本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
みなさん、こんにちは。関東郊外で夫と、この春に小学校に入学したばかりの6歳の娘と暮らしている、子育てママ投資家の「みずき」です。日々、仕事に家事、そして育児と慌ただしく過ごしながら、「みずきの家計簿+株」というブログで、我が家のリアルな資産形成のプロセスを発信しています。
娘が小学校に入学して数ヶ月が経ちました。噂に聞いていた「小1の壁」——学童の時間が保育園より短くなったり、平日の行事が増えたりすることによる生活スタイルの急変を、我が家も身をもって実感しているところです。なんとか夫婦でスケジュールを調整しながら乗り越えつつありますが、ふと「この先、娘が大きくなったらどうなるんだろう?」と考えることが増えました。
そこで見えてきたのが、3年後に待ち構える「小4の壁」です。小学校高学年になると、塾に通い始めたり、専門的な習い事が増えたりして、教育費が急激に跳ね上がると言われています。先輩ママたちに聞くと、「小4からの塾代や習い事代は月3万円から5万円が当たり前」なんて話も耳にして、今から戦々恐々としています。
最近は、中東情勢の緊迫化などで日経平均株価が大幅に続落するなど、全体相場がなんだかざわざわしていますよね(参考:日経平均は大幅続落、中東情勢の再緊迫化で投資家心理悪化/相場概況(フィスコ) – Yahoo!ファイナンス)。株価が下がるとドキドキしますが、こういう不透明な時期こそ「自分たちの人生設計に立ち返る」ことが何よりも大切だと思います。
今回は、そんな我が家の3年後のライフステージの変化を見据えて、高配当株として知られる(株)バロックジャパンリミテッド(3548)を主軸に、家計のキャッシュフローをどうやって補強していくか、リアルな人生設計とともにお話ししていきたいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
投資を始めるとき、つい「どの銘柄が値上がりするか」ばかりに気を取られてしまいがちですよね。でも、私たち子育て世代にとって本当に大切なのは、「その投資が、いつ、我が家の家計にどう貢献してくれるのか」という具体的な時間軸と目的です。これが明確になっていないと、相場が下がったときに怖くなって途中で投げ出してしまうことになりかねません。
そこで、まずは我が家の「現在地」と「3年後の未来」を整理してみました。
我が家の現在地と未来の課題:
娘は2020年1月生まれで、2026年4月に小学校へ入学しました。現在は小1の生活に少しずつ慣れてきたところです。今のところ、習い事はスイミングと英語を習っていて、教育費は月に約1万5,000円ほどに収まっています。現在の貯蓄額はコツコツ貯めてきたおかげで一定の余裕はありますが、これから先、教育費のピークに向けてさらなる備えが必要です。
そして3年後の2029年4月、娘は小学4年生になります。このタイミングが、いわゆる「教育費の本格的な増加期」のスタートラインです。中学受験をするにしても、高校受験に向けて塾に通い始めるにしても、月々の教育費は現在の1万5,000円から、少なくとも3万円から4万円規模へ膨らむことが予想されます。
課題を解決するために必要な配当額:
家計の給与収入だけでこの増加分をすべてカバーしようとすると、生活費を切り詰めるか、私たちの貯蓄ペースを大幅に落とすしかありません。それは精神的にも避けたいところです。そこで我が家では、「3年後までに、月5,000円(年間6万円)の配当収入を新しく作り出す」という目標を立てました。
月5,000円と聞くと、大きな金額には見えないかもしれません。でも、これがあるだけで「塾の毎月の教材費」や「季節講習の頭金」、「ちょっとした模試の費用」を、家計の貯金を取り崩すことなく、配当金という『外から入ってくるお金』だけで支払うことができるようになります。この「心のゆとり」は、子育て中のママ・パパにとって非常に大きな盾になってくれるはずです。
2. 目標配当額の逆算計算
「3年後に月5,000円(年間6万円)の配当金を得る」という目標が決まったら、次はそれを実現するために「いくらの投資元本が必要か」を逆算していきます。
投資の世界では、リスクとリターンは常に表裏一体です。無理をして高い利回りばかりを狙うと、減配(配当金が減ること)や株価下落で痛い目を見てしまいます。逆に、慎重になりすぎて利回りが低すぎると、必要な投資額が大きくなりすぎて、我が家の家計では手が届かなくなってしまいます。
