本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:高配当4℃は我が家の人生設計にどう役立つ?
こんにちは、みずきです。現在2026年1月、今年もあっという間に時が過ぎていきますね。
高配当株投資を続けていると、利回り4%を超える銘柄が目に入ると「おっ!」となります。今回注目したのは、ジュエリーやファッションを展開している「4℃ホールディングス(8008)」です。
宝飾品というと景気やトレンドに左右されやすいイメージがありますが、こちらの銘柄は配当利回りが4.49%と高く、最低購入金額も約18万円台(2026年1月23日時点)で比較的購入しやすい水準です。特に女性にとって身近なブランドなので、ビジネスモデルもイメージしやすいのが嬉しいところですよね。
ただ、小売やアパレルは安定性が重要です。我が家のような子育て世帯にとって、数年後の家計を支えてもらう高配当銘柄として信頼できるのかどうか。「我が家の人生設計」という視点から、じっくり検討していきたいと思います。
我が家の人生設計と目標配当額:3年後の教育費増加に備える
我が家は、娘が2020年生まれで、今年の4月から小学校に入学します。小学生になると、学童や習い事など、今までなかった固定費がドッと増えますよね。いわゆる「小1の壁」の次は「小4の壁」がやってきます。
我が家のライフプランでは、娘が小学4年生になる3年後(2029年)頃から、本格的な中学受験の準備、またはそれに準ずるハイレベルな習い事の開始を視野に入れています。この時期に、現在の家計負担を減らすため、配当金で月1万円のサポート体制を築きたいと考えています。
我が家の家計課題と目標額(2029年まで)
配当金で年間12万円(月1万円)を得ることが目標です。この目標額を、候補銘柄の4℃ホールディングス(予想配当利回り4.49%)で達成するためには、いくら投資する必要があるのか、逆算してみましょう。
制度を活用しない場合(税率約20%を考慮)
| 項目 | 金額/率 | 備考 |
|---|---|---|
| 目標手取り年間配当額 | 120,000円 | 月10,000円 |
| 税引前必要年間配当額 | 150,000円 | 12万円 ÷ (1 – 0.20315) ≒ 150,559円 |
| 4℃の配当利回り(予想) | 4.49% | |
| 必要投資額(逆算) | 約335万円 | 150,000円 ÷ 4.49% ≒ 3,340,757円 |
もし3年後までにこの335万円を4℃だけで用意するのは、正直なかなか大変です。しかし、我が家はジュニアNISAやつみたてNISAをすでに活用していますから、非課税枠を最大限に使って効率化を図れば、必要投資額はもっと少なく済みます。特に娘名義のジュニアNISAで非課税運用できれば、必要な配当額がそのまま手取りになるため、必要投資額は約267万円で済みます。
この267万円という金額を3年かけて貯める、または他のコア資産から徐々に振り分けるのが、我が家の現実的な計画です。
4℃ホールディングス(8008)の基本情報と評価ポイント
4℃ホールディングスは、主に宝飾品の企画・販売(4℃、ルジアダなど)と、衣料品の販売(アパレル事業)を行っています。景気に左右されやすいイメージがありますが、実は自己資本比率が58.5%と非常に高く、財務基盤がしっかりしているのが特徴です。
安定性は高いのですが、成長性についてはやや力強さに欠けるという評価ですね。収益性も安定的ではありますが、ROE(株主資本利益率)は3.55%と、資本を効率よく使えているかというと、もう少し頑張ってほしいところです。
投資指標の確認(2026年1月23日時点)
| 指標 | 値 | みずきの評価 |
|---|---|---|
| 株価(終値) | 1,860円 | |
| 最低購入代金(100株) | 184,700円 | 少額で手が届きやすい |
| 配当利回り(予想) | 4.49% | 高水準で魅力的 |
| 1株配当(予想) | 83.00円 | |
| PER(予想) | 24.79倍 | 小売業としてはやや高めか |
| PBR(実績) | 1.01倍 | ほぼ解散価値通り。割安感は薄い |
| 自己資本比率(実績) | 58.5% | 鉄壁の財務基盤。安心感がある |
| ROE(実績) | 3.55% | 収益を上げる効率は改善が必要 |
注目すべきは、やはり高い自己資本比率と4.49%の利回りです。高配当株投資家としては、財務の安定性が高い会社が4%台後半の利回りを出しているのは大変魅力的です。
ただ、PERが24.79倍と、収益の割には株価が少し評価されている印象もあります。これは、安定したブランド力や財務の良さが評価されているのかもしれませんね。
なぜ4℃(8008)を選ぶのか?安定小売セクターとの比較
我が家が「3年後の教育費サポート」という役割を任せるなら、何よりも「減配しないこと」と「景気耐性」が重要になります。4℃と同じく安定した財務基盤を持つ小売・消費財セクターの銘柄と比較してみましょう。
今回は、A社(生活必需品小売)とB社(アパレル)を比較対象とします。
| 銘柄 | 4℃ホールディングス(8008) | A社(生活必需品小売) | B社(アパレル) |
|---|---|---|---|
| 事業内容 | 宝飾品、アパレル | 日用品・食料品 | カジュアルアパレル |
| 配当利回り | 4.49% | 4.3% | 4.7% |
| 自己資本比率 | 58.5% | 55.0% | 45.0% |
| 配当性向(目安) | 非公表だが、利益連動 | 50% | 75% |
| 配当方針 | 業績連動 | 増配志向 | 業績連動/高還元 |
| 家計貢献度 | ◎(高利回り・高財務) | ○(生活必需品の安定性) | △(高利回りだが配当性向が高め) |
この比較で4℃が優れているのは、B社よりも利回りは若干低いものの、自己資本比率が圧倒的に高く、景気後退局面でも耐えうる財務の強さを持っている点です。A社は生活必需品で景気耐性がありますが、4℃はブランドビジネスという特性上、景気変動の影響を避けられません。
