△(471A)NSグループ : 19.68%特別配当の実態と5年後教育費10万円確保

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:配当利回り19.68%の衝撃!これは本当に「高配当株」なの?

こんにちは、みずきです。

子育てや仕事でバタバタしている合間に、ふと株式市場を眺めていたら、とんでもない銘柄を見つけてしまいました。それが今回ご紹介する**NSグループ(471A)**です。

なんと、会社予想の配当利回りが**19.68%**(2026年1月9日時点)。え、約20%?これは見間違いじゃないかと思ったくらいです。ちなみに最低購入金額は100株で約13万円ちょっと。

もちろん、こんな異常な高利回りには必ず理由があります。単純に「すごい!買おう!」と飛びつくのではなく、私たちの「人生設計」にこの銘柄がどう組み込めるのか、リスクも含めて徹底的に分析してみたので、ぜひ一緒に考えてみてくださいね。

1. シナリオ設定:5年後の「教育費の種まき」を狙う

我が家は今、上の娘が5歳(年長)です。これから数年でやってくる大きな家計の課題は、「小学校高学年以降の教育費の加速」です。

公立小学校まではまだのんびりできますが、5年後、娘が10歳になる頃には、本格的な中学受験の塾や、専門的な習い事(例えばプログラミング教室など)が増えてくる可能性が高いですよね。そうなると、月々の家計にプラスして、年間で**12万円**(月1万円)ほどの教育費の「種まき資金」を準備しておきたいと考えています。

ただ、年間12万円を貯蓄から出すのは少し大変。そこで、NSグループのような**「一括で大きな配当が期待できる銘柄」**を利用して、この「種まき資金」を短期的に確保できないか、というのが今回の検証シナリオです。

  • 我が家の現在地:娘5歳。貯蓄ペースは安定しているが、教育費は「手付かずの貯蓄」とは別に専用口座を準備したい。
  • 5年後の家計課題:本格的な塾代や習い事の追加費用(年間12万円程度)の発生。
  • 目標:このNSグループの配当を活用し、税引き後で**一回あたり10万円**の資金を確保し、教育費口座の初期投資(種銭)とする。

2. 目標配当額の逆算計算:「一発取り切り」戦略の検証

NSグループの配当利回りが19.68%、1株配当が262.76円という前提で、我が家の目標である「税引き後10万円の確保」に必要な投資額を逆算してみます。

なぜ配当利回りが異常に高いのか?

まず、NSグループの配当は、通常の営業利益から出す「普通配当」に加え、**多額の特別配当や記念配当**が含まれている可能性が極めて高いです。なぜなら、会社予想のEPS(一株当たり利益)が109.52円に対して、配当は262.76円。利益の2倍以上を配当に回している、つまり**配当性向が240%超**という状況だからです。これは企業の過去の貯蓄(利益剰余金)を放出している状態であり、翌期以降も同じ額の配当が続くことは期待できません。

だからこそ、「みずき家」としては、この銘柄を「安定した家計の柱」として長期保有するのではなく、**「今期(2025年12月期)の特別配当を一回限りでいただく」**という戦略を立てるべきだと判断しました。

教育費の初期投資10万円を確保するには

目標配当額(税引前):125,000円(税金約20%を引いて約10万円)

必要投資額 = 目標配当額 125,000円 ÷ 予想配当利回り 19.68%

必要投資額 ≒ **約635,000円**

1単元(100株)が約133,900円なので、**5単元**(約67万円)投資すれば、この一括配当が実現すれば、手元に10万円が残る計算になります。

これは、通常の安定配当株(利回り4%程度)で年間10万円を得ようとすると約250万円の投資が必要になるのと比べると、資金効率は非常に高いです。しかし、この投資は「来期以降の配当はゼロになるかもしれない」という高いリスクを伴います。

3. 複数銘柄の比較紹介:特殊高配当 vs 安定高配当

NSグループは、主に温浴施設や飲食業などのサービス事業を展開しており、コロナ禍からの経済回復の恩恵を受けている企業です。ただ、配当の特性が非常に特殊なので、同じ「教育費の種まき」という目的でも、他の銘柄と比較検討する必要があります。

銘柄 NSグループ (471A) 安定高配当銘柄A (例:ケル 6919) 成長期待高配当銘柄B (例:FPG 7148)
ビジネス概要 温浴施設、リゾート、飲食などサービス業 電気機器、高財務で増配実績あり 金融・ファイナンスリース、高利回りだが配当性向高め
配当利回り(会社予想) 19.68% 約5.39%程度 約6.25%程度
配当性向 約240%(利益超過) 30%前後(安定) 100%前後(業績連動)
配当方針 特別な株主還元策(一時的) 安定配当+増配志向 業績連動
目標10万円確保に必要な投資額(税引前) 約51万円 約185万円 約160万円

NSグループは圧倒的に少額で目標配当額に到達できますが、**「来年以降配当が続く保証がない」**という点で、他の安定高配当株とは全く性質が異なります。

もし、我が家が「年間12万円を5年間、継続的に受け取りたい」という目標であれば、NSグループは不適格です。しかし、「5年後の準備資金として、**今、まとまった現金を一度で得たい**」という特殊なニーズには、この一時的な超高配当は魅力的かもしれません。

マクロ環境の追い風:サービス業の回復

NSグループがサービス業(温浴・リゾート)を主体としている点を見ると、日本経済全体の回復は追い風になっています。今、世界の金融市場は「適温経済」の期待感からリスクオンの状態です。例えば、米国市場は最高値を更新し、日本株もそれに追随しています。

