本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:子どもの小学校入学と、私の育休が重なる「ダブルの壁」をどう乗り越えるか
みずきです。いつもありがとうございます!
上の娘(5歳、年長)の小学校入学まであと1年ちょっと。そして、私たち夫婦は今、第二子の計画を具体的に進めているところです。これが実現すると、娘が小学校に入学するタイミングで、私がちょうど育休に入る可能性が高いんですよね。
この時期って、お金の面でいうと「ダブルの壁」なんです。
- 小学校入学の壁:学童、習い事、PTA活動など、お金も時間もかかるようになる。特に習い事費用として月7,000円くらいは予算に入れたい。
- 育休の壁:私の収入が減るので、家計を月5,000円分くらいは配当金でカバーしたい。
合計すると、2年後には、配当金で**月々12,000円(年間144,000円)**を家計に安定して供給する体制が必要になります。今回は、この目標達成に向けて検討している、高配当銘柄の一つ、ケル(株)について深掘りしたいと思います。
我が家の目標達成には「260万円」が必要?目標配当額の逆算計算
目標配当額が年間144,000円だと決まれば、あとは逆算するだけです。
ケル(株)(証券コードは提供情報にないため、高配当・高財務銘柄として分析を進めます)の会社予想配当利回りは、なんと**5.55%**と非常に高い水準です(2026年1月時点)。
この利回りを使って、目標額を達成するために必要な投資元本を計算してみます。
目標配当額(年間):144,000円
想定配当利回り:5.55%
必要投資額: 144,000円 ÷ 0.0555 ≒ 2,594,594円
約260万円ですね。最低購入代金は100株単位で144,100円なので、まとまった資金が必要ですが、高利回りのおかげで、この金額で月1.2万円が射程圏内に入ってきます。ちなみに、利回り3.0%の銘柄だと約480万円必要になるので、5.55%のインパクトは本当に大きいですね。
では、この260万円を投資する候補として、ケル(株)は本当にふさわしいのか?その財務と安定性をチェックしていきます。
ケル(株):高利回り5.55%を支える「超安定財務」
ケル(株)の最大の特徴は、この高配当利回りだけでなく、その財務の盤石さにあると私は考えています。
企業の簡単な紹介(ケル(株))
ケル(株)は、コネクタやケーブル、関連機器の販売・製造を行う専門商社ですね。エレクトロニクスや情報通信分野など、多岐にわたる産業を支えるインフラ的な役割を担っています。ニッチな分野で安定した顧客基盤を持っていると想像できます。
現状の財務データ分析
- 配当利回り(予想):5.55%
- 最低購入代金:144,100円(100株)
- PBR(実績):0.69倍
- 自己資本比率(実績):81.8%
- ROE(実績):2.62%
みずきが注目するポイント
私が一番注目したのは、自己資本比率81.8%という驚異的な安定性です。子育て世代にとって、投資で最も避けたいのは「倒産」や「急激な業績悪化による大幅減配」ですよね。この自己資本比率の高さは、借金が非常に少なく、不況が来たとしても、他の会社より圧倒的に耐える体力があることを示しています。育休という家計の防御力が下がる時期に、この手の「ディフェンシブな高配当株」は心強い存在です。
また、PBRが0.69倍というのも重要です。東証が企業価値向上のためにPBR1倍割れ企業への改善要求を強めている今、ケル(株)も何らかの株主還元策(増配や自社株買い)を強化してくる可能性があります。これは、配当の成長期待とは別の軸で、株価上昇またはさらなる増配の「おまけ」が期待できるということですね。
懸念点:収益性の低さ(ROE 2.62%)
ただ、一つだけ大きな懸念があります。それは収益性の悪化です。ROEが2.62%と、一般的に望ましいとされる水準(8%以上)を大きく下回っています。つまり、持っている資本を効率的に活用して利益を生み出せていないということです。
財務が磐石(自己資本が多い)なのは良いのですが、その資本をうまく使えていない。この状態で5.55%という高い配当を維持し続けるためには、利益の大部分を配当に回しているか、あるいは一時的な利益によって配当を出している可能性があります。この点は、長期で安定配当を求める私たち子育て世代にとっては、常に目を光らせておくべきリスクですね。
人生設計目標達成のための複数銘柄比較
ケル(株)(銘柄A)は「超安定財務」ですが、「収益性に懸念」があります。そこで、目標達成のために別の選択肢も検討し、ポートフォリオ内での役割を明確にします。
| 銘柄 | 特徴 | 配当利回り | 自己資本比率 | PBR | 収益性(ROE) |
| :— | :— | :— | :— | :— | :— |
| **銘柄A(ケル(株))** | 高利回り&超安定財務 | 5.55% | 81.8% (◎) | 0.69倍 | 2.62% (△) |
| **銘柄B(仮想:成長高配当)** | 利回りは平均的、増配期待大 | 3.5% | 55% (○) | 1.8倍 | 15% (◎) |
| **銘柄C(参考:高配当・高財務)** | ディーエムエスなど | 6%前後 | 70%以上 (◎) | 1倍前後 | 10%前後 (○) |
※銘柄Cとして、以前分析した◎(9739)ディーエムエスなどの高財務・高配当銘柄を参考としています。
