△(6927)ヘリオス テクノ HD : 1年後小1の壁月7千円サポートへ5.89%利回り、財務◎も配当性向△

銘柄紹介

はじめに:1年後の「小1の壁」に備えるための高配当株検討

こんにちは、みずきです。現在2026年1月ですね。娘(5歳、年長)の小学校入学がだんだんと現実味を帯びてきて、夫婦で「小1の壁」対策を真剣に考え始めています。

学童保育や習い事、長期休暇の過ごし方……お金の心配を減らすことが、心の余裕に直結しますよね。だからこそ、高配当株からのキャッシュフローで、少しでも家計を支えたい。

今回注目するのは、利回り約5.89%を誇るヘリオス テクノ ホールディングス (6927)です。製造装置や特殊照明を扱う技術力の高い企業ですが、この高配当が「我が家の人生設計」に本当に役立つのか、財務の鉄壁さの裏側にある、利益の不安定性というリスクを徹底的にチェックしていきたいと思います。

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

我が家がヘリオス テクノ HDを検討する背景にある人生設計のシナリオを具体的に示しますね。

我が家の現在地と目標

  • 現在の状況: 娘5歳(年長)。夫と私はフルタイムで働いています。
  • 家計の課題(1年後): 娘が小学校に入学する2027年4月から、「小1の壁」対策費用(学童、習い事、長期休暇中の追加費用など)として、最低でも月々7,000円の配当金によるサポートが欲しいと考えています。
  • 目標年間配当額: 7,000円 × 12ヶ月 = 84,000円(税引前)
  • 資金源: つみたてNISA、iDeCoでコア資産は形成済み。個別株は、この目標配当を実現するための「家計サポート枠」として運用します。

この「月7,000円」があれば、例えば娘のプログラミング教室や英会話教室の月謝の一部を、配当金でまかなえる計算になります。これが実現できれば、給与収入に手をつけずに教育費を賄えるので、家計の自由度が格段に上がります。

2. 目標配当額の逆算計算:143万円が必要な現実

目標額(年間84,000円)を達成するために、ヘリオス テクノ HDにいくら投資が必要か、逆算で計算してみましょう。

項目 数値 備考
目標年間配当額 84,000円 月7,000円目標
予想配当利回り(2026/03期) 5.89% (2026年1月15日時点)
必要投資額(概算) 約142.6万円 84,000 ÷ 0.0589
最低購入代金 103,500円 100株あたり

約143万円を投資することで、理論上は年間84,000円の配当金が期待できます。現在の株価が1,035円なので、約1,380株(13単元)を購入する必要がある計算です。

143万円は、私たち夫婦が1年後の「小1の壁」までに用意したい、現実的な投資額ですね。しかし、この高利回りには、必ずリスクが潜んでいます。特に、目標とする1年後の家計サポートを担ってもらうには、減配リスクを徹底的に避ける必要があります。

3. 複数銘柄の比較紹介:高利回りの裏にある不安定性

ヘリオス テクノ HDは、特殊照明やディスプレイ製造装置、半導体関連といった景気敏感な事業を持つ会社です。高配当の魅力は大きいですが、景気の波が激しいセクターであるため、配当の持続性が課題になります。

項目 ヘリオス テクノ HD (6927) 過去比較銘柄(例:高財務・安定配当)
事業概要 特殊照明、ディスプレイ/半導体製造装置、不動産賃貸 製造業またはREITなど、ディフェンシブ色の強いセクター
予想配当利回り 5.89% 5.2%〜5.5%程度
予想1株配当 61.00円
自己資本比率 76.1% (◎ 鉄壁) 50%以上(望ましい)
予想配当性向 約100.6% (!! 要注意) 40%〜60%(望ましい)
収益性/安定性 やや悪化傾向 / EPS変動大 安定 / EPS安定
最低購入代金 103,500円 10万円前後

ヘリオス テクノ HDの最大の懸念:配当性向100%超え

データを見ると、ヘリオス テクノ HDの財務は、自己資本比率76.1%という驚異的な安定性を誇っています。有利子負債も縮小傾向で、倒産の心配はほとんどないと言えるでしょう。

しかし、問題は「配当の持続性」です。

予想1株配当61.00円に対し、予想EPS(1株あたり利益)は60.61円です。これは、予想利益のほぼすべて、または利益を少し上回る金額を配当に回す(配当性向100.6%)ことを意味します。

通常、配当性向は50%程度に抑えるのが健全とされています。100%超えは、会社側が「今期は利益が少し落ち込んでも、財務に余裕があるから、株主のためにこの水準の配当を維持しますよ」という意思表示だと受け取れます。つまり、利益の安定性が低い(収益性が「やや悪化」傾向)にも関わらず、高い配当を頑張って出し続けている状態なのです。

この不安定性は、最新の決算開示情報にも表れています。

外部ニュースの分析:最新決算で見る収益性の現実

ヘリオス テクノ HDは2026年1月14日に、2025年11月期第3四半期の連結決算を発表しています。

[Summary]Summary of Consolidated Financial Results for the Three Months Ended November 30, 2025 (Based on Japanese GAAP)

この決算の詳細を掘り下げると、売上や利益の変動性が大きいことがわかります。同社のビジネスは景気や設備投資サイクルに左右されやすく、特に製造装置セグメントは大型案件の受注タイミングで業績が大きく変動します。業績が「やや悪化」傾向にある中で、配当を維持しようとする姿勢は評価できますが、裏を返せば、次期以降、業績回復が見込めなければ減配に踏み切る可能性が高いということになります。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の目標は「1年後の小1の壁で月7,000円の家計サポート」です。短期で安定的なキャッシュフローが絶対条件なので、ヘリオス テクノ HDは少々リスクが高いと判断せざるを得ません。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

