○(407A)UNICONホールディングス : 5.20%配当で小1の壁の習い事費を支えるサテライト戦略

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営している、子育てママ投資家のみずきです。1985年生まれの私は、現在、上場企業で営業や企画の仕事をしながら、日々バタバタと育児と仕事、そして家計管理に励んでいます。

我が家の一人娘は2020年1月生まれ。今年の4月に無事、小学校に入学しました!毎日ピカピカのランドセルを背負って登校する姿を見ては、成長の早さに胸が熱くなる日々です。それと同時に、世間でよく言われる「小1の壁」や「教育費のリアルな増加」を身をもって実感しています。学童保育の費用や、娘が新しく始めた英語教室、スイミングなどの習い事費用で、毎月なんだかんだと固定費が上乗せされているんですよね。

そんな我が家が投資において最も大切にしているのが、「人生設計から逆算して、必要な配当金を用意する」というアプローチです。「この銘柄は値上がりしそうだから買う」という目線ではなく、「娘のこれからの成長段階において、いつ、いくらの現金が家計に必要になるか。それをどの高配当株でカバーしていくか」を常に夫婦で話し合っています。

今回は、まさに今、我が家が直面している「小1の壁」による習い事費を支えるための高配当株選びについてお話しします。その中で、現在注目が集まっている(株)UNICONホールディングスという銘柄について、我が家の人生設計にどうマッチするのか、リスクや他の選択肢も交えながら、本音で深掘りしていきますね。

我が家の人生設計と「3年後の家計課題」

まず、我が家が今どのような現在地にいるのか、そしてなぜこのタイミングで新しい高配当株を検討しているのかを整理させてください。

現在、娘は小学1年生ですが、3年後には小学校4年生、いわゆる「小4の壁」や中学受験を意識し始める時期に入ります。この頃になると、習い事の月謝はさらに上がりますし、塾に通い始めるとなれば、教育費の負担は現在の比ではありません。私の営業・企画職としての給与や、夫の収入だけでこれらをすべて賄おうとすると、家計の貯蓄ペースがガクッと落ちてしまいます。お金のために娘の選択肢を狭めたくはありませんが、同時に、私たちの老後資金や将来の選択肢を削るわけにもいきませんよね。

そこで我が家が出した結論は、「娘が小学校4年生になる3年後までに、家計に毎月5,000円(年間60,000円)の、使っても罪悪感のない配当金キャッシュフローを新しく作り出す」という目標です。毎月5,000円の自由な現金が自動的に口座に入ってくる仕組みがあれば、新しい教材を買ったり、少し遠くの習い事への交通費に充てたりと、家計に大きなゆとりが生まれます。

この「月5,000円(年間60,000円)」という具体的な目標額が決まれば、あとは逆算して「どの銘柄に、いくら投資すればいいのか」を計算するだけです。投資は人生設計があってこそ、迷わずに進むことができるのだと私は信じています。

目標配当額「年間60,000円」の逆算計算

では、3年後までに月5,000円(年間60,000円)の配当金を獲得するために、どれくらいの投資資金が必要になるのか、具体的に計算してみましょう。今回は、新NISAの「成長投資枠」などの非課税制度を活用する場合と、特定口座(課税口座)で保有する場合の2つのパターンでシミュレーションしてみます。

検討している(株)UNICONホールディングスの配当指標は以下の通りです。

項目 数値
予想1株配当 45.00円
配当利回り(会社予想) 5.20%
最低購入代金(100株) 86,500円

この「配当利回り 5.20%」という非常に高い水準を前提に、必要となる投資額と株数を逆算します。

パターン1:新NISAなどの非課税制度を活用する場合(税率0%)

非課税口座であれば、受け取った配当金にまるまる税金がかかりません。目標である年間60,000円をそのまま得るための計算式は以下のようになります。

必要投資額 = 目標年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 5.20% = 1,153,846円

必要株数 = 60,000円 ÷ 45円 = 1,334株(単元株ベースで1,300株〜1,400株)

つまり、非課税枠を使えば、約115万4,000円を投資することで、目標である「月5,000円」の配当金が手に入ることになります。

パターン2:特定口座などの課税口座を使用する場合(税率20.315%)

課税口座の場合、配当金から約20%の税金が源泉徴収されてしまいます。手取りで60,000円を残すためには、税引き前の段階で「約75,300円」の配当金が必要です。

