◎(6919)ケル : 2年後育休・小1壁、月5千円を5.39%高財務で支える人生設計

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:2年後の「月1万円の壁」を、高財務&高利回り株でどう超えるか?

みずきです。最近、娘(5歳・年長)の習い事費や、小学校入学後の学童や延長保育の費用について、夫婦で現実的な計算を始めました。今の家計はカツカツではないけれど、もし2年後に私が二人目の育休に入るとしたら、家計収入が減る中で、子どもの活動費まで支えるのは結構大変になりますよね。

そこで今回の人生設計シナリオは、「2年後、育休と小学校の壁が重なる時期に、安定して月1万円の配当金を家計に取り込む」ことを目標にしました。これは年間12万円です。

この目標を達成するために、今回は超高財務でありながら高配当利回り(5.39%)を誇る電子部品メーカー、ケル(株)(6919)を徹底的に分析したいと思います。

実はケルは過去にも一度検討したことがあるのですが、今回はより大きな目標額(月1万円)と、最新の収益悪化トレンドというリスクも踏まえて、改めて「我が家の人生設計に本当に合うのか」を検証していきますね。

1. 我が家の人生設計シナリオ:2年後の家計課題と必要な配当額

我が家の現在地と2年後の課題(2026年現在)

  • 上の子(娘):5歳(年長)。来年小学校入学。
  • 第二子計画:1年後に妊娠、2年後(2028年)に育休入りを想定。
  • 家計課題:2年後の育休期間中、家計の収入が減少するにも関わらず、娘の学童費や習い事(英語やプログラミングなど)の費用負担が増加する見込みです。
  • 目標配当の役割:この「支出増・収入減」のダブルパンチに備え、配当金で生活防衛ラインを築きたい。

目標配当額の逆算計算

目標は年間12万円(月1万円)の配当金を、2年後までに得られるように種をまくことです。

ケル(株)の会社予想配当利回りが5.39%(1株配当80.00円/株価1,484円)だと仮定して、逆算してみましょう。

目標年間配当額: 120,000円

必要な投資元本: 120,000円 ÷ 5.39% ≒ 2,226,000円

最低購入代金は約14.8万円なので、約15単元(1,500株)を購入できれば、この目標を達成できる計算になります。2年間で220万円強を積み立てるのは、我が家にとってかなり努力が必要なラインですが、高利回り株を活用すれば射程圏内だと感じています。

2. ケル(株)(6919)の企業概要と評価ポイント

ケル(株)は、産業用電子機器や通信機器向けの「コネクタ」や「ソケット」の開発・製造を手がける専門企業です。私たちの身近な製品というよりは、半導体製造装置や医療機器など、高い信頼性が求められる産業の「縁の下の力持ち」的な存在ですね。

ケルの基本データ(2026年1月時点)

項目 数値 みずきの注目点
株価(単元株/最低投資額) 1,484円 / 148,400円 100株単位で買いやすい。
配当利回り(会社予想) 5.39% 目標達成に非常に魅力的。
PBR(実績) 0.71倍 解散価値(純資産)より割安。
自己資本比率(実績) 81.8% 驚異的な高財務。これが最大の防御壁。
配当性向(会社予想) 約135% 利益を大きく超える配当。要警戒!

A. 魅力:高財務が支える高配当利回り

ケルの最大の魅力は、なんといっても自己資本比率81.8%という鉄壁の財務基盤です。これは、事業で大きな失敗をしたり、景気悪化で売上が急減したりしても、会社の体力が非常に高いことを示しています。

私たち子育て世代が配当投資をする上で、「不況や育休中にも配当金が減らないか」が一番の心配ですよね。ケルは現在、収益性が悪化傾向(EPS 59.13円に対し配当80円)で、予想配当性向が100%を超えています。普通なら「危険信号」なのですが、この超高財務力があるため、「一時的に利益が出なくても、内部留保(ためていたお金)から配当金を維持してくれる可能性が高い」と期待できるわけです。

