△(6927)ヘリオス テクノ HD : 小1の壁月1万円、5.79%利回りと高配当性向リスク

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:小1の壁に備える高配当株—ヘリオス テクノ ホールディングス(6927)の適合性

こんにちは、みずきです!娘も5歳になり、いよいよ来年からは小学校入学、そして「小1の壁」がやってきます。学童保育や習い事など、今までなかった固定費が増えるのが今からちょっと怖いんですよね。

今回は、そんな来るべき家計の課題を解決するために検討中の高配当銘柄、ヘリオス テクノ ホールディングス(6927)について、我が家の人生設計から逆算して評価してみたいと思います。

この銘柄、配当利回りが5.79%(2026年3月期予想)と、とても魅力的。でも、高配当には必ず理由がありますよね。その安定性と、我が家のニーズにどこまで合うのかをじっくり見ていきます。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

我が家の最大の課題は、娘が小学校に上がった後の「教育費の増加」と、それに伴う「ママの働き方の調整」です。今はフルタイムで働いていますが、時短勤務や少し仕事量をセーブすることも視野に入れています。

  • 我が家の現在地:娘5歳(年長)。貯蓄は順調ですが、投資元本をさらに厚くしたい時期。
  • 1年半後の家計課題:2027年春の小学校入学後、習い事(英語、ピアノ)と学童保育で、月々10,000円程度の追加支出が発生する見込みです。
  • その課題を解決するために必要な配当額:1年半後には、月10,000円(年間120,000円)の配当金を、家計の「習い事費・学童費」口座に振り分けられるようにしたいと考えています。

この10,000円があれば、私の給与から捻出するプレッシャーが減り、心にも家計にも大きな余裕が生まれるはずです。特に配当金は精神的な安定剤にもなりますよね。

2. 目標配当額の逆算計算:約207万円の投資が必要

目標は年間120,000円の配当金です。

今回検討しているヘリオス テクノ ホールディングス(6927)の会社予想配当利回りは5.79%です(2026年3月期)。

この利回りを使って、必要な投資額を逆算してみましょう。


目標年間配当額:120,000円
予想配当利回り:5.79%

必要投資額(税引き前)= 120,000円 ÷ 0.0579 
必要投資額(税引き前)≈ 2,072,538円

つまり、ざっくり207万円をこの銘柄に投資できれば、税引き前で年間12万円の配当が得られる計算になります。

現在の株価が1,048円なので、最低投資金額は100株で105,300円ですね。207万円を投資するには、約2,000株を保有する必要があるというわけです。我が家の現在の貯蓄ペースから考えると、1年半後までに200万円を準備するのは少し努力が必要ですが、手の届く範囲だと思います。

3. 複数銘柄の比較紹介:ヘリオスHDの特性

年間12万円の配当目標を達成するための選択肢はいくつかありますが、今回は「高い利回り」と「将来の技術トレンド」を考慮して、ヘリオスHDを検討しました。

ヘリオス テクノ ホールディングス (6927) の概要

  • 業界とビジネス:主にディスプレイや半導体製造工程で使われる露光装置、UV照射装置、光源(ランプ)などを提供しています。技術志向が強く、産業機器の分野でニッチな技術力を持っています。
  • 直近データ(2026/12/30現在):
    • 株価:1,048円
    • 配当利回り(会社予想):5.79%
    • 1株配当(会社予想):61.00円
    • 最低購入代金:105,300円(100株)
    • PBR:1.21倍 / PER:17.37倍
    • 自己資本比率:76.1%(非常に高い)
  • 配当方針:高水準の配当を維持しようという姿勢は見られますが、EPS(一株当たり利益)の振れ幅が大きく、収益性はやや不安定という評価が気になります。

高利回り追求のリスク比較

同じく高配当を出す銘柄と比べると、ヘリオスHDは財務の安定性(自己資本比率76.1%)は驚くほど高いものの、収益性は波があることが分かります。

銘柄のタイプ ヘリオスHD(技術系) 比較銘柄A(ディフェンシブ安定株) 比較銘柄B(J-REITなど)
配当利回り 5.79% 約5.5% 約5.4%
財務安定性 ◎(自己資本比率76.1%)
収益の安定性 △(EPSの振れ大) ◎(安定している) ○(テナント依存)
選定理由 目標配当額に早く到達できる利回り。技術成長期待も。 景気変動に強く、減配リスクが低い。 インフレに強い不動産からの安定収入。

ヘリオスHDを選ぶメリットは、その高い利回り(目標額達成への近道)と、財務の固さです。しかし、収益性が不安定なため、もし不況期に業績が悪化した場合、高配当を維持できなくなるリスクは、安定したディフェンシブ銘柄に比べて高いと言わざるを得ません。

4. 最新テクノロジーと高配当株の接点

ヘリオスHDが事業展開している分野は、今後の技術革新と密接に関わっています。特に、ディスプレイスマート化や半導体製造、そして光源技術は、AI時代のインフラを支える技術でもあります。