必要税引き前配当額 = 60,000円 ÷ (1 - 0.20315) = 75,296円

必要投資額 = 75,296円 ÷ 5.20% = 1,448,000円

必要株数 = 75,296円 ÷ 45円 = 1,673株(単元株ベースで1,700株)

課税口座で保有する場合は、約144万8,000円の投資資金が必要になり、非課税の場合に比べて約30万円も多く資金を用意しなければならなくなります。この差は子育て世代の家計にとって非常に大きいですよね。だからこそ、みずきブログでは「新NISAの成長投資枠」などの税制優遇制度を最優先で活用することを、耳にタコができるほどお伝えしているわけです。

同じ目標を実現する!複数銘柄の比較紹介

ここで重要なのは、「一つの銘柄だけに惚れ込んで、全額を投じてしまわないこと」です。私たちは未来を完璧に予測することはできませんから、同じ「月5,000円の配当金」という目標を達成できる他の選択肢も並べて、冷静に比較検討することが大切です。

今回は、(株)UNICONホールディングス(以下、UNICON HD)に加えて、私自身の過去のブログでも紹介したことのある、魅力的な高配当の2銘柄を比較対象としてピックアップしました。それぞれのビジネスや指標を見ていきましょう。

比較する3つの銘柄

  • UNICON HD:配当利回り 5.20% の超高配当。最低購入金額が約8.6万円と手頃で、ROEが25.81%と極めて高い収益力を誇る持ち株会社です。
  • キャリアデザインセンター(2410):配当利回り 5.07%。「type」などの転職サイトを運営する人材ビジネス企業。適度な最低投資金額で、子育て世代のキャリアを応援する企業としても親近感がありますね。
  • 明和産業(8103):配当利回り 5.48%。東証プライム上場の化学品商社で、安定した配当方針を掲げています。3年後の小4の壁に向けたサテライト枠として非常に優秀な候補です。

これら3銘柄の主要な指標を一覧表にまとめました。

指標 UNICON HD キャリアデザイン(2410) 明和産業(8103)
直近株価(目安) 865円(最低購入額換算) 約1,800円前後 約700円前後
予想配当利回り 5.20% 5.07% 5.48%
1株配当(予想) 45.00円 約90円前後 約38円前後
PBR(実績) 2.20倍 約1.5倍前後 約0.7倍前後
ROE(実績) 25.81% 約15%前後 約8%前後
自己資本比率 30.2% 約55%前後 約45%前後

この表を眺めてみると、それぞれの銘柄の「性格」が透けて見えてきますね。

UNICON HDは、ROEが25.81%と異次元の高さを誇っており、いかに効率よく利益を稼ぎ出しているかが分かります。一方で、自己資本比率が30.2%と、3社の中では最も低く、財務の健全性の面では少しハラハラする要素を持っています。

対して、キャリアデザインセンターは自己資本比率が50%を超えており、人材派遣・紹介というビジネスモデル上、大きな有利子負債を抱えにくい強みがあります。明和産業はPBRが0.7倍近辺と割安感が強く、老舗の商社ならではの底堅さがあります。

足元の市場環境と「我が家の立ち位置」

ここで少し、最近のニュースに目を向けてみましょう。2026年6月16日現在、株式市場は歴史的な盛り上がりを見せています。日本経済新聞のニュースでも報じられている通り、日経平均株価は連日最高値を更新し、一時7万円の大台に乗せる場面もありました。(参考:日経平均株価が連日最高値、6万9404円 一時7万円乗せも伸び悩む – 日本経済新聞

日経平均が7万円に迫るというニュースを聞くと、「今すぐ波に乗らなきゃ!」「乗り遅れたら損をする!」と焦ってしまいそうになりますよね。でも、こういう時こそ、私たち子育て世代は深呼吸をして、地に足を着ける必要があります。

市場全体が高熱を出しているような状況では、一時的なブームで買われた銘柄が急落するリスクも高まります。だからこそ、私たちは株価の値上がり(キャピタルゲイン)を追いかけるのではなく、企業が稼ぎ出す利益から分配される「配当金」という確実なキャッシュフローを、淡々と積み上げる投資スタイルに徹したいと思うのです。相場がどう動こうと、我が家が必要とする「娘の教育費」や「月5,000円のゆとり」という人生設計の軸は、1ミリもブレることはないのですから。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、本日の主役であるUNICON HDについて、私の3つの評価軸に照らし合わせて、じっくりとジャッジしていきたいと思います。この評価プロセスを見える化することが、皆さんの銘柄選びの参考になれば嬉しいです。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