B. リスク:収益性の悪化と配当性向の高さ

その一方で、データには「収益性が悪化しています」と明確に示されています。コネクタ市場は景気変動や設備投資の波に左右されやすい側面があります。

配当性向が135%ということは、2026年3月期は利益の全額どころか、さらに内部留保を取り崩して配当を維持しようとしている、と読み取れます。これは株主還元への強い意志の表れである反面、来期も業績回復が見込めなければ、さすがに配当を減らさざるを得ない状況になるかもしれません。

3. 複数銘柄の比較とニュースから読み解く立ち位置

我が家の目標「2年後、月1万円配当」を達成するためには、ケル一本に絞るのはリスクが高すぎます。そこで、ケルを「高利回り・高財務の防御枠」と位置づけ、他の選択肢と比較してポートフォリオでの役割を考えます。

高配当株ランキングから見るケルの立ち位置

ちょうどケルが、最近の高配当株の特集で取り上げられていました。

「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 1月7日版 | 特集 – 株探ニュース」

…17位 <6919> ケル 東S 5.55 1441 26/03…

(注:記事執筆時点の利回りとは若干異なりますが、ランキングに入る水準であることは変わりません)

ケルは東証スタンダード市場の高配当ランキングの上位にいることが確認できます。つまり、市場もケルの高配当には注目しているということです。このランキングは主に利回り順ですが、私たちが注目すべきは、「なぜケルがこの高配当を維持できているのか?」です。

多くの高配当銘柄は、利回りが高い代わりにPBRが1倍を超えていたり、自己資本比率が50%を切っていたりすることが多いです。しかし、ケルはPBR0.71倍で割安であり、自己資本比率は80%超え。これは、「優良な財務体質で、低PBRなのに、なぜか高配当」という珍しい組み合わせなんです。

比較検討のシナリオ

我が家では、以下のように役割を分けて配当株を組み合わせるのが理想だと考えます。

銘柄の役割 特徴 適合度(みずき判断)
ケル (6919) 高利回り&鉄壁財務。収益悪化による減配懸念を、豊富な内部留保でカバーできるかに期待。 「育休中の短期的な家計サポート」に最適。
銘柄B(架空:ディフェンシブ系) 利回り3.5%。増配傾向が堅く、不況耐性が高い生活必需品セクター。 「10年単位の教育資金コア」に最適。利回りは低いが安心感がある。
銘柄C(架空:高利回りハイリスク系) 利回り6.5%。配当性向150%超え。業績が好調な時だけ頼りになる。 「景気回復を前提とした種まき枠」にはなるが、育休と重なる2年後には頼れない。

この比較から、ケルはまさに「高財務で高利回りを維持し、育休という短期的な収入減の時期に家計を支える防御壁」としての役割を期待できることがわかります。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

ケル(株)の「高利回り」「高財務」「収益悪化懸念」という三要素を、我が家の人生設計の軸に照らして評価します。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

収益性が悪化し、配当性向が100%を超えている点は、長期的な持続性において大きな懸念材料です。仮に2027年3月期も業績が回復しなければ、財務が良くても減配のプレッシャーは高まります。

ただし、自己資本比率81.8%は強力です。企業が配当政策を重視するなら、一時的な業績悪化程度でいきなり減配せず、数年程度は内部留保で耐えてくれる可能性があります。この「耐久力」は評価できますが、成長性は期待できません。

評価:△(鉄壁の財務が支えるが、収益の悪化トレンドは無視できないため)

B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)

今回の目標は「2年後の育休中の家計サポート」です。5.39%という利回りは、月1万円の配当を得るために必要な投資額を約220万円に抑えてくれます。これは、私たち夫婦が2年で貯蓄できる、現実的な目標元本です。

不況期に強いディフェンシブ株(利回り3%台)で月1万円を得るには、約340万円必要になり、2年での準備は困難です。高利回りであるケルは、限られた時間で目標額を達成する上で、非常に適合性が高いと言えます。