そこで、新NISAなどを活用して「配当金を非課税で丸々受け取れる」と仮定して、配当利回りごとの必要投資額を計算してみました。
| 想定配当利回り | 目標年間配当額 | 必要投資額 | 3年間の年間積立目標 |
|---|---|---|---|
| 3.0% | 60,000円 | 2,000,000円 | 約66.7万円 / 年 |
| 4.0% | 60,000円 | 1,500,000円 | 50.0万円 / 年 |
| 5.0% | 60,000円 | 1,200,000円 | 40.0万円 / 年 |
この計算式を見ると、一目で自分たちの進むべき道が見えてきますよね。もし、配当利回りが5.0%を超えるような優良な高配当株をポートフォリオに組み入れることができれば、必要な投資額は120万円で済みます。これなら、年間40万円、月に換算すると約3.3万円ずつコツコツと買い足していくことで、3年後には目標の「月5,000円」を達成できる現実的な計画になります。
我が家の貯蓄ペースや現在の資産状況を照らし合わせても、年間40万円の個別高配当株への投資は、無理のない「ちょうどいい範囲」です。では、具体的にどのような銘柄が候補に挙がるのか、詳しく比較していきましょう。
3. 複数銘柄の比較紹介
今回は、3年後の教育費増加(月5,000円・年間6万円の配当確保)という同じゴールを目指すにあたり、毛色の異なる3つの銘柄を比較検討します。主軸とする「バロックジャパンリミテッド(3548)」に加え、同じく高配当で知られる「AOKIホールディングス(8214)」、そして教育業界のガリバーである「ナガセ(9733)」を並べてみました。
| 銘柄名(コード) | 株価(直近営業日) | 最低購入金額 | 予想配当利回り | 1株配当(予想) | 主な株主優待 |
|---|---|---|---|---|---|
| バロックジャパンリミテッド(3548) | 747円 | 74,800円 | 5.08% | 38.00円 | 店舗・ECで使えるクーポン券(年4,000円相当) |
| AOKIホールディングス(8214) | 1,200円前後(目安) | 約12万円 | 5.52% | 各種変更あり | 店舗で使える20%割引券など |
| ナガセ(9733) | 非公開または変動 | 約20万円〜 | 5.22% | 各種変更あり | 特になし |
それぞれの企業について、ビジネスモデルや財務状況、そして「我が家の人生設計においてどう機能するか」を深掘りしていきます。
(株)バロックジャパンリミテッド(3548)
バロックジャパンリミテッドは、「MOUSSY(マウジー)」や「SLY(スライ)」、「RODEO CROWNS(ロデオクラウンズ)」、「ENFÖLD(エンフォルド)」など、20代から40代の女性を中心に絶大な人気を誇る多くのアパレルブランドを展開している企業です。日本国内だけでなく、中国を中心に海外へも積極的に展開しています。
直近の指標データ:
直近営業日の終値は747円(年初来高値:818円、年初来安値:712円)。単元株数は100株なので、最低購入代金は74,800円です。10万円以下という少額から投資を始められる点は、家計を預かる身としては非常に嬉しいポイントですね。
予想配当利回りは5.08%と、非常に魅力的な水準。1株あたりの年間配当金(会社予想)は38.00円を予定しています。自己資本比率は45.1%とおおむね安定しており、企業の財務としての急激な崩れは見られません。
業績と収益性:
収益性の評価としては、現在「持ち直し・改善傾向」にあります。純利益率は前年同期比でマイナスからプラスに転じ、直近は小幅ながら黒字を維持しています。ただ、ROE(自己資本利益率)は2.41%と、一般的に優良とされる基準(8%以上)を大きく下回っており、収益性の「水準」そのものはまだ限定的だと言わざるを得ません。売上高も回復基調にあるものの、フリーキャッシュフローは前年同期比で悪化しているなど、アパレル業界の難しさである「在庫管理」と「キャッシュの回転」に課題が残ります。
株主優待の魅力:
