◎(471A)NSグループ : 4.96%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支える家計の主力候補

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:我が家の3年後を見据えた人生設計

毎日、仕事と子育てに追われているママ投資家のみずきです。2020年1月に生まれた娘も、今年2026年の4月に無事、小学校に入学しました。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見るたびに、成長の早さに驚かされると同時に、これからの教育資金について、ますます真剣に考えなければと感じています。

今回、私が着目したのは3年後の家計課題です。娘が小学校4年生になる、いわゆる「小4の壁」を迎えるタイミングですね。この時期になると、放課後の学童保育の預け先が少なくなったり、塾や英語、プログラミングといった本格的な習い事を始めるご家庭がどっと増えます。我が家でも、娘の「やりたい」という気持ちをできる限り応援してあげたいと思っています。しかし、高額になりがちな専門的な習い事を増やすと、毎月の固定費が跳ね上がってしまいますよね。

そこで、我が家の人生設計では「3年後までに、月額5,000円(年間60,000円)の習い事費を補う配当金キャッシュフローを作る」という目標を立てました。毎月の家計から持ち出すのではなく、今から少しずつ配当を生み出す資産を積み上げることで、3年後の自分たちを精神的にも金銭的にも助けてあげようという作戦です。

この目標を達成するために、今回は東証に上場しているNSグループ(株)(配当利回り4.96%)に注目してみました。どのような逆算思考でこの銘柄を検討しているのか、詳しくご紹介していきますね。

目標配当額からの逆算シミュレーション

まず、私たちの人生設計で必要な「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を得るためには、どれくらいの投資が必要なのかを逆算してみましょう。投資の世界では、闇雲に銘柄を買うのではなく、目標から逆算して必要な金額を明確にすることが本当に大切です。

NSグループの現在の指標データをもとに、シミュレーションを行ってみます。

NSグループの1株当たりの年間配当予想は76円(2026年12月期予想)です。株価を1,531円、最低購入金額(単元株100株)を153,100円、配当利回りを4.96%として計算します。

目標年間配当額:60,000円

必要投資額 = 60,000円 ÷ 4.96%(0.0496) = 約1,209,677円

これを単元株数で換算してみると、以下のようになります。

100株保有(投資額 153,100円)の場合:年間配当 7,600円
800株保有(投資額 1,224,800円)の場合:年間配当 60,800円

つまり、NSグループの株式を800株(約122万円分)保有することができれば、目標としている「月5,000円(年間60,000円)」のキャッシュフローをほぼぴったり達成できるというわけです。

「120万円もの大金を一度に投資するのは難しい」と思われるかもしれません。でも、今回は「3年後」という期限があります。3年間で800株を積み上げると考えると、1年あたり約260〜270株(年間約40万円ずつの投資)で済みます。これなら、毎月のパート代やボーナスの一部、さらには家計の見直しで浮いたお金を少しずつ回していくことで、十分に現実的な数字として見えてきますよね。

複数銘柄の比較検討

一つの銘柄だけに頼るのは、減配や株価下落のリスクを考えると少し不安ですよね。そこで、同じ「3年後の小4の壁」を乗り越えるために、同じような利回り水準を持つ他の候補銘柄とも比較してみましょう。

今回は、我が家のポートフォリオでも検討している、以下の3銘柄を並べて比較してみました。

項目 NSグループ(株) (8729)ソニーフィナンシャルグループ (8157)都築電気
株価・最低購入代金 1,531円(約15.3万円) 約2,500円(約25万円)※参考 約2,200円(約22万円)※参考
予想配当利回り 4.96% 5.56% 4.80%
1株当たり配当金 76.00円 139.00円 105.00円
配当性向 約50.1% 約45.0% 約40.0%
ROE(自己資本利益率) 22.03% 8.5% 10.2%
自己資本比率 37.9% 5.5%(金融業特有) 55.0%

比較対象として、金融セクターから安定した高配当が魅力のソニーフィナンシャルグループ、そしてITインフラで手堅いビジネスを展開している都築電気を並べてみました。

ここで、外部の最新ニュースにも耳を傾けてみましょう。最近公開された株探ニュースの記事「宮嶋貴之(ソニーフィナンシャルグループ)が斬る ―どうなる?半年後の株価と為替―」(宮嶋貴之(ソニーフィナンシャルグループ)が斬る)では、半年後の株価や為替見通しについて、マクロな視点からの解説がなされています。世界的な金利動向や国内の景気回復ペースが不透明な中、個別企業の稼ぐ力、つまり「資本効率の高さ」や「内需における強さ」がこれまで以上に重視される局面に入ってきているとされています。

