はじめに:子育て費用のリアルな壁と、4%超えの安定配当株
皆さん、こんにちは。みずきです。2026年2月に入り、春の足音が聞こえてきましたね。我が家の第一子は今年の4月、ついに小学校に入学です。期待と不安が入り混じっていますが、特に不安なのはやはり「お金」のこと。いわゆる「小1の壁」に立ち向かう準備はできていますか?
学童保育の費用や、送迎が必要になる習い事の増加で、出費は増えるのに私の時間的余裕は減るという、ダブルパンチが待っています。だからこそ、安定した配当収入で家計の守りを固めたいと考えています。
今回は、高配当でありながら、PBR1倍割れで改善期待もある(7922)ライオン事務器について、「我が家の人生設計」にどう組み込むかを具体的にシミュレーションしていきますね。
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と小1の壁
我が家は今、子どもの成長に伴う出費の増加を、いかに「家計を圧迫せずに」乗り切るかに焦点を当てています。
我が家の現在地と2026年の課題
長女(2020年1月生まれ)は、2026年4月に小学校に入学します。幼稚園時代よりも学童保育や習い事への出費が増え、平均で月8,000円~10,000円程度の追加負担を見込んでいます。
この家計課題を解決するため、配当金によるサポートを目標にしています。
家計課題を解決するために必要な配当額
目標は、長女の「小1の壁」対策として、最低でも月8,000円の配当収入を得ることです。これは年間で96,000円の配当が必要ということになりますね。
実は先日、アメリカのニュースでも子育て支援の資金調達に関する議論が報じられていました。(参考:House hears two sides to the child care workforce funding argument – The Conway Daily Sun)。
このニュースが示唆するように、国内外問わず「子育て」は社会全体で解決すべき課題であり、その費用は決して小さくありません。私たち個人投資家は、公的なサポートを待ちつつ、配当金を活用して現実に今ある家計の穴を埋めていく必要があると感じています。
2. 目標配当額の逆算計算:ライオン事務器で月8,000円を実現するには?
目標とする年間配当額96,000円を、今回注目しているライオン事務器の利回り(4.26%)で実現するために必要な投資額を逆算します。
目標年間配当額:96,000円
ライオン事務器 会社予想配当利回り:4.26%
$$
必要な投資額 = 目標年間配当額 \div 配当利回り
$$
$$
96,000円 \div 0.0426 \fallingdotseq 2,253,521円
$$
つまり、税引き前の配当金で月8,000円を得るためには、約225万円の投資が必要という計算になりました。
約225万円というと、子育て世代の私たちにとっては大きな金額です。しかし、ライオン事務器は最低購入代金が35,200円(執筆時点株価352円×100株)と少額から投資を始めやすいので、毎月の積立やボーナスで少しずつ買い増していく戦略が現実的だと思います。
3. 複数銘柄の比較紹介:オフィス家具・事務用品セクターの検討
ライオン事務器は、主にオフィス家具や文具・事務用品の製造販売を手掛けています。オフィス需要の変動を受けやすいセクターですが、その分、配当利回りも高い水準にあります。
ここでは、ライオン事務器と、過去に検討した同業大手であるオカムラを比較し、我が家の人生設計に合うかを見てみます。
| 項目 | (7922) ライオン事務器 | (7994) オカムラ(参考) |
|---|---|---|
| ビジネス概要 | 事務用品(ファイル、文具)およびオフィス家具の製造・販売。 | オフィス家具(タスクチェア等)大手。商業施設、医療施設向けも展開。 |
| 直近株価(02/05) | 351円 | (比較用) |
| 最低投資金額 | 35,200円 | 約200,000円 |
| 配当利回り(会社予想) | 4.26% | 4.32% |
| 1株配当(会社予想) | 15.00円 | (比較用) |
| PER(会社予想) | 10.74倍 | (安定水準) |
| PBR(実績) | 0.86倍 | 1倍以上 |
| 自己資本比率(実績) | 48.8% | 70%超 |
| 配当方針 | 安定配当を基本とし、業績を勘案。 | 安定的かつ継続的な配当。 |
| 配当性向(目安) | 約45.76% | 30%台 |
ライオン事務器の特徴と評価ポイント
ライオン事務器の魅力は、何と言っても低PBR(0.86倍)と適度な配当性向(約45.76%)の組み合わせです。
- PBRが1倍を割れているため、資本効率改善の余地があり、将来的に株価上昇や、株主還元強化(増配や自社株買い)のインセンティブが働くと期待できます。
- 配当利回り4.26%は高水準でありながら、配当性向が45%台に収まっているのは安心感があります。EPS(1株利益)が32.78円に対して、配当が15.00円なので、利益の半分以上を内部留保できています。これは、景気後退期でもすぐに減配には踏み切らないだろう、という守りの強さにつながります。
- 最低投資金額が3万円台と非常に低いので、ジュニアNISA口座で細かく買い付けやすいのもメリットですね。
一方で、オフィス需要はテレワーク普及の影響を受けやすいため、売上高や営業利益の推移は慎重に見ていく必要があります。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
