本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:2年後の小学校入学と、月7,000円の習い事費をどう捻出するか
こんにちは、みずきです。現在2026年1月。娘(年長、5歳)の小学校入学まであと2年を切りましたね。最近、周りのママ友と話していると、「プログラミング教室」「英語のオンラインレッスン」といった教育費の話がリアルになってきて、ドキッとします。
我が家も娘が小学生になったら、知的好奇心を伸ばすような習い事をさせてあげたい。試算すると、月額でざっくり7,000円くらいは必要になりそうです。年間で84,000円。これが2年後の家計の新しい負担になるわけです。
我が家の投資の哲学は、「人生設計から逆算して、配当で家計の固定費をカバーする」こと。だから、この「月7,000円の習い事費」を配当金で賄えないか、具体的に考えてみることにしました。
我が家の人生設計シナリオ:2年後の家計課題を配当で解決
- 我が家の現在地:娘5歳(年長)、私は上場企業の企画職。第二子を検討中で、もし授かれば2~3年後には再び育休に入る可能性があります。
- 2年後の家計課題:娘の小学校入学に伴う習い事費用(月7,000円/年84,000円)が発生する。
- 解決のための目標配当額:税引き後で月7,000円を確実に確保すること。
目標額は年間84,000円。配当金は源泉徴収で約20%引かれますから、税引き前で約105,000円の配当金が必要になります。この目標を達成するために、配当の安定性が非常に高く、地味ながらも堅実なビジネスを持つ銘柄を探します。
目標配当額の逆算計算:ヤガミ (8091)で2年後7,000円を実現するには
今回注目したのは、専門商社の東陽テクニカと並ぶ、安定的な理化学機器などを扱う専門商社、(株)ヤガミ (8091)です。地味だけど、教育や研究という将来性のある分野を支えているところが、子育て世代の投資先として好印象を持ちました。
ヤガミの事業や財務状況を鑑みて、現在の配当利回りを約3.00%と仮定して計算を進めます。(実際の利回りは株価変動により日々変化しますのでご注意くださいね。)
$$
\text{必要投資額} = \text{目標年間配当額(税引前)} \div \text{配当利回り}
$$
目標年間配当額は105,000円なので、
$$
\text{必要投資額} = 105,000円 \div 3.00\% = 350万円
$$
ヤガミ株(仮に株価2,500円と設定)で月7,000円の配当を得るには、ざっくり350万円の投資が必要になります。最低投資金額は25万円程度なので、単元株(100株)ずつ積み上げることは可能ですが、目標達成にはまとまった資金が必要ですね。
私たち子育て世代が、2年後に向けて350万円を準備するのは少し大変かもしれません。だからこそ、利回りの高い他の安定株と組み合わせて、ポートフォリオを構築する必要があります。
安定配当を実現する複数銘柄の比較検討
目標額(月7,000円)を実現するために、「安定性」と「利回り」を重視して、ヤガミと、私が過去に検討したことがある類似の安定商社(東陽テクニカ)を比較してみます。どちらも景気に左右されにくい、地道なBtoBビジネスが魅力です。
| 項目 | 銘柄A:ヤガミ (8091) | 銘柄B:東陽テクニカ (8151) [過去記事参照] |
|---|---|---|
| 事業内容 | 理化学機器・計測機器の専門商社。教育機関や研究施設向けに強い。 | 電子計測器・科学分析機器の技術商社。最先端の研究開発を支援。 |
| 想定配当利回り(2026年時点) | 約3.00% | 約3.96% |
| 必要投資額(月7千円目標) | 約350万円 | 約265万円 |
| 配当性向(目安) | 45% | 60% |
| 配当方針 | 安定配当を基本とし、利益還元を重視。 | DOE(純資産配当率)を導入し、安定的な増配志向。 |
| 株主優待 | なし | なし |
比較すると、利回りだけ見れば東陽テクニカの方が効率的で、必要な投資額も少なくて済みます。ただし、ヤガミは配当性向が45%と非常に低く抑えられている点が魅力的です。配当性向とは、稼いだ利益のうちどれだけを配当に回しているかを示す指標で、45%なら利益が一時的に半減しても配当を維持しやすい、つまり「減配リスクが低い」と言えます。
私たちが2年後の習い事費という「生活防衛資金」に近い目的で投資する場合、利回りが多少低くても、**ヤガミのような「配当の持続性が極めて高い」銘柄をコアに据える**のは理にかなっていると考えられます。
ヤガミ(8091)の詳細分析:「地味だけど、未来を支える安定感」
A. 企業概要:教育・研究を支える専門商社
ヤガミは、学校や研究機関、企業の研究開発部門が必要とする専門的な理化学機器や計測機器、設備などを提供する専門商社です。一般消費者には馴染みが薄いかもしれませんが、科学教育や産業界の基礎研究に不可欠な存在なんですね。
この事業の強みは、景気の波に左右されにくいことです。研究開発費や教育予算は、企業や国にとって「将来への投資」であり、不況期でも急にカットされることは少ない傾向があります。私たち子育て世代が「子どもの教育費」を捻出するために投資するなら、**教育・研究を支える企業**というのは、精神的にも安心感があります。
B. 業績と配当の安定性
ヤガミの過去5年間の業績は、売上・利益ともに比較的安定しています。特に注目すべきは、自己資本比率の高さ。高い財務健全性は、配当維持の体力に直結します。そして、先ほども触れましたが、配当性向が40%台と低めなのは、みずきが個別株を選ぶ上で非常に重要なポイントです。
配当性向が高い(例:80%や100%超え)銘柄は、利回りは高く見えますが、もし業績が少しでも悪化すると、すぐに減配せざるを得ません。月7,000円の家計の足しを期待している身としては、**「絶対に減らさないでほしい」**という思いが強いので、ヤガミの慎重な配当姿勢は信頼できますね。
C. 外部環境の評価:景気後退懸念の中でのディフェンシブな価値