このようなマクロ環境を踏まえると、単に利回りが高いだけでなく、企業の稼ぐ力を示す「ROE(自己資本利益率)」が22.03%と圧倒的に高いNSグループは、非常に面白い選択肢だと感じます。資本を使って効率的に利益を生み出す力が優れているということは、それだけ今後の増配余力や事業の成長性にも期待が持てるということですからね。

一方で、ソニーフィナンシャルグループは金利上昇局面で恩恵を受けやすい保険・金融という強みがあり、都築電気は安定した官公庁や大企業向けのITシステム保守というディフェンシブな魅力があります。それぞれの特徴を理解した上で、「どれが今の我が家に最適か」を考えていきます。

NSグループ(株)の「人生設計マッチ度」評価

では、みずき独自の3つの評価軸に沿って、NSグループが我が家の人生設計にどれくらいマッチしているのか、シビアに評価していきたいと思います。

A. 配当の持続性・成長性:評価:○(まあ大丈夫)

配当利回り4.96%というのは、家計にとって非常に魅力的です。そして、注目すべきは「配当性向」です。今期予想のEPS(1株当たり利益)151.47円に対し、1株配当は76.00円。配当性向を計算すると約50.1%になります。高配当株を検討する際、私は配当性向が60%以下であることを一つの目安にしていますが、NSグループはこの基準をしっかりクリアしています。無理をして背伸びした配当を出しているわけではなく、稼いだ利益の半分を株主に還元し、残りの半分は将来の成長投資や財務基盤の強化に回せている健全な状態と言えますね。

また、ROE(実績)が22.03%と、日本企業の平均を大きく上回る高水準であることも好印象です。これだけ高い資本効率を維持できるビジネスモデルであれば、今後も利益を伸ばし、それに伴って配当も維持・成長させてくれる可能性が高いと判断しています。ただし、景気の波を受けやすい業界である可能性も考慮し、評価は「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価:◎(ぴったり)

3年後の「小4の壁」に向けて、毎月・毎年の積み立て投資を行うにあたり、1単元(100株)が約15.3万円という価格帯は非常に扱いやすいです。例えば、1株あたりの株価が数万円もする値がさ株だと、一度にまとまった資金が必要になり、家計の貯蓄ペースと合いません。15万円前後であれば、半年に1回、あるいはボーナスの時期に合わせて100株、200株と計画的に買い増していくことができます。娘の小学校生活のタイムライン(小1〜小3の3年間)に合わせて、無理のないペースでポートフォリオを構築できる点が、我が家のライフプランに「◎」で適合しています。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価:○(まあ大丈夫)

我が家は、夫が会社員で、私も時短勤務ながら正社員として働いており、ある程度の生活防衛資金は確保できています。そのため、つみたてNISAなどの超安全なインデックス投資をコア(中核)としつつ、個別株をサテライト(サテライト枠)として保有する戦略を取っています。NSグループの自己資本比率は37.9%と、極端に高くはありませんが、業種平均と比較して標準的な水準です。信用倍率が0.00倍(売り残に対して買い残が整理されている、あるいは極端な投機的取引が少ない状態)であることからも、株価の乱高下に巻き込まれるリスクは比較的低いと考えています。家計を脅かすほどの大きなリスクを負わずに、高配当の恩恵を享受できるバランスだと考えています。

制度活用との組み合わせ戦略

みずきブログの最大のこだわりは、やはり税制優遇制度の活用です。どれだけ高い配当金をもらっても、そこから約20%の税金が引かれてしまっては、実質のキャッシュフローが大きく減ってしまいますよね。

年間60,000円の配当金を得るために、どのような制度を組み合わせるのが効率的か、私の考えを共有します。

1. 新NISA(成長投資枠)の活用

まずは何と言っても、新NISAの成長投資枠を活用するのが最優先です。新NISAの口座でNSグループの株式を保有すれば、得られる配当金はすべて非課税になります。通常なら約20.315%の税金が引かれ、手元に残るのが約48,000円に減ってしまうところを、60,000円丸ごと娘の習い事費に充てることができるのです。この差は3年、5年、10年と長期で考えた時に、家計にとって信じられないほど大きなインパクトになります。