最近のニュースでも、世界中でAIへの大規模な投資計画が発表されています。

アメリカ政府の「AI投資5000億ドル」は日本の防衛費8年分…AIは本当に“バブル”なのか?2026年のAI情勢|FNNプライムオンライン

この記事にあるように、AI技術の進化と普及は、サーバーやデータセンター、そしてそこに使われる半導体や高機能ディスプレイへの需要を爆発的に高めています。ヘリオスHDの事業は直接的にAIサービスを提供するわけではありませんが、AIに必要なインフラを作るための装置や部品を提供しているわけですよね。

もし、同社がAIブームの恩恵を受けて業績が大きく伸びれば、この5.79%という利回りが維持されるだけでなく、さらに増配の可能性も出てきます。高配当と成長期待の両方を持てるのが、この銘柄の最大の魅力かもしれません。

5. みずきの「人生設計マッチ度」評価

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

利回りは素晴らしいですが、収益性の不安定さが気になります。ヘリオスHDは配当性向を公表していませんが、EPS(60.61円)と1株配当(61.00円)を見ると、予想配当性向がほぼ100%を超えている状態です。これは、稼いだ利益のほぼ全て、あるいはそれ以上を配当に回していることを意味します。

つまり、今後の業績が少しでも下振れすれば、減配のリスクは非常に高いと言えます。財務は盤石なので一時的には維持できるかもしれませんが、長期的に安定した配当を求めるコア銘柄としては、正直なところ不安が残ります。

B. 人生設計との適合性:○(悪くない)

「1年半後に月1万円の習い事費用を賄う」という目標に対して、約207万円の投資で実現できるのは魅力的です。目標達成に必要な期間と金額のバランスは非常に良いです。

ただし、小学校入学直前という「家計が最もストレスを感じる時期」に、配当が不安定な銘柄に頼り切るのは、私たちのリスク許容度からするとやや危険です。この銘柄だけで全額を賄うのではなく、他の安定株と組み合わせて、減配リスクを分散する必要があるでしょう。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)

自己資本比率76.1%という高水準は非常に安心できます。倒産リスクは極めて低いと言えますね。しかし、収益不安定な高配当株は株価の変動も大きくなりがちです。もし、相場が悪化して株価が大きく下落した時に、精神的に耐えられるかどうかが問題です。

我が家はまだ子育て中であり、緊急資金を確保しつつ、投資は基本的に長期的な家計の安定化のために行っています。この銘柄は、全体のポートフォリオの「コア(安定株)」ではなく、「サテライト(期待枠)」として少額を組み込むのが適切だと判断します。

6. みずきの総合評価+判断:目標達成のためには分割投資が鍵

結論として、ヘリオス テクノ ホールディングスは、高配当で目標達成に必要な投資額が現実的なラインにあるものの、高すぎる配当性向と収益の不安定さがリスクです。

我が家としては、この銘柄で年間12万円の配当目標を全額賄うのではなく、次のような戦略で取り組むのがいいと考えます。

【みずきの戦略】

  1. 年間12万円の目標配当のうち、半分の6万円(月5,000円分)をヘリオスHDに託す(約104万円投資)。
  2. 残りの6万円は、財務盤石で収益が安定しているディフェンシブな高配当株(例:ディーエムエス(9739)など)で堅く確保する。
  3. ヘリオスHDの株価下落局面や業績回復期に、少しずつ買い増し、平均取得単価を下げる。

高い利回りだけを見て飛びつくのではなく、目標を安定株と成長期待株で分割することで、リスクを管理しながら「小1の壁」の備えを進めることができます。

7. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで非課税メリットを最大化

年間12万円の配当目標を達成する上で、税制優遇制度の活用は絶対に外せません。

特に、今回の目標は「子どもの教育費」に充てるものですから、ジュニアNISAで保有するのが最も効果的です。

  • 配当金の非課税メリット:通常、配当金からは約20%が税金として引かれてしまいます。年間12万円の配当なら、約2万4千円が税金で引かれます。
  • ジュニアNISAなら:娘名義のジュニアNISA口座で保有すれば、この2万4千円がまるまる手取りとして残ります。これは長期で見ると非常に大きな差になりますよね。

我が家は娘が5歳なので、あと13年間は非課税期間が使えます。今投資した約200万円(ヘリオスHD含む)が生み出す配当金が、18歳まで非課税で受け取れるのは、まさしく制度の恩恵だと思います。非課税で受け取った配当金を再投資すれば、さらに複利効果も高まります。

8. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直なところ、ヘリオスHDの配当性向がほぼ100%超えという点は、すごく迷うポイントです。

この配当性向では、少しでも業績が落ち込んだら、会社は配当を減らすか、内部留保(会社の貯金)を取り崩すしかありません。自己資本比率が76.1%もあるので、内部留保の体力はありますが、配当を維持するために体力を使わせるのは本意ではないですよね。

もし、私たちの「小1の壁」対策の期間中に、半導体やディスプレイ業界が大きく冷え込むような経済状況になれば、減配される可能性は高いと思います。だからこそ、この銘柄は全体のポートフォリオの「一本の柱」にするのではなく、「高利回り期待枠」として、安定株の陰に隠して持つべきだと考えているんです。

高配当利回り銘柄は、私たち子育て世代の家計に直接的な現金流を提供してくれる強力なツールですが、その裏側にある収益の安定性や配当性向を厳しくチェックすることが、リスク管理の第一歩ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました