×(1419)KIMOTO : 「高すぎる利回り」の小1の壁月7,500円への適性、持続性に懸念

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

タマホーム(3416):予想配当利回り5.28%!この「高すぎる利回り」は我が家の小1の壁対策に使えるのか?

こんにちは、みずきです。2026年2月に入り、上の子の小学校入学(小1の壁)まで、いよいよカウントダウンが始まりましたね。学童や習い事の予約、本当に忙しい時期です。

今日は、以前から気になっていた銘柄の一つ、タマホーム(3416)について考えてみたいと思います。なんと、予想配当利回りが5.28%と、非常に高い水準にあるんですよね。この数字だけ見ると、「え、これがあれば小1の壁も怖くないかも!」なんて一瞬思ってしまうのですが、私たち子育て世帯にとって、本当に安定した家計を支えてくれるのか、しっかりと中身を見ていきたいと思います。

我が家の人生設計シナリオ:小1の壁で月7,500円の安定収入を確保したい

我が家の長女は2020年1月生まれ。今年の4月に小学校に入学します。私も夫もフルタイムで働いているため、「小1の壁」は物理的にも金銭的にも大きな課題です。

特に、放課後の学童保育料や、小学校に入ってから増える習い事の費用など、ざっくり計算すると、年間で15万円〜20万円ほど家計支出が増えると予想しています。このうち、最低でも月々7,500円、年間で90,000円のキャッシュフローを配当金で賄いたいと考えています。

  • 現在の目標:2026年4月以降、家計に月々7,500円の配当金による余裕を作る。
  • 目標年間配当額(税引前):7,500円 × 12ヶ月 = 90,000円
  • この配当金は、家計の「守り」の部分、具体的には学童保育料や長女の教育関連費用に充てることを想定しています。

目標配当額の逆算計算

もし、この目標(年間90,000円)をタマホームの配当利回り5.28%(01/30時点)で実現しようとすると、いくら投資が必要になるでしょうか。

目標年間配当額(税引前) 候補銘柄の配当利回り 必要投資額
90,000円 5.28% 約1,704,545円

約170万円の投資が必要になりますね。最低購入代金が371,500円(100株)なので、まず手を出すこと自体は難しくありませんが、約170万円を単一銘柄に集中投下して、家計の「守りの配当」とするのは、かなり慎重にならざるを得ません。

タマホーム(3416)の基本情報と、高すぎる配当利回りの持つ意味

タマホームは、主に注文住宅の建築・販売を行っている会社ですね。「タマホーム」のCMは私もよく見ますし、知名度は抜群です。住宅業界は景気や金利動向に左右されやすい、景気敏感セクターの一つだと言えます。

指標から読み取れること(01/30時点)

項目 数値 みずきの評価
株価 (01/30) 3,715円 最低投資額 約37万円
配当利回り(会社予想) 5.28% 非常に高いが、警戒が必要な水準
1株配当(会社予想) 196.00円 高水準
PER(会社予想) 79.77倍 異常に高い。業績の悪化を示唆
EPS(会社予想) 46.57円 1株配当196円に対して低い
自己資本比率 37.1% 目安の30%は上回るが、低下傾向あり

このデータを見て、まず真っ先に「ん?おかしいな?」と感じる点が二つあります。

h4. 1株配当196円なのに、予想EPSが46.57円?

EPS(1株当たり利益)が46.57円であるのに対し、会社予想の1株配当が196円です。これはつまり、稼ぐ利益の約4倍以上を配当に回す計画ということです。計算上、配当性向は400%を超えます。

一般的に、配当性向は60%以下が目安です。配当性向が100%を超えるということは、会社が「今の利益だけでは配当を払えないから、過去の貯金(内部留保)を取り崩して配当を出すか、あるいは大幅な業績回復を見込んでいる」ということです。

提供された指標の分析にも、「収益性: 悪化しています。純利益率と営業利益率は前年同期比で低下し、直近期もマイナスです」とあります。つまり、この5.28%という高い利回りは、「今期の利益が極めて低い状況で、無理をして配当を出す、あるいは特別な要因で高くなっている」状態を示している可能性が非常に高いんです。

タマホームは利益連動型(業績連動型)の配当方針を採用している可能性が高く、今期の業績が著しく悪化しているにも関わらず、何らかの理由(記念配当、株主還元策の継続意向など)でこの水準を出していると推測できますが、この配当が来期以降も「持続する」と考えるのは非常に危険だと判断します。

h4. 安定性の低下懸念

「安定性: やや低下しています。自己資本比率は一般的に望ましいとされる30%を下回る局面が増え、財務の余裕が薄れています。有利子負債は増加傾向です」という情報も気になります。