海外のアナリストの意見も参考になりますが、私は国内の景況感を特に注視しています。米国株の動向について取り上げた記事(【2026年1月9日】S&P500・ダウ最高値更新。「適温経済」と政策支援でリスクオン加速|ハル @米国株を学ぶ会社員)にもあるように、政策支援と企業業績の回復が期待されています。

NSグループのようなサービス業は、この「適温経済」の流れ、つまり個人の消費意欲や旅行意欲の高まりによって、業績が改善しやすい環境にあります。一時的な特別配当を出せるのも、コロナ後の業績回復で過去の利益を処分できる状況になったからかもしれませんね。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の「5年後の教育費の種まき資金」という観点から、NSグループを3つの軸で評価します。

A. 配当の持続性・成長性:×(リスク極めて高い)

これはもう明確に**×**です。

配当性向が240%を超えている時点で、この水準の配当は持続不可能だと理解しておく必要があります。もし投資するなら、「この配当をもらうために買う」のではなく、「配当を受け取った後、株価がどう動いても後悔しないか」という覚悟が必要です。特別配当は会社からのサプライズですが、来期以降は普通の配当利回り(おそらく1%〜3%程度)に戻るか、減配・無配になるリスクも考慮すべきです。

配当を持続させたいなら、配当性向が適度な銘柄(例えば過去記事で紹介した◎(6919)ケルのような高財務企業)を選ぶべきです。

B. 人生設計との適合性:△(短期的な資金確保に限定)

継続的な家計サポートという点では**×**ですが、「一時的にまとまった資金を教育費口座にプールしたい」という**短期的な資金ニーズ**に限定すれば**△**です。

10万円を確保するのに約67万円の投資で済むのは魅力的です。特に、この67万円を「ジュニアNISA」で投資できれば、非課税で12.5万円全額を受け取れるため、税効率は抜群に良くなります。娘の教育費口座の初期資金として使うなら、ジュニアNISAでの活用が最適かもしれません。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(投機的要素が強い)

通常の高配当投資は安定性が求められますが、この銘柄は株価が配当によって大きく変動するリスクをはらんでいます。配当権利落ち後に株価が大きく下落する可能性も高いです。我が家のような子育て世帯がポートフォリオの**「コア(核)」**に組み込むべき銘柄ではありません。もし買うとしても、**「サテライト(衛星)」**として、全資産の数パーセント以下に留めるべきです。

5. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで非課税メリット最大化

先ほども触れましたが、NSグループのような「一括で高額の配当金が出る」銘柄は、**非課税制度の活用**が必須です。

もし特定口座で配当金を受け取ると、約20%の税金が引かれ、12.5万円の配当が10万円になってしまいます。しかし、ジュニアNISA(現行制度)を活用すれば、この12.5万円がまるまる非課税で受け取れます。

NSグループの株は、単価も比較的安く、100株(約13万円)から投資が可能です。ジュニアNISAは年間80万円の非課税枠があるので、我が家の目標である5単元(約67万円)を娘のジュニアNISA口座内で購入し、配当金を受け取ってすぐに売却(課税口座に移管後)すれば、娘の教育費の種まき資金が効率的に用意できます。

これは、以前ご紹介した高利回り銘柄をジュニアNISAで教育資金に充てる戦略(○(7148)FPGの記事など)の、さらに極端な「短期集中版」だと考えてください。

6. みずきの総合評価+判断:短期資金確保のための限定採用

正直に言って、NSグループの配当利回り約20%は、投資判断を非常に難しくします。

結論として、我が家の人生設計において、この銘柄は**「継続的な配当収入を期待するコア銘柄」としては採用できません**。しかし、**「5年後の教育費の初期資金を、高効率で集めるための一時的なサテライト銘柄」**として、限定的に検討する価値はあると思います。

私がもしこの銘柄に投資するなら、以下の手順を踏みます。

  1. **目的を明確にする:** 「この配当金は、娘の教育費口座の種銭にする」と決める。
  2. **ジュニアNISAを活用する:** 非課税メリットを最大限活かす。
  3. **投資額を制限する:** 配当金を受け取った後の株価下落(権利落ち)を許容できる範囲(多くても全投資資産の5%以内)に抑える。
  4. **短期で出口を設定する:** 配当金を受け取ったら、原則すぐに売却して現金化し、教育費口座に移す。株価の値上がりを追わない。

もし、特別配当がなかった場合の通常配当で考えるなら、PER 12倍台、PBR 2.5倍台、ROE 22%は優良な水準ですが、サービス業は景気変動を受けやすいです。継続的な配当収入を期待するなら、やはり配当性向が低く、財務が堅固な銘柄を優先するべきですね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

ここまでNSグループの魅力を話しましたが、私は正直、かなり迷います。

最大のリスクは、この**超高配当が「見せ金」で終わる可能性**です。会社予想とはいえ、もし業績悪化などで配当額が引き下げられれば、当然株価も大きく下落します。我が家の場合、67万円を投資して、目標の12.5万円の配当が「ゼロ」になった場合、その時の株価が投資元本を大きく割っていたら、精神的にかなりダメージを受けます。

短期的な高配当を狙うのは、普通の高配当投資よりも、相場観やリスク管理がよりシビアに求められます。子育てで忙しいママ投資家にとって、頻繁に株価をチェックしなければならない銘柄は、心の負担になりがちです。

だからこそ、私はやはり、基本戦略は**「継続的で安定的な配当」**を重視し、高利回り株に手を出すとしても、利益超過配当の銘柄は、全体のポートフォリオの「遊び枠」としてごく少額に留めるのが賢明だと改めて感じました。

「月々の家計に貢献する」という目標なら、やはり減配リスクが低い安定高配当株が一番だと私は思うんだよね。みんなはどう考えるかな?

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