はじめに:中越パルプ工業(5395)の超割安配当は、2年後の「小3の壁」対策に役立つか?
子育て中のみずきです。いつも家計のやりくり、本当にお疲れ様です!
私たちは今、つみたてNISAやiDeCoで長期の資産形成をしつつも、目の前の教育費や生活費の増加に備えるために、配当収入を増やしたいと考えています。
今日見ていくのは、製紙セクターの中越パルプ工業(5395)です。この銘柄が注目なのは、予想配当利回りが4.48%と高いだけでなく、PBR(株価純資産倍率)が0.43倍と極めて割安な水準にある点ですね。PBR1倍割れ改善が叫ばれる今、資産価値に対して株価が低すぎる、ということです。
ただ、いくら割安で高配当でも、収益の安定性や将来性が確保されていなければ、私たちの人生設計には組み込めません。特に製紙業界は景気の影響を受けやすく、直近の収益性には懸念もあります。
そこで今回は、「2年後にやってくる小3の壁と、ゆとり資金」という我が家の具体的シナリオに基づき、中越パルプ工業がその課題を解決できるパートナーになり得るのか、徹底的に評価していきたいと思います。
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
1. 我が家の人生設計シナリオ:2年後の「ゆとり資金」月1万円をどう作るか
我が家の第一子(娘)は2020年1月生まれで、今年の4月(2026年4月)に小学校に入学します。ようやく「小1の壁」対策が始まったばかりですが、私はその次のステップを見ています。
我が家の現在地と家計課題
- 娘:小学1年生(2026年4月〜)
- 家計の状況:固定費削減は進んでいるものの、学童保育代や習い事(英語、スイミング)の費用が増加傾向。
- 目標:緊急性の高い「生活防衛資金」は確保済み。次に必要なのは、ゆとりを持った「教育選択資金」です。
2年後の家計課題:小3の壁対策(2028年)
娘が小学3年生になる2028年頃、多くのご家庭で「小3の壁」が言われ始めます。学童の受け入れ終了、宿題の難易度アップ、そして本格的な中学受験を視野に入れた塾通いの検討などです。
この時期に、私たちは娘が選んだ習い事や、家族旅行の費用など、「未来への投資」に使える現金を配当で賄いたいと考えています。
- 目標設定:2年後(2028年)から、月10,000円の「ゆとり資金」を配当で得る。
- 年間目標配当額:10,000円 × 12ヶ月 = 120,000円
この目標を達成するために、高配当銘柄である中越パルプ工業はどれほどの投資額が必要なのか、逆算してみましょう。
2. 目標配当額の逆算計算と必要投資額
中越パルプ工業の会社予想配当利回り4.48%を使って、目標年間配当額12万円を達成するために必要な投資額を計算します。
| 項目 | 数値/計算式 | 備考 |
|---|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 120,000円 | 月1万円 |
| 中越パルプ工業 予想配当利回り | 4.48% | 執筆時点 |
| 必要投資元本(概算) | 120,000円 ÷ 0.0448 ≒ 2,678,571円 | 約268万円 |
約268万円の投資元本があれば、税引き前で月1万円の配当収入を得られる計算です。この金額は、私たち夫婦の年間貯蓄目標を考慮すると、NISA成長投資枠などを活用して、2年後の目標時期までに十分準備できる範囲だと思います。
ただし、この配当が不安定だと意味がありません。次に、中越パルプ工業の安定性を見ていきますね。
3. 中越パルプ工業(5395)の分析と比較
中越パルプ工業は、新聞用紙や印刷用紙、段ボール原紙などを製造・販売している企業です。特に非木材繊維(竹やバガス)を利用した製品開発に積極的で、環境対応への意識が高い点も魅力に感じています。
銘柄データ概要 (5395)
| 項目 | 数値 | みずきの評価 |
|---|---|---|
| 株価 (直近終値) | 2,024円 | |
| 最低購入代金 (100株) | 201,100円 | 購入しやすい金額 |
| 予想配当利回り | 4.48% | 高水準 |
| PER (会社予想) | 9.35倍 | 割安感あり |
