△(7847)グラファイトデザイン : 小1の壁月8千円支える4.45%配当も配当性向116%で家計サポートに懸念

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

こんにちは、みずきです。

今日は、私たち夫婦が大好きなゴルフ用品の分野から、(株)グラファイトデザイン(7847)を見ていきたいと思います。

ゴルフのカーボンシャフトで有名なので、ご存知の方も多いかもしれませんね。高配当が魅力的な銘柄ですが、果たして我が家の「人生設計の守備」を任せられる安定性があるのかどうか、じっくり検討していきます。

我が家の人生設計:「小1の壁」月8,000円を支えたい

まずは、私たちがこの銘柄を検討する理由、つまり「人生設計のシナリオ」からお話ししますね。

娘(2020年1月生まれ)は、もうすぐ6歳になります。今年の4月、2026年度からいよいよ小学校に入学です。

いわゆる「小1の壁」が目前に迫っています。学童保育や習い事(英語やスイミングを検討中)にかかる費用が、月々大きく増える見込みです。特に学童の延長利用や送迎サービスを利用すると、毎月1万円〜2万円の追加出費は避けられません。

現在の貯蓄計画は崩さずに、この追加出費を賄うために、年間で約10万円の配当収入(月々約8,000円)を配当金で確保したいと考えています。これが、我が家の直近の家計課題です。

現在地(2026年1月) ○年後の家計課題 必要な配当額(税引前)
長女が小学校入学直前 2026年4月から学童・習い事費用が増加 年間96,000円(月8,000円)

目標配当額の逆算計算:216万円の投資が必要

では、この「年間96,000円の配当」を達成するためには、いくら投資が必要になるでしょうか?

今回検討するグラファイトデザインの会社予想配当利回りは4.45%(2026年1月30日時点)です。この利回りを使って逆算すると…

年間目標配当額:96,000円
候補銘柄の配当利回り:4.45%
必要投資額 = 96,000円 ÷ 0.0445 ≈ 2,157,303円

つまり、グラファイトデザイン株だけでこの目標を達成するには、約216万円の投資が必要になりますね。

これは私たちにとって決して小さな金額ではありませんが、つみたてNISAやiDeCoでベースの資産形成は進んでいるので、高配当株ポートフォリオの核となる銘柄として検討する価値がありそうです。最低投資金額は100株単位で約67,400円(2026年1月30日終値ベース)と少額から試せるのも魅力です。

複数銘柄の比較紹介:高財務だけど収益不安定?

目標額が見えたところで、グラファイトデザインが、私たちの目標に合っているのかどうか、同じ目標設定で過去に検討した銘柄と比較してみます。

グラファイトデザインはゴルフ用品、特にシャフト製造がメインです。ゴルフ市場は景気の影響を受けやすい側面があります。不況時でも配当を維持できるか、財務の安定性が特に重要になりますね。

(7847) グラファイトデザインの概要と財務指標(2026/01/30時点)

グラファイトデザインは、ゴルフシャフトの「TOUR AD」シリーズが有名で、トッププロにも愛用される高性能シャフトメーカーです。事業の安定性は、ゴルフ用品市場や円安による影響を受けやすい構造です。

項目 グラファイトデザイン (7847) 比較銘柄B (例: カノークス 8076) 比較銘柄C (例: 東京鐵鋼 5445)
事業内容 ゴルフ用カーボンシャフト製造販売 鉄鋼・燃料専門商社 電炉メーカー(鉄筋等)
予想配当利回り 4.45% 約4.99%(過去記事より) 約4.86%(過去記事より)
1株配当(予想) 30.00円
PBR(実績) 0.87倍(PBR1倍割れ)
配当性向(予想) 約116.5%
自己資本比率 74.3%(高水準)
収益性(評価) 悪化傾向、不安定 安定(過去記事より) やや不安定だが改善期待(過去記事より)

ここでまず注目したいのは、グラファイトデザインの自己資本比率74.3%という点です。これは非常に高い水準で、会社の安定性や倒産リスクは極めて低いと言えます。財務基盤は盤石ですね。

しかし、一方で大きな懸念点があります。それは収益性の悪化と配当性向の高さです。

直近の情報(2026/01/30時点)では、収益性は悪化しており、会社予想のEPS(一株当たり利益)25.75円に対し、1株配当が30.00円となっています。

つまり、予想配当性向は約116.5%です。

これは、稼いだ利益以上に配当を出す計画だということ。この超過分は、過去に積み立てた剰余金や、今回確認した高水準の自己資本から捻出される可能性が高いです。財務は強いので、すぐに倒産することはありませんが、この配当水準を維持するのは難しいというサインでもありますね。

これだと、「小1の壁」という確実に費用が増えるタイミングに合わせて頼りにするには、少しリスクが高いかな、という印象です。

比較対象として、以前検討したカノークス(8076)東京鐵鋼(5445)のように、利回りが高くても配当性向が比較的抑えられていて、増配志向がある銘柄のほうが、長期の家計サポートとしては安心できます。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