高配当株投資において最悪のシナリオは、購入した後に「減配(配当金が減ること)」や「無配」になってしまうことです。UNICON HDの配当性向は、EPS(会社予想)が111.17円で1株配当が45.00円ですので、配当性向は約40.5%と計算できます。これは一般的に「無理のない健全な水準」とされる60%以下をクリアしており、評価できます。

企業の収益力についても、営業利益率と純利益率が前年同期比で持ち直しており、改善傾向にあります。売上高も右肩上がりで成長が続いています。ただ、一点気になるのは、「EPSが増加傾向であるものの、期ごとの振れが大きい」という点です。景気や特定のプロジェクトの動向によって業績が左右されやすい特徴があるため、毎年必ず増配してくれるというような「鉄壁の成長株」とは言えず、業績の波を注視する必要があります。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

我が家の目標は「3年後に月5,000円」です。UNICON HDの最低購入代金は86,500円と、10万円以下から投資をスタートできます。これは、お小遣いや毎月の家計のやりくりから出た端数を少しずつ積み立てて購入するのに、非常に現実的な金額です。

また、利回りが5.20%と高いため、目標額である年間60,000円を達成するために必要な資金が約115万円(新NISA活用時)で済みます。もし利回りが3%の銘柄であれば200万円もの資金が必要になりますから、限られた予算の中で早期に目標キャッシュフローを確立したい子育て世代にとって、この「高利回りかつ少額から買える」という点は、人生設計の強い味方になってくれます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」

最も慎重に見るべきなのが財務の「安定性」です。UNICON HDの自己資本比率は30.2%と、一般的に健全とされる目安である30%の境界線上にあります。しかも、直近では有利子負債が増加傾向にあり、自己資本比率は低下傾向をたどっています。

私たちが子育てをしながら行う投資は、「絶対に破綻しないこと」が最優先です。もし将来的に金利が上昇したり、不況が訪れて業績が悪化したりした場合、この低い自己資本比率と増え続ける有利子負債が、配当を引き下げる圧力になるリスクは否定できません。そのため、ポートフォリオの大部分をこの銘柄で埋めるような買い方は、我が家のリスク許容度を超えてしまいます。「家計の主役」として迎えるには少し荷が重く、「サテライト(脇役)枠」としての位置づけが妥当だと判断しました。

みずきの総合評価と、我が家の下した判断

ここまでの分析を踏まえて、UNICON HDに対する我が家の総合評価と、今後の投資戦略を発表します!

結論として、「UNICON HDは、家計のスパイス&サテライト枠として、少額ずつ新NISAの成長投資枠で拾っていくには面白い存在。ただし、主力の教育資金源としては頼りすぎない」という判断に落ち着きました。

魅力は何と言っても、5%を超える高い配当利回りと、25%超の圧倒的なROEです。小1の壁の習い事代を早くカバーしたいという目的において、この高い還元力は大きなブースターになってくれます。しかし、自己資本比率の低下と有利子負債の増加という財務面の影を見逃すわけにはいきません。

そこで、我が家では以下のような「ポートフォリオの組み合わせ戦略」をとることにしました。

  • コア(主力の盾):財務が極めて健全で、景気に左右されにくいディフェンシブな銘柄。例えば、無借金経営を誇るヤガミ(7488)や、自己資本比率が非常に高いイマジニア(4644)などをポートフォリオの土台として保有する。
  • サテライト(攻めのスパイス):今回のUNICON HDや、成長力のあるGMOメディア(6180)のような銘柄を、全体の1〜2割程度の予算でトッピングし、ポートフォリオ全体の平均利回りを底上げする。

このように役割分担をさせることで、万が一UNICON HDが業績悪化で減配になったとしても、家計へのダメージを最小限に抑えつつ、順調なときには5%超の恩恵をフルに受けることができるわけです。完璧な100点の銘柄を一つだけ探そうとするのではなく、お互いの弱点を補い合う「チーム」を作る意識が、子育て家計の投資を長続きさせる秘訣だと思います。