| PBR (実績) | 0.43倍 | 極めて割安(1倍割れ) |
| 自己資本比率 (実績) | 46.7% | 財務は安定 |
| 配当方針 | 業績連動傾向 | 収益性悪化時は注意が必要 |
| 収益性トレンド | 悪化傾向 | 直近の利益率低下が懸念 |
配当の持続性と安定性
中越パルプ工業の財務安定性を示す自己資本比率は46.7%と高めで、安定性は確保されています。しかし、データを見ると、直近の純利益率や営業利益率が前年同期比で低下傾向にあり、収益性には不安定さが見られます。
高利回りの裏側には、業績の振れ幅が大きいという製紙業界特有のリスクがあることは、しっかり認識しておくべきですね。
比較候補との検討
製紙セクターや低PBRの銘柄は他にもありますが、今回は同じセクターの代表格と比較して、中越パルプ工業の立ち位置を確認します。
| 銘柄名 | 配当利回り(概算) | PBR(概算) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 中越パルプ工業 (5395) | 4.48% | 0.43倍 | 高利回り・超低PBR。非木材利用に積極的。収益性の不安定さに注意。 |
| 日本製紙 (3863) | 4.0%程度 | 0.5倍前後 | 総合製紙大手。事業の多角化。 |
| レンゴー (3941) | 3.8%程度 | 0.7倍前後 | 段ボールトップ。景気と連動しやすいが、生活必需品需要の側面も。 |
利回りとPBRの割安さだけ見ると、中越パルプ工業はセクター内で目立っています。つまり、市場は現在の収益悪化と将来のリスクを強く織り込んでいる、ということだと思います。低PBRが改善されるポテンシャルは高いけれど、それは業績回復が前提となりそうですね。
着目した外部ニュース:持続可能な素材への取り組み
製紙業界は、環境意識の高まりやペーパーレス化といった構造的な課題に直面しています。その中で、中越パルプ工業のような企業が、紙以外の「素材」ビジネスにどれだけシフトできるかが重要だと思っています。
フィリピンのD&L Industries社が、プラスチック製造用の持続可能なアバカ(マニラ麻)ペレットを開発・商用化に成功したというニュースがありました。
参照記事:‘Breakthrough’ abaca pellets developed for plastics – D&L (manilatimes.net)
中越パルプ工業は、竹やバガスといった非木材資源の有効活用に積極的です。アバカのような天然繊維をプラスチック代替素材として活用する動きは、製紙会社が長年培ってきた「繊維を加工する技術」を、全く新しい市場で活かせる可能性を示唆しています。
短期的な業績は不安定でも、こうした環境対応素材や代替品への取り組みが将来の成長エンジンになるなら、「子どもに説明できる、未来志向のビジネス」として評価できますよね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家の「2年後、月1万円のゆとり資金」という目標に対し、中越パルプ工業がどれだけフィットするか、3つの軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
現在の4.48%という高利回りは魅力的ですが、収益性が悪化傾向にあるため、配当方針が「業績連動」である以上、将来的な減配リスクは無視できません。PBR対策としての株主還元強化は期待できますが、本業の安定回復が必要です。配当性向のデータは見当たりませんが、EPSの振れ幅が大きいことから、一時的に高くなりすぎるリスクもありそうです。コア配当(減配しにくい水準)を見極めるのが難しいですね。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
2年後に必要な目標額(月1万円=約268万円の投資)は、現実的な投資額です。PBR0.43倍という超割安水準は、仮に業績が回復に向かえば、株価上昇と配当の安定化の両方が期待できます。特に我が家は、この資金を「ゆとり資金」として使うため、多少の変動は許容しやすい位置付けです。もし、生活費の柱として月1万円を必要とするなら、安定性不足でこの銘柄は選ばないと思います。
