△(4613)関西ペイント : 2026年「小1の壁」月1万円目標、4.30%配当も成長性より安定性重視で

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。


はじめに:小1の壁に備える高配当株、関西ペイント(4613)は「守りの資産」になり得るか

こんにちは、みずきです。早いもので、長女(2020年1月生まれ)が小学校に入学するまであと2ヶ月になりましたね。2026年4月からはいよいよ「小1の壁」がやってきます。学童代や習い事代など、保育園時代にはなかった固定費が増えるのが確定していて、今からドキドキしています。

我が家は、この増加する教育・子育て費用を、高配当株から得られるインカムゲインで賄うことを目標にしています。今回は、塗料業界の国内トップ企業であり、グローバル展開も進めている<4613>関西ペイントが、この「小1の壁」対策として適しているか、配当の持続性や安定性をじっくりと見ていきたいと思います。

今の会社予想配当利回り(4.30%)は魅力的ですが、塗料という景気に左右されやすい業界で、長期的に安定した配当を提供し続けられるのかどうか、私なりの視点で分析していきますね。

我が家の人生設計と「小1の壁」

まず、今回の銘柄選定の土台となる、我が家の人生設計のシナリオを明確にします。

我が家の現在地は、2026年2月。長女が小学校入学を目前に控え、家計構造が大きく変化する時期に差し掛かっています。今はまだ私がフルタイムで働けていますが、小学校入学後は送迎や習い事の管理などで時間的な制約が生まれるため、時短勤務や働き方の調整も視野に入ってきます。

そこで、最も大きな家計課題は、<strong>「小1の壁」に伴う支出増と、将来的な私の収入減を、いかに配当で補うか</strong>、という点です。

特に、学童保育料や英語・プログラミングなどの習い事の費用として、<strong>月々10,000円</strong>の余裕を家計に持たせたいと考えています。この金額が、今回の投資目標になります。

目標配当額の逆算計算:月1万円達成に必要な投資額

我が家が必要とするのは、税引き前で年間120,000円(月10,000円)の配当収入です。

ここで関西ペイントの会社予想配当利回り4.30%を使って、必要な投資元本を逆算してみましょう。

項目 金額/比率
目標年間配当額(税引前) 120,000円
関西ペイント予想配当利回り 4.30%
必要投資額(逆算) 120,000円 ÷ 0.0430 ≒ 2,790,697円

約279万円の投資元本があれば、現在の利回りベースで「小1の壁」を乗り越えるための月1万円のキャッシュフローを生み出す計算になります。最低購入代金が約25万円(100株)であることを考えると、まとまった資金を投じる必要がありますね。

関西ペイント(4613)の分析:グローバルな塗料メーカー

関西ペイントは、自動車用塗料や建築用塗料で国内トップクラスのシェアを持つ大手塗料メーカーです。特に海外事業に強く、売上高の多くを海外、特にアジアやアフリカで稼ぎ出しているのが特徴ですね。グローバルな事業展開は、日本国内の景気低迷リスクを分散できるという点で魅力的です。

指標データと配当の安定性

現在の株価(2,556円前後)と主な財務指標を見てみましょう。

指標 数値 みずきの評価ポイント
配当利回り(会社予想) 4.30% 小1の壁目標達成に十分な利回り。
1株配当(会社予想) 110.00円 2026年3月期の予想。
PER(会社予想) 13.24倍 割安感は普通。
PBR(実績) 1.66倍 PBR1倍超え。自己資本以上の評価を受けている。
ROE(実績) 13.23% 資本効率は高水準で◎。
自己資本比率(実績) 35.9% 悪化傾向にあるため要注意。

気になったのは、データが示す<strong>収益性・安定性の不安定さ</strong>です。収益性レポートには「純利益率が明確に低下し、営業利益率もやや弱い動き」とあります。また、自己資本比率も低下傾向にあり、有利子負債が増加している点も、高配当の持続性を重視する私にとっては少し懸念材料です。

配当性向は明確な情報がありませんでしたが、EPS(192.98円)から計算すると、配当性向は約57%(110円 ÷ 192.98円)で、これは<strong>配当の持続性を示す上で非常に健全な水準</strong>だと判断できます。収益が一時的に落ち込んでも、この配当性向であれば、すぐに減配になるリスクは低いと考えられますね。

業界動向:海外競合Akzo Nobelの動きから見る関西ペイントの立ち位置

塗料業界はグローバルな競争が激しいセクターです。競合大手の動向は、関西ペイントの将来を占う上で非常に参考になります。

今回、海外のニュースを確認したところ、同業の世界大手であるアクゾノーベル(Akzo Nobel)が、市場低迷にもかかわらず中期の利益目標について前向きな見通しを示している、という記事がありました。さらに、競合アクサルタとの190億ドル規模の合併交渉も進めているようです。(Akzo Nobel Paints Rosy Profit Picture Ahead of Axalta Tie-Up, Despite Drab Markets – The Wall Street Journal)

塗料業界は、原材料価格の変動や為替の影響を受けやすく、また自動車や建設市場の動向に大きく左右されます。アクゾノーベルが大型合併を通じて事業効率を高めようとしているのは、<strong>グローバル市場での生き残り競争がさらに激化している</strong>証拠だと思います。

関西ペイントは海外比率が高い分、為替メリットも享受しやすいですが、この激化するグローバル競争の中で、どれだけ収益性を維持できるか、また、有利子負債が増える中で積極的な投資やM&Aを続けられるかが、長期的な課題となりそうですね。

