本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:保育・教育セクターは家計のインフラとして役立つか?
こんにちは、みずきです。2026年になり、娘(6歳)がもうすぐ小学校に入学します。子育て世代にとって「小1の壁」は有名ですが、我が家はそれに加えて、実は今、第二子の計画を立てています。
もし来年あたりに育休に入ることになると、家計の収入が一時的に減りますよね。ただでさえ、上の子の習い事や学童代で支出が増えるタイミングなのに、収入が減るのは正直ドキドキします。
そこで今回は、育休中の家計を支える配当金と、子どもたちの日々の教育費用をダブルでカバーできる高配当株を探しました。注目したのは、私たち子育て世代に最も身近な「保育・学童」インフラを支える、(3359)グローバルキッズCOMPANY(GKC)です。
1. シナリオ設定:「上の子の習い事代+1年後の育休費用」を配当で賄う
私が個別株を検討するときは、必ず「〇年後に、何のためにいくら必要か」から逆算します。GKCを検討する上での我が家のシナリオは以下の通りです。
我が家の現在地と家計課題
- 娘(6歳):2026年4月に小学校入学。学童や習い事(公文、スイミングなど)を増やし始める時期で、支出増は避けられません。
- 私:第二子を検討中。仮に1年後(2027年頃)に育休に入ると、手取り収入が大幅に減少します。
必要な配当の目標設定
この「支出増+収入減」のダブルパンチを乗り切るため、配当金に家計の現役サポートを期待します。
目標:1年後から、上の子の習い事費用と育休中の家計サポートを兼ねて、月10,000円(年間12万円)の配当金を得る。
2. 目標配当額の逆算計算
グローバルキッズCOMPANY(GKC)は、予想配当利回り(2026年1月時点)が5.13%と非常に高い水準です。この利回りを使って、年間12万円の配当を得るために必要な投資額を逆算します。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 120,000円 |
| GKC予想配当利回り | 5.13% |
| 必要投資額の計算 | 120,000円 ÷ 0.0513 |
| 必要投資額 | 約234万円 |
約234万円を投資できれば、年間12万円、月平均1万円の配当金が期待できますね。この金額は、我が家の現在の貯蓄ペースと照らし合わせると、1年後の育休までに用意することも現実的に可能だと考えました。
3. 複数銘柄の比較紹介:高利回り保育インフラ VS 他の選択肢
GKCは魅力的な利回りですが、この目標達成のためだけに全額をGKCに投じるのはリスクがあります。同じく「生活インフラ」や「教育関連」で、安定した配当を提供してくれる銘柄と比較検討します。
比較対象銘柄リスト(2026年1月現在)
| 項目 | (3359)グローバルキッズCOMPANY | 比較対象A:(9733)ナガセ(教育) | 比較対象B:(3472)日本ホテル&レジデンシャル投資法人(J-REIT) |
|---|---|---|---|
| 業界・事業内容 | 保育園・学童保育の運営 | 予備校(東進ハイスクール)運営、教育事業 | ホテル・レジデンス(住宅)特化型REIT |
| 予想配当利回り | 5.13% | 5.59% | 5.19% |
| 最低投資金額(約) | 7.8万円(780円×100株) | 10万円程度 | 20万円程度 |
| PER / PBR | 11.40倍 / 0.96倍 | — / — | — / — (REITのため) |
| 配当性向(予想) | 58.47% (40円/68.41円) | 約70%程度(時期による) | REITは利益のほぼ100%を分配 |
| 直近3年の配当推移 | 増配傾向だが、業績連動性が強い | 安定配当を維持するが、利益変動大 | 比較的安定した分配金を維持 |
| 増配への期待度 | 業界の成長余地は限られるが、需要は堅調 | 少子化懸念はあるが、ブランド力は強い | インフレや金利に影響を受ける |
| 我が家にとっての実用性 | 子育てサービスへの親近感 | 大学受験を見据えた教育への投資感覚 | 家賃収入の安定性が魅力 |
グローバルキッズCOMPANYの特徴(みずき視点)
GKCの最大の魅力は、やはり5%超えの利回りと、子育てインフラという景気耐性の高さです。景気が悪くなっても、共働き世帯が保育園や学童の利用をやめることは難しいですから、事業の安定性は高いと言えます。
予想配当性向も58%程度と、配当余力がまだ残っている水準です。これは、予想EPS(68.41円)に対して配当(40円)なので、極端に無理をしているわけではないと判断できます。ただし、収益性(ROE 0.91%)が低く、直近の収益性も横ばいという評価なので、大きな成長や増配は期待しすぎない方がいいでしょう。あくまで「安定的なキャッシュフロー発生装置」としての役割を期待します。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
GKCを我が家の「1年後からの家計サポート」という役割に当てはめた場合、3つの軸で評価してみます。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