関連記事として、より安定性の高い高配当銘柄を検討するのも手ですね。例えば、2年後小3教育費月8千円を4.95%配当・盤石財務で家計サポートといった記事も参考になるかもしれません。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
現在、みずきはフルタイムで働いており、家計のベースは安定しています。しかし、製紙セクター特有の景気敏感性や、直近の収益悪化トレンドを考えると、この銘柄をポートフォリオの「コア(核)」には置けません。どちらかというと、将来的な成長期待やPBR改善を狙った「サテライト(衛星)」的な役割として、全体の10%程度の比率に抑えるのが賢明だと思います。
5. みずきの総合評価と判断
中越パルプ工業は、極めて高い利回りと超低PBRという二つの魅力を持ち、将来的な素材イノベーションの可能性も秘めた面白い銘柄だと思います。
しかし、「2年後の教育資金」という、実現可能性を重視する目標に対しては、収益の安定性に懸念が残ります。
【みずきの判断】
「月1万円」という目標は、コアの安定配当銘柄(不動産Jリートや高財務なインフラ系企業など)でまず確保するべきです。中越パルプ工業は、その後に加える「PBR改善と配当維持に期待をかける枠」として、全体の配当収入を押し上げる役割として組み入れるのが最適だと考えます。
もし、将来的に配当が減っても生活に影響がない範囲(例えば、目標投資額268万円のうち、50万円分だけこの銘柄に投資するなど)で保有を検討したいですね。
6. 制度活用との組み合わせ戦略
みずき家の投資は、税制優遇制度の活用が絶対的な武器です。
ジュニアNISA・新NISA成長投資枠の活用
2年後の資金が必要なこの時期、もしこの銘柄を組み入れるなら、成長投資枠の活用が基本となります。
中越パルプ工業のようなPBR割れ銘柄は、株価上昇(キャピタルゲイン)のポテンシャルも高いです。もし株価がPBR1倍(4,628円)に近づけば、配当収入だけでなく、非課税での値上がり益も期待できます。配当金も非課税で受け取れるので、目標配当額12万円をそのまま手取りで受け取れるのは非常に大きいです。
配当控除について
もしNISA枠で買いきれなかった場合、特定口座で保有することになります。国内上場株式の配当金は、通常約20%が源泉徴収されますが、確定申告で「総合課税」を選択し、配当控除を活用すれば、税負担を軽減できる可能性があります。
ただし、配当控除を受けると、総合課税の所得が増えるため、子育て世帯にとって重要な「児童手当の所得制限」や「保育料の算定」に影響が出る場合があります。我が家はまだ娘が小さいため、こうした行政サービスへの影響を慎重に検討し、基本的には「NISA枠で高配当株を保有する」戦略を最優先にしています。
やはり、制度を最大限活用することが、私たち子育て世代が限られた時間と資金で効率よく資産を築くための鍵だと改めて思いますね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
中越パルプ工業の懸念点は、やはり「収益性の不安定さ」です。製紙業界全体として、紙の需要減少という構造的な課題があります。
「PBRが低いからすぐに買いたい!」という気持ちはわかりますが、PBRが低いまま放置されているのには理由があります。それは、市場がこの企業の資産を将来収益に結びつけられるか懐疑的だからです。
みずきとしては、この銘柄に大きな額を投じるのは、本業の収益改善の兆し、または、非木材繊維や環境対応素材といった新しい事業の具体的な売上貢献が見えてきてからでも遅くないかな、というのが正直な迷いです。
もし今すぐこの高利回りを活用したいなら、配当性向が低く、財務が盤石な他の銘柄を優先する方が、2年後の家計目標達成への確実性は高まると思います。投資は人生設計の道具。確実性を求める時期には、多少利回りが低くても安定性を優先すべきですね。
完璧な銘柄はないけれど、私たち家族の目標に合った「最適な選択肢」を探していくのが、私の投資スタイルです。


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