はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。あくまで私、みずきという一人のママ投資家が、自分の人生設計と照らし合わせてどう考えているか、というプロセスを共有するものです。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
最近、娘の成長を感じるたびに楽しみが増える一方で、頭をよぎるのが「2026年4月の小学校入学」です。いわゆる「小1の壁」ですね。現在、私はフルタイムで働いていますが、娘が小学校に上がると、放課後の過ごし方や長期休暇の対応で、今より少し働き方を変える必要があるかもしれません。
そんな「もしも」に備えて、我が家が今から準備しておきたいのが、「家計に月1万円(年間12万円)の余剰資金を配当で作ること」です。小学校に入ると、学童の費用や新しい習い事の月謝もかかりますし、私の残業を減らすとなれば収入も少し減ります。その差分を、今のうちから「配当金」という形で作っておきたい。それが今の私の人生設計における投資の役割です。
今回は、驚異的な配当利回りを提示している(株)ダイドーリミテッド(3523)を軸に、私たちの人生設計にこの銘柄がどうフィットするか、真剣に検討してみたいと思います。
2. 目標配当額の逆算計算
「月1万円の余裕」を目標とした場合、どれくらいの投資が必要か計算してみましょう。ダイドーリミテッドは現在、非常に高い配当を打ち出していますが、その利回りをベースに考えると以下のようになります。
シナリオ:「3年後までに、月10,000円の配当が欲しい」
目標年間配当額:120,000円
| 配当利回り(予想) | 必要投資額(概算) | 備考 |
|---|---|---|
| 7.47%(ダイドーリミテッド基準) | 約1,606,425円 | 1,200株保有で12万円 |
| 5.0%(一般的な高配当株) | 2,400,000円 | 多くの高配当銘柄の目安 |
| 4.0%(比較的堅実な銘柄) | 3,000,000円 | 長期安定を狙う場合 |
ダイドーリミテッドの今の水準であれば、約160万円の投資で目標の月1万円が達成できる計算になります。「240万円用意するのは大変だけど、160万円ならなんとか捻出できるかも?」と感じる数字ですね。でも、利回りが高いのには必ず理由があります。そこをしっかり見ていく必要があります。
3. 複数銘柄の比較紹介
同じ目標配当を実現するために、ダイドーリミテッドだけでなく、過去に検討した銘柄とも比較してみましょう。
| 項目 | (3523) ダイドーリミテッド | (7239) タチエス | (4743) アイティフォー |
|---|---|---|---|
| ビジネス概要 | 衣料事業(ニューヨーカー) | 自動車用シートの製造 | 地方銀行向けシステム開発 |
| 直近株価(目安) | 1,320円 | 1,690円前後 | 1,450円前後 |
| 配当利回り(予想) | 7.47% | 約4.73% | 約4.68% |
| 1株配当(予想) | 100円 | 80円 | 68円 |
| 配当方針 | 100円の下限設定(3年間) | DOE基準での安定配当 | 累進配当・積極還元 |
| 自己資本比率 | 30.5% | 約45% | 約80% |
内部リンク:◎(7239)タチエス:2026年「小1の壁」月8,000円を4.73%配当で人生設計を支える
内部リンク:◎(4743)アイティフォー:2026年「小1の壁」月1万円、4.69%配当で人生設計を支える
比較してみると、ダイドーリミテッドの利回りは突出していますが、財務の健全性(自己資本比率)や業績の安定性では、アイティフォーやタチエスに軍配が上がります。ダイドーリミテッドは現在、「3年間は配当100円を下限とする」という非常に強い還元策を出していますが、これは資産売却などを前提とした「期限付き」の側面があることを見逃してはいけません。
注目ニュースからの考察
ここで、名前が似ていてよく混同される「ダイドードリンコ(2590)」のニュースを見てみましょう。
引用:ダイドー過去最大の赤字307億円…自販機値上げで販売減(読売新聞オンライン)
この記事は飲料のダイドードリンコの話ですが、「コスト増と販売減のダブルパンチ」という構図は、衣料品を扱うダイドーリミテッドにとっても他人事ではありません。原材料費の高騰や消費者の財布の紐が固くなっている現状は、アパレル業界にも重くのしかかっています。ダイドーリミテッド自身も直近のROEはマイナスであり、本業での稼ぐ力が課題となっている点は、家計を預かる身として「この配当、本当に10年続くかな?」と立ち止まるポイントです。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