2026年現在、世界経済は利上げの長期化や地政学的なリスクによって不透明感が漂っています。株式市場では、利下げ期待の後退から、ハイテク株や景気敏感株が売られる傾向も見られます。
実際、「NY株、続落 利下げ期待後退で売り」といったニュースが示すように、市場全体がリスクオフムードに傾いた場合、大きく成長を期待されていた銘柄の株価は下落しやすいです。
しかし、ヤガミのようなディフェンシブな専門商社は、こうした短期的な市場の波に比較的強い耐性を持っています。彼らの顧客である研究機関は、目の前の景気動向で予算を大幅に変えるわけではないからです。
私がヤガミを検討するのは、こうした経済の不確実性が高まる時期だからこそ、**「地味だが堅実な配当を生み出し続ける力」**に価値を見出しているからです。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
ヤガミが、我が家の「2年後の月7,000円の習い事費」という目標にどれだけ適合しているか、3つの軸で評価してみます。
A. 配当の持続性・成長性:◎(強く信頼できる)
配当性向が45%程度と低く、景気変動耐性も高い教育・研究分野が事業基盤であるため、配当の持続性は極めて高いと評価できます。大きな増配は期待しにくいかもしれませんが、**減配リスクが低い**ことが、家計の固定費を賄う上での最大の安心材料です。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
目標額(月7,000円)を実現するには350万円の投資が必要ですが、これは我が家が2年間で貯蓄と投資で準備できる現実的な範囲内です。また、事業内容が「教育・研究」と、子どもの未来に直結している点も、私たち夫婦の投資モチベーションを維持しやすいです。2年後の習い事費を確実にカバーしてくれると期待できます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(安心して持てる)
私たちが今後、第二子出産や育休に入る可能性を考えると、ポートフォリオ全体で最も必要なのは「精神的な安心感」です。ヤガミのような安定株は、株価が急騰することも急落することも少なく、安心して保有し続けられます。もし育休中に景気後退が来ても、この銘柄は配当を維持してくれるだろうという信頼が持てます。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAでの長期育成
ヤガミのような安定高配当株こそ、非課税制度の恩恵を最大限に受けるべきだと考えます。
今回の目標は「2年後の習い事費を賄う」ことですが、もし余剰資金があるなら、ヤガミの一部を**ジュニアNISA**口座で保有することを強く検討したいですね。
ジュニアNISAは、子ども名義の投資口座で、18歳まで非課税で運用できます。もしヤガミを娘名義で買えば、配当金がまるまる非課税で入ってくるため、税金分の約20%が節約できます。
例えば、ヤガミの年間配当105,000円を通常口座で受け取ると、税金で約21,000円が引かれてしまいます。しかし、ジュニアNISAならこの21,000円もそのまま再投資(または教育費に充当)できます。
ヤガミは成長スピードこそ遅いかもしれませんが、堅実な事業は10年後、15年後も存続している可能性が高いです。ジュニアNISAで非課税期間をフル活用し、配当金再投資によって複利の力を効かせれば、娘が大学進学する頃には、この地味な銘柄が大きな教育資金源になっているかもしれません。
もしヤガミが私の通常口座にある場合は、確定申告で「配当控除」を活用します。配当控除とは、総合課税を選択することで、配当金にかかる税金の一部が還付される制度です。特に所得税率が低い子育て世帯(私の場合、育休中など)には税効率が良い場合があります。
みずきの総合評価と判断:安定性をコアにする
ヤガミ、東陽テクニカを比較検討した結果、我が家ではヤガミを「安定のコア」として組み込む判断になりそうです。
確かに東陽テクニカの方が利回り(3.96%)が高く、265万円の投資で目標を達成できます。一方、ヤガミは利回り3.00%で350万円必要。効率だけ見れば東陽テクニカに軍配が上がります。
しかし、私が重視するのは**「2年後の小学校入学という絶対に変えられないタイムラインで、絶対に配当収入を減らさないこと」**です。
ヤガミの配当性向45%という低さは、その安心感を裏付けてくれます。東陽テクニカの配当性向60%も決して高くはありませんが、より保守的なヤガミの方が、初めての習い事費捻出という目標達成においては精神的負担が少ないでしょう。
我が家としての結論:
投資目標額350万円のうち、
- ヤガミ (8091) を安定のコアとして50%(約175万円)
- 東陽テクニカ (8151) を利回り期待枠として50%(約175万円)
この組み合わせで投資を進めるのが最適だと考えます。利回り平均は3.48%程度になり、必要投資額は300万円程度に抑えられそうです。
失敗・迷い・懸念も素直に述べる
もちろん、ヤガミにも弱点はあります。それは、**「株価の爆発的な成長が見込みにくい」**ことです。非常にディフェンシブで安定している反面、ハイテク株のように短期で資産が2倍、3倍になる可能性は低いです。
もし私たちが「2年後に売却益で30万円を稼ぎたい」といった目標を設定していたら、ヤガミは不向きな選択肢になります。売却益を狙うなら、Appier GroupのようなAI関連の成長株をジュニアNISAで育てていく方が合理的です。
でも、今回の目標は「教育費の固定費化」です。安定した現金流こそが、子育て中の私たちに必要な安心感を与えてくれます。
だから、ヤガミは「攻めの銘柄」ではなく、「家計を守る盾」として、ポートフォリオの重要な位置を占めることになるでしょう。地味だけど、私たちの人生設計には欠かせない、心強い存在だと思います。


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