一方で、ママ投資家として見逃せないのが株主優待です。100株保有で、自社の店舗やオンラインショップ「SHEL’TTER WEB STORE」で使える2,000円分のクーポン券が年2回(年間合計4,000円分)もらえます。この優待、実は子育て世帯に大活躍するんです。例えば「RODEO CROWNS WIDE BOWL」には可愛い子ども服がたくさんありますし、ママ自身の普段着を買うのにも使えます。オンラインストアで使えるため、平日に買い物に行く時間が取れない忙しいママでも、夜子どもが寝静まった後にゆっくりスマホで洋服を選んで、優待クーポンで支払うという、贅沢な使い方ができるわけです。実質的に被服費という固定費を削ることができるため、我が家にとっての「隠れた高利回り枠」となります。
(株)AOKIホールディングス(8214)
AOKIホールディングスは、紳士服・アパレルの大手ですが、実はカラオケの「コート・ダジュール」や、ビジネスマンや学生に大人気のネットカフェ・シェアスペース「快活CLUB」を運営するエンターテイメント事業も大きな柱となっています。
過去の分析でも触れましたが、アパレル単一ではなく、時代の変化に合わせて多角化を進めている点が強みです(参考:◎(8214)AOKIホールディングス : 5.52%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支える家計のブースター枠)。配当利回りは5.52%と極めて高く、優待の20%割引券は、パパの仕事用のスーツの買い替えや、家族での週末のカラオケといったレジャー費の削減に直結します。バロックジャパンリミテッドと同様に、アパレル・サービス関連として家計を盛り上げてくれる頼もしい存在です。
(株)ナガセ(9733)
教育費の備えという目的に対して、これ以上ない説得力を持つのがナガセです。「東進ハイスクール」や、中学受験のトップブランドである「四谷大塚」を傘下に持っています。まさに、我が家が3年後に直面する「教育・受験」そのものの最前線にいる企業です。
少子化が進む日本ですが、ナガセは難関校への高い合格実績を背景に、生徒1人あたりの単価を高めることで安定した収益を維持しています(参考:◎(9733)ナガセ : 5.22%配当で小1の壁の習い事費を支える家計の教育費サポート枠)。配当利回りは5.22%と非常に高く、教育ビジネスというビジネスモデル自体が、インフラのように底堅い点が魅力です。優待は特にありませんが、「自分が支払うことになる教育費を、教育ビジネスの親玉から配当として還元してもらう」という、美しい循環(ヘッジ戦略)を組むことができます。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、我が家の3年後の人生設計(小4の壁への備え)に照らし合わせて、メインのバロックジャパンリミテッド(3548)を3つの軸で厳しく、かつリアルに評価してみたいと思います。
A. 配当の持続性・成長性
評価:△(やや懸念あり)
配当利回り5.08%というのは文句なしの高さですが、持続性の観点では少しハラハラする要素があります。直近の1株利益(EPS、会社予想)は20.63円となっています。それに対して、1株あたりの予想配当は38.00円です。これは、稼いだ利益をはるかに上回る額を配当として吐き出していること(配当性向が100%を大きく超えている状態、いわゆるタコ足配当状態)を意味します。
会社側が「株主還元を重視する」という強い姿勢を見せている、あるいは一時的な業績低迷期でも配当を維持しようとしてくれていると好意的に捉えることもできますが、この状態が何年も続くとは考えにくいです。今後、業績が計画通りに改善し、利益(EPS)が配当額の38円をしっかり上回る水準まで回復しなければ、将来的な減配リスクはかなり高いと見ておくべきです。アパレル業界は流行り廃りや天候(冷夏や暖冬など)による業績のブレが非常に大きいため、10年単位で「減配なしで持ち続けられるか」と言われると、黄信号を灯さざるを得ません。
B. 人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり)
持続性には少し心配な点があるものの、現在の我が家の暮らしとの「相性」は抜群です。最大の魅力はやはり、「約7.5万円という手頃な最低投資金額」と「実用的な優待クーポン」の組み合わせにあります。我が家は共働きですが、教育資金のすべてを一度に個別株に回せるわけではありません。毎月の給与から少しずつ「今月は7万円、バロックを100株買い増そう」といった、小回りの利く買い方ができるのは非常にありがたいです。