2. ジュニアNISA(旧制度)からのロールオーバーや既存資産の確認

新規の投資受付は終了してしまいましたが、過去にジュニアNISAで非課税運用を始めているお子様の名義があれば、高校進学や大学進学といったさらに先を見据えて、非課税での長期保有を継続するのも手ですね。ただし、今回の「3年後の習い事費(小4の壁)」のように、比較的近い将来に引き出して使いたい資金の場合は、親名義の新NISA口座の成長投資枠を使う方が、資金の流動性を保てるため使い勝手が良いと思います。

3. 配当控除の活用(特定口座で運用する場合)

もしNISA枠を他のインデックス投資などで使い切ってしまっている場合は、特定口座(課税口座)で保有することになります。その際、確定申告で「総合課税」を選択し、「配当控除」を申請することで、所得税や住民税の一部を取り戻せる可能性があります。課税所得が一定以下の世帯であれば、源泉徴収された税金が還付されるため、実質的な手取り配当を増やすことができる、とてもお得な制度です。子育て世代は何かと控除や税制の手続きが面倒に感じられますが、少しの勉強で数千円、数万円が浮くと思えば、やらない手はありませんよね。

懸念点・迷い・失敗談

ここまでNSグループの良いところを中心に書いてきましたが、投資に「完璧」はありません。私がこの銘柄を検討する中で、少し引っかかっている懸念点や、迷っている部分も正直にお話ししますね。

一つ目の懸念は、PBR(実績)が2.75倍と、割安株(バリュー株)として見るには少し高めな点です。東証が「PBR1倍割れ」の改善を求めている中で、すでに2.75倍を維持しているということは、市場からそれだけ期待されている証拠でもあります。しかし、割安感という観点から見ると、株価がやや高値圏にある可能性も否定できません。年初来高値の1,799円からは調整しているものの、年初来安値の1,295円と比較すると、まだ現在の1,531円は「めちゃくちゃ買い得!」と言い切れる水準ではないのが悩みどころです。

二つ目の懸念は、自己資本比率が37.9%という点です。決して危険な水準ではないのですが、もし今後、急激な不況や景気後退が日本を襲った場合、内需依存度が高いビジネスを行っている企業は一時的に売上や利益が落ち込みやすいです。その結果、配当性向が急上昇し、減配リスクが高まる可能性もゼロではありません。3年後に絶対に月5,000円が必要だからといって、この銘柄だけに資金を集中させるのはリスクが高いな、というのが正直な感想です。

実は以前、高利回りだけに目を奪われて、業績が少し不安定な企業の株をたくさん買ってしまい、その後すぐに減配が発表されて株価も下落、大ダメージを受けたという私の失敗談があります。あの時の「配当金が減る上に、元本まで削られる」というショックは、二度と味わいたくありません。だからこそ、今回は慎重に、複数の銘柄に分散することを考えています。

まとめ:我が家の選択

3年後の娘の小学校4年生に向けて、高配当株投資をどう進めていくか。NSグループ(株)を検討した結果、我が家では以下のような方針を取ることにしました。

結論として、「NSグループは、我が家のサテライト枠の主力候補として非常に優秀だが、これ1本に絞るのではなく、都築電気や他のセクターの銘柄と組み合わせて、合計で月5,000円を目指す」という戦略で行くことにします。

具体的には、以下のような分散ポートフォリオをイメージしています。

・NSグループ(株):400株(投資額:約61万円、年間配当:30,400円)
・(8157)都築電気:150株(投資額:約33万円、年間配当:15,750円)
・その他の安定インフラ株、またはリートなど:約30万円分(年間配当:約14,000円)

このように投資先を半分ずつに分けることで、もしどちらか一方の企業に万が一のことがあっても、もう一方が家計を支えてくれます。投資総額は約124万円で変わりませんが、ポートフォリオ全体の「配当の安定性」は劇的に向上します。

子育て中の投資は、とにかく「一発逆転」を狙うのではなく、「大負けしないこと」「心がざわざわしない範囲で行うこと」が最優先です。完璧な100点の銘柄を探し求めるのではなく、自分たちの人生設計(いつ、いくら必要なのか)に合わせて、地に足の着いた、納得のいく投資を続けていきたいですね。

皆さんのご家庭でも、お子様の年齢やこれからのライフイベントから逆算して、必要なキャッシュフローをシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。きっと、これまでとは違った視点で、高配当株を眺めることができるようになりますよ。一緒に一歩ずつ、未来の家族の笑顔のために備えていきましょうね。

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