◎(4521)科研製薬 : 小1の壁月1万円、80%超財務の4.47%配当で人生設計を支える

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。子育て中の限られた時間と資金をどう活かすか、私「みずき」の個人的な試行錯誤をシェアすることが目的です。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

我が家の長女は2020年1月生まれ。いよいよ2026年4月には小学校入学を控えています。いわゆる「小1の壁」というやつですね。これまでは保育園にお任せできていた放課後の時間も、これからは学童保育や、本人が興味を持ち始めた習い事(最近はピアノを習いたいと言い出しました)など、新しい費用が発生する時期に入ります。

私の仕事は営業・企画職なので、ある程度裁量はありますが、フルタイムで働き続けるためには、家計に少しでも「自動的なゆとり」があることが心の支えになります。そこで今回のシナリオは「小1の壁を乗り越えるための、月1万円の家計サポート」です。

月1万円あれば、学童の延長料金や、ちょっとした教材費、たまの家族での外食代をカバーできますよね。この「月1万円の配当」を、財務が堅いとされる製薬会社などの銘柄でどう準備できるか考えてみたいと思います。

2. 目標配当額の逆算計算

目標は「月1万円」の配当収入です。これを実現するために必要な投資額を、今回注目する科研製薬の利回りから計算してみます。

項目 設定・計算結果
目標年間配当額(税引前) 120,000円
想定配当利回り 4.47%
必要投資額 約2,684,563円

科研製薬の1株配当予想は190円ですので、100株保有で年間19,000円。目標の12万円を達成するには、約630株(約7単元)の保有が必要という計算になります。現在の株価が4,210円前後ですから、投資額としては約265万円〜300万円程度ですね。一度に投資するには大きな金額ですが、ジュニアNISAや新NISAの成長投資枠を使って、数年かけて積み上げていく現実的な目標かなと感じています。

3. 複数銘柄の比較紹介

今回は「製薬・ヘルスケア」という安定したビジネスモデルに注目して、科研製薬と、最近ニュースで見かけた小野薬品工業などを比較してみます。

科研製薬 (4521)

皮膚科や整形外科領域に強い「中堅製薬」です。水虫のお薬「クレナフィン」などが有名ですね。派手な成長株ではありませんが、とにかく財務が鉄壁なのが特徴です。

指標名 データ(2026/03予想含)
株価(目安) 4,210円
配当利回り 4.47%
1株配当 190円
自己資本比率 80.2%
PER / PBR 70.09倍 / 1.10倍

営業利益が直近で落ち込んでいるため、PERが非常に高く見えますが、キャッシュを豊富に持っているため、配当を維持する力は強いと見ています。

比較対象:小野薬品工業 (4528)

最近のニュース(BioSpaceの報道によると、子会社のDecipheraが米国FDAに新薬承認申請を行ったとのこと)で話題の企業です。がん治療薬「オプジーボ」で有名ですね。
(※ニュース要約:小野薬品の子会社が、再発・難治性の中枢神経系リンパ腫治療薬について、米国での新薬承認申請が受理されたという内容です。グローバルな成長が期待されています)

小野薬品は成長性という面では科研製薬を上回りますが、その分、研究開発費の負担も大きく、株価の変動も激しい傾向にあります。我が家の「家計の守り」としては、科研製薬の「ニッチな領域での安定性」の方が、教育費の原資としては計算しやすいかなと思っています。

似たような人生設計の考え方は、こちらの過去記事でも紹介しています。
◎(4310)ドリームインキュベータ : 2026年小1の壁月1万円、4.75%配当が家計防衛と人生設計を支える

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

科研製薬を、我が家の3つの軸で評価してみました。

A. 配当の持続性・成長性

評価:○(まあ大丈夫)

現在のEPS(1株利益)に対して配当額が上回っており、一見すると「タコ足配当」のように見えます。しかし、自己資本比率が80%を超えているという驚異的な財務基盤があるため、短期的には内部留保を取り崩してでも配当を維持する余裕があります。一方で、今後の利益成長が追いつかないと、どこかで増配が止まる懸念はありますね。10年単位で見ると「維持」がメインのシナリオになりそうです。

B. 人生設計との適合性

評価:◎(ぴったり)

娘が小学校に上がる2026年4月に、4%を超える利回りで安定してキャッシュを運んでくれる存在は非常に心強いです。薬は景気に左右されにくい「ディフェンシブ」な商品なので、万が一不況が来ても、学童の費用が払えなくなるような事態を防いでくれる「家計の保険」のような役割を期待できます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性

評価:○(安心して持てる)

私は普段、営業職として数字を追いかけているので、せめて投資くらいは「どっしり構えていられるもの」を選びたいと思っています。最低投資金額が約42万円と少し高めなのがネックですが、その分、一度買えば頻繁にチャートを見なくて済む安定感があります。

5. みずきの総合評価+判断

科研製薬は、「成長爆発力はないけれど、最強の盾を持っている企業」だと判断しています。我が家の人生設計においては、教育費という「絶対に減らしたくない資金」の置き場所として、ポートフォリオの15%程度までなら組み入れてもいいかなと考えています。

特に、小1の壁を迎えるこれからの数年間、株価の乱高下に一喜一憂せずに配当金を受け取り続けられるのは、忙しいワーママにとって大きなメリットです。新薬の開発リスクについても、大手ほど派手な賭けをしていない分、大崩れしにくい安心感がありますね。

6. 制度活用との組み合わせ

ここが一番のポイントです。科研製薬のような高配当株は、「配当控除」の活用が鍵になります。

私は会社員ですが、特定口座で受け取った配当金を確定申告(総合課税を選択)することで、所得税の一部が還付される可能性があります。所得金額にもよりますが、子育て世帯にとって数パーセントの税率差はバカになりません。
また、もし娘の名義でジュニアNISA(制度は終了していますが、非課税での継続保有は可能)や、新NISAの成長投資枠を活用すれば、配当金はまるまる非課税で受け取れます。月1万円の配当が、税金で引かれずにそのまま習い事の月謝に充てられる。これこそが「制度を味方につける」という感覚ですね。

iDeCoでは全世界株などのインデックスで老後資金を作り、個別株ではこうして「今必要な現金流」を確保する。この二段構えが我が家のスタイルです。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

もちろん、迷う部分もあります。科研製薬の指標で気になるのは、やはり「収益性の悪化」です。PER 70倍というのは、今の利益水準に対して株価が割高であることを示しています。将来の利益回復を信じるか、あるいは「資産株」として割り切るかの選択を迫られます。

また、製薬業界全体の課題として「新薬が出なければジリ貧」という宿命があります。小野薬品のようにグローバルで戦う力があるのか、あるいは国内のニッチ市場を守りきれるのか。娘が高校生になる10年後、12年後までこの高い配当が維持されている保証はありません。
「一度買ったら一生安心」と思わず、定期的に決算短信をチェックして、自己資本が削られすぎていないか見守る手間は必要だな、と自分に言い聞かせています。

投資は100点満点を求めるのではなく、自分たちの今の暮らしに寄り添ってくれる「70点〜80点の銘柄」をコツコツ集めていければ、それで十分だと思っています。小1の壁、一緒に乗り越えていきましょうね。

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