はじめに:人生設計と投資のバランス
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。株価や配当利回りは、執筆時点(2024年5月)のデータを基にしています。
こんにちは、みずきです。2020年生まれの娘を育てながら、フルタイムで働くママ投資家です。最近、娘が「小学校に行ったら学童で何をやるの?」と聞いてくるようになりました。娘の小学校入学は2026年4月。まだ先だと思っていましたが、あと2年もありません。いわゆる「小1の壁」がもう目の前まで迫っているのを感じますね。
時短勤務に切り替えるかもしれない、あるいは習い事の送迎でタクシーを使うかもしれない。そんな「未来の出費や減収」に備えるために、私は今から高配当株を使って「家計の現金流」を作っています。今日は、エレクトロニクス商社として高い配当利回りを誇る三信電気(8150)を、我が家の人生設計に当てはめて考えてみました。
1. シナリオ設定:「小1の壁」を月5,000円の配当で突破する
我が家の現在地と、2年後の課題を整理してみました。
我が家の現在地:
娘は4歳。私は39歳。仕事は営業企画職で、今はなんとかフルタイムで回していますが、正直毎日がギリギリです。貯蓄はある程度できていますが、2026年の小学校入学を機に、働き方を見直す可能性があります。
2年後の家計課題:
娘が小学校に入ると、保育園時代よりも預かり時間が短くなる「小1の壁」にぶつかります。もし残業を減らしたり、時短勤務を選んだりすれば、月の手取りが3万円から5万円ほど減る可能性があります。また、新しい習い事を始めるとなると、その月謝もバカになりません。
課題を解決するために必要な配当額:
まずは「月5,000円」の配当収入を確保することを目指しています。年間で6万円。これだけあれば、娘の通信教材や英語教室の月謝の一部を、労働収入に頼らずに賄うことができます。「仕事が苦しくなっても、これがあるから大丈夫」という心の余裕が欲しいのです。
2. 目標配当額の逆算計算:三信電気で月5,000円を作るには
三信電気の利回りを使って、月5,000円の配当を得るために必要な投資額を計算してみます。三信電気の1株あたりの予想配当は150円、株価は2,695円(2024年5月1日時点)です。
| 項目 | 計算内容 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 60,000円 |
| 1株あたりの年間配当金 | 150円 |
| 必要な持ち株数 | 400株(60,000円 ÷ 150円) |
| 必要投資額(株価 2,695円) | 1,078,000円 |
| 配当利回り(会社予想) | 5.57% |
約108万円の投資で、年間6万円、月平均5,000円の配当が手に入る計算です。27万円(100株)から投資できるので、1年かけてコツコツ買い増していくのも現実的なラインですね。
3. 複数銘柄の比較紹介:同じ目標を実現する選択肢
三信電気以外にも、デバイス商社や高配当銘柄はあります。我が家のポートフォリオのバランスを考えるために、いくつかの銘柄と比較してみました。
| 銘柄名 | 株価(目安) | 配当利回り | 特徴・人生設計上の役割 |
|---|---|---|---|
| 三信電気(8150) | 2,695円 | 5.57% | 高利回りが魅力。収益性が改善傾向で、家計の「即戦力」。 |
| リョーサン菱洋HD(167A) | 2,700円前後 | 5.14% | 巨大商社の統合で安定感増。長期保有の「守備役」。 |
| 伯東(8033) | 5,300円前後 | 4.91% | 成長産業に強く、増配期待。将来の「教育費ブースター」。 |
三信電気は、この中でも特に利回りが高く、投資効率が良いのが特徴です。ちなみに、以前紹介したリョーサン菱洋ホールディングスも同じセクターですが、三信電気の方がより「今の配当額」に重きを置いている印象ですね。一方で、伯東は成長性とのバランスが取れています。
4. 外部ニュースからの視点:半導体・AI市場の追い風
三信電気のようなデバイス商社の業績を左右するのは、やはり背後にある半導体需要です。興味深いニュースがありました。
AMD Will Report Q1 Earnings Today. Here’s What to Expect from This AI Chip Company (TipRanks)