評価:◎(目標達成に必要な利回り水準と投資額が現実的だから)

C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)

ケルのように業績が変動しやすい銘柄を単独で持つのはリスクが高いですが、我が家はつみたてNISAで広範なインデックスファンドを積み立て、iDeCoも活用しています。個別株ポートフォリオの中で、ケルは「高配当ながら、PBRが低く、財務体質が抜群に良い」という点で、「割安で安全性の高い高配当株」として組み込むことができます。

仮に減配になったとしても、娘のジュニアNISAや私のつみたてNISAで得られる非課税メリットや、他の安定株(例:エーワン精密(6156)など)との組み合わせで全体のポートフォリオがカバーできるため、許容範囲だと判断します。

評価:○(超高財務が、収益性の不安を相殺しているため)

5. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで非課税メリットを最大化

我が家がケルに投資する最大のメリットは、その高配当を**ジュニアNISA**の非課税枠で受け取れることです。

ケルは現在、1株配当80.00円を予定しています。もし目標の1,500株(約220万円)を娘のジュニアNISA口座で購入できたとします。

年間配当金: 80円 × 1,500株 = 120,000円

通常課税(約20%): 120,000円 × 20.315% ≒ 24,378円

ジュニアNISAでの節約額: 年間約24,000円

年間24,000円が非課税になるのは、非常に大きいですよね。この配当金は、娘が18歳になるまで再投資に回し、複利効果を最大化できます。この「非課税で月1万円のキャッシュフローを作る」という戦略は、子どもの教育費準備と育休中の家計サポートを両立させる上で、非常に強力な手段だと考えています。

また、もし特定口座で購入する場合でも、ケルの配当金は総合課税を選択し、配当控除(一定の条件で税金が戻ってくる仕組み)を利用することで、税負担を軽減できる可能性が高いです。高配当株は、制度を駆使することで効率が劇的に高まるのが魅力ですね。

6. みずきの総合評価と最終的な判断

ケル(株)は、「超高財務という強力な防御壁を持っているため、短期的な収益悪化局面でも高配当を維持する可能性に賭ける」という点で、我が家の「2年後の育休家計サポート(月1万円)」という目標には最も効率的に貢献してくれる銘柄だと判断しました。

しかし、高すぎる配当性向は無視できません。これは、会社が「今期は利益が出なかったけど、株主のために無理して配当を維持します」と言っているようなものだからです。

私がケルへの投資を判断する際のポイント:

  • 投資割合の制限: ケル単独で220万円投資するのではなく、目標額の50%(約110万円、月5千円分)までをケルに振り分けます。残りの50%は、銘柄Bのようなディフェンシブ系高配当株(例:産業ファンド投資法人(3249)など)で補完し、リスク分散を図るべきです。
  • 財務力の評価: PBR0.71倍、自己資本比率81.8%は、市場がケルの持つ資産価値をまだ正当に評価していない証拠かもしれません。減配リスクはあるものの、割安さや財務の強さが下支えとなり、長期で持てば回復を待てる可能性が高いです。
  • タイミング: 収益性が悪化している今のうちに、少しずつジュニアNISA枠を活用して集めていくのが、割安な株価で高配当を受け取るチャンスだと捉えています。

正直なところ、この銘柄は完璧ではありません。増配は期待しにくいですし、景気変動で配当が一時的に減る可能性も十分にあります。でも、私たち子育て世代にとって、「2年後の家計の穴を埋める」というピンポイントな目標に対して、5%を超える利回りを高財務で提供してくれるのは、非常に魅力的です。

私は、このケルを娘のジュニアNISA口座の柱の一つとして、数年かけて目標投資額までコツコツと積み立てていきたいと考えています。「高配当はリスクがある」という事実と、「高財務でリスクをヘッジする」という戦略を組み合わせることで、我が家の人生設計の防御力を高めていきたいですね。

投資は自己責任ですが、私も引き続きケルの業績回復の動向は注意深くウォッチしていきます!

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