比較から見える役割分担
目標の月12,000円配当(年間14.4万円)を達成するにあたり、ケル(株)の役割は明確です。
それは、「家計が最も不安定になる育休期間中の、確実なキャッシュフロー源」としての役割です。
利回り5.55%は非常に効率的で、約260万円の投資で目標に到達します。そして、自己資本比率81.8%という圧倒的な体力は、景気が悪化しても簡単に倒れないという安心感を与えてくれます。
もし、銘柄Bのような成長株で目標を達成しようとすると、必要な投資額が約410万円(14.4万円 ÷ 3.5%)と跳ね上がってしまいます。育休に入るまでにそこまで資金を準備するのは大変です。
だから、ケル(株)は「利回りの高さを活かして、短期間で目標額に到達し、超高財務で安定性を提供する」という点で、我が家の人生設計に非常にマッチしていると考えられます。
みずきの「人生設計マッチ度」評価(ケル(株))
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
高配当を支える収益力(ROE 2.62%)が課題です。配当方針が「安定配当」だったとしても、本業の利益が低迷すれば、財務が強くてもいずれ配当維持が難しくなります。直近の収益性の悪化は要注意です。株主還元策としてPBR1倍割れ改善が期待できるとはいえ、本業の回復が見られないと、将来的な減配リスクはぬぐえません。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
目標である「2年後の月12,000円」を達成するために、5.55%の利回りは最適解の一つです。そして、何よりも**自己資本比率81.8%**という安心感が、育休中の精神的な安定に大きく貢献してくれます。株価が下がっても、「会社は潰れないし、配当は頑張って出すだろう」と思える銘柄は、子育て中の長期投資家にとって非常に重要です。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(安心して持てる)
我が家はまだ子どもの教育費が本格化する前であり、私自身が育休に入る予定があるため、今は「守り」を固めたい時期です。ケル(株)はPBRが低く、収益性が低いというリスクはありますが、財務基盤の固さでそれをカバーしているため、**ディフェンシブな高配当コア銘柄**として、安心してポートフォリオの柱に据えられます。
みずきの総合評価+制度活用との組み合わせ
ケル(株)は、収益性の低さという明確な弱点はあるものの、「超高財務と高利回り」という二つの武器が、我が家の**「2年後の育休+小1の壁」**対策としては、非常に魅力的だと判断します。
制度活用:非課税で受け取る5.55%の配当金
私の場合、この260万円分のケル(株)は、娘の**ジュニアNISA**口座で購入することを検討したいです。
ジュニアNISAの最大のメリットは、配当金が**非課税**になることです。5.55%という高い配当利回りを、通常20%かかる税金なしでまるまる受け取れるのは、家計にとって劇的な違いを生みます。
年間144,000円の配当金が非課税で入れば、これはそのまま娘の習い事費用や学童費用に充てられます。18歳まで非課税で運用を続ければ、その期間に受け取るキャッシュフローの総額は非常に大きくなります。この制度活用こそが、私たち個人投資家の最大の武器なんですよね。
PBR改善による将来の株主還元期待
ロイターの記事でも触れられていましたが、日本株市場は現在、金利上昇や企業統治改革の波を受けています(参考:アングル:金利上昇局面の日本株、長期金利3.5%でも耐性の試算 銘柄選別も)。特にPBR1倍割れの企業は、株主への還元策が求められる傾向が強まっています。
ケル(株)のPBR0.69倍という評価は、裏を返せば、今後、経営陣が本腰を入れて株主還元や事業効率化に取り組めば、株価が上昇する余地があるということです。単に高配当を受け取るだけでなく、**将来的な売却益(キャピタルゲイン)も期待できる**という二段構えのメリットも魅力的です。
失敗・迷い・懸念も素直に述べる
完璧な銘柄ではないことは承知しています。ケル(株)について私が最も迷うのは、やはり収益性の低さです。
自己資本比率が81.8%もあるのに、ROEが2.62%というのは、「持っているお金を寝かせすぎている」または「ビジネスモデルが今の時代にフィットしきれていない」可能性を示唆しています。この状況が続けば、今の5.55%の配当を維持するために、いつか無理が生じるかもしれません。
だからこそ、この銘柄に全資金を投じるのではなく、ポートフォリオの「安定配当枠」として半分程度を充てるのが現実的だと考えています。残りの資金は、成長性は低いけれど安定して収益を出している他の高配当銘柄(例えば、別の高財務銘柄◎(9739)ディーエムエスのような企業)と組み合わせて、**収益性のリスクを分散**させるべきでしょう。
高配当株投資は、ただ利回りが高いものを選ぶのではなく、「なぜその利回りが出ているのか?」「将来減配しない体力と意志があるか?」を、財務諸表から読み解くのが本当に大事だと痛感しますね。
我が家の育休と小1の壁を乗り越えるために、ケル(株)の「安定感」は非常に魅力的。収益改善のニュースを待ちながら、購入のタイミングを見極めていきたいと思っています。


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