保育・学童というビジネスモデル自体は、社会構造上、需要が途切れないという意味で持続性は高いです。しかし、保育士不足や運営コスト増の問題は常にあり、収益性(ROE 0.91%)が非常に低いのが気になります。純利益率も低下傾向とのデータがあり、増配の体力はさほど期待できません。
- 評価理由:配当性向は適度だが、事業自体の収益性が不安定であり、10年後の増配を確約するのは難しいだろう。現状の高配当を維持してくれるなら◎。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
我が家が求めているのは「1年後の育休収入減を補う」という短中期的な家計サポートです。GKCの5.13%という利回りは、約234万円の投資で目標額を達成できるという点で非常に現実的です。娘の小学校入学と私の育休というタイミングに、生活インフラの銘柄で備えるというストーリーもぴったりですね。
- 評価理由:必要な時期に必要な額を賄うための投資効率が良い。事業内容も子育て世帯として親近感があり、安心して持てる。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
育休に入る時期は、家計全体のリスク許容度が低下します。GKCはPBRが1倍割れ(0.96倍)であり、比較的割安感があるため、大きな下落リスクは限定的と見られます。また、事業の公共性から、急激な業績悪化の可能性も低いと考えます。
ただし、景況感が不安定で「CEOの自信が5年ぶりの低水準」というニュース(Asian Business Review記事)もある中で、景気に左右されにくいインフラ系サービスの安定性は重要ですが、GKCは純利益率の低下が懸念されています。この点をポートフォリオ全体で分散すれば、許容範囲のリスクだと思います。
- 評価理由:安定性が求められるコア配当枠の一部として機能させたい。財務の安定性は高くないため、ポートフォリオの最大比率は避ける。
5. みずきの総合評価+判断:「短期家計サポート」のために分散投資
GKCは、短中期的な高配当による家計サポート役として、非常に優秀な候補だと判断しました。利回りが5%超えで、子育ての現実的なニーズ(習い事、育休補填)に直結するからです。
しかし、「収益性が不安定(ROE 0.91%)」という弱点も見逃せません。増配による将来の配当成長は期待しづらいので、この銘柄単体で「子どもの大学費用までを賄う」という長期的な役割を担わせるのは不安が残ります。
そのため、我が家では、GKCで必要な投資額234万円のうち、約半分の120万円を充当し、残り半分は、より財務が盤石で増配期待も持てる銘柄(例えば、過去に検討した◎(9629)PCAや生活必需品セクターなど)と組み合わせるのが最適な戦略だと考えます。
これで、育休に入る1年後から、月5,000円分はGKCが、残り5,000円分は他の安定銘柄が家計を支えてくれる体制が作れるというわけです。
6. 制度活用との組み合わせ:NISA成長投資枠で効率アップ
配当金は通常、約20%が税金として引かれます。年間12万円の配当の場合、2.4万円も税金で引かれてしまうのはもったいないですよね。そこで、制度活用が必須となります。
みずき自身の新NISA「成長投資枠」で保有する
2026年現在、新NISAが施行されています。GKCのような個別株の高配当株は、みずき自身のNISA成長投資枠で保有するのが最も効率的です。
年間12万円の配当が全額非課税で手元に入ってくれば、税金2.4万円分が浮く計算になります。この浮いたお金を再投資に回せば、さらに複利効果を高めることができます。
ジュニアNISAは?
娘は6歳なので、ジュニアNISAはすでに終了していますが、もし第二子用に口座を開設できたとしても、GKCのような個別株を教育費のコアにするには少しリスクが高いかもしれません。ジュニアNISAの枠は、私は主に安定性の高いREITや増配株、またはインデックスファンドの比率を高めて、より長期的な教育資金の準備に充てているからですね。
つみたてNISAとの役割分担
私はつみたてNISAで、全世界株やS&P500といったインデックスファンドに毎月積立を続けています。これは「20年後の老後資金」を作るためのコア資産です。
一方、GKCのような高配当個別株は、「短期~中期で家計を直接支援する現金流」を作るためのものです。役割を明確に分けることで、全体的なリスク管理がしやすくなります。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
GKCの魅力を語ってきましたが、もちろん懸念点もあります。それは、先述した通り収益性の低さ(ROE 0.91%)です。これが続くと、いくら配当性向が適度でも、いつか配当原資が減ってしまう可能性があります。
また、保育園や学童の運営は、行政の制度や規制に大きく左右されます。少子化自体は保育需要の減少に直結しませんが(共働き世帯の増加で)、今後の制度変更によっては業績に影響が出るかもしれません。
ですので、「今すぐ234万円全てをGKCに!」とは考えず、まず100万円単位で様子を見ながら投資を始め、他の安定した高配当銘柄(ディフェンシブセクター)と組み合わせることで、リスクヘッジをしていく必要があるな、と思っています。
私の目標は「完璧な銘柄を選ぶこと」ではなく、「1年後の育休という人生イベントを、家計的に不安なく乗り切るための体制を作ること」です。そのための手段として、GKCは非常に有力な選択肢だと私は評価していますよ。


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