はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。資産運用にはリスクが伴いますが、それをどう管理して自分たちの人生に役立てるか、一緒に考えていきましょう。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
こんにちは、みずきです。娘が2020年生まれなので、いよいよ2026年4月には小学校入学を迎えます。いわゆる「小1の壁」が目の前に迫ってきているのを感じる今日この頃です。私の仕事は企画職で、今はフルタイムで頑張っていますが、娘が小学校に上がると放課後の過ごし方や長期休暇の対応など、今までの保育園生活とはガラリと環境が変わります。
そんな「2026年問題」に向けて、我が家が立てている人生設計のシナリオはこうです。「娘が小学校に入学するタイミングで、家計に月5,000円、年間で60,000円の『第2の給料』を配当で作っておくこと」。これは、学童保育の延長料金や、習い事を一つ増やすための費用、あるいは私が少しだけ仕事をセーブして時短勤務を選んだ時の減収分を補うための「心のゆとり費」です。
現在の我が家は、夫婦共働きでつみたてNISAやiDeCoをフル活用していますが、これらは20年後の老後資金。今、目の前で発生する「教育費の増加」や「生活スタイルの変化」に対応するには、やはり「今もらえる配当金」が大きな武器になります。今回は、包装用フィルムや建材で堅実なビジネスを展開している大倉工業(4221)を軸に、この月5,000円の目標をどう実現するかを深掘りしてみますね。
2. 目標配当額の逆算計算
「月5,000円」という具体的な数字が決まれば、あとは計算するだけです。大倉工業の現在のデータから、いくら投資が必要かを見てみましょう。
目標:年間60,000円の配当金を得るための投資額
大倉工業の予想1株配当は220円(2026年12月期)です。1単元(100株)保有していると、年間で22,000円の配当が受け取れる計算になりますね。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 60,000円 |
| 1株あたりの予想配当 | 220円 |
| 必要な株数 | 約273株(切り上げて300株) |
| 直近株価(目安) | 4,900円 |
| 必要な投資総額 | 1,470,000円 |
300株保有することで、年間配当は66,000円(220円×300株)となります。税引き前であれば、月々5,500円。新NISAの成長投資枠を活用すれば非課税で受け取れるので、ほぼ目標達成です。約147万円という金額は、我が家の現在の貯蓄ペースから考えると、1年半ほどかけて少しずつ買い増していけば、2026年の入学式までには十分に間に合う数字だと思っています。
3. 複数銘柄の比較紹介
大倉工業はとても魅力的ですが、一つの銘柄に150万円近くを集中させるのは、子育て世帯としては少し勇気がいりますよね。そこで、「包装・容器・建材」といった関連セクターで、同じように家計を支えてくれそうな候補と比較してみました。
| 銘柄名(コード) | 株価(目安) | 配当利回り | 配当性向 | 特徴・判断材料 |
|---|---|---|---|---|
| 大倉工業(4221) | 4,900円 | 4.47% | 57.8% | 合成樹脂フィルムの国内大手。財務も安定しており、配当利回りが高い。 |
| 竹本容器(4248) | 850円 | 約4.2% | 約40% | 化粧品や食品の容器。小額から投資可能。以前、記事でも検討しました。 |
| 日本山村硝子(5210) | 1,800円 | 約4.2% | 約20% | ガラス瓶首位。PBRが非常に低く割安感が強いが、業績の波に注意が必要。 |
ここで気になるニュースがあります。最近、ダイドーグループホールディングスが国内の自販機を2万台削減するという発表がありました(参照:ダイドーGHD、自販機2万台削減へ=国内飲料事業不振で)。これは、飲料パッケージ向けのフィルムや容器を手掛ける企業にとっては、市場環境の変化を意味します。
大倉工業は飲料用ラベルなども手掛けていますが、それ以上に食品包装や電子材料、さらには建材へと多角化しているのが強みです。特定の飲料メーカーの不調に引きずられすぎないポートフォリオになっている点は、長期で配当を受け取りたい私にとって安心材料の一つですね。
過去には竹本容器についても検討しましたが、大倉工業の方が1株あたりの利益(EPS)の絶対額が大きく、経営の屋台骨がしっかりしている印象を受けます。
(参考記事:◎(4248)竹本容器 : 2026年小1の壁、月5千円を4.23%配当で家計防衛と人生設計)
