本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:1年後の「小1の壁」と育休に備える高配当戦略
こんにちは、みずきです!もう2026年が始まりましたね。年末年始は、娘(5歳・年長)のお世話や、夫と今年の家計計画を立てるのに大忙しでした。
我が家にとって、来年(2027年春)は大きな家計の転機になります。そう、娘の「小1の壁」です。学童や習い事など、今までなかった費用がドッと増える時期ですよね。さらに、私たち夫婦は第二子も検討していて、もし実現すれば、その時期は私の育休期間と重なるかもしれません。
だからこそ、「配当金」という安定した現金流で、このダブルパンチに備えておきたいと考えているんです。
1. 我が家の人生設計シナリオ:1年後、月7,000円の配当が欲しい
現在の貯蓄ペースは維持しつつも、生活の質を落とさないために、配当金で家計を補強したい。これが今回の目標です。
- 我が家の現在地:娘5歳(年長)。つみたてNISA、iDeCoは満額拠出済み。個別株は、安定性の高いディフェンシブ銘柄をコアに保有しています。
- 1年後の家計課題:娘の小学校入学に伴い、学童費や習い事(塾、スイミングなど)の費用が月1万円程度発生する見込み。また、もし育休に入った場合、手取り収入が一時的に減少します。
- 解決のために必要な配当額:少なくとも、この増える費用や減少分の半分をカバーしたい。目標は、税引き前で月7,000円(年間84,000円)の配当収入です。
この目標を達成するために、今回は非常に高い利回りが魅力的な銘柄、タマホーム(株)(1419)について、深く掘り下げて検討したいと思います。
2. タマホームで目標配当額を逆算計算
タマホーム(1419)はローコスト住宅で知られる企業ですが、今(2026年時点)の予想配当利回りを見て、正直驚きました。
現在のデータ(2026年12月30日時点)を見てみましょう。
- 株価:3,580円
- 予想1株配当:196.00円
- 予想配当利回り:5.47%
この利回りは高配当株の中でもトップクラスです。この利回りで、年間84,000円(月7,000円)の配当を得るには、いくら投資が必要か逆算してみます。
$$ \text{必要投資額} = \frac{84,000 \text{円} (\text{目標年間配当})}{0.0547 (\text{配当利回り})} \approx 1,535,650 \text{円} $$
約154万円の投資資金があれば、理論上は目標配当に到達できます。タマホームの単元株は100株なので、最低購入代金は358,000円です。もし500株(約179万円)を購入できれば、年間配当は196円 × 500株 = 98,000円となり、目標の月7,000円を大きく超え、月8,166円が期待できます。
ディフェンシブ銘柄(利回り3.5%程度)で同じ目標を達成しようとすると、約240万円必要になりますから、この「少ない投資額で高配当を得られる」点は、タマホームの最大の魅力です。
3. 高利回りの「家計貢献度」と、無視できない「収益性悪化」のリスク
タマホームの魅力は高利回りですが、同時にその裏側に潜むリスクもしっかり見極めなければなりません。特に、私たち子育て世帯は、配当金が減ってしまうと家計計画全体が崩れてしまうため、安定性が命です。
タマホーム(1419)の基本と懸念点
タマホームは「より良い家をより安く」を掲げる住宅メーカーです。最近は戸建て住宅だけでなく、分譲やリフォーム事業にも力を入れていますね。
しかし、財務データをチェックすると、リスク要因が浮かび上がってきます。
- 配当性向が高すぎる:
予想EPS(1株あたり利益)206.98円に対し、予想配当が196円です。配当性向は約94.7%。これは、稼いだ利益のほとんど全てを配当に回している状態です。企業が成長や不況対策のために内部留保する余裕がほとんどないことを示します。 - 収益性・安定性の低下:
データにも「収益性: 悪化しています」「安定性: やや低下しています」と明確に出ていました。純利益率や営業利益率が前年同期比で低下傾向にあり、自己資本比率も望ましい水準を下回る局面があるとのこと。 - 景気敏感業種:
住宅業界は、金利や景気動向に非常に敏感です。景気が後退したり、金利が上昇したりすると、新築住宅の需要はすぐに冷え込みます。もし1年後に景気後退が来た場合、この高い配当性向では、減配の可能性が非常に高いと考えられます。
「月7,000円を154万円で達成できる」のは魅力的ですが、「1年後に減配されて、その7,000円が月3,000円になるかもしれない」というリスクも同時に受け入れる必要があります。
銘柄比較:安定性をどう確保するか
我が家の「1年後、月7,000円の配当」目標を実現するために、タマホームをポートフォリオにどう組み込むか考えます。
| 銘柄A(タマホーム 1419) | 銘柄B(ディフェンシブ株:架空T社) | 銘柄C(成長系増配株:架空S社) | |
|---|---|---|---|
| 配当利回り | 5.47% | 3.5% | 2.5% |
| 必要投資額(年間8.4万円) | 約154万円 | 約240万円 | 約336万円 |
| 配当性向 | 約94.7%(高リスク) | 45%(安定) | 30%(成長期待) |