賢く手取りを増やす!制度活用との組み合わせ方

みずきブログの最大のこだわりである「制度活用」について、今回も熱く語らせてください。せっかく苦労して選んだ高配当株ですから、税金で引かれる分を最小限にして、1円でも多く家族のために使いたいですよね。

1. 新NISA(成長投資枠)の活用

今回のシミュレーションでもお見せした通り、新NISAの成長投資枠でUNICON HDを購入すれば、配当金にかかる20.315%の税金が完全にゼロになります。月5,000円の配当金を得るために、特定口座なら144万円必要なところが、新NISAなら115万円で済むのですから、使わない手はありません。

「でも、つみたて投資枠でオルカンやS&P500を買うだけで手一杯だよ……」というママも多いと思います。それで全く問題ありません!我が家も、インデックス投資による世界分散(つみたてNISAやiDeCo)を家計の絶対的な「本隊(資産形成の軸)」として位置づけています。個別株への投資は、あくまで「そのインデックス投資の土台があった上で、日々の生活に潤い(現金キャッシュフロー)を与えるためのサブシステム」です。つみたて投資の余力の中から、年に数回、配当金目的で個別株をスポット購入する、という緩やかなスタンスが、忙しいママには一番長続きしますよ。

2. 配当控除(特定口座で保有する場合のウルトラC)

もし、すでに新NISAの枠を使い切っていたり、何らかの理由で特定口座(課税口座)で高配当株を保有している場合、「配当控除」という国の制度を活用できる可能性があります。

配当控除とは、確定申告の際に「総合課税」を選択することで、支払った配当課税の一部が戻ってくる(または所得税が軽減される)仕組みです。特に、課税所得が900万円以下の世帯の場合、総合課税を選択して配当控除を適用した方が、源泉徴収される20.315%よりも実質的な税率が低くなるケースがほとんどです。

「確定申告なんて難しそう、時間がない!」と思われるかもしれませんが、今はマイナンバーカードとスマホがあれば、自宅のベッドの上からでもe-Taxで5分ほどで申請できてしまいます。こうした小さな知識の積み重ねが、数年後、数十年後の家計の大きな差となって返ってくるのです。

完璧な銘柄はない。我が家の迷いと懸念点

ブログの最後に、私がUNICON HDに対して抱いている「リアルな迷いと懸念」を包み隠さず共有しておきます。巷の投資インフルエンサーは良いところばかりを強調しがちですが、大切な資産を投じるのですから、裏にあるリスクにもしっかり目を向けなければいけませんよね。

私が一番気にかかっているのは、やはり「有利子負債の増加を伴う、自己資本比率の低下トレンド」です。ROEが25.81%と高いのは素晴らしいことですが、これは裏を返せば「少ない自己資本(=多くの借入金などの他人資本)を使って、レバレッジをかけて高い利益を生み出している」という見方もできます。低金利の時代であればこの戦略は非常に効率的ですが、今後、日本の金利が上昇局面に入った場合、借入金の利払い負担が増加し、一気に業績を圧迫するリスクがあります。

また、最低購入金額が86,500円と手頃な反面、出来高が19,700株(15:30時点)と比較的少なく、市場での流動性がそれほど高くない点も気になります。何か悪材料が出た際に、売りたくても株価が急転直下してしまい、思ったような価格で売却できない「流動性リスク」があります。

「だから買うのをやめる」という極端な判断をする必要はありませんが、こうした弱点を知った上で、「じゃあ、この銘柄が占める割合はポートフォリオの5%未満に抑えておこう」とか、「決算発表のたびに、自己資本比率が30%を大きく割り込んでいないかチェックしよう」という、自分なりの防衛策を持っておくことが大切です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は(株)UNICONホールディングスを例に、我が家の「小1の壁・習い事代月5,000円」を解決するための、逆算型高配当株投資のリアルなプロセスをお届けしました。

投資に「100点満点、リスクゼロの完璧な銘柄」は存在しません。あるのは、「我が家の今の状況、これからの人生設計に、この銘柄は合っているかどうか」という、自分たちだけの相性です。株価がいくら上がっているからといって焦る必要はありません。自分たちのペースで、使える制度をフル活用しながら、家族の未来を明るくするための仕組み作りを、一緒にコツコツと楽しんでいきましょうね。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!みずきでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました