はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。日々の生活の中で、私自身が「どうやって家計を守り、育てていくか」という試行錯誤を共有することを目的としています。
1. シナリオ設定:2026年「小1の壁」と向き合う我が家の現在地
早いもので、2020年1月に生まれた娘も、来月(2026年4月)にはいよいよ小学校に入学します。これまで保育園の延長保育に助けられてフルタイムで働いてきましたが、いよいよ「小1の壁」が目の前に迫ってきました。学童のお迎え時間に合わせて勤務時間を調整したり、夏休みの昼食代や習い事の月謝が増えたりと、家計には少しずつ変化が出てきそうです。
そこで今回のシナリオは、「小学校入学を機に、家計に月5,000円の自由なキャッシュフローを上乗せする」ことに設定しました。給料以外で毎月5,000円(年間6万円)の配当収入があれば、子どもの長期休暇のレジャー費や、ちょっとした教材費をためらわずに捻出できますよね。この「心の余裕」を、配当利回りが高い銘柄で準備したいと考えています。
2. 目標配当額の逆算計算
今回の目標は「月5,000円(年間60,000円)」の配当です。
候補に挙げた中越パルプ工業(3877)の指標データ(利回り4.58%)をもとに、必要な投資額を逆算してみましょう。
| 目標年間配当額 | 予想配当利回り | 必要投資額 |
|---|---|---|
| 60,000円 | 4.58% | 約1,310,000円 |
※特定口座の場合は20.315%の税金がかかるため、実際には約165万円ほどの投資が必要になりますが、新NISA(成長投資枠)を活用すれば、この131万円の投資で目標の6万円をまるまる受け取ることができます。共働きの我が家にとって、130万円前後の投資は少し勇気がいりますが、数年かけて積み上げてきた余剰資金の置き場所としては、検討の余地がある金額です。
3. 複数銘柄の比較紹介:暮らしを支える「素材」銘柄たち
単に利回りだけで選ぶのではなく、同じように「安定した需要がある素材」を扱う他の銘柄とも比較してみます。私が注目しているのは、生活に密着した包装や容器に関連する企業です。
| 銘柄名(証券コード) | 株価目安 | 配当利回り | PBR(実績) | 特徴・人生設計上の役割 |
|---|---|---|---|---|
| 中越パルプ工業 (3877) | 1,969円 | 4.58% | 0.42倍 | 高利回りと圧倒的な割安感。資産価値(BPS)が高い。 |
| 日本山村硝子 (5210) | 約1,800円 | 4.21% | 0.65倍 | ガラス瓶の国内最大手。食卓を支える安定感が魅力。 |
| 竹本容器 (4248) | 約900円 | 4.23% | 0.80倍 | 化粧品や食品の容器。小額から投資しやすく分散向き。 |
中越パルプ工業の魅力は何と言っても、PBR0.42倍という超割安水準と、4.5%を超える高い利回りです。1株あたりの純資産(BPS)が4,663円もあるのに、株価がその半分以下というのは、中長期で持つ安心感につながりますね。
また、最近の気になるニュースとして、アメリカの包装資材大手Pregis社が、2040年までのネットゼロ達成に向けて風力エネルギーの活用を拡大しているという記事がありました(参考:Pregis Expands Wind Energy Use)。
この記事では、リサイクル可能な「紙ベース」の配送ソリューションの生産を強化している点に触れています。中越パルプ工業も、次世代素材のセルロースナノファイバー(CNF)など、環境に配慮した新素材の開発に力を入れています。デジタル化で紙の需要が減ると言われて久しいですが、プラスチック代替としての「紙」の可能性は、子どもたちが大人になる未来でもきっと必要とされるはず。そんな長期的な視点も大切にしたいですよね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
中越パルプ工業(3877)を、我が家の人生設計に当てはめて3つの軸で評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性:評価「○」
直近の営業利益率はやや苦戦しており、収益性は「不安定」との指摘もあります。ただ、配当性向は会社予想ベースで40%程度(EPS 215円に対し配当90円)と、まだ無理をしている水準ではありません。自己資本比率が46.7%と安定しており、借入金も減少傾向にあるため、すぐに配当がなくなるリスクは低いと考えます。
B. 人生設計との適合性:評価「◎」
娘が小学校に入学するこのタイミングで、月5,000円のキャッシュフローを作りたいという目標には非常にマッチしています。最低購入代金が約20万円(100株)なので、一気に130万円投資しなくても、「今月は100株、ボーナスで200株」と段階的に買い増していき、入学後の数年間で目標に到達させるスケジュールが立てやすいです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○」
現在、私はフルタイムで働いており、ある程度の余剰資金があります。景気に左右されやすい素材産業ではありますが、PBRがこれだけ低いと、株価のさらなる大きな下落に対する「守りの力」が期待できると考えています。第2子を検討する際、一時的に世帯収入が減っても、この配当が「自動的に振り込まれるお小遣い」として家計を助けてくれるはずです。
5. みずきの総合評価+判断
私のみずきとしての判断は、「ポートフォリオのインカムゲイン(配当収入)を支えるサブ主役」として非常に面白い銘柄だと思っています。
主力はつみたてNISAでのインデックス投資ですが、それだけでは日々の生活費は潤いません。中越パルプのような、地味だけれど社会に不可欠な素材を作っている企業の株を持つことで、「応援しながら家計も潤う」という実感が得られます。今のところ、利益率の改善が課題ですが、そこは経営陣の努力に期待しつつ、私はしっかり配当をいただく。そんな距離感で付き合いたい銘柄です。
6. 制度活用との組み合わせ
ここでみずきブログおなじみの「制度活用」のお話です。
新NISAの活用:
中越パルプの配当(利回り4.58%)を最大限活かすなら、やはり新NISAの成長投資枠一択です。特定口座だと約18円(1株あたり)も税金で引かれてしまいますが、NISAなら90円がそのまま入ります。この差は、家族でのランチ1回分くらいにはすぐになりますよ。
配当控除の検討:
もしNISA枠を使い切っている場合、特定口座で保有して「配当控除」を受けるという手もあります。私の年収水準だと、総合課税で申告した方が税率が低くなる場合があるため、年末調整や確定申告の時期には必ずシミュレーションするようにしています。
iDeCoとの棲み分け:
iDeCoでは全世界株式(オルカン)などの投資信託を運用し、老後資金を確保。個別株である中越パルプ工業は、あくまで「今〜10年後」の子育て費用をサポートする役割として、目的を明確に分けています。
7. 最後に:失敗・迷い・懸念も素直に述べます
正直に言うと、最初は「今の時代、紙の会社ってどうなの?」と敬遠していました。ペーパーレスが進む中で、将来性に疑問を感じていたんです。でも、実際に調べてみると、私たちが毎日届けてもらう宅配便の段ボールや、プラスチックに代わる紙ストロー、包装材など、形を変えて「紙」の役割は広がっているんですよね。
もちろん、原材料価格の高騰で利益が削られるリスクもあります。収益性が「悪化」しているという事実は無視できません。だからこそ、「この銘柄一本に絞らない」ことが鉄則です。あくまで、飲料、包装、容器といった他のセクターと組み合わせることで、リスクを分散しながら「月5,000円」という小さな幸せを積み上げていきたいと思っています。
完璧な銘柄なんてないけれど、私たちの人生設計に寄り添ってくれる「ちょうどいい1枚」を見つけていく。これからもそんな投資を続けていきたいですね。皆さんのご家庭では、どんな「素材」が未来を支えてくれそうですか?


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