住宅産業は大きな資金を必要としますし、景気後退期には契約が落ち込みやすいです。家計の「守りの配当」を期待する私たち子育て世帯にとって、財務の余裕が薄れている銘柄は、減配リスクが直結するため、非常に大きな懸念材料となります。

人生設計に組み込むためのリスク比較

目標は「小1の壁を乗り越えるための、安定した月7,500円」です。不安定なタマホームに、この重要な役割を任せることはできません。安定性の観点から、リスク特性を比較してみましょう。

銘柄タイプ タマホーム(3416) タイプX (安定財務企業) タイプY (増配志向企業)
配当利回り(目安) 5.28%(予想) 3.0% 4.5%
配当の持続性 極めて低い(配当性向400%超) 高い(配当性向50%未満) 中〜高(増配意欲あり)
景気耐性 低い(景気敏感) 高い(内需ディフェンシブなど) 中〜高
家計への貢献度 一時的に高額だが、減配で計画崩壊リスク 安定的な現金を低リスクで確保 利回り向上を期待できる

タマホームは、利回りだけを見ると魅力的ですが、配当性向から判断すると、この配当を長期間にわたって維持できる可能性は極めて低いと言わざるを得ません。もし、この配当を頼りに家計計画を立ててしまうと、数年後に減配や無配になった場合、私たちの子どもの教育費計画そのものが崩壊してしまうリスクがあります。これは絶対に避けたいことです。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

子育て世帯の家計を支えるという観点から、タマホームを評価します。

A. 配当の持続性・成長性:×(リスク極めて高い)

配当性向が400%を超えている(EPSに対して配当金が高すぎる)時点で、持続性は期待できません。これは、業績が回復しなければ来期以降、大幅な減配となる可能性が非常に高いことを示しています。高配当の個別株を選ぶ際、みずきが最も重視する「配当を減らされない安定性」を満たしていません。

B. 人生設計との適合性:×(不向き)

我が家が目標とする「2026年4月の小1の壁」は、安定した現金流が必須の課題です。不安定な配当に頼ることは、家計管理の哲学である「お金は人生の自由度を高めるツール」に反します。配当が減ることで、自由度が低下してしまうからです。この銘柄は、安定配当を期待する私たちの人生設計には不向きです。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:×(今は避けるべき)

子どもがまだ小さく、これから教育費の支出が増える時期です。特に、育休明けや小学校入学直後の数年間は、家計防衛を最優先すべきです。この不安定な収益構造を持つ銘柄に、家計の安定化という重要な役割を任せることはできません。

総合評価と、高配当に惑わされないための戦略

結論として、タマホーム(3416)は、現在の高利回り5.28%にも関わらず、子育て世帯が安定的な家計サポート目的で組み込むべき銘柄ではないと判断します。

この銘柄は、投資家に対して「高配当に見えるが、業績連動リスクが極めて高い銘柄の見分け方」を教えてくれる良い事例だと言えるかもしれません。利回りが高いからといって飛びつくのではなく、必ずPER、EPS、配当性向を確認することが重要ですね。

我が家では、教育費対策の個別株投資は、財務が盤石で配当性向が適正な銘柄に絞って、着実に進めていきたいと考えています。不安定な銘柄で目標額を達成するよりも、利回りが低くても安定している銘柄で着実に投資額を積み上げる方が、長期的な人生設計には適しているからです。

h4. 制度活用と守りの資産形成

タマホームのように配当の持続性に大きな懸念がある銘柄は、税制優遇制度(NISAやジュニアNISA)を使って非課税にできたとしても、元本や配当自体が不安定では意味がありません。

私たち個人投資家の最大の武器は「制度の活用」です。特に、配当金狙いの場合は、配当金が非課税になるジュニアNISAで安定高配当銘柄を選んだり、成長投資枠で安定性の高い銘柄を買い付けることが重要です。

タマホームは、現時点では「家計の守り」としてではなく、「ポートフォリオのハイリスク枠」として検討すべきでしょう。ただ、私たち子育て世帯の主戦場である「教育費のための資産形成」においては、ハイリスク枠の比重は小さくすべきだと考えています。

今回の検討を通じて、改めて「高配当=正義ではない」ということを痛感しました。指標をしっかり確認する手間を惜しまず、これからも我が家の人生設計に合った銘柄探しを続けていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

みずき

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