◎(5188)ニチリン : PBR割れ・高財務4.35%配当で小1の壁月1万円を支える

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:2026年、小学校入学の家計課題に備える高配当株

こんにちは、みずきです。

2026年になり、我が家の長女はいよいよ小学校に入学する年になりました。環境が変わると、生活費や時間配分が一気に変わりますよね。特に「小1の壁」と言われるように、学童や習い事、長期休暇中の対応など、出費が増える要素が目白押しです。

私たち夫婦は、この家計の変化に備えるために、配当金を活用した「防御壁」を作りたいと考えています。

今回注目するのは、自動車部品メーカーでありながら、高い財務安定性と4%超の配当利回りを誇る(株)ニチリン(5188)です。自動車部品というと景気敏感株のイメージがありますが、この銘柄は我が家の人生設計にどう組み込めるでしょうか?

特に、自己資本比率68.4%、PBR0.87倍という、安定性と割安性を両立している点に注目して分析していきますね。

我が家の人生設計シナリオ:小1の壁を配当で乗り切る

投資をするにあたって、まず「いつまでに」「いくら」必要なのかを明確にすることが、みずき流の基本です。

1. 我が家の現在地(2026年1月時点)

  • 長女:6歳(2026年4月小学校入学)
  • 次女:未定(検討中)
  • 家計:共働き。つみたてNISA、iDeCo、ジュニアNISAはフル活用中。

2. ○年後の家計課題と目標

長女が小学校に入学すると、学童保育と、英語やプログラミングなどの習い事を始める予定です。これらを合算すると、月に約10,000円の教育費増加を見込んでいます。また、第二子が生まれる可能性も考慮すると、家計の現金流にはできるだけ余裕を持たせておきたいです。

目標は「小学校入学後(2026年春以降)の増加費用、月10,000円を配当金で賄う」ことです。

年間目標配当額:10,000円 × 12ヶ月 = 120,000円

目標配当額の逆算計算

この年間120,000円の配当収入を得るためには、(株)ニチリンにいくら投資すれば良いかを計算します。

現在提示されているニチリンの予想配当利回り(4.35%)を基に計算します。

【ニチリンに必要な投資額】

必要投資額 = 年間目標配当額 ÷ 予想配当利回り

120,000円 ÷ 4.35% ≒ 2,758,620円

約276万円の投資資金が必要になりますね。最低投資金額(約37.4万円)がやや高めなので、まとまった資金を投入することになります。

複数銘柄の比較紹介:ニチリンと安定高配当の選択肢

約276万円を投資して年間12万円の配当を得るために、ニチリンの魅力と、他の安定高配当銘柄と比較してみます。今回は、同じ自動車部品セクターのジーテクト(5970)と、業種は違うものの安定した事業基盤を持つエプコ(2311)を比較対象としました。

高配当銘柄 比較テーブル(2026年1月現在)

項目 (株)ニチリン (5188) ジーテクト (5970) エプコ (2311)
業界 ゴム製品(自動車ホース) 自動車部品(車体骨格) 住宅設備設計・保守
予想利回り 4.35% 4.30% (参考値) 4.25% (参考値)
1株配当(予想) 164.00円 約80円(仮定) 約75円(仮定)
株価 / 単元 3,740円 / 100株 1,860円(仮定) / 100株 1,760円(仮定) / 100株
最低投資額 374,000円 186,000円 176,000円
PER(予想) 9.94倍 約10倍(仮定) 約11倍(仮定)
PBR(実績) 0.87倍 約0.9倍(仮定) 約1.5倍(仮定)
自己資本比率 68.4% 約70%(仮定) 約50%(仮定)
配当性向 約43.2% 約40%(仮定) 約47%(仮定)

ニチリンの強みと懸念点

ニチリンの最大の魅力は、なんといってもPBR1倍割れ(0.87倍)でありながら、自己資本比率が68.4%と非常に高い水準にあることです。つまり、資産がしっかりしていて、借金が少ない、とても安定した会社なのに、市場では割安に放置されているということですね。

事業内容は、主に自動車用の各種ホース類(ブレーキ、エアコン、パワステなど)を手がけています。特にブレーキホースやエアコンホースは安全に関わる部品であり、品質が重要視されるため、新規参入が難しいニッチな分野で強みを持っているようです。

配当性向も約43%と無理のない水準で、EPS(一株当たり利益)が安定している限りは、この高水準の配当を維持できる可能性が高いと判断できます。

懸念点は、自動車業界全体がEVシフトや国際情勢の変化に大きく左右されることです。ニチリンはグローバルに展開しているため、特定の地域での需要変動や、貿易摩擦の影響を受けやすい可能性があります。

外部環境分析:トランプ氏の関税発言とグローバル展開のリスク

ここで、ニチリンのようなグローバルなサプライチェーンに関わる企業にとって無視できない外部ニュースを見てみましょう。2026年1月21日付で、アメリカのトランプ前大統領がダボス会議での演説を前に、欧州諸国に対して新たな関税を課す可能性を示唆したという報道がありました。

出典:US futures climb and gold hits another record as markets steady ahead of Trump’s speech at Davos – thesunchronicle.com (2026/01/21)

ニチリンは、日本国内だけでなく、北米、アジア、欧州にも製造拠点を持ち、グローバルに部品を供給しています。もし主要市場間で関税や貿易障壁が高まると、現地生産のコスト増、サプライチェーンの混乱、ひいては完成車メーカーの生産計画の変更を通じて、業績に影響が出るリスクがあります。

