○(3562)(株)No.1 : 4.94%配当で3年後の小4の壁に向けた習い事費を補うサテライト戦略

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

こんにちは、みずきです!毎日、仕事に家事に育児に、本当にお疲れ様です。我が家の長女は、今年2026年の4月に小学校に入学したばかり。ランドセルを背負って元気に登校する姿に毎朝うるうるしつつも、小学生になってからのお友達関係や、これからの学習習慣など、親としての新しいソワソワ期を迎えています。

子どもが成長するのは本当にあっという間ですよね。でも、成長と同時にリアルにのしかかってくるのが「教育費」と「習い事費」の負担です。特に、小学校に入学すると直面する「小1の壁」、そしてその先に待っている3年後の「小4の壁(放課後の学童が使えなくなり、塾や民間の学童、高額な習い事にシフトせざるを得ない時期)」は、共働き世帯にとって家計の大きな転換点になります。

今回は、そんな3年後の教育費・習い事費の増加に今から備えるため、中堅・中小企業のIT環境や情報セキュリティを支える(株)No.1(銘柄コード:3562)という高配当銘柄に注目してみました。「人生設計から逆算する投資」という我が家のスタイルで、この銘柄がどう家計をサポートしてくれるのか、リアルなシミュレーションを交えながらご紹介しますね。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

まずは、なぜ今この銘柄を検討しているのか、我が家の人生設計の現在地と課題を整理してみます。投資をするとき、最初に「どの銘柄が良いか」を考えるのではなく、「何のために、いつまでに、いくら必要なのか」を明確にすることが、みずき流のブレない投資のコツです。

我が家の現在地と家計状況

  • 家族構成:私(1985年生まれ、会社員)、夫、長女(2020年1月生まれ、現在小学校1年生・6歳)
  • 家計の状況:共働きで生活費は安定しているものの、長女が小学校に入学し、英語やピアノなどの習い事費が少しずつ膨らんできています。将来的に第二子も授かれたら嬉しいな、という希望もあります。
  • 現在の貯蓄・投資:2021年から投資をスタート。夫婦のつみたてNISA、iDeCoをフル活用しながら、インデックス投資を中心に堅実な資産形成を継続中。個別株は「家計のキャッシュフロー(毎月の現金収入)」を増やす目的で、高配当株を少しずつ買い増しています。

3年後の家計課題:小4の壁と習い事費の増加

今から3年後の2029年4月、長女は小学4年生になります。このタイミングで、地域の公立学童は利用できなくなるケースが多く、放課後の過ごし方が一気に変わります。民間学童の利用や、本格的な中学受験塾、あるいは専門的な習い事を増やすとなると、これまで以上に教育費・預かり費用がかかることが予想されます。

私の周りの先輩ママからも、「小4になってから毎月の教育費が2万〜3万円跳ね上がった!」という悲鳴をよく耳にします。そこで、我が家ではこの「3年後の小4の壁」に向けた準備として、家計から無理に捻出するのではなく、配当金という「自動的に入ってくる仕組み」で毎月5,000円(年間60,000円)の教育費サポート資金を作りたいと考えています。

課題解決に必要な配当額

  • 必要な時期:3年後(2029年4月〜)
  • 目標とする上乗せ配当額:毎月5,000円(年間60,000円)
  • 用途:小4以降の塾代や高額化する習い事費の一部補填

2. 目標配当額の逆算計算

「3年後に年間60,000円の配当金を得る」という具体的な目標が決まりました。では、今回注目している(株)No.1の株価と配当データを使って、実際にいくらの投資資金が必要になるのかを逆算してみましょう。

まずは、2026年7月7日時点の(株)No.1の主要な株価指標を確認しておきます。

項目 数値(2026年7月7日時点)
株価(終値) 1,593円
配当利回り(会社予想) 4.94%
1株配当(会社予想) 79.00円
最低購入代金 159,900円(単元100株)
PER(会社予想) 10.50倍
PBR(実績) 2.39倍
ROE(実績) 16.12%
自己資本比率(実績) 31.2%

このデータをもとに、目標である年間60,000円(税引前)の配当金を得るために必要な投資額を計算してみます。

逆算シミュレーション

目標年間配当額:60,000円
(株)No.1の配当利回り:4.94%
必要投資額 = 60,000円 ÷ 4.94% = 約1,214,575円

単元株(100株単位、約16万円)で換算すると、およそ800株(投資額:1,274,400円、年間配当金:63,200円)を保有すれば、目標である「月5,000円(年間6万円)」の配当キャッシュフローをほぼぴったり達成できる計算になりますね!

