【注意事項】
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:子育てと投資のリアルな我が家
こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営しているみずきです。1985年生まれで上場企業の営業・企画職として働きながら、2020年1月生まれの長女を育てているワーキングママです。娘も今年2026年4月に無事小学校へ入学し、元気に通ってくれています。
投資を本格的に始めたのは2021年からで、つみたてNISAやiDeCoといった国のお得な制度をフル活用しながら、個別株(主に高配当株)の運用を行っています。私にとって投資は「お金持ちになるためのギャンブル」ではなく、「家族の人生設計の自由度を高める大切なツール」です。
今回は、建設業界の持株会社として高い配当利回りを誇る飛島ホールディングス(1805)を取り上げます。「配当金がいつ、どのように我が家の家計を助けてくれるのか」という逆算思考でじっくり考えてみました。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と高配当株の役割
まずは銘柄の話をする前に、我が家の人生設計シナリオをお伝えしますね。投資の目的が明確でないと、株価の上下に振り回されてしまうからです。
我が家の現在地と今後のタイムラインは以下の通りです。
【我が家の現在地と未来図】
・長女:2020年1月生まれ(2026年7月現在、小学1年生の6歳)
・家計状況:共働きで毎月の生活費は管理できているが、今後の教育費増加に備えたい
・課題:3年後(2029年)に娘が小学4年生になる「小4の壁」の時期、習い事の本格化や進学塾の検討で月々の教育費が1万〜2万円ほど膨らむ見込み
子どもが小学校高学年に入ると、塾や習い事、さらには体験活動などでお金がかかるようになってきますよね。そこで我が家では、「3年後の小4進級までに、配当金で月5,000円(年間60,000円)の家計サポートを作る」という目標を掲げています。
月5,000円の配当金があれば、毎月の習い事の月謝代の補填や、教材費・季節講習費の積立にダイレクトに役立ちます。給料だけに頼らず、株式からの配当収入(インカムゲイン)で教育費の一部をカバーできれば、家計の心に大きな余裕が生まれるというわけです。
2. 目標配当額からの逆算計算
「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を作るためには、一体どれくらいの投資資金が必要になるのでしょうか。逆算して計算してみましょう。
株式の配当金には通常20.315%の税金がかかりますが、NISA(成長投資枠)を活用できれば非課税でそのまま受け取ることができます。今回はNISAを活用して受取額を最大化する前提で計算します。
【目標配当額の逆算シミュレーション】
・目標年間配当額:60,000円(月5,000円)
・仮に配当利回りが 5.0% の場合:60,000円 ÷ 5.0% = 120万円の投資が必要
・仮に配当利回りが 3.5% の場合:60,000円 ÷ 3.5% = 約171.4万円の投資が必要
配当利回りが5%前後の高配当株であれば、約120万円の投資資金で目標の「月5,000円」が達成できる計算になります。これなら、年間40万円ずつ3年間かけて積み立てていくことで無理なく目指せる現実的な数字ですね。
3. 3年後の教育費増を支える高配当株の比較検討
目標達成の候補として、高配当なインフラ・建設セクターから飛島ホールディングス(1805)に注目しました。同業銘柄と比較しながら、我が家のポートフォリオに組み込む価値があるか検証していきます。
まずは、飛島ホールディングスの基本データと指標を確認してみましょう。
| 項目 | 数値・データ(2026年7月現在) |
|---|---|
| 株価 / 最低購入代金 | 2,066円 / 206,600円(100株) |
| 配当利回り(会社予想) | 5.32% |
| 1株配当(会社予想) | 110.00円(2027年3月期) |
| PER(会社予想) | 8.24倍 |
| PBR(実績) | 0.73倍 |
| EPS(会社予想) | 250.62円 |
| ROE / ROA(実績) | ROE 9.26% / ROA 持ち直し傾向 |
| 自己資本比率(実績) | 33.3% |
| 信用倍率 | 359.79倍(買残 1,043,400株 / 売残 2,900株) |
飛島ホールディングスは、防災・減災工事や防波堤などの土木分野、建築分野を手がける歴史ある老舗ゼネコン「飛島建設」を核とする持株会社です。業績面を見ると、営業利益率や純利益率は改善傾向にあり、売上高も右肩上がりで推移しています。ROEも目標とされる8〜10%の範囲に収まっており、収益性・成長性は着実に向上しています。
何より魅力的(予想配当利回り5.32%)ですね!PBRも0.73倍と1倍を大きく割れ込んでおり、割安感が際立っています。
ここで、同じ建設セクターで配当利回りが高く、我が家のポートフォリオ候補として過去にも検討してきた銘柄と比較してみましょう。
| 銘柄名(コード) | 株価目安 | 予想配当利回り | PBR | 自己資本比率 | 特徴・位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| 飛島ホールディングス(1805) | 約2,066円 | 5.32% | 0.73倍 | 33.3% | 防災・土木に強み。高利回りだが信用倍率が高い |
| 日本国土開発(1887) | 約500円前段 | 4.86%程度 | 0.6倍台 | 40%台 | 整地・土木大手。財務安定感があり小口投資しやすい |
| 奥村組(1833) | 約4,000円超 | 5.29%程度 | 0.8倍台 | 50%超 | 免震技術に強み。財務基盤が極めて堅固で安心感が高い |
建設銘柄は全体的にPBRが1倍割れとなっており、配当還元に積極的な企業が増えています。飛島ホールディングスはその中でも5.32%という際立った高利回りを誇っていますね。
しかし、ここで気になるニュースを取り上げたいと思います。
