はじめに:高財務・高配当4.44%の「ナカボーテック」は、小1の壁を乗り越える守りとなるか
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。最近、娘が小学校入学を控えていることもあり、家計の「守り」の部分を固める銘柄探しに集中しています。2026年4月といえばもうすぐそこ。いわゆる「小1の壁」がやってきます。
今回注目するのは、地盤改良工事を主力とする(株)ナカボーテック(1909)です。建設・土木セクターは景気に左右されやすいイメージがありますが、この会社は自己資本比率71.9%という驚異的な財務基盤を誇りながら、予想配当利回り4.44%(2026年3月期予想)と高水準なんです。
高利回りだけど財務が堅い。これは子育て世代の私たちにとって、非常に魅力的な組み合わせですよね。我が家の人生設計において、この銘柄がどんな役割を担ってくれるのか、具体的に見ていきたいと思います。
我が家の人生設計シナリオ:2026年「小1の壁」対策
まず、我が家の現状と課題を整理しますね。
我が家の現在地と課題
2026年4月に娘が小学校に入学します。私も夫もフルタイムで働いているため、最も大きな課題は「小1の壁」です。
- 2026年4月:小学校入学(小1の壁発生)
- 学童保育や習い事の送迎、長期休暇中の対応など、時間とお金がかさむ。
- 特に、民間学童や習い事を充実させると、月々の固定費が増加する見込みです。
- 将来的には第二子も視野に入れていますが、まずはこの「小1の壁」を乗り越えることが最優先です。
この家計課題を乗り切るために、配当金で月々の支出の一部を賄いたいと考えています。
家計課題を解決するために必要な配当額
我が家では、小学校入学後の学童や習い事代として、月あたり10,000円、年間120,000円を配当で確保したいという目標を設定しました。この金額があれば、教育費の変動に対する心理的な余裕が生まれます。
目標配当額の逆算計算:4.44%利回りで月1万円を実現するには
ナカボーテックの予想配当利回り4.44%(2026年3月期予想)を基に、目標年間配当額120,000円を達成するために必要な投資額を逆算してみましょう。
必要な投資額は以下の通り計算できます。
必要投資額 = 目標年間配当額 ÷ 予想配当利回り
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 120,000円 |
| 候補銘柄の予想配当利回り | 4.44% |
| 必要投資額(概算) | 約2,702,702円 |
ナカボーテックの最低購入金額は100株で約585,000円(株価5,850円で計算)です。約270万円の投資を行うには、約5単元(500株)を購入することになります。
500株保有した場合:
500株 × 1株配当260円 = 年間130,000円の配当(税引前)
この投資額は、我が家の現在の貯蓄ペースから考えると、「守りの高配当コア銘柄」としてポートフォリオの3分の1〜半分程度を担ってもらうには現実的な金額だと思います。
高財務・高配当のナカボーテックを評価する
ナカボーテックは、主に地盤改良工事や補修・補強工事を手掛ける建設会社です。社会インフラの老朽化対策や耐震化需要が増す中で、専門的な技術を持つ同社は一定の需要が見込めます。
ナカボーテック(1909)の基本データ(2026年1月23日時点)
ナカボーテックの最新データを見て、我が家にとっての評価ポイントを抽出します。
| 指標項目 | 数値 | みずきの注目ポイント |
|---|---|---|
| 株価(終値) | 5,830円 | |
| 最低購入代金 | 585,000円(100株) | 単元株からの購入ハードルはやや高め。 |
| 配当利回り(会社予想) | 4.44% | 小1の壁対策として高水準で魅力的。 |
| 1株配当(会社予想) | 260.00円 | |
| PER(会社予想) | 15.60倍 | 妥当な水準。 |
| PBR(実績) | 1.80倍 | 解散価値の1.8倍。割安感は薄いが、財務の安定性を考慮すれば許容範囲。 |
| 自己資本比率 | 71.9% | 鉄壁の財務。これが最大の安心材料。 |
| ROE(実績) | 12.30% | 資本効率はまずまず良好。 |
高財務と不安定な収益性のバランス
ナカボーテックの評価の核は、自己資本比率71.9%という点にあると思います。建設業は景気の波や大型案件の受注状況に業績が左右されやすいですが、これだけ財務が安定していれば、不況時や一時的な業績悪化があっても、すぐに倒産したり、大幅に減配したりするリスクは非常に低いと判断できます。
しかし、提供データにもある通り、収益性(営業利益率・純利益率)は前年同期比で低下しており、直近はマイナスで推移している点は懸念材料です。業績の振れ幅が大きいのは、公共事業やインフラ整備のタイミングに依存するビジネスの性質上仕方がないかもしれませんが、配当の持続性を考える上で、この「不安定さ」をどう評価するかが重要になります。
同業・類似目標銘柄との比較検討
同じく「高財務・安定配当」で家計の守備固めを担ってくれそうな銘柄と比較してみます。例えば、以前検討した◎(6349)小森コーポレーションや、◎(7420)佐鳥電機なども高財務ですが、ナカボーテックは建設インフラ系という点で、景気耐性は異なります。