我が家の人生設計マッチ度評価

関西ペイントを、我が家の人生設計目標(小1の壁・月1万円の配当)に照らし合わせて、3つの軸で評価します。

評価軸 関西ペイント(4613) 評価
A. 配当の持続性・成長性 配当性向は約57%と健全。しかし、収益性や安定性の指標は悪化傾向にある。グローバル競争激化リスクもあるため、増配期待よりは「現状維持」が目標。 △(やや懸念あり)
B. 人生設計との適合性 4.30%の利回りは目標達成可能。約279万円の投資額は我が家の貯蓄ペースで現実的な範囲。小1の壁のスタートに合わせてインカムゲインが必要なため、即効性がある。 ○(悪くない)
C. 我が家のリスク許容度との整合性 景気敏感な塗料セクターであり、安定性にやや懸念があるため、ポートフォリオの<strong>「コア」</strong>として全振りするのは避けたい。他の安定企業と組み合わせるべき。 △(やや緊張感ある)

比較検討:他の高配当銘柄との違い

関西ペイント単体ではなく、同じ目標を実現するために比較検討している他の高配当銘柄と比較します。例えば、以前分析した同業他社や、財務が鉄壁の企業と比較するとどうでしょうか。

※比較対象の利回りは、記事執筆時点のデータに基づく概算です。

銘柄 利回り 配当性向 財務/安定性 我が家への適合性
関西ペイント(4613) 4.30% 約57% 自己資本比率35.9%(低下傾向) グローバル分散は評価。財務の不安定さが懸念。
日本特殊塗料(4619) 4.69% 非公表だが安定的 鉄壁(自己資本比率50%超) 高利回り、高財務で安心感が高い。(参考:日本特殊塗料の記事はこちら)
北川鉄工所(6317) 4.38% 約30% 鉄壁(自己資本比率58%超) 低配当性向で増配余地もあり、長期の守りには最適。

関西ペイントの利回り(4.30%)は悪くないものの、同業の日本特殊塗料(4.69%)や、他セクターの優良高配当株と比較すると、<strong>財務の安定性</strong>の面で一歩譲るかな、というのが正直な感想です。

我が家が今一番欲しいのは「小1の壁」を乗り越えるための安定したキャッシュフローなので、<strong>配当の安定性を最優先</strong>すべきだと考えています。その点では、財務が盤石な日本特殊塗料や北川鉄工所のような銘柄の方が、ストレスなく長期保有できそうです。

制度活用戦略:ジュニアNISAと配当控除

我が家が個別株投資を行う上で、税制優遇制度は欠かせません。関西ペイントのような高配当銘柄こそ、制度の力を最大限に活用したいところです。

ジュニアNISAの活用

長女はまだ5歳で、大学進学(約13年後)まで期間があります。関西ペイントの配当は1株110円と高額なので、もしジュニアNISAの枠内で保有できれば、<strong>配当金が非課税</strong>になります。これは配当利回り4.30%がそのまま手取りになることを意味します。

ただし、ジュニアNISAは新規買い付けが終了しているため、我が家がすでに保有している枠内での<strong>枠の再利用(売却→再購入)</strong>か、特定口座で保有するしかありません。新規で投資を検討されている方は、税金がかからないNISA制度の枠を、より安定性の高い銘柄で埋めることを優先した方がいいかもしれません。

配当控除と税効率

特定口座で配当を受け取る場合、通常20.315%の税金が引かれますが、国内株の配当金には「配当控除」という仕組みがあります。

これは、総合課税を選択し確定申告を行うことで、所得税と住民税の一部が還付される制度です。所得金額にもよりますが、実質的な配当の課税率を10%程度まで下げられる可能性があります。これは子育てで家計が苦しい時期には非常に大きな恩恵になります。

関西ペイントの配当利回り4.30%が、実質4.0%台後半の手取り利回りになる可能性があると考えれば、その魅力はさらに増しますね。ただし、確定申告の手間はかかりますが、家計のキャッシュフローを最大限に高めるための工夫だと思っています。

みずきの総合判断:塗料株のポートフォリオ戦略

関西ペイントはグローバルに展開しており、ROEも高く資本効率は優秀です。配当性向も健全なので、経営陣が株主還元を重視している姿勢は評価できます。

しかし、今回の我が家の目標<strong>「小1の壁を乗り切るための、安定した月1万円のキャッシュフロー」</strong>という点から見ると、収益性・安定性の「悪化傾向」は、長期的にコアで持ち続けるには少し不安が残ります。

塗料業界は景気敏感性が高いので、不況期に入ると、自動車や建設の需要減で業績が落ち込むリスクがあります。有利子負債が増加している今、もし景気後退が来た場合、配当維持に影響が出る可能性はゼロではありません。

結論として、我が家では関西ペイントを単独で<strong>「小1の壁対策の主力」</strong>にするのではなく、<strong>「塗料セクターへの分散投資」</strong>の一環として、少額をポートフォリオの<strong>「サテライト(補完)資産」</strong>として組み込むのが最適だと考えました。

  • コア資産(守り):財務が鉄壁で配当性向が低い銘柄(例:北川鉄工所、アマノなど)。
  • サテライト資産(攻め/補完):利回りは魅力的だが景気変動リスクがある銘柄(例:関西ペイント)。

塗料セクターは今後も新興国での需要増が見込める分野です。グローバルな成長を取り込みたいという戦略で、関西ペイントに約100万円程度を投資し、残りの180万円を日本特殊塗料などのより財務が安定した高配当株に分散することで、安定と成長のバランスを取りたいと思います。

完璧な銘柄はないけれど、今の家族の状況とリスク許容度に合わせて、最適なバランスを見つけることが、子育て中の私たちには一番大事ですね!

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