3年間で約127万円をこの銘柄に積み立てていく場合、単純計算で年間約42万円、毎月約3.5万円の投資ペースになります。これなら、日々の家計のやりくりや、ボーナス時の一部の資金を充てることで、我が家にとっても十分に現実的なロードマップを描くことができます。

3. 複数銘柄の比較紹介

一つの銘柄だけに惚れ込んで集中投資するのは、子育て世帯の家計管理としてはリスクが高すぎますよね。同じ「IT・通信・サービス関連セクター」で、我が家の3年後の目標(利回り4.5%〜5.5%近辺、安定した配当)をクリアできそうな候補銘柄と比較しながら、どれが我が家の人生設計に最もフィットするのかを検討してみましょう。

今回は、過去にブログでも紹介したことのある、情報通信分野の優良高配当株である「都築電気(8157)」と「システムエグゼ(548A)」を比較対象に選んでみました。

銘柄名(コード) 株価(目安) 配当利回り(予想) 1株配当(予想) 自己資本比率 特徴・配当方針
(株)No.1(3562) 1,593円 4.94% 79.00円 31.2% 中小企業向けIT・セキュリティ支援。成長性高く、配当性向も意欲的。
都築電気(8157) 2,450円前後 4.80% 118.00円 約50% 富士通系ディーラー中堅。顧客基盤が非常に強固で、安定的な配当推移が魅力。
システムエグゼ(548A) 1,400円前後 4.95% 69.00円 約45% ITシステム開発・インフラ構築。DX需要を背景に、成長と高配当を両立。

それぞれの銘柄について、我が家の視点から詳しく見ていきますね。

候補①:(株)No.1(3562)

主にお客様となる中小企業に対して、情報セキュリティ機器(UTMなど)の販売や、OA機器、オフィスのITネットワーク環境の構築・保守を一括して提供している企業です。いわば「中小企業のIT駆け込み寺」のようなビジネスですね。大企業のように専任のIT担当者がいない中小企業にとって、彼らの存在は非常に頼もしいはず。子どもに説明するときも、「お仕事で使うパソコンや、インターネットを守るお手伝いをしている会社だよ」と言えば、イメージが湧きやすいのがお気に入りポイントです。

売上高は前年同期比で拡大傾向にあり、フリーキャッシュフローも改善しています。何より配当利回り4.94%という水準は、今回の3銘柄の中でも非常に魅力的。直近の業績も改善傾向にあり、純利益率や営業利益率が持ち直している点が評価できます。

候補②:都築電気(8157)

こちらは富士通系の情報サービス会社で、歴史も古く、大企業や官公庁などの強固な顧客基盤を持っています。財務の健全性(自己資本比率約50%)が高く、ディフェンシブな魅力があります。詳しい分析は、過去の記事「都築電気(8157)の分析記事」でも紹介していますが、長期で安心して保有できる、まさに「我が家の主戦力」候補です。ただ、利回りは4.80%と、(株)No.1に比べるとわずかに控えめです。

候補③:システムエグゼ(548A)

ITシステム開発や損保向け、製造業向けのシステム構築に強みを持つ企業です。DX(デジタルトランスフォーメーション)の波に乗り、業績は非常に堅調。配当利回りも4.95%と、(株)No.1と同等の高水準を維持しています。こちらの詳細は「システムエグゼ(548A)の分析記事」にまとめてありますが、技術力が高く、将来の増配期待も大きい一方で、市場のIT人材不足などの影響を受けやすいという側面もあります。

