はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。日々の子育てと仕事の合間に、私なりの視点で「家族の未来をどう守るか」を考えている記録です。一つの事例として参考にしていただければ幸いです。
こんにちは、みずきです。2020年生まれの娘が、2026年の4月にはいよいよ小学校に入学します。いわゆる「小1の壁」を目前に控え、働き方や家計のあり方を改めて見直しているところです。最近は、子供の将来に向けた準備について考える機会が増えました。海外のニュースサイト「Farm Progress」の記事(How to plan for your kids and your estate)でも、子供や資産継承のために最低限必要な計画を立てることの重要性が説かれています。これは農場経営の話ですが、私たち子育て世代の家計管理にも全く同じことが言えると思います。行き当たりばったりではなく、今のうちに「キャッシュフローの柱」を立てておくことが、数年後の自分を助けることになるんですよね。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
我が家の現在の課題は、娘の小学校入学に伴う「生活スタイルの変化」と「教育費の増加」です。現在は保育園に通っていますが、小学校に上がると学童保育の費用や、本人がやりたがっている習い事の月謝など、意外と細々とした出費が増えることが予想されます。
我が家の現在地と目標:
・娘が2026年4月に小学校入学(現在5歳)。
・「小1の壁」で残業を減らす可能性があり、手取り収入が月2〜3万円減るリスクを想定。
・その補填として、まずは「月5,000円(年間6万円)」の配当所得を積み上げたい。
・将来的には第二子の教育費も見据え、10年単位で安定して受け取れる銘柄を選びたい。
今回は、この「月5,000円の教育費サポート」を、高い配当利回りと盤石な財務基盤を持つケル株式会社(6919)を軸に検討してみたいと思います。
2. 目標配当額の逆算計算
月5,000円、年間で6万円の配当金を得るためには、どれくらいの投資資金が必要になるでしょうか。ケル(6919)の配当利回り(会社予想)は現在5.07%と非常に高い水準にあります。この数字を使って計算してみます。
目標年間配当額:60,000円
・必要投資額 = 60,000円 ÷ 5.07% ≒ 約118万円
現在の株価が1,584円前後ですので、100株保有で年間8,000円の配当が得られます。6万円に到達するには約800株(約126万円分)の保有が必要という計算になりますね。一度にこの金額を投資するのは勇気がいりますが、新NISAの成長投資枠などを活用しながら、数年かけて買い増していく現実的な目標といえそうです。
3. 複数銘柄の比較紹介
同じ「電子部品・コネクタ関連」のセクターで、配当利回りや財務状況が魅力的な銘柄と比較してみます。それぞれの特徴が我が家の人生設計にどう合うかを見極めるのがポイントです。
| 項目 | ケル(6919) | シライ電子工業(6658) | 千代田インテグレ(6915) |
|---|---|---|---|
| 直近株価 | 1,584円 | 600円前後 | 2,800円前後 |
| 配当利回り | 5.07% | 約4.5% | 約4.8% |
| 1株配当(予) | 80.00円 | 27.00円 | 135.00円 |
| 自己資本比率 | 81.8% | 約35% | 約85% |
| PBR(実績) | 0.76倍 | 約0.8倍 | 約0.7倍 |
| 特徴 | コネクタ専業。財務が極めて健全。 | プリント配線板。自動車・ゲーム向け。 | OA・AV機器用部材。鉄壁の財務。 |
以前検討したシライ電子工業は、機動的な投資に向いていますが、長期の安心感という点ではケルの「自己資本比率80%超」という数字が光ります。また、千代田インテグレも非常に魅力的な財務ですが、ケルの方がより配当利回りが高く、効率的に月5,000円の目標に近づけると感じています。
過去の分析記事も参考にしています:
◎(6658)シライ電子工業 : 2026年小1の壁月5千円、4.5%配当が人生設計を支える
◎(6915)千代田インテグレ : 2026年小1の壁月1万円を4.79%配当と鉄壁財務で家計防衛
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
