本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:高配当・低PBRの印刷大手が、小1の壁を支える守りとなるか
皆さん、こんにちは!子育て投資家のみずきです。
上の娘(2020年1月生まれ)がもうすぐ小学校入学を控えています。2026年の春は、我が家にとって大きな家計の転換期になることは間違いありません。いわゆる「小1の壁」ですね。
今回は、この迫りくる家計の課題を乗り切るための「守りの高配当株」として、共同印刷(株)(7914)を分析してみたいと思います。予想配当利回り4.62%、PBR0.72倍という、低評価ながら高配当な銘柄が、我が家の人生設計にどう貢献してくれるか、逆算思考でチェックしていきますね。
シナリオ設定:2026年「小1の壁」と育休に備える家計の守り
我が家の現在地と家計課題
娘は2026年4月に小学校に入学します。今までの幼稚園の費用と比べて、学童保育や習い事、長期休暇中の追加費用など、支出構造が大きく変わります。
私自身、第二子の出産もそろそろ視野に入ってきています。もし育休に入ると、手取り収入は大幅に減ってしまいます。そのため、2026年以降の数年間は、家計の現金流入を安定させることが最重要課題だと考えています。
具体的には、「小1の壁」を乗り切るための習い事費や学童費の増加分、月々約7,500円(年間9万円)を、投資の配当金で安定して賄いたい、というのが今回の目標です。
必要な配当額の逆算
目標配当額:月7,500円 × 12ヶ月 = 90,000円(税引前)
これを共同印刷(株)の予想配当利回り4.62%で実現するために、いくら投資が必要か逆算してみます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 90,000円 |
| 候補銘柄の予想配当利回り | 4.62% |
| 必要投資額 | 約1,948,000円 |
約200万円弱ですね。最低購入代金は164,500円(100株)なので、一括で200万円投資するのではなく、数年かけて買い増していくことも可能です。この規模の投資で月7,500円の家計サポートが得られるのは、非常に現実的な目標だと思います。
共同印刷(株)(7914)の分析と目標達成への現実性
企業の概要と事業構造
共同印刷は、明治時代から続く歴史ある総合印刷会社です。単なる紙への印刷だけでなく、事業ポートフォリオを多角化しているのが特徴ですね。
- 情報コミュニケーション事業(出版、商業印刷、販促メディア)
- 生活・産業材事業(飲料や食品のパッケージ、建材、高機能性フィルムなど)
- 電子部品事業(リチウムイオン電池向け部材、FPD(フラットパネルディスプレイ)関連など)
特に生活・産業材や電子部品分野は、印刷技術を応用した高付加価値製品が多く、出版不振の構造的なリスクを打ち消す役割を担っているのが心強いです。
共同印刷の「安定性」と配当の持続性
我が家が最も重視するのは、配当の「安定性」です。小1の壁の家計サポートは、数年間の継続的なインカムゲインが前提だからです。
- 予想配当利回り:4.62%
- 予想配当性向:約55.6%
- 自己資本比率:49.8%
- PBR:0.72倍
配当性向が55.6%というのは、増配余地こそ大きくはないものの、現在の業績水準から見て無理のない範囲です。財務基盤も自己資本比率が約50%と安定しており、急な不況が来たとしても、すぐに減配に追い込まれる可能性は低そうだと判断できます。PBRが1倍を割れている点も、みずきとしては「割安に放置されている」と前向きに捉えたいところです。
収益性も、直近では純利益率、営業利益率ともに上向いており、安定性・収益性ともに「やや強い動き」という評価は、守りの配当株として心強い材料ですね。
最新ニュースとの関連性
共同印刷は生活・産業材や電子部品も扱っていますので、世界的な物流動向はコストに直結します。
今回、AXSMarine and KOBC Globalize KCCI Container-Freight Index(英語記事)というニュースがありました。
これは、海運業界の分析を手掛けるAXSMarineと韓国海洋振興公社(KOBC)が、韓国コンテナ複合指数(KCCI)のグローバル展開を進めるというMOU(基本合意書)締結のニュースです。このKCCIは、コンテナ輸送の運賃を示す指数ですね。
印刷業界や製造業は、原材料の輸入や製品の輸出において、海上運賃の影響を強く受けます。この指数がグローバル化されることで、共同印刷のような大企業は、より精度の高い物流コストの予測や、効率的なサプライチェーン管理が可能になるかもしれません。もちろん直接的な影響は軽微でしょうが、製造業を兼ねる共同印刷のコスト構造を考える上で、物流指数は無視できない要因だと思います。
他の選択肢との比較検討
我が家の目標である「小1の壁に向けて月7,500円」を安定して得るために、共同印刷(株)と同水準の利回りを持つ他の銘柄と比較してみましょう。安定性と配当性向を重視して、類似銘柄をピックアップしました。
※数値は執筆時点の概算です。
| 銘柄名 | 利回り | 配当性向(目安) | PBR | 最低投資額 | 家計サポートの役割 |