楽天証券のトウシルに掲載された記事「キオクシアショックや日経平均株価の急落で『投資を中断した人』が知らない残念な事実」では、高配当株投資に潜む典型的な落とし穴について解説されていました。
この記事で指摘されている通り、「利回りが7%や5%を超えているから」という理由だけで安易に飛びつくと、その後の業績悪化による減配や株価急落で大きな痛手を負うリスクがあります。特に建設業界は、資材価格の高騰や人手不足、工事の進捗遅れによって業績がブレやすい特徴を持っています。
だからこそ、単に「高利回りだから買う」のではなく、企業の収益性や財務健全性、そして需要の持続性をしっかりチェックすることが子育て世代には不可欠だと思います。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家の3年後を見据えた人生設計シナリオに基づき、飛島ホールディングスを3つの軸で客観的に評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」
会社予想EPSは250.62円に対し、1株配当予想は110.00円。配当性向を計算すると約43.89%となり、一般的に安全とされる60%以下にしっかりと収まっています。無理なタコ足配当(利益を超えた配当)ではなく、自社の利益の範囲内で出している点が確認できます。
また、国土強靱化策や防災・減災工事といった公的インフラ需要は今後も長く続くため、案件の受注自体は堅調だと考えられます。収益性も改善傾向にあるため、直ちに大幅減配となるリスクは低いでしょう。ただし、資材高や人件費上昇の煽りを受けやすいため、評価は「○」としました。
B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」
最低購入代金が約20.6万円(100株)と、子育て世帯でも無理なく打診買いできる金額感です。100株保有するだけで年間11,000円(税引前)の配当が得られるため、目標である「月5,000円(年間60,000円)」の達成に向けて大きな推進力となります。
我が家の「3年後の小4進級までに配当金を作る」というタイムラインに照らしても、今から少しずつ買い足していく対象として魅力的な選択肢だと思います。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや懸念あり)」
ここで注意しなければならないのが、指標データにある「信用倍率が359.79倍」という点です。信用買残が約104万株入っているのに対し、売残はわずか2,900株しかありません。
信用買いが多い状態は、将来的に「売り圧力」として株価の上値を抑えたり、地合いが悪化した際に投げ売りを呼んで株価が急落したりする要因になります。我が家は子育て中で失敗できないお金を運用しているため、ポートフォリオの核(コア)として大量保有するにはリスクが高いと判断し、評価は「△」としました。
5. みずきの総合評価+判断
以上を踏まえた、我が家の総合評価は「○(サテライト枠として分散保有を検討)」です!
飛島ホールディングスは、配当利回り5.32%・配当性向約44%・PBR0.73倍と、インカムゲイン狙いの投資先として非常に魅力的な数値が揃っています。一方で、建設業界特有の業績ブレや、高い信用倍率による株価の需給リスクも抱えています。
したがって我が家では、ポートフォリオの大部分を投じるのではなく、「ポートフォリオの全体の3〜5%程度に抑えるサテライト枠(アクセント枠)」として、100株ずつタイミングを見ながら拾っていく戦略がベストだと結論付けました。
6. 制度活用(NISA・配当控除・iDeCo)との組み合わせ
子育て世代の投資において、税金対策(制度の活用)は最大の武器です。我が家では以下のように使い分けを考えています。
【つみたてNISA・iDeCoとの関係】
我が家では、iDeCoやつみたてNISAを使って「全世界株式(オール・カントリー)」などのインデックスファンドを毎月定額で積立運用しています。これが我が家のアセットの「コア(核)」です。今回の飛島ホールディングスのような個別高配当株は、インデックス投資では得られない「今使える現金流(配当金)」を補う役割として位置付けています。
【新NISA「成長投資枠」の活用】
飛島ホールディングスを新NISAの成長投資枠で購入すれば、年間11,000円(100株あたり)の配当金が永久に非課税になります。通常なら約2,234円引かれてしまう税金がまるまる手元に残るのは、家計にとって本当に大きなメリットです。
【特定口座で購入した場合の「配当控除」】
もしNISA枠を使い切っている場合は、課税口座(特定口座)で購入して「総合課税」で確定申告をし、「配当控除」を活用する手もあります。年収によっては所得税・住民税の税率を抑え、かかった税金の一部を取り戻すことができるため、節税テクニックとして覚えておくと便利ですね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に告白
投資に「絶対の安全」はありません。飛島ホールディングスについても、魅力的な利回りの裏にある懸念点を正直に整理しておきます。
・資材高騰と人手不足の長期化
建設現場での原材料費高騰や職人さんの人件費上昇は、ゼネコンの利益率を直接圧迫します。今後もし大規模な採算悪化プロジェクトが発生した場合、業績の下振れリスクがあります。
・信用倍率の高さによる株価のボラティリティ
信用倍率が300倍を超えている状態は、個人投資家による短期的な買いが集まりすぎている証拠でもあります。決算発表などで一時的にネガティブな材料が出た際、過剰な売りに繋がる懸念があります。
私自身、過去に「高利回りだから」という理由だけで買った銘柄が、信用買いの整理でズルズルと株価を下げ、冷や冷やした失敗談があります。だからこそ、飛島ホールディングスについては「一括で購入せず、株価が調整したタイミングで少しずつ買い増す」という慎重な姿勢を守りたいと思っています。
子育て中の我が家にとって、一番大切なのは「夜ぐっすり眠れる安全運転の投資」です。完璧な銘柄を探すのではなく、リスクを正しく理解した上で、自分たちの人生設計に合った選択をしていくことが何より大切だと感じています。
みなさんのご家庭では、将来の教育費や習い事の備えとしてどんな戦略を立てていますか?この記事が、ご自身の家計と人生設計を振り返るきっかけになれば嬉しいです!


コメント