ケル(6919)について、3つの軸で我が家の人生設計との相性を考えてみました。
A. 配当の持続性・成長性
評価:○(まあ大丈夫)
自己資本比率が81.8%と非常に高く、キャッシュが豊富な「実質無借金経営」に近い状態です。直近の収益性は悪化しており、EPSも振れが大きいのが懸念点ですが、これだけの財務基盤があれば、一時的な不況でも配当を維持できる体力があると考えられます。経営層が株主還元に前向きな姿勢を見せているのも心強いですね。
B. 人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり)
利回り5%超えは、限られた投資資金で最大のキャッシュフローを作りたい子育て世代には大きな武器です。15万円台から投資できるため、ボーナス時や節約で浮いたお金で少しずつ買い足すのに適しています。娘が小学校を卒業するまでの6年間、着実に配当を受け取り続けるイメージが湧きます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:○(安心して持てる)
電子部品業界は景気循環の影響を受けやすいですが、PBRが0.76倍と解散価値を下回る水準で放置されているため、下値は限定的だと見ています。成長株のような爆発力はありませんが、家計の「守りの資産」としてポートフォリオの一部に組み入れるには、この安定感がちょうど良いです。
5. みずきの総合評価+判断
ケル(6919)は、派手さはないものの「質実剛健」という言葉がぴったりの銘柄だと感じています。収益性が一時的に悪化している点は注意が必要ですが、それを補って余りある財務の健全性と高利回りが魅力です。
みずきの判断:
「小学校入学後の習い事代」を賄うための主力候補にしたいと思います。一度に120万円を投じるのではなく、まずは200株(約32万円)程度を保有し、年間16,000円(月換算で約1,300円)の「自分年金ならぬ子供手当上乗せ」からスタートするのが、今の我が家には無理のないペースかな、と考えています。業績が回復基調に乗れば、さらなる増配も期待できそうです。
6. 制度活用との組み合わせ
高配当株投資で忘れてはいけないのが「税金」の話です。利回り5%と言っても、特定口座では約20%の税金が引かれ、実質4%になってしまいます。ここでみずき流の差別化ポイントです。
・新NISA(成長投資枠)の活用:
ケルをNISA枠で購入すれば、5.07%の配当が丸々手元に残ります。年間6万円の配当を得るために必要な投資額も、非課税枠を使えば少なくて済みます。これが一番の王道ですね。
・配当控除の検討:
もしNISA枠を他の積立投資などで使い切っている場合は、特定口座で購入し、確定申告で「総合課税」を選択して「配当控除」を受けるという手もあります。私の所得水準であれば、所得税の一部が還付される可能性が高いです。手間はかかりますが、この「ひと手間」が家計の自由度を高めてくれます。
・ジュニアNISA(旧制度)からの移行:
娘名義で運用していた旧ジュニアNISAのロールオーバー分についても、こうした安定配当株への入れ替えを検討しても良いかもしれません。子供名義で「自分のお金が企業を支え、そのお礼としてお小遣い(配当)がもらえる」という仕組みを教える良い教材にもなりそうです。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
もちろん、バラ色の話ばかりではありません。ケルにも弱点はあります。直近の収益性が「悪化」と判断されている通り、営業利益率の低下は気になります。もし今後、この収益悪化が数年も続き、純利益が配当額を下回るような事態になれば、いくら財務が良くても減配のリスクはゼロではありません。
また、出来高が15,000株とそれほど多くないため、売りたい時に希望の価格で売れない「流動性リスク」もあります。短期で売買して利益を出そうとする銘柄ではなく、あくまで「数年から10年、配当をコツコツ受け取る」という覚悟が必要です。
私は投資の専門家ではありませんが、子育て中のママとして「失敗しても致命傷にならない範囲で、少しでも未来を楽にしたい」という気持ちで取り組んでいます。皆さんも、ご自身の人生設計に照らし合わせて、納得のいく銘柄選びをしてくださいね。完璧な銘柄はないけれど、今の我が家にとって「ちょうど良い」と思える選択をしていきたいと思っています。


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