はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。株価の変動や企業の業績によって、配当金が減ったり無くなったりするリスクもあります。あくまで「我が家の人生設計」に照らし合わせた一つの考え方として、参考にしていただければ幸いです。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
こんにちは、みずきです。2026年5月、新緑がまぶしい季節になりましたね。我が家の長女は先月、無事に小学校へ入学しました。いわゆる「小1の壁」を今まさに実感しているところです。保育園時代に比べてお迎えの時間が早まり、私の働き方も少しセーブせざるを得ない状況にあります。
「我が家の現在地」
現在、娘は6歳。私は時短勤務を活用していますが、残業ができない分、どうしても手取り収入は減ってしまいます。また、放課後の学童保育や、娘がやりたいと言い出したピアノの月謝など、新しい支出も増えてきました。
「○年後の家計課題」
これから数年間は、私がフルタイムに戻れるまでの間、家計の「キャッシュフロー」をどう維持するかが大きな課題です。特に、夏休みなどの長期休暇には、お弁当作りだけでなく民間の学童を利用する機会も増え、月々の支出が膨らむことが予想されます。
「その課題を解決するために必要な配当額」
我が家では、この「小1の壁」による収入減と支出増を補うため、月5,000円(年間60,000円)の配当金を得る仕組みを作りたいと考えています。月5,000円あれば、習い事一つ分を賄うことができますし、家計にちょっとした「心の余裕」が生まれると思うんです。
2. 目標配当額の逆算計算
月5,000円の配当を実現するために、今回注目している「(株)ヨータイ(5357)」を例に、いくらの投資が必要か計算してみます。
シナリオ:「月5,000円の配当が欲しい」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 60,000円 |
| ヨータイの配当利回り(会社予想) | 5.32% |
| 必要な投資額(概算) | 1,127,819円 |
| 必要株数(単元株数100株) | 約700株 |
現在の株価(1,692円)で計算すると、約113万円の投資で年間6万円の配当が得られる計算になります。新NISA(成長投資枠)を活用すれば、ここから税金が引かれずに丸々受け取れるのは大きいですよね。我が家の場合、一度に100万円以上を動かすのは勇気がいりますが、数回に分けて買い増していく「時間分散」なら検討の余地がありそうです。
3. 複数銘柄の比較紹介
同じ「月5,000円」を目指すにしても、ヨータイ一択ではなく、他の選択肢と組み合わせて考えるのが「みずき流」です。我が家のポートフォリオ候補と比較してみましょう。
(株)ヨータイ (5357)
鉄鋼やセメント業界で使われる「耐火物」のメーカーです。非常に地味な業界ですが、日本の屋台骨を支える重要な基礎産業です。
| 直近株価 | 1,692円 |
| 最低投資金額 | 169,200円 |
| 配当利回り | 5.32% |
| 自己資本比率 | 79.6% |
| PBR | 0.93倍 |
特徴:財務が非常に健全で、自己資本比率が約80%もあります。配当利回りが5%を超えており、キャッシュリッチな企業としての安心感があります。
(株)ストライク (6196)
こちらはM&A仲介の成長企業です。配当利回りも高いですが、将来的な増配にも期待できる枠です。
参考記事:◎(6196)ストライクグループ : 5.37%配当と増配で2026年小1の壁の教育費を補う家計の成長エンジン
| 配当利回り | 5.37% |
| 特徴 | 成長性と高配当の両立 |
(株)ヤガミ (7488)
理科教育機器など、学校向けのビジネスを展開している企業です。子どもに関連するビジネスなので親近感が持てます。
参考記事:◎(7488)ヤガミ : 鉄壁財務と4.5%配当で2026年小1の壁月5千円を支える教育費の守備役
| 配当利回り | 約4.5% |
| 特徴 | ニッチ分野で圧倒的、安定財務 |
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
ヨータイについて、我が家の今の状況に合うかどうか3つの軸で評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性
評価:○(まあ大丈夫)
自己資本比率が79.6%と極めて高く、借金もほとんどありません。不況が来ても、すぐに配当がゼロになるリスクは低いと考えています。ただし、指標データにある通り、直近の収益性はやや伸び悩んでいます。鉄鋼業界の景気に左右される「景気敏感株」の側面があるため、10年、20年と「右肩上がり」で増え続けるというよりは、高い水準で踏ん張ってくれることを期待する銘柄ですね。
