されます。もし世界的な大不況が到来したり、地政学的なリスクによって海上輸送の運賃が暴落したり、荷動きがパタッと止まってしまうようなことがあれば、同社の業績にも逆風が吹きます。

現在の自己資本比率は56.5%と高いですし、配当性向にも十分な余裕(約26%)があるので、「不況になったら即減配」という極端な事態にはなりにくいとは考えていますが、株価自体が大きく下落するリスクは十分にあります。「株価が購入時の半額近くまで下がるかもしれない」という最悪のシナリオも頭の片隅に置き、家計の全財産を注ぎ込むようなことは絶対にせず、あくまで「なくなっても生活が破綻しない、サテライト運用の範囲内」で少しずつ買い進める冷静さが必要です。

また、もう一つの小さな悩みは、最低購入金額が約27.6万円(2026年6月時点)と、お小遣い感覚で気軽に100株をポチッと買うには少し「お高め」なことです。高配当株投資を始めたばかりの初期の頃であれば、私もこの金額に恐れをなして手が出せなかったと思います。そのため、1株から購入できるミニ株(単元未満株)のサービスなどを提供している証券会社を利用して、毎月1株〜5株ずつ(約3,000円〜15,000円)を地道に買い溜めていく方法も、精神的な負担が少なくていいかもしれないな、と夫と相談しているところです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?我が家の「3年後の小4の壁に向けた、月5,000円の配当獲得ロードマップ」と、その候補としてのケイヒン(9312)の分析をご紹介しました。

家計管理や投資に「これが唯一の正解!」というものはありません。100世帯あれば、100通りの人生設計があり、それぞれに最適な銘柄や投資手法があるはずです。我が家にとっては、このケイヒンの「割安な財務と高い配当利回り」が、将来の娘の教育費を支える頼もしい相棒のように見えています。

この記事が、同じように日々子育てや仕事に追われながらも、少しでも豊かな未来のために家計管理や投資を頑張っているパパ・ママたちの、ささやかな参考や刺激になればとても嬉しいです。これからも、背伸びをせず、完璧を目指さず、自分たちにちょうどいい「XX点の選択肢」を選びながら、コツコツと資産形成を続けていきましょうね!

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