この記事を要約すると、AI向けチップ大手であるAMDの決算に市場が注目しているという内容です。AI向け半導体の需要は依然として強く、これが業界全体の底上げにつながっています。三信電気もルネサスエレクトロニクス製品などを扱う商社ですから、こうした世界的なAIブースがデバイス事業の成長性を支える要因になります。単なる「高配当なだけの会社」ではなく、時代に必要とされる製品を扱っているという点は、10年単位で保有する上で安心材料になりますね。
5. みずきの「人生設計マッチ度」評価
三信電気を、私の人生設計の軸で評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性:○(まあ大丈夫)
自己資本比率は48.2%と安定しており、有利子負債も縮小傾向にあります。ROEも8.94%と、商社としては堅実。配当性向がやや高い時期もありますが、収益性が改善傾向にあるので、150円という配当水準を維持できる可能性は高いと考えています。ただ、景気敏感なセクターなので、そこは割り切る必要がありますね。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
2026年の「小1の壁」までに月5,000円を積み上げるという目標に対して、5%を超える利回りは非常に強力な武器になります。100万円強の投資で目標達成できるのは、家計管理のスピード感を早めてくれます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
現在、iDeCoや新NISAのつみたて投資枠で、インデックス投資(全世界・米国株)をコアにしています。三信電気のような個別株は、あくまで「現金流を増強するサテライト」という位置づけです。もし一時的に減配しても、生活が破綻するわけではないので、今の我が家のリスク許容度には合っています。
6. みずきの総合評価+判断
結論として、三信電気は「2026年、小1の壁に向けて家計の現金体力を底上げする、頼もしい中堅フォワード」だと評価しました。
もちろん、もっと規模の大きい商社はありますが、今の株価水準でこれだけの利回りを出してくれる銘柄は貴重です。娘が小学校に入学するまでの残り2年間、ボーナスや毎月の余剰資金を少しずつこの銘柄に振り向けていこうかなと考えています。
7. 制度活用との組み合わせ:配当控除という裏技
ここで、みずきブログおなじみの「制度活用」のお話です。三信電気のような国内個別株を保有する場合、2つの戦略が考えられます。
1. ジュニアNISA(または新NISA成長投資枠)での保有:
非課税で配当をまるまる受け取る方法です。娘名義で持っておけば、将来の学費としてそのまま積み立てられます。2024年以降、ジュニアNISAは新規購入できませんが、新NISAの成長投資枠を活用するのが今の王道ですね。
2. 特定口座での保有と「配当控除」:
もし私の年収が一定以下(課税所得が900万円以下目安)であれば、特定口座で配当を受け取り、確定申告で「総合課税」を選択することで、所得税の還付(配当控除)を受けることができます。これにより、実質的な利回りをさらに高めることが可能です。子育て世帯は何かと控除が多いので、このあたりをシミュレーションする価値はありますよ。
8. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます
ここまで良い面を話してきましたが、もちろん迷いもあります。三信電気は時価総額400億円台の中小型株です。大型株に比べると、景気後退局面での株価の揺さぶりが大きくなる可能性があります。また、半導体市況の冷え込みが予想以上に長引けば、利益が圧迫されるリスクもゼロではありません。
「この銘柄一本に全財産を注ぎ込む」のは絶対にNG。あくまで、分散されたポートフォリオのスパイスとして活用するのが、私のスタイルです。もし明日、株価が急落しても「まあ、配当をもらいながら待てばいいか」と思える金額の範囲内で付き合っていく。それが、育児と仕事を両立しながら投資を続けるコツかなと思っています。
みなさんのご家庭では、数年後の「教育費の壁」や「働き方の変化」にどう備えていますか?投資はあくまで手段。自分たちの人生設計という地図を広げながら、最適な銘柄を選んでいきたいですね。


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