ただし、4℃のビジネスは、アニバーサリーや贈り物といった「非日常」の要素も含むため、ある程度の需要は安定しています。増配傾向が強いA社と、高財務で高配当を維持している4℃、どちらを「守りの高配当」とするか、判断が分かれるところです。
ブランドビジネスのリスク考察:サンリオの件から何を学ぶか
小売、特にブランドビジネスやトレンドに左右されるセクターの株を持つ上で、避けて通れないのが「ブランド価値の変動リスク」です。
最近のニュースでも、別の有名ブランド企業であるサンリオの株価が急落した事例がありました。具体的には、「サンリオ株価、まさかの「ほぼ半値」に……なぜ? ジャパンIPに降りかかった災難の正体」という記事(https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2601/23/news032_2.html)では、業績自体は堅調にもかかわらず、市場が織り込んでいた成長期待が剥がれたことで大きく売られたことが示唆されています。
4℃は宝飾品という「普遍的な価値」を持つ商品を扱っていますが、ブランドイメージの維持は非常に重要です。もし、4℃のブランドイメージが大きく損なわれるような事態が起これば、株価だけでなく、肝心の配当の原資となる利益も大きく落ち込む可能性があります。
我が家が3年後の家計サポートを任せるなら、「急な業績悪化で減配しないか?」という点が最大の懸念です。4℃は配当性向が極端に高いわけではなさそうですが(会社予想EPS 74.52円に対し、配当83.00円と、EPSが配当を下回っていますが、これは恐らく特別配当的なものや自己資本調整による一時的なものです。安定性の高い自己資本比率を信じたいところですが、利益以上の配当は持続性に疑問符がつく点では要注意です)、ブランドビジネスの特性上、配当方針をしっかり確認し、景気後退時でもこの高配当を維持できるかを見極める必要があります。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家が設定した「3年後、月1万円の教育費サポート」という役割に対し、4℃ホールディングスがどれくらいマッチしているか、3軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
高い自己資本比率(58.5%)は、不況時のクッションとして強く信頼できます。しかし、宝飾品は生活必需品ではないため、景気後退の影響を受けやすいです。また、ROEが3%台と低く、今後の成長で配当が劇的に増える期待は薄いです。高配当を維持する体力はあるものの、「増配」による配当成長は期待しにくいと考えます。
評価:△(やや懸念あり)
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
約267万円(ジュニアNISA利用時)の投資で年間12万円の配当目標が実現できる利回りは魅力的です。3年後の目標実現に向けて、必要投資額が現実的な範囲に収まっています。特に「娘の成長に合わせて身近なブランドの株を保有する」というストーリー性も、子育て世代の投資としては面白いと思っています。
評価:○(悪くない)
C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(安心して持てる)
私は個別株ポートフォリオの中で、安定性の高いインフラや生活必需品を「コア」として既に保有しています。4℃は宝飾品セクターであるため、コア資産には組み込みませんが、財務の安定性が極めて高いため、「準コア」として、ポートフォリオの10%程度であれば安心して保有できると判断します。自己資本比率の高さが、不安な気持ちを打ち消してくれますね。
評価:◎(安心して持てる)
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで効率化
4℃ホールディングスのような配当利回りが4.49%もある銘柄は、税制優遇制度と組み合わせることで真価を発揮します。
我が家は娘が2020年生まれで、ジュニアNISA口座をフル活用してきました。3年後の目標達成のために、4℃ホールディングスを娘のジュニアNISA口座で保有するのが最適だと考えます。
- ジュニアNISAのメリット:本来約20%かかる配当金への税金がゼロになります。税引前配当15万円が必要なところ、非課税になれば12万円の配当で済みます。目標達成に必要な投資額が約335万円から約267万円に下がり、約70万円の投資資金を節約できる計算です。これは子育て世代にとって非常に大きなメリットです。
- 配当控除について:NISA枠を使い切った場合、特定口座や一般口座で国内株の配当金を受け取ると、総合課税を選択することで配当控除を利用できます。しかし、4℃の場合、目標達成に必要な投資額(約335万円)から得られる配当は年間15万円程度です。この金額であれば、手間や他の所得との兼ね合いを考えても、まずは非課税の恩恵を優先すべきだと考えます。
みずきの総合評価+判断:守りの高配当としてポートフォリオの一部へ
4℃ホールディングスは、利回りの高さと財務の安定性から、我が家の「3年後の教育費増加」という短期的な家計課題を支える役割に適していると評価します。ブランドビジネスゆえの景気変動リスクはありますが、それを補って余りあるほどの高財務が魅力です。
我が家では、この銘柄を、娘が高校を卒業する10年後まで、長期で保有する前提で、ジュニアNISAの非課税枠内で購入する戦略を取ることに決めました。
ただし、一点懸念しているのは、今後、宝飾品のトレンドや需要が大きく変化した場合です。ファッションの世界は移り変わりが激しいですからね。そのため、一気に目標額全てをこの銘柄に集中させるのではなく、まずは最低投資単位(100株)をジュニアNISAで取得し、配当金の安定性を確認しながら、残り2年で少しずつ買い増しを検討する、という慎重なアプローチを取ることにします。
高配当株投資は、このように「いつ、何のために、いくら配当が欲しいのか」を明確にすることで、銘柄選びの精度が格段に上がります。みなさんもご自身の人生設計に合った銘柄を探してみてくださいね!


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