高利回りではありますが、配当性向が100%を超えている点が最大の懸念です。財務が鉄壁(自己資本比率76.1%)なので、短期的な減配リスクは低いかもしれませんが、利益率の悪化傾向が続けば、この高配当は長期間維持できません。

製造装置事業は将来的な成長期待もありますが、配当の「持続性」という点では、ディフェンシブ銘柄に比べて信頼度が劣ります。

B. 人生設計との適合性:△(微妙)

1年後の「小1の壁」に備える、という短期〜中期的なキャッシュフローの安定性を求める我が家のシナリオには、少し不向きです。もし、購入後1〜2年で景気後退の波が来て減配になったら、月7,000円のサポート計画が崩れてしまいます。

目標配当額(84,000円)を実現するための投資額(約143万円)は現実的ですが、その投資額に対して減配リスクが高すぎるのが問題です。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫、ただし分散必須)

私自身、コア資産はつみたてNISAやiDeCoでしっかりと守っていますし、ヘリオス テクノ HD自体は PBR 1.19倍と割高感もなく、高財務です。株価下落耐性は高いと見ています。

ただし、この銘柄に家計サポート資金の全額を集中させるのは危険です。ポートフォリオの中では「ハイリターン期待枠」として、全体の20%程度に抑えるのが賢明だと判断します。

5. みずきの総合評価+判断:高財務を活かした分散戦略

ヘリオス テクノ HDは「利回り5.89%」と「自己資本比率76.1%」という、一見理想的な組み合わせに見えますが、利益の不安定さ(配当性向100%超え)という弱点があります。

我が家の人生設計(1年後の小1の壁サポート)では、安定性が最優先です。そのため、ヘリオス テクノ HD単独で月7,000円を賄うのは避けるべきだと考えます。

みずきの選択:安定銘柄との組み合わせ

目標額84,000円の達成を、次のように分散して目指すのが理想的だと判断します。

  • 【安定の柱】50%: 過去記事で紹介したような、配当性向が低く、ディフェンシブ性の高い高財務銘柄(例:エーワン精密 (6156)など)で利回り5.2%程度を確保。
  • 【高利回り期待枠】50%: ヘリオス テクノ HD(6927)のような高利回り銘柄で、財務は強いが景気に左右されやすいものを選定。

もし143万円を投資するとして、その半分の約71.5万円をヘリオス テクノ HDに投資すると、年間配当は42,000円ほどになります(月々3,500円相当)。残りの3,500円を安定銘柄で補完することで、全体のリスクを抑えられます。

この銘柄は、「超高財務だけど、業績の波が激しい」という特性を理解し、他の安定的な配当の受け皿がある場合にのみ、ポートフォリオのアクセントとして組み入れるのが正しい使い方だと思います。

6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで効率アップ

娘は現在5歳なので、ヘリオス テクノ HDのような個別株の配当を、ジュニアNISAで受け取るメリットが非常に大きいです。

非課税の威力を最大限に

もし年間84,000円の配当を受け取ると、通常は約20%(約16,800円)が税金で引かれます。しかし、ジュニアNISAを活用すれば、この16,800円がまるまる手取りとして残ります

1年後の「小1の壁」サポートを、娘の将来の教育資金(非課税口座)から借りてくるイメージですね。配当金は非課税で再投資しても良いですし、必要な時期が来たら、娘の教育費として使うために非課税で払い出すことができます。

高配当株は、制度の恩恵を最も受けやすい投資です。特にヘリオス テクノ HDのように利回り5.89%もある場合、非課税メリットは計り知れません。私たちは、この制度が使えるうちに、将来の教育費の基礎を固めておくべきだと考えています。

また、私たち親名義の特定口座で購入する場合も、配当控除(総合課税を選択)の活用で、税負担を少し軽くできる可能性も検討すべきですね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直なところ、ヘリオス テクノ HDの配当性向100%超えは、長期投資家としては胃がキリキリするポイントです。

もちろん、会社側は「利益が回復するまではこの配当を維持するぞ」という強い意志を持ってくれているとは思いますが、「景気敏感株」である以上、業績がV字回復しない限り、いつかはこの配当水準を調整せざるを得ないタイミングが来るはずです。

もし私が全額(約143万円)をこの銘柄に集中投資したら、きっと四半期決算が出るたびにドキドキして、本業や育児に集中できなくなってしまうでしょう。

投資は「家計の自由度を高めるためのツール」なのに、不安でストレスが増えてしまったら本末転倒です。だからこそ、ヘリオス テクノ HDのような高配当で魅力的な銘柄であっても、「財務安定性があるからといって、収益の不安定性を無視してはいけない」という教訓として捉えるべきだと思います。

我が家の「月7,000円」の家計サポートは、安定性を最優先した分散投資で実現しよう。これが、ヘリオス テクノ HDの分析から学んだ、私たち夫婦の最終的な判断です。

皆さんの家計の状況やリスク許容度によって判断は変わると思いますが、高配当の裏側にある「配当性向」や「収益の安定性」をしっかり確認することが、投資の成功への近道だと改めて感じました。

私も引き続き、家計と人生設計に合った銘柄を探し続けますね!

 

(みずき)

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