本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:2年後の育休に向けて、超高配当株を「守りの配当」に組み込む話
こんにちは、みずきです!
最近、夫と二人で話し合っているのが、いよいよ第二子の計画です。娘(年長)が小学生になる頃には、もし無事に妊娠・出産となれば、私はまた育休に入ることになります。
育休って、子どもとの貴重な時間が増える一方で、やっぱり家計収入が一時的に減るのが現実ですよね。だからこそ、投資からの「配当金」を家計のキャッシュフローに組み込んで、その期間の生活の質を維持したいと考えています。
今日は、その「育休中の家計サポート」というシナリオに合うか検討している、財務が鉄壁な超高配当銘柄、(株)ディーエムエス【9739】について、徹底的に分析してみますね。
1. シナリオ設定:2年後の育休家計を月5,000円サポートしたい
我が家の現在の人生設計シナリオは以下の通りです。
- 我が家の現在地:娘5歳(年長)。つみたてNISA、iDeCo、ジュニアNISAで長期資産形成は継続中。個別株は高配当株を中心にした「配当の柱」を育成中です。
- 2年後の家計課題:2028年頃に第二子育休開始を想定。育休中は収入が手取りで30%程度減ると見込んでいます。
- その課題を解決するために必要な配当額:減収分すべてをカバーするのは難しいですが、少なくとも月5,000円(年間60,000円)の配当金を確保して、家賃や習い事などの固定費の足しにしたいと思っています。
月5,000円の配当があれば、気持ち的にずいぶん楽になりますよね。例えば、娘が楽しみにしている英語教室の月謝の一部を、配当金で賄うイメージです。
2. 目標配当額の逆算計算:100万円で月5,700円を狙う
この目標額(月5,000円、年間60,000円)を、今回検討している(株)ディーエムエス(DMS)で実現するには、いくら投資が必要でしょうか?
DMSは、ダイレクトメール(DM)の企画から印刷、発送までを一貫して手がける、この分野では老舗の企業です。デジタル時代においてアナログなDM事業は地味に聞こえますが、その利回りがすごいんです。
(株)ディーエムエス【9739】の基本データ(2026年3月期 会社予想)
- 予想配当利回り:6.84%
- 1株配当(予想):228.00円
- 株価(12/30終値付近):3,340円
- 最低購入代金(100株):333,500円
驚きの利回り6.84%!この水準は、東証に上場している銘柄の中でもトップクラスですよね。
この利回りを使って、年間60,000円の配当を得るために必要な投資額を逆算してみます。
$$
\text{必要投資額} = \text{目標年間配当額} \div \text{配当利回り}
$$
$$
60,000円 \div 6.84\% \approx 877,192円
$$
DMSの単元株は100株で約33万円なので、目標額を達成するには、約300株の投資が必要になります。
$$
\text{必要投資額(約300株)} \approx 3,340円 \times 300株 = 1,002,000円
$$
約100万円をDMSに投資すれば、年間68,400円、つまり月々約5,700円の配当収入が得られる計算です。
2年後の育休開始までに100万円を準備するのは、積立投資のペースを少し上げる必要がありますが、十分現実的な目標だと思います。
3. 複数銘柄の比較紹介:超高配当の裏側にある「持続性」をチェック
利回り6.84%は魅力的ですが、高すぎる配当利回りには必ず理由があります。それは、市場が「この配当は将来維持できないかもしれない」と懸念しているからです。
そこで、DMSの超高配当が、我が家の「育休中の家計を支える柱」として本当に使えるのか、同種のニーズに応える銘柄と比較してリスクを検証します。
| 銘柄 | 予想利回り | 財務安定性 (自己資本比率) | 収益性 (ROE) | 配当性向目安 | 特徴と懸念 |
| :— | :— | :— | :— | :— | :— |
| (9739) ディーエムエス | 6.84% | 81.1% (◎) | 5.03% (△) | 128%超* (×) | 驚異的な財務安定性だが、収益悪化と高すぎる配当性向が最大の懸念。 |
| (287A) 黒田グループ* | 6.50% | 40%程度 (○) | 12%程度 (◎) | 40%程度 (◎) | 利益成長に伴う増配期待。利回りは高いが、配当性向は健全。(過去記事参照) |
| (8151) 東陽テクニカ* | 3.96% | 75%程度 (◎) | 9%程度 (◎) | 40%程度 (◎) | 安定配当と増配志向。利回りは低いが、長期的な持続性と成長性が高い。(過去記事参照) |
*DMSの配当性向は、EPS(177.71円)と1株配当(228.00円)から、228/177.71 ≒ 128%と推定されます。つまり、利益の128%を配当に回している計算です。
ディーエムエスのストロングポイント:鉄壁の財務基盤
DMSの最大の強みは、何といってもその財務の安定性です。
- 自己資本比率:81.1%
- 有利子負債:おおむね減少傾向
自己資本比率が8割超えというのは、ほとんど借金がない、ということです。企業としては、外部環境の変動に極めて強く、不況が来ても簡単には倒れない「守りの会社」といえます。これは、育休で家計が不安定になる私たちにとって、非常に安心できる要素です。
ディーエムエスの最大の懸念点:配当の持続性
しかし、次に目を向けるべきは、配当の持続性です。
もし予想通り配当性向が128%を超えている場合、これは「稼いだ利益以上に配当を支払っている」ことを意味します。この超過分は、過去に積み上げた内部留保(利益剰余金)から支払われている状態です。
私たちの目標は「2年後の育休中に、安定して月5,000円をもらう」ことです。もしDMSが特別配当や記念配当を含んでいて、来年以降、本業の利益が伸びなければ、この超高配当は維持できない可能性があります。
データを見ても、営業利益率と純利益率は前年同期比で低下しており、収益性は「悪化傾向」と評価されています。ROE(自己資本利益率)も5.03%と、資本の効率的な活用という点では改善の余地があるようです。