ここで、世界的なITトレンドについても少し視野を広げてみましょう。最近のニュースによると、米半導体・IT大手のブロードコムがアップルとのシリコン供給契約を2031年まで延長したという話題がありました(参考記事:ブロードコム株が4%上昇、アップルとのシリコン供給契約が2031年まで延長)。大手のこうした長期にわたる安定的な取引は、ハイテク業界全体の基盤が極めて頑強であることを示しています。日本国内の中小企業向けIT市場においても、セキュリティの義務化やクラウド化の流れは一時的なブームではなく、国を挙げた長期的なインフラ整備の段階に入っています。この大きな潮流の中で、中小企業のIT化を実務レベルで支え続ける(株)No.1のような企業のニーズは、今後も非常に底堅いものになると私は考えています。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

では、主役である(株)No.1について、我が家の人生設計にどれくらいマッチしているか、3つの軸から本音で評価してみます!

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

直近の収益性は、純利益率・営業利益率ともに改善傾向にあり、ROE(自己資本利益率)も16.12%と、一般的に優秀とされる10%を大きく上回っています。お金を効率的に使って稼ぐ力が強いのは、高配当株として心強いですね。一方で、自己資本比率は31.2%と、一般的に望ましいとされる30%をやや上回る程度。有利子負債が増加傾向にあるため、景気後退期に金利が上昇した際の財務への影響は少し気になります。配当方針としては、成長投資を行いながらも株主還元に積極的ですが、業績連動の側面もあるため、業績が大きく落ち込んだ時の「減配リスク」は頭の片隅に置いておく必要がありそうです。したがって、評価は「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

利回りが4.94%と極めて高いため、3年後の「小4の壁」に向けて、少ない元手で目標の配当金(月5,000円)を達成できるのが大きなメリットです。例えば、利回り3%の銘柄だと、年間6万円を得るために200万円の投資資金が必要になりますが、(株)No.1なら約122万円で済みます。教育資金の準備期間が「3年間」と比較的短い我が家にとって、この高利回りによる「投資効率の高さ」は、限られた家計のやりくりを大いに助けてくれます。ジュニアNISA(※新規投資は終了していますが、既存枠での保有用)や、新NISAの成長投資枠を活用して非課税で受け取るのにも最適な規模感です。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感ある)」

現在、夫婦ともに正社員で働いており、家計全体のベースは非常に安定しています。しかし、もし今後「第二子出産に伴う私の育休」などが現実になれば、一時的にリスク許容度は低下します。その点、(株)No.1は時価総額約112億円の「小〜中規模株」であり、日々の株価のボラティリティ(値動き)がやや大きめです(年初来高値2,548円から年初来安値1,421円まで幅があります)。育休中で家計が少しシビアになっているときに、保有株の評価額がドカンと下がると、精神的なストレスになりかねません。そのため、ポートフォリオの主役(コア)にするには少し刺激が強く、あくまで全体の1〜2割に抑える「サテライト枠」としての保有が、我が家の今のリスク許容度には合っていると感じます。

5. みずきの総合評価+判断

総合評価:サテライト(スパイス)枠として「一部採用」を前向きに検討!

結論として、我が家の人生設計において、(株)No.1は「3年後の教育費アップを最少の資金でクリアするための、頼れる高火力ブースター(サテライト枠)」として、ポートフォリオに一部組み入れるのが賢い選択だと判断しました。

我が家のコア資産は、全世界株式やS&P500などのインデックス投資、そして個別株では財務が超堅強な「都築電気(8157)」などのディフェンシブな銘柄でしっかりと土台を固めています。その上で、目標の「月5,000円」をスピーディーに、かつ効率よく達成するために、利回り4.94%を誇る(株)No.1をスパイスとして加える。この「ハイブリッド戦略」が、今の我が家にとって最もバランスが良いと感じています。

具体的には、目標額127万円のすべてを(株)No.1にするのではなく、例えば、

  • 安定した「都築電気(8157)」に約80万円(配当約3.8万円)
  • 高利回りの「(株)No.1(3562)」に約45万円(配当約2.2万円)