B. 人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり)
今の我が家が求めているのは「即戦力」です。5.32%という利回りは、投資した金額に対して効率よく現金を運んできてくれます。小1の壁で手取りが減っている今、この高い利回りは家計の補填として非常に魅力的です。PBRが1倍を割っている(0.93倍)ため、今後の東証の要請などにより、さらなる株主還元(増配や自社株買い)が行われる可能性も期待しています。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:○(まあ大丈夫)
時価総額が約330億円と中規模なので、株価の変動(ボラティリティ)はそれなりにあります。ただ、キャッシュをたっぷり持っている「お財布が厚い企業」なので、倒産リスクは極めて低いと感じます。育休を控えていたり、絶対に元本を減らしたくない時期だったりする場合は少し緊張しますが、今の「共働き(時短含む)」という状況なら、この程度のリスクは許容範囲内だと判断しています。
5. みずきの総合評価+判断
ヨータイは、我が家の人生設計においては「家計の強力な助っ人サイドプレーヤー」という位置づけになります。主力(コア)としてポートフォリオの半分以上を任せるには少し業績の波が気になりますが、高い財務力を背景にした高配当は、現在の「月5,000円の余力作り」に大きく貢献してくれそうです。
判断としては、一気に買うのではなく、株価が軟調な局面で少しずつ拾っていき、他の成長銘柄(ストライクなど)と組み合わせることで、「安定配当」と「将来の成長」のバランスを取りたいと思います。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログで欠かせないのが「制度」のお話です。ヨータイのような高配当株を運用する場合、以下の3つの視点を忘れないようにしています。
1. 新NISAの成長投資枠
配当利回り5.32%ということは、税金(約20%)が引かれると実質4.2%程度まで下がってしまいます。でも、NISA枠なら5.32%がそのまま手元に残ります。この「約1.1%の差」は、月5,000円の目標達成までのスピードを劇的に早めてくれます。
2. 配当控除の検討(特定口座の場合)
もしNISA枠を使い切って特定口座で保有する場合、私の所得水準であれば「総合課税」を選択して確定申告をすることで、配当控除を受け、税金の一部を取り戻せる可能性があります。営業・企画職として働く身として、こうした「手取りを最大化する工夫」は常に意識しています。
3. 脱炭素社会への対応リスク
ここで一つ、気になるニュースを紹介します。日本規格協会(JSA)が「GHG排出量算定ルールに関する標準化動向」という調査レポートを公開しました。
参考:GHG排出量算定ルール等の調査レポート公開
ヨータイが属する耐火物業界や、その顧客である鉄鋼・セメント業界は、二酸化炭素(GHG)排出削減が大きな課題となっています。こうした国際的なルール形成は、中長期的には企業のコスト増や設備投資に直結します。iDeCoなどで全世界株(オルカン)に投資している場合、こうした環境リスクは分散されていますが、個別株を持つ以上は「この会社が脱炭素の流れにどう対応していくか」を、子どもの世代の環境を考える視点でもチェックしていきたいですね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
もちろん、いいことばかりではありません。指標データを見ると、ヨータイの「収益性」は悪化傾向にあるとされています。純利益率の低下は、そのまま配当余力の低下につながる恐れもあります。
「高配当につられて買ったけど、業績が悪化して減配されてしまった……」というのは、高配当株投資で最も避けたい失敗です。私はかつて、利回りだけで選んで大失敗したことがあります。その経験から、今は「自己資本比率」を最も重視しています。ヨータイの場合、8割近い自己資本があるため、1〜2年の業績不振ですぐに配当を投げ出すことはないだろう、という「信頼」に賭けている部分もあります。
でも、もし今後、自己資本比率が急激に下がったり、赤字が定着したりするようなことがあれば、人生設計の前提が崩れるので、潔く撤退する勇気も持っておかなければならないと思っています。
「完璧な銘柄はないけれど、今の我が家の小1の壁を支えてくれるパートナーとしては、ヨータイは有力な候補の一つ」。そんなふうに考えています。
皆さんのご家庭では、どんな人生設計を描いていますか?投資の目的が「将来の教育費」なのか「今の生活のゆとり」なのかで、選ぶべき銘柄はきっと変わってくるはずです。一緒に、自分たちらしい投資スタイルを見つけていきましょうね。


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