つまり、DMSは、「財務は鉄壁で減配リスクは低いが、現在の配当水準を維持し続けるには本業の収益改善が不可欠」という、非常に判断が難しい位置にいる銘柄だと言えます。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
このDMSの特性を踏まえ、我が家の人生設計との適合度を3つの軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
短期的な減配リスクは低いと見ていますが、この6.84%という利回りが今後5年、10年と維持できるかというと、少し疑問符が残ります。
配当性向が100%を超えている状態は、一時的なものなら問題ありませんが、長期化すれば内部留保を削り続けることになります。DM市場の成長は限定的でしょうから、本業でどれだけ利益率を改善できるかが鍵になります。もし成長性・持続性を求めるなら、黒田グループ(6.50%、配当性向40%)や東陽テクニカ(3.96%、増配志向)の方が安心感が高いですね。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
「2年後の育休中に月5,000円」という目標達成には、約100万円の投資で届きます。この利回りだからこそ、少なめの資金で目標配当額に手が届くため、適合性は非常に高いです。
もし利回り4%の銘柄で月5,000円を目指すなら、150万円も必要になります。資金効率を優先するなら、DMSは現時点では最適解の一つと言えます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
収益性悪化の懸念はありますが、自己資本比率81.1%という「守り」の固さがあります。もし業績が悪化しても、すぐに資金繰りに困ることはありません。
私たちは今、娘の教育資金や老後資金のコア部分を東陽テクニカやENEOSホールディングスなどの安定銘柄で固めています。DMSは、この安定した土台の上に「短期的なキャッシュフローを最大化する」役割で組み込むなら、リスク許容範囲内だと考えています。
5. みずきの総合評価+判断:守りの高配当として「限定的に」投資する
3つの軸で評価した結果、ディーエムエムは「超高配当で短期的な家計サポートに強いが、長期的な増配期待はしにくい」という結論になりました。
我が家としては、この超高配当を最大限活用し、「育休中の家計を確実に支える」役割を担わせたいと思います。そのため、成長期待枠としてではなく、「配当金獲得」の目的のみで限定的に投資するのが賢明だと判断します。
具体的には、目標額(100万円)を一度に投資するのではなく、まず100株(約33万円)を購入し、次年度の業績発表を待ちながら、残りの資金を積立で投入するかを判断したいです。
実は、高配当株投資では、株価の変動を気にしすぎると精神的に疲れてしまうことがあります。特に今、アジア株が急反発するなど、市場全体が活況を呈している中でも、DMSのようなディフェンシブで高利回りの銘柄は、大きな値上がりは期待しにくいかもしれません。
しかし、私たちは「売却益」ではなく「配当金」を求めているので、株価が横ばい〜微減でも、配当さえ維持されれば問題ありません。逆に、市場全体が下落したときでも、8割を超える自己資本比率のおかげで、不安なく持ち続けられるはずです。これが、DMSの「守りの高配当」としての真価だと思います。
6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAでの「非課税配当金」の威力を狙う
ここで、みずき家が最も重視する「制度活用」の視点を入れてみます。
DMSは、高い配当利回りが最大の魅力。つまり、課税口座(特定口座など)で買ってしまうと、配当金から20.315%が税金で引かれてしまいます。
年間68,400円の配当があった場合:
- 課税口座の場合:約13,900円が税金で引かれ、手取りは約54,500円
- NISA/ジュニアNISAの場合:税金ゼロ、手取りは68,400円
この差は大きいですよね。月5,000円の目標達成には、手取りで届くことが重要です。
我が家では、まだ娘のジュニアNISA枠に余裕があるので、DMSは娘の名義で買うことを検討します。娘が18歳になるまで非課税で配当金を受け取り続けることで、再投資をしなくとも、家計への貢献度を最大限に高められるからです。
もし2年後に育休に入り、家計が引き締まるタイミングでこの配当金があれば、育休手当に加えて「非課税の配当金」が生活を支えてくれることになります。これは、子育て世帯にとって最高のセーフティネットだと感じています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
完璧な銘柄ではないことはDMSも同じです。正直、一番迷うのは、収益性の悪化と高すぎる配当性向の組み合わせです。
もし2027年3月期の決算で、さらに業績が悪化し、会社側が「さすがにこの配当水準は厳しくなった」と判断すれば、減配のリスクは高まります。特に、利益を超える配当を出し続けている時点で、現在の配当が「一時的な株主還元強化策」の側面を持っている可能性は否定できません。
もし減配が発表された場合、私たちはどうするか?
私は、この銘柄は「育休中の家計サポート」という短期〜中期的な役割を期待して買うため、減配が発表されたら、速やかに売却して、より安定した高配当株に入れ替えるか、あるいは現金に戻す判断をするかもしれません。
ただし、自己資本比率81.1%を信じるなら、多少の業績悪化があっても、配当方針を「維持」する可能性も十分あります。だからこそ、今からすぐに全額投資するのではなく、「まずは100株で様子見」という慎重な姿勢が大事だと考えています。
高配当株投資は、利回りだけを見るのではなく、その配当が「誰の人生設計にとって、いつ、どれだけ、安定して」もたらされるか、という逆算思考で選ぶのが本当に重要ですね!


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