ライオン事務器が、我が家の「小1の壁」対策としてふさわしいか、3つの軸で評価しました。
| 評価軸 | ライオン事務器の評価 | みずきの評価 | 理由 |
|---|---|---|---|
| A. 配当の持続性・成長性 | 配当性向45.76%、PBR改善期待あり。 | ○(まあ大丈夫) | 配当性向は健全だが、本業であるオフィス需要が急成長する見込みは低いため、劇的な増配は期待しにくい。安定配当重視。 |
| B. 人生設計との適合性 | 少額投資が可能で、高利回り。 | ◎(ぴったり) | 目標とする月8,000円の配当を実現するには約225万円必要だが、最低投資額が低いため、時間をかけて目標達成を目指す積立投資に適している。 |
| C. 我が家のリスク許容度との整合性 | 財務は安定、PBR1倍割れの割安感。 | ○(まあ大丈夫) | 自己資本比率48.8%はまずまず。景気変動で利益が落ち込む可能性はあるが、配当性向の低さがリスクを和らげているため、コア資産の補完として持てる。 |
ライオン事務器は、「高成長を期待する銘柄」というより、「家計の守りを固めるための安定的な配当金を生み出す銘柄」として評価するのが適切だと感じました。特に、最低購入金額の低さは、資金の少ない子育て世代には大きなメリットです。
5. みずきの総合評価+判断:守りの高配当株としての位置づけ
ライオン事務器の総合的な判断として、「小1の壁対策」のための高配当株ポートフォリオの守備固めとして、組み込みを検討する価値は大いにある、というのが結論です。
私は、配当利回りが似ている同業のオカムラ(7994)も過去に検討していますが、オカムラの方が一般的に財務がより鉄壁で配当性向が低い傾向にあります。しかし、オカムラは最低投資金額が高くなりがちです。
もし、私がこれから200万円を一括投資できる余裕があるなら、より財務安定性が高いオカムラを優先するかもしれません。ですが、毎月数万円ずつコツコツ積み立てる戦略であれば、ライオン事務器の3万円台という最低購入金額は非常に魅力的です。
私の判断:
- ライオン事務器は、PBR改善期待という将来的な株価サポート要素を持ちながら、現在の高い配当利回りを提供しているバランスの良さが魅力です。
- 子どもの小学校入学に向けて、あと2ヶ月ほどで小分けに購入を進め、まずは年間配当5万円(月約4,000円)程度を目標に保有したいですね。
- 残りの目標配当額は、REITなどの分配金(例:オリックス不動産投資法人など)や、別セクターの高配当株で補完していくのが、リスク分散の観点からも良いと思います。
6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAと配当控除の活用
個別株投資を行う際、制度を最大限活用しない手はありません。
ジュニアNISAでの活用
ライオン事務器のように安定した配当収入が期待できる銘柄は、ジュニアNISAとの相性が抜群に良いです。
通常、配当金には20.315%の税金がかかりますが、ジュニアNISA口座内で得た配当金は非課税になります。我が家では、長女の大学資金のための資金源として、この非課税メリットを最大限に活用しています。
ライオン事務器の利回り4.26%がそのまま手取りになるというのは、制度活用の大きなメリットですね。
配当控除と税効率
もし特定口座や一般口座でライオン事務器を保有し、配当金を受け取った場合でも、日本の国内株は「総合課税を選択して確定申告」をすることで、配当控除を受けられる可能性があります。
配当控除は、所得水準によっては税負担を軽減できる仕組みですが、手間がかかるため、まずはつみたてNISAで全世界株式などのインデックス投資を進め、その上で個別株を持つ場合は新NISAの成長投資枠やジュニアNISA(現行制度)を活用することが、忙しい子育てママには一番効率的だと私は考えています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
ライオン事務器は良い銘柄だと思いますが、いくつか懸念している点も正直に共有しますね。
景気耐性の懸念
事務用品やオフィス家具は、企業の設備投資や景況感に連動しやすいです。もし日本経済が大きく後退した場合、企業のオフィス縮小やコストカットが進み、売上が減少する可能性があります。過去の業績推移を見ると、景気変動の影響を受けている時期もあるため、配当性向が健全とはいえ、利益が大幅に落ち込んだ場合には減配リスクはゼロではありません。
成長の鈍化
オフィス家具業界は成熟市場です。爆発的な成長は期待しにくいため、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙うというよりは、あくまでインカムゲイン(配当)を目的とするべきです。
我が家の場合は、「成長株はつみたてNISAでS&P500や全世界株で」、「現金流は個別株の高配当で」と役割を分けているので、ライオン事務器は現金流の柱として、冷静に付き合っていくのがいいかなと思っています。
私たち子育て世代は、短期的な値動きに一喜一憂する時間も精神的な余裕もありません。ライオン事務器のように安定した配当と適度な財務を持つ銘柄を、人生設計の守備固めとして長期で保有し、子どもの成長と共に家計を支えてもらうのが理想ですね。
これからも、お互いに「完璧を目指さず、今できる範囲で最適解」を見つけていきましょう!


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