|---|---|---|---|---|---|
| 共同印刷(株)(7914) | 4.62% | 55.6% | 0.72倍 | 16.5万円 | 小1の壁、育休中の家計サポート |
| 東海リース(株)(9761) | 4.57% | 40%台 | 0.7倍台 | 20万円程度 | 低PBR、高財務で教育費を支える守備固め |
| アイフィスジャパン(株)(7833) | 5.01% | 30%台 | 1.5倍前後 | 15万円程度 | 高利回り、低配当性向で成長も期待 |
共同印刷は、東海リースと同じくPBR1倍割れで安定財務という点が魅力です。東海リースがリースという景気に強い事業であるのに対し、共同印刷は印刷という構造的な課題を抱えつつも、生活産業材や電子部品で補完しているバランスが特徴的ですね。
アイフィスジャパンは利回りがさらに高く、配当性向も低いため成長性や増配期待は高いですが、PBRは1倍を超えています。単純な「守り」としての安定性を取るなら、共同印刷や東海リースの方が安心感があるかもしれません。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
A. 配当の持続性・成長性:○(まあ大丈夫)
共同印刷の配当性向は55.6%で、業績が悪化しても減配までには一定のバッファがありそうです。自己資本比率も49.8%と財務が安定しているため、配当の持続性は「まあ大丈夫」と評価します。
ただし、主力の情報コミュニケーション事業(出版、商業印刷)は市場全体として縮小傾向にあるため、配当を大きく成長させる「増配力」については、生活・産業材や電子部品の成長にかかっています。現時点では、高配当を「維持」する力は高いが、「成長」させる力は緩やかだと見ています。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
我が家のシナリオ「2026年小1の壁、月7,500円を配当で賄う」という目標に対し、共同印刷の4.62%利回りは非常に適しています。約200万円という投資規模も、現在の我が家の貯蓄ペースから見て、数年以内に達成可能な現実的な数字です。
特に、娘が小学生の間(約6年間)、この配当金が学童や習い事の補助として機能してくれる時間軸と、銘柄の安定性が良く適合していると考えます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(安心して持てる)
PBRが1倍割れ(0.72倍)であること、そして財務が安定していることから、ポートフォリオの中では「守りの高配当コア銘柄」として位置づけられます。育休や教育費増といった家計の変動期を迎える我が家にとって、大きな成長を狙う銘柄よりも、安心して持てる安定株は非常に重要です。この銘柄を、資産形成の土台となるようなポートフォリオの守備固めとして組み込むのは、リスク許容度と整合性が高い判断だと思います。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで非課税メリットを最大化
共同印刷のような高配当銘柄を検討する際、税制優遇制度の活用は欠かせません。娘は2020年生まれなので、ジュニアNISAの恩恵を最大限に受けることができます。
ジュニアNISAは新規購入は2023年末で終了しましたが、それ以前に購入した分は、娘が18歳になるまで非課税で運用を継続できます。
もし我が家が共同印刷を購入するなら、この銘柄は非課税メリットが大きいので、優先的にジュニアNISAの枠内で保有することを検討します。
- 通常(特定口座): 年間90,000円の配当に対して約20%の税金(約18,000円)が引かれます。手取りは約72,000円。
- ジュニアNISA(非課税): 年間90,000円がそのまま手取りになります。
年18,000円の差は、月で約1,500円の差です。月7,500円を目標にしている家計サポートにとって、この1,500円は非常に大きいですよね。つみたてNISAでは個別株は買えないので、高配当の個別株はジュニアNISA(または成長投資枠)を活用するのが鉄則です。
総合評価:PBR割れの高配当は、守りの配当金として魅力的
共同印刷(株)は、業界の構造的な課題を抱えつつも、多角化と安定した財務基盤で4.62%という高水準の配当を維持している点が評価できます。
PBRが0.72倍と割安な水準にあるため、仮に事業ポートフォリオの見直しや資本効率の改善が進めば、将来的な株価上昇や増配のポテンシャルも秘めているかもしれません。
現在の我が家の最大の課題は「2026年小1の壁と、将来の育休に備えた家計の現金流の確保」です。共同印刷は、高い配当利回りと適度な配当性向により、この課題を現実的な投資額で解決してくれる「守りの高配当株」として、ポートフォリオの土台を固めるのに非常に適していると判断しました。
今後、教育費の増加は避けられません。投資の力を借りて、無理なく子育てと資産形成を両立していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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