○(7638)NEW ART HOLDINGS : 5.76%配当で小4の壁の習い事費を支える戦略

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは、みずきです。毎日、子育てとお仕事、そして家計管理に奮闘しているママ投資家です。私の娘は2020年1月生まれで、2026年4月に小学校に入学したばかりなんです。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見て毎日うるうるしているのですが、それと同時に「子育てのお金」についての現実的なライフプランも、いよいよ本格的に考えなければならないなと感じています。

よく「小1の壁」と言われますが、私たちの家庭では夫婦の時短勤務や工夫でなんとかやりくりできています。でも、本当に家計や時間のやりくりが大変になるのは、3年後にやってくる「小4の壁」(2029年4月)だと言われているんですよね。公立の学童保育が使えなくなったり、お迎えの時間が早くなったりして、民間の学童や新しい習い事、さらには塾への通塾なども検討しなくてはなりません。これには、どうしても月に数千円から数万円単位の新しい出費が伴うことになります。

そこで今回のブログでは、「3年後の小4の壁に備えて、今から毎月5,000円(年間60,000円)の配当金を自動的に生み出してくれる仕組みを作る」という人生設計のシナリオを立てました。この目標を達成するために、非常に高い配当利回りを誇る(株)NEW ART HOLDINGS(7638)を我が家の人生設計にどう組み込めるか、リアルな視点でじっくり分析してみたいと思います。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

我が家は、私(営業・企画職)と夫、そして今年小学校に入学した6歳の娘の3人暮らしです。2021年から投資をスタートし、つみたてNISAやiDeCoを活用しながら、少しずつ個別株の投資も増やしてきました。今の貯蓄額は教育費としてある程度キープしていますが、今後の生活費の上昇や、将来もし第二子を授かることがあれば、家計のキャッシュフローはもっとタイトになるはずです。

今回注目した3年後の課題は、先ほどもお話しした「小4の壁」に伴う教育費・習い事費の増加です。小学校の中学年になると、英語やプログラミング、本格的なスポーツなど、娘が「やってみたい」と思うことも増えるはず。親としては、お金を理由にその選択肢を狭めたくないなと思うのが本音です。でも、お給料だけでそのすべてをカバーするのは精神的にも負担が大きいですよね。

だからこそ、「3年後までに、家計を助けてくれる月5,000円(年間60,000円)の配当金」を、株の配当金という形で用意しておきたいと考えました。毎月5,000円があれば、ちょっとした通信教材やスイミングスクールの月謝の一部を、家計を痛めることなく支払うことができます。この「心のゆとり」を作ることこそが、我が家の投資の最大の目的なのです。

2. 目標配当額の逆算計算

では、3年後に「年間60,000円」の配当金を手に入れるためには、今からどのくらいの投資額が必要なのでしょうか。今回は、2026年7月15日現在のデータをベースにして逆算計算をしてみたいと思います。

検討しているNEW ART HOLDINGS(以下、ニューアート)の予想配当利回りは、なんと5.76%(株価1,381円、1株配当予想80.00円)という非常に高い水準です。新NISAの成長投資枠を活用し、非課税でこの配当を受け取ると仮定して計算してみましょう。

【ニューアートで目標を達成する場合の必要投資額】
必要投資額 = 目標年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 5.76% ≒ 1,041,667円

つまり、ニューアートの株式を約104万円分(約750株)保有すれば、理論上は年間60,000円の配当金が得られる計算になります。現在の最低購入代金が139,000円(100株)ですので、これを3年間で約7〜8回に分けて買い足していく、あるいは新NISAでコツコツ積み立てていけば、十分に現実的な目標金額ですね。

もし、これが配当利回り3%の一般的な高配当株だった場合、必要な投資額は200万円になってしまいます。そう考えると、ニューアートの「5.76%」という圧倒的な利回りは、限られた資金の中で早期にキャッシュフローを作りたい子育て世代にとって、非常に大きな武器になることがわかります。

3. 複数銘柄の比較紹介

とはいえ、1つの銘柄にすべての資金を集中させるのはリスクが大きすぎますよね。同じ「3年後の小4の壁」を解決するために、同じ目標配当を実現するための複数の銘柄選択肢を並べて、それぞれの特徴を比較してみましょう。今回は、ニューアートのほかに、私が注目している堅実な高配当株2社を比較対象に選んでみました。

項目 NEW ART HOLDINGS(7638) 三ツ星ベルト(5192) 三菱地所物流リート投資法人(3481)
株価 / 投資口価格 1,381円 4,350円 365,000円
最低投資金額 139,000円(100株) 435,000円(100株) 365,000円(1口)
配当利回り(予想) 5.76% 4.84% 4.92%
配当方針・特徴 業績連動・積極還元 安定配当・財務超健全 インフラ安定収入
自己資本比率 39.7% 約75% リートのため比較対象外
ROE(実績) 22.31% 約8% リートのため比較対象外

それぞれの銘柄について、我が家の視点から詳しく見ていきますね。

(株)NEW ART HOLDINGS(7638)

ブライダルジュエリーの「銀座ダイヤモンドシライシ」や「エクセルコ ダイヤモンド」を中核ビジネスとして展開している企業です。近年はアート事業やエステ事業など、富裕層向けやウェルネス分野にも力を入れています。収益性は非常に高く、ROEは22.31%と素晴らしい数字を出しています。自己資本比率も39.7%と安定しており、有利子負債も減少傾向にあります。株主優待として、ジュエリー購入割引カードやエステ割引などがあり、結婚記念日のジュエリー購入やママへのご褒美エステとして、もし使う機会があれば実用性も感じられますね。

三ツ星ベルト(5192)

こちらは、自動車や産業機械に使われるベルトを製造している、非常に硬いビジネスを展開している企業です。ブログの過去記事でも紹介したことがありますが、財務が「鉄壁」と言えるほど健全(自己資本比率約75%)で、配当の安定感が抜群です。ニューアートほどの爆発的な利回りはありませんが、家計の「守りの要」として非常に信頼できる存在です。こちらの詳細な分析は、ぜひ過去記事の「三ツ星ベルト(5192)の紹介記事」を読んでみてくださいね。

三菱地所物流リート投資法人(3481)

三菱地所グループが開発する大型の物流施設を保有し、そこからの賃料収入をベースに分配金(配当)を出す不動産投資信託(J-REIT)です。eコマースの拡大により、物流倉庫の需要は非常に安定しています。株価の変動が比較的穏やかで、景気の影響を直接受けにくい「インフラ枠」として機能してくれます。3年後に確実に分配金を受け取りたいという目的にはぴったりですね。こちらも過去記事の「三菱地所物流リート(3481)の紹介記事」で詳しく書いています。

ここで、最近の株式市場全体のトレンドについても触れておきたいと思います。先日、以下のような興味深いニュースがありました。

【日本株】キオクシアなどAI・半導体関連株の調整中は、メガバンクなどの内需系大型バリュー株に期待!日経平均株価が25日移動平均線を上回るまでは慎重に

この記事によると、AIや半導体などの成長株が調整局面を迎えている中、メガバンクや内需系のバリュー株(割安株)に投資家の注目が移っているとのことです。ニューアートは時価総額241億円の中小型株ではありますが、ジャンルとしては日本の消費を支える「内需系バリュー株」に分類されます。PERが9.54倍と10倍を下回っており、PBRは2.14倍ですがROEが高いため、割安感と収益性のバランスが非常に良い状態です。相場全体が調整している時期だからこそ、こういったバリュー高配当株をじっくり仕込むチャンスなのかもしれないな、と感じています。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

では、ニューアートが我が家の人生設計にどれくらいマッチしているのか、3つの軸で評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

直近のEPS(会社予想)は145.73円で、1株配当予想が80円なので、配当性向は約54.9%となります。高配当株の中には、配当性向が100%を超えて無理な配当を出している企業もありますが、ニューアートは50%台と適度な水準に抑えられています。企業の業績自体も「収益性・安定性・成長性」ともに改善・拡大傾向が続いており、右肩上がりのトレンドを維持しています。ただし、ブライダルジュエリーや美術品といった高額な贅沢品は、景気の悪化や急激なインフレによる生活困窮の局面で、真っ先に買い控えが起きる懸念があります。そのため、景気の波による業績のボラティリティを考慮し、評価は「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

3年後の小4の壁に向けて、できるだけ早く、少ない投資資金で効率的にキャッシュフローを作りたいという我が家のニーズに、この5.76%という高利回りはこれ以上ないほどフィットします。100万円強の投資で年間60,000円を生み出してくれるポテンシャルは、家計にとって非常に魅力的です。さらに最低投資金額が14万円前後と、子育て世帯のボーナスやコツコツ貯金から拠出しやすいサイズ感なのも嬉しいポイントですね。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」