A. 配当の持続性・成長性
評価:△(やや懸念あり)
「3年間100円固定」という約束は魅力的ですが、裏を返せば「3年経った後はどうなるか分からない」というリスクでもあります。配当性向が会社予想ベースでEPS(40.73円)に対して100円の配当を出すわけですから、利益以上に配当を出す「タコ足配当」気味なのが気になります。子どもの教育費のように10年単位で考えたい資金の柱にするには、少しハラハラしそうです。
B. 人生設計との適合性
評価:○(短期集中ならあり)
2026年の「小1の壁」に向けて、3年間の期限付きで配当を最大化したい、という戦略なら選択肢に入ります。ちょうど娘が小学校低学年の「一番お金と手がかかる時期」に、この高い配当が得られるのは家計にとって心強い味方になります。ただ、その後の「中学生・高校生」へのバトンタッチをどうするか、出口戦略が必要です。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:△(今は避けるべき、または小規模で)
もし将来、第2子が生まれて育休に入ることを考えると、今は「安定性」を一番に重視したい時期です。ダイドーリミテッドは、今の我が家のポートフォリオの中では「コア(主力)」ではなく、あくまで「サテライト(スパイス)」としての位置付けが妥当かなと感じています。
5. みずきの総合評価+判断
ダイドーリミテッドは、「3年間の期間限定ボーナス銘柄」として割り切るなら、人生設計において大きな武器になります。月1万円の配当を、わずか160万円程度の投資で実現できる爆発力は、他の安定銘柄にはない魅力です。
しかし、本業の収益性が改善されていない点や、ROEがマイナスである点は、長期投資を基本とする私の哲学とは少しズレがあります。私なら、「ダイドーリミテッドに全額投資して月1万円を狙うのではなく、アイティフォーのような安定銘柄と半分ずつ組み合わせて、平均利回りを5〜6%に調整する」という戦略をとると思います。これなら、もしダイドーの配当が3年後に減ったとしても、家計へのダメージを最小限に抑えられますからね。
6. 制度活用との組み合わせ
ここが「みずきブログ」の差別化ポイントです。ダイドーリミテッドのような高配当株こそ、制度をフル活用しましょう。
1. 新NISA(成長投資枠)の活用
この銘柄の利回り7.47%をそのまま受け取るのと、税金20.315%を引かれた後で受け取るのでは、手取りが大きく変わります。
・特定口座の場合:年120,000円 → 手取り 約95,622円
・NISA口座の場合:年120,000円 → 手取り 120,000円
この2万4千円の差は、娘の習い事の月謝3〜4ヶ月分に相当します。大きいですよね!
2. 配当控除の検討(特定口座の場合)
もしNISA枠がいっぱいで特定口座で買う場合は、「配当控除」を活用できる可能性があります。私の所得水準であれば、総合課税を選んで配当控除を受けることで、源泉徴収された税金の一部を取り戻せるかもしれません。ただ、社会保険料の計算に影響が出る場合もあるので、ここは慎重にシミュレーションが必要です。
3. ジュニアNISA(旧制度)や未成年口座の視点
ダイドーリミテッドは「ニューヨーカー」という伝統あるブランドを持っています。子どもに「このお洋服の会社を応援しているんだよ」と説明できるビジネスである点は素敵ですが、業績の不安定さを考えると、子どもの将来のための「超長期資金」を全額これに充てるのは、少しリスクが高いかなと思います。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直に言うと、利回り7.4%という数字を見ると、営業職としての「目標達成意欲」が刺激されて、ついついポチッと買いそうになります(笑)。でも、かつて別の高配当銘柄で減配を経験し、家計管理の計画が狂ってしまった時の悲しさは今も忘れません。
ダイドーリミテッドの「3年間100円下限」という約束は、株主との信頼関係を築こうとする経営陣の強い意志を感じますが、それは同時に「背水の陣」でもあるわけです。ビジネスの構造改革が3年以内に間に合わなかった場合、その反動は小さくないでしょう。
「完璧な銘柄」はないからこそ、自分の人生のタイムライン(娘の入学、第2子の可能性、自分のキャリア)に、その銘柄のリスクがいつ顕在化しそうかを想像することが大切。ダイドーリミテッドは、「リスクを理解した上で、短期的な家計のブーストとして活用する」。そんな少し大人な(?)付き合い方が求められる銘柄だと感じました。
皆さんのご家庭では、この「3年間の超高還元」をどう人生設計に組み込みますか?投資はあくまでツール。家族の笑顔が一番の利益ですから、お互い無理のない範囲で頑張りましょうね。


コメント