ナカボーテックを選ぶメリットは、インフラ補強という事業の公共性・継続性です。日本全国で老朽化対策の需要は尽きませんから、長期的な仕事のパイは確保されやすいでしょう。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家の「小1の壁対策:月1万円確保」という人生設計の目的に対して、ナカボーテックがどれくらいマッチしているかを評価します。
| 評価軸 | 評価 | 理由(みずきの視点) |
|---|---|---|
| A. 配当の持続性・成長性 | ○(まあ大丈夫) | 自己資本比率71.9%は評価◎。ただし、収益性が不安定であり、一時的な業績悪化時の減配リスクはゼロではないため、「強く信頼できる」とまでは言い切れない。 |
| B. 人生設計との適合性 | ◎(ぴったり) | 目標の月1万円配当に対し、4.44%利回りは高効率。約270万円の投資で目標達成可能であり、時期(2026年4月)も間に合わせやすい。 |
| C. 我が家のリスク許容度との整合性 | ◎(安心して持てる) | 高い自己資本比率とPBR1.8倍という評価は、育休や教育費増大期を控える我が家にとって、精神的な安心材料になる。価格変動リスクは低く抑えたい。 |
みずきの総合評価と判断:守備的なコア銘柄として
ナカボーテックは、私たちのような子育て世帯が「配当による家計の守り」を固める上で、非常に優れた特徴を持つ銘柄だと評価します。
最大の強みは、やはり強靭な財務基盤(自己資本比率71.9%)です。建設業界は景気に左右されやすいとはいえ、これだけの内部留保があれば、不況期に入っても配当を維持しやすい体力があると言えます。予想配当利回り4.44%は、この安定性を加味すると、とても魅力的な数字ですね。
ただし、収益性が不安定であるという懸念は無視できません。これは、利益が大きく出た年に高い配当を出し、業績が振るわなかった年に減配するというリスクを内包しています。
私の総合的な判断としては、「ポートフォリオのコア部分、特にディフェンシブな高配当株」として組み込むのが適切だと考えています。もし将来的に第二子が生まれて私が育休に入り、収入が減るタイミングがあっても、この銘柄の安定した配当は家計の支えになってくれるはずです。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで非課税メリットを最大限に
高配当株投資を行う上で、税制優遇制度の活用は絶対に見逃せません。特にナカボーテックのような安定性を持つ銘柄は、長期間保有して配当を受け取り続けることを前提とするため、非課税メリットが最大限に活かせます。
ジュニアNISA(旧制度)または新NISA成長投資枠の活用
もし、娘名義で旧ジュニアNISA口座を持っていれば、ナカボーテックのような個別株の配当金を非課税で受け取れたのですが、制度が終了してしまったのは残念ですね。
現在は新NISAが始まっていますから、この約270万円の投資は新NISAの成長投資枠を使って行うのが鉄則です。配当金にかかる約20%の税金がゼロになるだけで、年間13万円の配当が手取りで約10.4万円から13万円にアップします。この差は子育て期間中、特に教育費がかさむ時期には大きなサポートになりますよ。
配当控除について
新NISAの成長投資枠で保有する場合は配当金は非課税になるので、配当控除の恩恵はありません。
しかし、もし特定口座などで保有する場合、ナカボーテックは国内株ですから、総合課税を選択すれば配当控除の対象になります。配当所得の一部を所得税から控除できるため、確定申告の手間はかかりますが、税効率を上げることが可能です。ただし、総合課税を選択すると、扶養控除や国民健康保険料への影響も出ることがあるため、我が家の所得状況や社会保険の兼ね合いを考慮して判断する必要があります。
ポートフォリオ全体での位置づけ
私はつみたてNISAやiDeCoで、すでに全世界株やS&P500といったインデックスファンドに分散投資しています。これは老後資金や長期的な資産増加を目的とした「成長」の土台です。
ナカボーテックは、この「成長」の土台を補完し、「短期〜中期で家計に現金を供給する役割」として期待します。もしインデックス投資の運用成績が一時的に悪化しても、このナカボーテックの配当は、子どもが小学校に上がった後の習い事代や民間学童代として、私たちの生活を直接的に助けてくれる、頼もしい存在になるでしょう。
迷いや懸念も素直に:業績の波と建設セクターの未来
ナカボーテックの最大のリスクは、先ほども触れた通り「収益性の不安定さ」です。地盤改良やインフラ補強は必須の事業ですが、公共事業の予算や景気動向によって、受注量や利益率が大きく変動することがあります。
直近の業績悪化の兆候(収益率の低下)を見ると、「この高配当が本当に持続するのか?」という不安は正直ありますね。配当性向のデータがないため確実なことは言えませんが、業績が悪化したにもかかわらず配当を維持し続けると、財務体力が削られてしまう可能性があります。
だからこそ、「鉄壁の自己資本比率71.9%」を評価の主軸に据えるわけですが、今後数年間は業績動向を注意深くチェックし、利益がしっかりと出ているか確認しながら保有し続けるのが賢明だと思います。
完璧な銘柄はありませんが、ナカボーテックは「安定したインフラ事業の需要」と「非常に強靭な財務」という二つの守りを持っているため、子育てママの私が「安心して長く持てる高配当株」の候補として、今後も注視していきたい銘柄の一つですね。


コメント