そして、年4,000円分の優待クーポン。小学校に入学したばかりの娘は、保育園時代と違って毎日私服で登校します。「洗濯が追いつかない!」「また服を汚してきた!」と、洋服の消費スピードが以前より早くなりました。バロックの優待で娘のTシャツやパーカーを数着カバーできるだけでも、家計の「今そこにある出費」が直接浮くため、生活実感としてのメリットが極めて高いのです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:○(まあ大丈夫、ただしサテライト枠限定)
現在、我が家の資産形成のコア(中心)は、つみたてNISAやiDeCoを利用した世界株・全米株のインデックス投資です。これは「老後資金」や「大学進学資金」という、20年先を見据えた絶対に減らしたくないお金として運用しています。
今回の「小4の壁対策」としての個別株投資は、あくまでポートフォリオの10%程度に抑えた「サテライト(楽しむ・家計を潤すための枠)」です。もしバロックジャパンリミテッドの配当が最悪の場合、半減したり一時的に無配になったりしたとしても、我が家が破産することは絶対にありませんし、娘が学校に行けなくなるわけでもありません。「最悪の事態が起きても、少し残念に思うだけで生活は揺らがない」というリスクコントロールができているため、この高利回り・高リスクのバランスは、今の我が家のリスク許容度としっかり整合しています。
5. みずきの総合評価+判断
以上の分析を踏まえた、バロックジャパンリミテッド(3548)に対するみずきの最終的な判断は、「単品ドカンはNG!教育の『ナガセ』と組み合わせた、家計を楽しく彩るハイブリッド戦略でいこう!」です。
もし、3年後に必要となる年間6万円の配当金をすべてバロックジャパンリミテッドだけで賄おうとすると、約120万円分(約1,600株)を購入する必要があります。これは、一企業のアパレルリスク、それも配当性向が極端に高い銘柄に資金を集中させすぎであり、子育て世代の投資としては「ちょっと危なっかしいかな」と感じます。ブランドの流行が廃れたり、大赤字を出して配当がゼロになったりしたとき、3年後の計画が丸つぶれになってしまいますからね。
そこで、我が家が実践したいのは、以下のような「組み合わせ保有」です。
【3年後の教育費ブースター・ポートフォリオ案】
- 土台(コア・配当源): ナガセ(9733)を約80万円分。
→ 少子化の中でも極めて強固なビジネスモデルから、安定した配当金をしっかり受け取り、基礎的な教育資金の足しにします。
- 彩り(サテライト・楽しむ枠): バロックジャパンリミテッド(3548)を200株(約15万円分)。
→ 年間7,600円の配当金(予想)を狙いつつ、さらに「年4,000円分の優待クーポン」を確保します。これで娘の普段着をタダ(優待)で手に入れ、被服費をダイレクトに浮かせます。
- アクセント(レジャー補強): AOKIホールディングス(8214)を100株(約12万円分)。
→ 高配当を受け取りつつ、家族で楽しむカラオケやパパの仕事用アイテムの割引を享受します。
このように役割分担をしてあげると、ポートフォリオ全体の配当利回りを5%前後の高い水準に維持したまま、特定の1社がダメになったときのダメージを最小限に抑えることができます。「完璧な1銘柄」を探し回るよりも、自分たちの生活に合った「XX点の銘柄たち」を上手に組み合わせる。これこそが、私たちが目指すべき、無理のない人生設計投資だと思うのです。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログが一番大切にしているのが、こうした個別株投資を「国の優遇制度とどう組み合わせるか」という視点です。どんなに素晴らしい配当金も、税金で約2割(20.315%)持っていかれてしまっては、その魅力は半減してしまいます。
新NISA「成長投資枠」の活用
今回ご紹介したバロックジャパンリミテッドのような高配当株は、絶対に新NISAの「成長投資枠」で購入したいですね。
もし、課税口座(特定口座)で年間6万円の配当を受け取ると、税金が約1万2,000円も引かれ、手元には4万8,000円しか残りません。小4の習い事代に換算すると、なんと2ヶ月分以上のブースターが税金として消えてしまう計算になります。
新NISAの成長投資枠を使えば、この1万2,000円が丸々手元に残ります。この差は、私たち個人投資家にとって計り知れないほど大きいです。
確定申告での「配当控除」という裏技
もし、将来的に新NISAの投資枠をインデックス投資などで使い切ってしまい、どうしても特定口座(課税口座)で高配当株を持たざるを得なくなった場合は、確定申告での「総合課税の選択 & 配当控除」の活用を検討します。
日本の所得税制度では、年間の課税所得が一定以下(一般的には課税所得900万円以下、実質的に多くの共働き世帯が該当します)の場合、配当金を総合課税として申告し、配当控除を適用することで、源泉徴収された所得税の一部を取り戻すことができます。税制は複雑に見えますが、知っているだけで数万円単位で手取りが増える強力な武器です。時間のあるときに、ぜひ一度仕組みを調べてみてくださいね。
「つみたて投資枠・iDeCo」との美しい住み分け
最後によくある迷いとして、「インデックス投資だけでいいのでは?」という疑問があります。
もちろん、資産の最大化だけを目指すなら、低コストの世界株インデックスを淡々と積み立てるのが最も効率的かもしれません。しかし、インデックス投資は基本的に「20年後に取り崩して使う」ものであり、今現在の私たちの生活を直接潤してはくれません。
つみたて投資(旧つみたてNISA)やiDeCoで「将来の大きな資産」を黙々と作りつつ、こうした個別株の配当金で「3年後の今すぐ使える現金流」を作る。この「未来の安心」と「今の楽しさ」を両立させることこそが、忙しい子育て期を笑顔で乗り切るコツだと私は信じています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
ここまでポジティブな面をたくさん書いてきましたが、完璧な投資なんて存在しません。最後は、私がバロックジャパンリミテッドを検討する上で、正直に「うーん、ここが迷うな」と感じている懸念点や、過去の私の失敗談を共有しますね。
アパレル特有の在庫・天候リスク:
実は以前、別の低価格アパレルブランドの株を「高配当だから」という理由だけで深く考えずに買い、大失敗したことがあります。その年は記録的な暖冬で、冬物が全く売れずに大量の在庫を抱え、業績は一気に赤字転落。配当金はバッサリとカット(無配)され、株価も半分近くまで暴落してしまいました。
アパレル企業は、トレンド予測を一度外したり、天候がいつもとズレたりするだけで、一気にお金が回らなくなるリスクを常に孕んでいます。バロックジャパンリミテッドの「フリーキャッシュフロー悪化」という指標データを見ると、どうしても当時の苦い記憶が蘇ります。もし今年も、極端な猛暑や暖冬が続けば、在庫処分セールを連発して利益が吹き飛ぶかもしれません。
優待の「飽き」や改悪リスク:
また、株主優待は「企業の都合でいつでも廃止・改悪できる」という点も忘れてはいけません。特に、バロックのように業績に対する配当負担が重い企業の場合、「優待を維持するために、まずは配当を減らす」あるいはその逆で「優待を廃止して配当を少しでも守る」といった決断が下される可能性があります。
さらに言えば、子どもが大きくなって「もうここのブランドの服は着たくない」と言い出したり、自分自身の好みがナチュラル系やカジュアル系に変わってしまったりすると、せっかくの優待クーポンのありがたみが薄れてしまいます。「優待があるから」という理由だけで過度に盲信するのは危険だな、と常に自分にブレーキをかけています。
おわりに
子育てをしながらの資産形成は、本当に毎日が選択の連続です。「今しかできない家族での旅行や思い出作りに、お金を使うべきか」「将来の学費のために、1円でも多く貯金に回すべきか」——多くのママやパパが、この狭間で悩んでいるのではないでしょうか。
私は、個別株の高配当投資は、その「今と将来のバランス」をとるための、とても優しいツールだと思っています。
今回ご紹介したバロックジャパンリミテッド(3548)は、業績面での課題や、配当性向の高さからくる減配リスクなど、注意深く見守らなければいけないポイントはたくさんあります。でも、そのリスクを理解した上で、ポートフォリオのほんの一部(サテライト)としてお迎えするなら、これほど日々の買い物をワクワクさせ、3年後の教育費への不安を和らげてくれる銘柄もそうありません。
投資に「100点満点の正解」はありません。他人の「これが儲かる!」という声に惑わされることなく、「私たちの今の家計状況なら、何点が取れれば十分かな?」と、ご家族で話し合ってみてくださいね。この記事が、みなさんのこれからの人生設計と、お金に振り回されない楽しい暮らしの第一歩になれば幸いです。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。みずきでした!


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