というように、組み合わせることで全体の利回りを4.8%前後にキープしつつ、片方の業績が落ち込んだ際のリスクを分散するアプローチが、子育てママの心の平穏を保つのに一番おすすめです。

6. 制度活用との組み合わせ

高配当株投資を成功させるための最大の鍵は、やはり「税制優遇制度」を賢く使い倒すことです。ここを怠ると、せっかくの配当金から約20%もの税金が引かれてしまい、家計への貢献度がガクッと下がってしまいます。

① 新NISA(成長投資枠)のフル活用

今回ご紹介した(株)No.1をもし特定口座(課税口座)で保有し、年間60,000円の配当を受け取った場合、税金(約20.315%)が引かれて、手元に残るのは約47,800円に減ってしまいます。これだと月々約4,000円にしかならず、当初の目標(月5,000円の習い事サポート)に届きません。
しかし、新NISAの成長投資枠で購入すれば、この約12,000円の税金が丸々浮いて、60,000円がそのまま我が家の教育資金として口座に振り込まれます。この差は3年、5年と長期になればなるほど、恐ろしいほどの差になって現れます。高配当個別株を買うなら、まずは新NISAの成長投資枠の残高を確認することから始めましょう!

② 課税口座(特定口座)で持つ場合の「配当控除」の視点

「新NISAの枠は、すでにインデックス投信で使い切ってしまっている!」というご家庭もあるかもしれませんね(素晴らしい資産形成ペースです!)。その場合、特定口座で保有することになりますが、ここで知っておきたいのが「配当控除(総合課税を選択)」の仕組みです。
我が家のように、夫婦の課税所得が一定以下(目安として課税所得900万円以下、特に子育て世代で育休中や時短勤務などで所得が下がっている時期など)の場合、確定申告で「総合課税」を選択して配当控除を申請すると、特定口座で源泉徴収された所得税の一部が戻ってくる(実質的な税負担を10%〜20%以下に抑えられる)可能性があります。時短勤務や育休を予定しているママ投資家にとって、この「配当控除」は知っておいて損はない節税テクニックですよ。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

ここまで良いところを中心に書いてきましたが、投資に「完璧な100点満点の銘柄」なんて存在しませんよね。みずきブログでは、自分が「うーん、ここがちょっと心配だな」と迷っている部分も隠さずシェアします。

(株)No.1に関する最大の懸念点は、やはり「競合他社との差別化と、中小企業のペーパーレス化のスピード」です。彼らが扱うOA機器(複合機やビジネスフォンなど)は、オフィスのデジタル化やペーパーレス化、リモートワークの定着によって、長期的には市場全体が縮小していく運命にあります。もちろん、彼らもそれを十分に理解しており、情報セキュリティ(UTM)やクラウドサービス、中小企業のDX支援といった成長分野へのシフトを急いでいます。
ただ、このシフトがうまく進まなかった場合、将来的に売上高が頭打ちになり、現在のような高配当を維持できなくなる(減配される)リスクはゼロではありません。

また、自己資本比率が31.2%と、IT・サービス業の中では決して高くない点も気になります。事業拡大のための先行投資や子会社化を積極的に進めているため、有利子負債が増えている現状があります。これが実を結んで売上拡大につながっている間は良い(現在の成長性は◎)ですが、もし景気が急激に冷え込んだときには、財務の重荷になる可能性があります。

「高利回り4.94%」という数字は、こうした「少し尖ったリスク」と隣り合わせだからこその数字です。だからこそ、私は「この銘柄だけに我が家の未来を賭ける!」なんてことは絶対にしません。もし業績に陰りが見えたり、配当方針が変更されたりした場合には、すぐにポートフォリオの比率を下げる、あるいは都築電気などのディフェンシブ銘柄へ資金を避難させる、といった「逃げ道」を常に用意しながら、お付き合いしていくつもりです。

みなさんも、ご自身の家計の状況や、どのくらいのリスクなら夜安心して眠れるか(ここが一番大事!)をじっくり考えて、納得のいく投資判断をしてくださいね。少しでも、みなさんのこれからの人生設計や、お子さんとの明るい未来のヒントになれば嬉しいです!

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