ニチリンは高い自己資本比率を持っているので、多少の景気変動や地政学リスクには耐えうる体力はありますが、今後も続く可能性のある国際的な摩擦が、業績の頭打ち要因になるかもしれない、という点は理解しておく必要がありますね。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の「小1の壁・月1万円サポート」という短期〜中期的な目標に対して、ニチリンがどの程度フィットするかを評価します。

A. 配当の持続性・成長性:◎(強く信頼できる)

配当性向が43.2%と非常に健全です。これは、利益の半分以上を内部留保や再投資に回していることを意味します。また、自己資本比率68.4%という鉄壁の財務基盤があるので、一時的に業績が落ち込んでも、配当を維持する体力は十分にあると見ています。PBR1倍割れ改善に向けた株主還元強化の期待も持てます。

B. 人生設計との適合性(月1万円目標):○(悪くない)

必要な投資額は約276万円と、我が家にとっては少し大きな金額になります。しかし、この規模の投資で月1万円(年間12万円)の配当が安定的に得られるなら、教育費増加分の補填としては十分役に立ちます。

ニチリンの配当は年に2回(6月と12月)なので、学費や習い事の支払い時期に合わせて、年に2回のまとまった現金収入が入ってくるイメージで、家計計画が立てやすいです。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(安心して持てる)

私たちは長期投資を前提としており、短期的な株価変動は気にしません。それよりも、「配当が安定的に入ってくるか」が重要です。ニチリンは高財務であり、自動車部品の中でもニッチな分野で安定した需要があるため、コア資産の一つとして安心して保有できる銘柄だと判断します。景気耐性はありますが、EVシフトへの対応やグローバルな政治リスクには注視が必要です。

みずきの総合評価と判断:ジュニアNISAで「非課税コア資産」として育成

ニチリンは、PBR1倍割れと高い自己資本比率を両立しており、非常に魅力的な高配当銘柄だと思います。自動車部品セクターではありますが、財務の安定性が、外部環境のリスクを吸収してくれる防御壁になっていると評価できます。

我が家の結論として、このニチリンの株式は、ジュニアNISAの枠で保有するのに最適だと考えます。

約276万円という投資額は、ジュニアNISAの年間上限(現行NISA制度終了後も、既存のジュニアNISA口座は2024年以降も継続保有可能)を数年かけて埋めていく規模になります。これを長女名義で保有することで、将来の大学進学費用の「コア資産」として育成しつつ、配当金を非課税で受け取れるメリットを最大限に享受できます。

もし、将来的に(娘が成人する18歳以降)に配当金を受け取ったとしても、税金がかからないというのは本当に大きいですよね。今の家計をサポートしつつ、子どもの未来にも備えられる、一石二鳥の戦略だと思います。

ただし、ニチリンだけに集中投資するのではなく、目標達成のために、同じく高財務で安定した配当を出しているエーワン精密(6156)や、ディフェンシブ性の高いREITなどと組み合わせて、ポートフォリオ全体のリスクを抑えながら、月1万円の配当目標を達成していきたいと考えています。

制度活用との組み合わせ戦略

制度をフル活用して、配当金の税効率を最大限に高めるのが、みずきブログのこだわりです。

1. ジュニアNISAでの非課税メリット

ニチリンのように高配当で長期保有向きの銘柄をジュニアNISAで持つ最大のメリットは、受け取る配当金が非課税になることです。通常、配当金には約20%の税金がかかりますが、ジュニアNISAならそれが丸々手元に残ります。

我が家が目標とする年間120,000円の配当金の場合、通常は約24,000円が税金で引かれますが、非課税なら全て再投資や教育費に充てられます。複利効果も高まるため、子どものための資産形成には最適ですね。

2. つみたてNISAとの役割分担

我が家では、つみたてNISAで世界株式などのインデックスファンドを積み立て、市場全体の値上がり益を狙う「成長コア」を作っています。

それに対し、ニチリンのような個別株は、今すぐ家計の現金流を助けるための「配当コア」として位置づけています。成長性の高いインデックス投資と、安定的な配当収入をもたらす個別株を組み合わせることで、家計のバランスが取りやすくなりますよ。

3. 配当控除の活用(特定口座や一般口座の場合)

もしNISA枠を使い切って、特定口座や一般口座でニチリンを保有する場合、国内株式の配当金は「配当控除」の対象になります。

配当控除を活用すると、総合課税を選択することで、所得税と住民税を合わせて約28%の税金が、約10%〜20%程度に軽減される可能性があります。(※所得水準によって異なります)。

高配当株投資では、NISAやジュニアNISAを優先しつつも、特定口座で購入した場合でも、確定申告で配当控除を忘れずに活用することが、手取りを増やす上でとても大事になってきますね。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

ニチリンは非常に魅力的ですが、完璧ではありません。

一番の懸念は、やはり「自動車部品」であることです。特に、これからEVシフトが本格化する中で、ニチリンが手掛けるホース類が将来的にどう進化していくか、あるいは他の技術に置き換わっていくか、という点です。

現時点ではEVにもホースは必要ですが、内燃機関車向けが主力であれば、長期的な売上成長は緩やかになるかもしれません。その分、高い財務安定性とPBR1倍割れという点で、株主還元への期待が高まっていますが、技術的な変化の波に乗り遅れないか、というチェックは欠かせません。

みずきとしては、現時点の安定性を評価し、ジュニアNISAで長期でじっくり保有しつつ、自動車業界全体の変化のニュースは常にチェックしていく、というスタンスで臨みたいと思っています。

私たち子育て世代は、投資にかけられる時間や資金に限りがあるからこそ、こういう「安定性が高く、割安に放置されている銘柄」を慎重に選んで、賢く制度を活用していくのが一番効率的だと感じています。

皆さんの人生設計にも、今回のニチリンの分析が少しでも参考になれば嬉しいです!

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