現在、我が家は娘が小学校に入学したばかりで、教育費の本格的なピーク(高校・大学)まではまだ10年以上の時間的な猶予があります。そのため、今はある程度のリスクを取ってでも利回りを追求できるフェーズにあります。しかし、ブライダル業界自体は日本の少子化という構造的な逆風にさらされていることも事実です。万が一の減配リスクを考えると、この銘柄に家計の全力を注ぐのは避けるべきです。我が家のポートフォリオの中では、あくまで全体の利回りを引き上げるための「サテライトの攻め枠」として位置づけるのが、リスク許容度的にはベストだと判断しています。

5. みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえて、我が家の人生設計におけるニューアートの総合評価は、「ポートフォリオの平均利回りをグッと引き上げる、優秀なサテライト(攻め)のスパイス銘柄」という結論になりました。

3年後の「小4の壁」で必要になる月5,000円。これをニューアート単体でカバーしようとすると、業績が少し落ち込んだときに減配になってしまい、教育費の計画が狂ってしまうリスクがあります。そこで私は、以下のような「組み合わせ戦略」が我が家にはベストではないかなと考えています。

例えば、目標の60,000円のうち、半分(30,000円)を非常に安定した「三ツ星ベルト(5192)」や「三菱地所物流リート(3481)」で手堅く確保します。そして残りの半分(30,000円)を、このニューアートの圧倒的な高利回りに頼る、というハイブリッドな持ち方です。これなら、もしニューアートに何かがあっても、家計の致命傷にはなりませんし、同時に少ない投資額で効率的に目標を達成することができます。

6. 制度活用との組み合わせ

ここで、みずきブログのこだわりポイントである「制度の活用」についてお話しします。ニューアートのような高配当株を保有する場合、税制優遇制度の使い方が収益の効率を大きく左右します。

まず、一番のおすすめは「新NISAの成長投資枠」の活用です。もし特定口座(課税口座)で配当金を受け取ると、20.315%の税金が引かれてしまいます。5.76%の利回りも、実質的には約4.6%に下がってしまうんですよね。でも、新NISA口座であれば、丸々5.76%を非課税で受け取ることができます。3年後の習い事費としてダイレクトに家計に還元したいなら、新NISAを使わない手はありません。

一方で、つみたてNISA(現在の新NISAつみたて投資枠)やiDeCoで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」といったインデックス投資をコアに据えている方も多いと思います。これらは「将来(20年後)の資産最大化」のための守りの資産です。今回検討しているニューアートのような個別株は、それらの世界分散投資ではカバーしきれない「今から数年後の具体的な家計キャッシュフロー(配当金)」を補完するための、素晴らしいサテライト戦略になってくれます。

また、もしすでに特定口座で高配当株をたくさんお持ちのママ・パパであれば、確定申告で「配当控除」を利用するのもひとつの手です。所得水準によっては、総合課税を選択して確定申告をすることで、配当にかかる税金を一部取り戻す(還付を受ける)ことができます。子育て中で少しでも手元に残る現金を増やしたい時期だからこそ、こういった税金の仕組みは賢く活用していきたいですね。

7. 失敗・迷い・懸念も素真に述べる

ここまでニューアートの良いところを中心に話してきましたが、もちろん完璧な銘柄なんて存在しません。私も投資を始めたばかりの頃、利回りだけで銘柄を選んでしまい、購入後に大減配されて大赤字を出したという、苦い失敗を何度も経験しています。

ニューアートについての最大の懸念は、やはり「ブライダル」という縮小傾向にある市場を主戦場にしている点です。少子化やナシ婚(結婚式を挙げないカップル)の増加は、日本国内において長期的に避けられないトレンドです。ニューアートは、海外展開やアート、エステといった多角化でその穴を埋めようとしていますが、これらの新規事業が本当に長期的な柱に育つかどうかは、まだ見極めが必要です。

また、配当が業績連動の傾向が強いため、世界的な景気後退やインフレによる消費の冷え込みが起きた場合、減配の決断が比較的スピーディーに行われる可能性もあります。「3年後、確実に毎月5,000円が必要」という時に、もし大減配されたら……と考えると、ちょっとドキドキしてしまいますよね。

だからこそ、私はこの銘柄を「我が家の投資のメイン」にするのではなく、安定した他銘柄と組み合わせながら、ポートフォリオの調味料としてうまく付き合っていきたいなと思っています。投資に100点の正解はありません。大切なのは、自分たちの家庭のリスク許容度と、これからの人生設計に合っているかどうかを自分自身で納得して選ぶことだと思います。

みなさんも、ご自身の家計のタイムラインや、お子さんの将来の計画を一度ゆっくり見つめ直してみてはいかがでしょうか。この記事が、みなさんの素敵な人生設計と投資選びの少しでも参考になれば嬉しいです。それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

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