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
私の視点から、大倉工業が我が家の人生設計にどれくらいフィットするか、3つの軸で評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性:○(まあ大丈夫)
予想配当性向は50%台後半と、無理のない範囲でしっかりと株主還元を行っている姿勢が見えます。自己資本比率も61.2%と高く、リーマンショック級の不況が来ても、すぐに無配になるような財務状況ではありません。ただ、原材料である原油価格の変動に利益が左右されやすい面はあるので、爆発的な増配というよりは「安定して出し続けてくれること」を期待する銘柄ですね。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
2026年の小学校入学に向けて、今からコツコツ積み立てる対象として、この4%を超える利回りは非常に効率が良いです。100株単位で約50万円と少し単価が高いので、毎月10株ずつ買うような「単元未満株(S株など)」を活用して、入学までに300株を目指すのが我が家らしい「無理のない投資」かなと思います。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
PBRが0.88倍と1倍を割っており、株価の下値不安が比較的少ないのが嬉しいポイントです。もし娘が私立中学に行きたいと言い出した10年後、学費のために売却することを考えても、今の割安な水準で買っておくのは「守りの投資」として合格点です。
5. みずきの総合評価+判断
大倉工業は、派手さはないけれど、私たちの生活に欠かせない「包む技術」と「建てる技術」を支えている、地に足の着いた企業だと思います。「月5,000円の配当」という具体的な目標に対して、4.47%という高利回りは非常に強力なサポーターになってくれるはずです。
ただし、一点だけ迷っているのは、やはり「1単元の大きさ」です。一度に50万円を投じるのは、急な出費(娘の習い事の遠征や、家電の故障など)に備えたい今の我が家には少し重いかもしれません。なので、「特定口座で少しずつ買い進め、まとまったら新NISAの成長投資枠へ移動させる」か、あるいは最初から「新NISAで数株ずつ積み立てる」のがベストな選択だと感じています。
6. 制度活用との組み合わせ
ここが「みずきブログ」で一番お伝えしたいポイントです。大倉工業のような高配当株こそ、税制優遇制度を賢く組み合わせましょう。
新NISA(成長投資枠)の活用
通常、配当金には約20%の税金がかかります。22,000円の配当も、手元に残るのは約17,600円。これでは月5,000円(年60,000円)の目標が遠のいてしまいます。成長投資枠なら「まるごと非課税」ですので、効率が全く違います。まずはこの枠を優先して埋めていきたいですね。
ジュニアNISA(旧制度)との比較
我が家では娘名義の旧ジュニアNISA枠がまだ残っていますが、個別株を買うよりは、インデックス投信で「大学費用」として寝かせています。一方で、この大倉工業のような個別株は、「今、親の財布(家計)を助けるためのキャッシュフロー」として、私の新NISA枠で運用するのが役割分担として正しいと考えています。
配当控除の検討
もしNISA枠を使い切ってしまった場合でも、大倉工業のような日本株は「配当控除」の対象になります。所得金額によっては、確定申告をすることで税金の一部を取り戻せる可能性があります。子育て世帯は住民税の非課税枠や各種手当との兼ね合いもあるので、慎重に計算したいところですね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
最後に、私が少し懸念していることもお話ししますね。大倉工業は「安定性」は高いですが、ROE(自己資本利益率)が6.1%と、効率よく稼ぐ力については「もう少し頑張ってほしいな」というのが本音です。成長性がそれほど高くないため、株価の大きな上昇は期待しにくいかもしれません。
また、最近のインフレで原材料コストが上がっている中、どこまで製品価格に転嫁できるかという点も、主婦目線で見るとシビアな問題です。スーパーで売られている商品のパッケージが簡素化されるニュースを見るたびに、「大倉工業のフィルムの需要に影響はないかな?」と少しハラハラしてしまいます。
投資に100点満点の正解はありません。でも、「2026年の娘の入学式に、笑顔で月5,000円のゆとりを手にしている自分」を想像して、納得できる選択をしていきたいと思います。皆さんの人生設計には、どんな銘柄がフィットしそうですか?


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