| 役割 | 高利回りによる短期的な現金流確保 | 家計の柱、精神的安定剤 | 長期的な資産拡大、増配期待 |
結論として、タマホーム単独で目標額を達成するのは、精神衛生上、非常に危険です。特に育休期間中に減配のニュースを見たら、私は不安で夜も眠れなくなりそうです。
だから、タマホームを検討する場合、あくまで「ポートフォリオ全体の利回りを引き上げる、ハイリスク・高利回り枠」として少なめに持つのが賢明だと考えました。
例えば、ディフェンシブ銘柄Bに150万円、タマホームに50万円を投じるなど、全体の安定性を保ちつつ、利回りの恩恵を受けるのが理想的ですね。
4. 外部ニュースに見る住宅業界の動向
タマホームのような銘柄を見る時、その業界全体の流れはとても重要です。今回は、2026年1月4日付の株探ニュースの記事を参照しました。
▶ 2026年の利益成長“青天井”ばく進、有力株リスト <新春特別企画> | 特集 – 株探ニュース
この記事では、2026年の成長期待株が特集されていましたが、住宅・建設セクター全体としては、景況感によって業績が左右されやすいのは間違いありません。
タマホームはローコスト住宅に強みがあるため、景気後退局面でも「安価な住宅」への需要は一定程度見込めるかもしれません。しかし、現在の高金利環境や資材高騰の影響を受けやすいのも事実です。もし、2026年の間に大きな利益成長が見込めなければ、94.7%という配当性向を維持するのは非常に難しいでしょう。
私たち投資家がタマホームに期待するのは「青天井の成長」ではなく、「この高配当の継続」ですから、企業が本当にキャッシュフローを生み出せているかを厳しくチェックする必要があります。
5. みずきの「人生設計マッチ度」評価
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当性向が90%を超えている点は、持続性にとって極めて大きな懸念材料です。データが示す通り、収益性が悪化している局面でこの水準は、減配がすぐそこにあるリスクを示しています。増配期待よりも、維持できるかどうかの心配が勝ります。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
「1年後、月7,000円」という目標を、少ない投資額で達成できるポテンシャルは素晴らしいです。育休や小1の壁という短期の家計課題に対し、即効性のある高利回りは非常に魅力的です。ただし、減配リスクを考慮し、この配当を家計計画の「コア」に組み込むことはできません。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
我が家は第二子を検討中のため、今は守りの時期。安定性を重視すべきです。タマホームの不安定な収益性と高い配当性向は、私のリスク許容度からすると、全資産の10%未満に抑えるべき「サテライト枠」だと判断します。
6. 制度活用と高配当株の効率化
タマホームのような高配当銘柄を検討するなら、税制優遇制度の活用は絶対条件です。配当金は通常約20%が源泉徴収されてしまいますが、制度を使えば手取りが大きく変わります。
ジュニアNISAの最後のチャンスを活かす
もしタマホームを娘の将来の教育資金のために保有するなら、ジュニアNISAの成長投資枠(2023年末までの制度)で非課税にすることが、今(2026年時点)でも最も効果的です。
タマホームの配当196円は、課税口座だと約156円(税引後)になってしまいますが、ジュニアNISAなら196円まるまる非課税で受け取れます。約20%も手取りが増えるんです。
もし500株をジュニアNISAで持っていた場合、年間98,000円の配当が非課税です。10年間保有すれば約100万円の配当金が非課税で貯まる計算になります。これは、将来、娘が大学入学時に必要な費用の大きな助けになります。
ただし、タマホームの減配リスクは、非課税メリットを考慮しても残ります。そのため、タマホームのようなリスクの高い個別株は、全教育資金の半分以下に抑え、残りはインデックス投信や安定した配当性向のディフェンシブ高配当株で固めるのが賢明だと思います。
7. みずきの総合判断:魅力的な利回りだが、今は慎重に
タマホームの5.47%という高配当利回りは、1年後の小1の壁や育休中の家計をサポートする上で、非常に大きな魅力です。
しかし、我が家の優先順位は「配当の安定性」です。これから数年、家計が不安定になりやすい時期だからこそ、配当性向が90%超え、収益性が悪化傾向にある銘柄をコア資産として持つのは、私のリスク許容度を超えていると判断します。
もし私だったら…
タマホームをいきなり目標額分(約154万円)購入するのではなく、まず少額(100株、約36万円)だけ購入し、配当性向や四半期ごとの収益性の推移を厳しくチェックします。そして、もし収益が回復し、配当性向が50~60%台に落ち着くなど、安定化の兆しが見えてきたら、追加投資を検討するという、慎重なスタンスを取ると思います。
高配当は魅力的ですが、「なぜそんなに高いのか」の理由を理解し、そのリスクを背負えるかどうかを、自分の人生設計と照らし合わせて考えることが大切ですね!


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