グラファイトデザインについて、我が家の人生設計の視点から3つの軸で評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

財務基盤(自己資本比率74.3%)はで抜群の安定感があります。そのため、短期的な赤字で即座に配当がなくなる心配は少ないでしょう。しかし、予想配当性向が116.5%と100%を超えている点は非常に大きなマイナスです。

これは「今期は無理をしてでも配当を出す」という意志の表れかもしれませんが、来期以降の減配リスクが高いことを示唆しています。私たちが必要としているのは、今後10年間安定して家計をサポートしてくれる配当なので、この不安定さは懸念材料です。

B. 人生設計との適合性:△(微妙)

我が家が目標とする「2026年4月からの月8,000円の家計サポート」は、この銘柄で約216万円の投資が必要です。これは投資額としては現実的ですが、先述の通り、配当の継続性に大きな疑問符がつきます。

もし2年後に減配されてしまったら、小1の壁で固定費が増えた家計にダイレクトに響いてしまいます。確実性の高い銘柄で守りを固めるべきタイミングには、不向きだと感じますね。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)

私たちは、つみたてNISAやiDeCoでコアな資産形成を行っており、個別株は「家計のキャッシュフローを補完する」という守りの役割を期待しています。

グラファイトデザインは、ゴルフ用品という景気敏感なセクターでありながら、高い自己資本比率がそのリスクを打ち消しているように見えます。しかし、収益性が悪化している現時点での高配当は、リスクの高い「ハイリターン期待枠」に入れるべきでしょう。「安心して持てる」銘柄ではありません。

みずきの総合評価+判断:配当性向のリスクをどう見るか

グラファイトデザインは、非常に悩ましい銘柄だと思います。
財務は鉄壁なのに、今の配当は利益で賄えていないという状況だからです。

私の総合的な判断としては、今は見送り、様子見の対象とします。

もし、私たちの人生設計が「老後に向けてゆっくり資産を築きたい」という段階であれば、PBRが1倍割れ(0.87倍)であることから、今後の株価改善期待や増配期待で「将来の成長枠」として少量保有する選択肢はあり得ます。

しかし、今回の目標は「2026年4月から始まる小1の壁」という、絶対に必要な支出を支えるという明確なキャッシュフロー確保です。この役割には、配当性向が低く、利益で配当を十分にカバーできている安定企業を選ぶべきだと思うんです。

現在の4.45%という利回りが魅力的なのは間違いありませんが、もし減配した場合、実質的な利回りは大きく低下してしまいます。このタイミングでは、安定性を優先し、高配当でも配当性向60%以下の銘柄を探し続けるのが、長期的な家計管理には繋がると判断しました。

制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAは?

もしグラファイトデザインをポートフォリオに組み込むとしたら、税制優遇制度とどう組み合わせるのが最適でしょうか?

グラファイトデザインは、配当性向が高く、今後の配当が不安定になるリスクがあります。このような銘柄は、短期的な株価変動や減配のリスクを考慮し、メインの資産形成であるつみたてNISAやiDeCoで買うべきではありません。これらの制度は、インデックスファンドのような低リスクで長期安定成長が期待できるものに充てるべきですね。

もし、グラファイトデザインを保有するなら、将来のPBR改善や業績回復を期待して、成長投資枠で保有し、キャピタルゲイン(売却益)も視野に入れるのが良いかもしれません。

また、配当の非課税メリットを最大限に活かしたい場合、ジュニアNISAの活用も考えられます。

娘名義(現在6歳)でグラファイトデザイン株を保有し、得られた配当金(非課税)をそのまま再投資に回す、あるいは子どもの習い事費用に充てる、という戦略です。

ただ、ジュニアNISAは非課税の恩恵が大きいものの、18歳までの払い出し制限があります。不確実性の高い銘柄でこの枠を使うよりは、配当が確実なJ-REITや、増配実績の堅い高配当株を使う方が、子どもの将来の教育資金計画としては安全性が高いと考えられます。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

実は、グラファイトデザインは、PBRが1倍を割っていて、東証からの改善要請の対象になる可能性が高いんです。そうなれば、株主還元強化のために、自社株買いや増配を発表する可能性もあります。

「この高い自己資本とPBR割れをテコにして、会社が大きく変わるかもしれない」という期待があるからこそ、4.45%の利回りでも注目してしまうんですよね。

ただ、子育て中の家計管理で最も怖いのは「当てにしていた収入が突然途絶えること」です。もし私が独身で、ハイリスク・ハイリターンを追い求められる状況であれば、迷わず投資するかもしれません。

でも、今は守りの時期。投資は「完璧な銘柄」を探すゲームではなく、「自分たちの人生設計に合った、リスクの低い選択肢」を選ぶことだと思っています。

今回は、財務の素晴らしさは認めつつも、目の前の配当性向100%超えという現実を重く見て、別の選択肢を探すことにします。

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